とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2015奈良観光&葛城山トレッキング:平城宮編

2015-01-30 21:21:48 | 観光
葛城山から下山したのはお昼過ぎで、まだ時間があり、kazukawaさんなどの希望で平城宮跡まで行くことになった。私は、奈良マラソンの時に見に行ったことがあったが、初めての人にも是非見てもらいたくてすぐさま行くことに賛成した。

平城京は、今から1300年ほど前に奈良に建設された都である。そして、その中心の平城宮には天皇の住まいや官公庁が集まっていたということだ。甲子園球場が30個も入る広大なスペースには、現在様々な施設があり当時を偲ぶ施設が復元されている。

これは平城宮の正門となる朱雀門だ。1998年に復原され、通りからひときわ目立つ施設である。前の道が、奈良マラソンのコースとなっており、ランナーにとっては一際目立つランドマークである。


朱雀門の見上げるばかりの大きさにみんな大喜びだ。


朱雀門から中に入り東側を見ると、昨夜山焼きが行われた若草山が見えた。山焼きの部分が茶色く見える。


さて、朱雀門から大極殿が見えるが、無粋なことに線路が真ん中を横切っている。線路が引かれた頃には、このような遺跡があったことなど分からなかったのだろう。


ひっきりなしに電車が通過し、足止めを食らう。


それにしても、大極殿まで行くのが遠い。さすが天皇が住んでいた場所であるから、広大な敷地で、その権力の大きさを伺い知ることが出来る。


大極殿の正面から朱雀門方向を眺めた様子だ。とにかく広いとしか言いようがない。


大極殿とは古代の宮都における中心施設で、国家儀式の際に天皇が出御する場所である。1300年前は、国家儀式の際、大極殿前に天皇が立ち、内庭にはこの絵のように貴族が立ち並んだのだろう。


奈良や京都というと、中学生くらいの時、修学旅行で多くの人が行っているはずであるが、遺跡や寺院、神社等を見てもそれほど面白くはなかったと思う。ところが、歳を重ねるにしたがって歴史の重みやロマンを感じるようになって、京都や奈良がますます魅力的になってきた。今回は、古都奈良の魅力も満喫でき、見どころ盛りだくさんの山旅となった。