とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

マラソン詐欺事件か?

2014-12-22 23:26:16 | ニュース
ネットニュースを見ていたら、「東京荒川マラソン」が大会当日の二日前になって急遽中止されたという記事があり、気になって調べてみたらとんでもない事件だった事がわかった。

大会は、12月21日の開催予定だったらしいが、参加予定者から18日に「直前なのに連絡が来ない」などと荒川を管理する「えどがわ環境財団」に問い合わせがあり、財団が調べたところ道路や公園の使用許可申請が出ていない事がわかった。そこで、財団が主催者の任意団体「黎明」側に連絡すると、黎明側は19日になってマラソンを中止すると返答してきた。そして、主催者サイトでこの日、手違いやミスがあったと謝罪し、手数料を含めて銀行振込で15年1月中~下旬に返金することを明らかにしたという。

主催者のホームページには、直前になって大会中止の告知が出たようだが、それを知らない参加者が大会会場に集まったところ、何もない会場に唖然としたという。マラソン大会は荒川沿いの道路をコースに、フルマラソン、ハーフ、10キロ、5キロの種目で行われる予定で、種目ごとに、1人2000~4000円のエントリー料金となっていた。新聞報道などによると、約1500人がエントリーし、計約500万円が振り込まれていたというから、これが返金されない事態にでもなれば、詐欺事件に発展する可能性もある。

過去に行われていた「荒川マラソン」は、現在「板橋Cityマラソン」と名前を変えて行われており、その「荒川マラソン」と混同して、この「東京荒川マラソン」にエントリーした人も多いようだ。私も、最初はあの歴史ある「荒川マラソン」と思ってしまった。主催者は、その辺りをうまく利用しようとしたのかもしれない。しかも、公園使用申請を行った担当者と、その後連絡が取れなくなっているというのも怪しい話だ。

また、この大会の募集はランネットで行われたというから、多くの人は何の疑問も持たずに申し込んでしまったはずだ。最近のマラソンのエントリーは、ランネットかスポーツエントリーのどちらかで大概は済んでしまう。それだけ信用されていたはずのサイトでこんな怪しげな募集が行われたとあれば、ランネットの責任も大きい。マラソンブームに付け込んだ新手の詐欺事件にならなければいいのだが…。