とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2015奈良観光&葛城山トレッキング:葛城山編

2015-01-29 22:08:09 | 山登り
山焼きの翌日、本来の目的であった葛城山トレッキングに出かける。葛城山は、標高960mの山で、春はツツジの名所で知られ秋は紅葉、冬は樹氷や霧氷と1年中楽しめる山である。今回の目的は、山頂付近での美しい樹氷や霧氷の景色を見るためであった。

まずは、登山口の駐車場に車を停め、櫛羅の滝コースから山頂を目指すことにした。登山口入口には、葛城山ロープウェイ乗り場があり、ロープウェイに乗ろうとする人で賑わっていた。


我々は、ロープウェイを横目で見ながら、そのまま登山口へと進んだ。登山口入口は、シカ除けの柵があり、そこの扉をあけて中に入っていく。


後ろを振り向くと、ロープウェイが動き出したところだった。


石段を上がって行くと、沢沿いの道となり砂防ダムが見えてきた。


沢伝いに20分ほど登り下りすると、落差10mの櫛羅の滝が現れた。滝の名前の由来は、弘法大師が天竺のクジラの滝に似ていることから命名したそうだ。最初は供尸羅の滝だったそうだが、縁起が悪いので櫛羅に改名されたという。ちなみに葛城山の登山口あたりは、櫛羅という地名でもある。


その後、杉林のジグザグ道を進んでいく。




途中で行者の滝への看板があったので、少し寄り道して行者の滝を見に行く。少し歩けば着くと思ったが、意外と距離があり、かなり下ってやっと行者の滝に到着した。頑張って見に行った割には、それほどでもない滝だった。


行者の滝への分岐までもどる。頂上に近くになるにしたがって、雪がちらほら見えてきた。橋の上は、凍っていて滑りやすく慎重に渡る。


婿洗いの池との分岐からまっすぐ行くとすぐに頂上となりあっけないので、国民宿舎経由で回り道しながら頂上に向かう。雪はあるものの、登山道は凍っていて滑りやすい。そして、樹氷や霧氷はどうだろうと周りを見回しても、まったくそれらしき景色は見えない。




国民宿舎前は広々としたツツジ園が広がっている。5月ともなれば、百万本とも言われるツツジが山一面をピンクに染めるそうだ。ただ、この時期は、茶色っぽい林にしか見えない。


ぐるっと回って葛城山山頂に到着する。


葛城山山頂は広々とした草原で、本来なら真っ白い雪で覆われておるのだが、積雪はわずかで雪も解けかかりぬかるみとなっていた。子供たちが雪遊びしたくてソリを持ってきていたが、ソリ遊びもままならないくらい暖かい日になってしまった。山のプランだけは今回、期待外れに終わってしまったようだ。


ソリ遊びができない子供たちは、テラスにたまった雪をかき集めてそれなりに雪遊びを楽しんでいた。


我々もいささか拍子抜けで、帰りはロープウェイで早々に下山する。


ロープウェイから奈良盆地を見るが、春霞のように霞んでいた。やはり、1月にしては暖かすぎる日だったといえる。


参考:今回歩いたコース


「2015奈良観光&葛城山トレッキング:平城宮編」に続く。