とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2014浜石岳トレイル&ラン(後半)

2014-12-29 21:16:49 | マラソン
浜石岳707mの山頂で、富士山が綺麗に見えるうちにと、全員そろって記念撮影する。


展望ベンチで、各自持ち寄ったおにぎりやラーメン、お菓子などで昼食だ。


山頂の南側には、三保半島や日本平が一望できる。


北東側には、由比、富士、沼津へと続く海岸線が見える。


いつまでも、景色を楽しんでいたい場所ではあるが、さすがに汗をかいた体が冷えてきた。後半に向けて、下山コースに向かう事にした。山頂から少し下ったところに野外活動センターがあり、トイレとアスレチックがある。一人では気恥ずかしいが、大勢なら子供時代に戻ってアスレチックを楽しむのもいい。


滑り台を仲良く滑り下りる。




野外活動センターからは、長い下り坂となる。




先頭グループはアッという間に下の道に下りて行った。


30分ほどで、浜石岳入口まで下りてしまった。


市街地に下りたところに「北野天満宮」があると地図に書いてあったので、寄ってみたら「北野天神宮」だった。


県道から、後方を振り返って見ると浜石岳の電波塔が見えていた。ちょっと前まであの山頂にいたのだから、よくも走ってきたものだと感心する。


そのまま、帰路についてもいいのだが、由比の街並みには、江戸時代の面影を残す所が数多くある。江戸時代の由比宿は日本橋から十六番目の宿場として栄え、由比の中心地に位置する由比本陣公園は、江戸時代に参勤交代の際に大名が宿泊した「本陣」の跡地に、正門、石垣などが配置され、当時の面影が残されている。


東海道由比宿交流館や東海道広重美術館を見学できればいいと思っていたのだが、残念ながら年末年始は休館となっており中に入ることはできなかった。入り口から中の様子だけ見て、引き返す。


由比駅前は、由比桜えび通りと命名され、頭上には大きな桜えびが乗っかっていた。


東名由比パーキングエリアを横目に見ながら走る。


この辺りは、唯一東名高速道路と国道1号線が並行している場所だ。


凄い神社があるというので石段を登ってみる。ちょっと足を踏み外せば、真っ逆さまに転落しそうな急傾斜の石段である。


凄い石段だった。石段を下るのは怖いので、緩やかな坂道から下の道に戻る。


東名高速道路と国道1号線がクロスするところが見えてきた。


ここから、薩埵峠に再び向かう。車でも登るのが大変な坂道だ。最初だけは、走って登れたが、次第に息が上がり歩かざるを得ない。


朝、通りすぎた薩埵峠に再び到着した。相変わらず富士山が美しい。


薩埵峠からゴールの駿河健康ランドには、20分少々で全員到着する。到着時間は14時半頃となり、スタートしてから延べ6時間くらいかかっていた。


さて、ゴールの後の楽しみといったら温泉である。この駿河健康ランドは、20種類の風呂やサウナがあり、レストランは9か所もある。入り口で、タオルや館内着を借りれば、そのままで館内のどこへでも行くことが出来る。しかも、風呂以外の施設も充実していて、カラオケルーム、マッサージ室、スポーツジム、仮眠室、床屋、テレビルーム、宿泊室等この中で通常の生活がすべて完結してしまうくらいだ。まずは、お風呂をいろいろ楽しんでから、忘年会会場として予約したカラオケルームに向かった。風呂上がりの一杯が最高に美味い。


お腹も膨れ気持ちよくなってきたころ、メンバーから一言ずつメッセージを貰う。みんな、今回のコースは大いに感激したようで、最後の最後の忘年トレイルは大成功だったようだ。






その後カラオケなどで盛り上がってから、解散となった。私も帰ることができたのだが、気持ちよくて、家に帰るのも面倒くさくなってしまい健康ランドに泊まっていく事にした。千円ほど追加料金を払えば、仮眠室などで一晩過ごすことが出来る。しかも、お風呂は何度でも入り放題だから、自宅代わりに利用する人も多いという。結局、健康ランドで一晩過ごし、朝食バイキングを楽しんで今朝の帰宅となってしまった。

参考:今回のコースマップ(約25キロ、累積標高差2173m)

2014浜石岳トレイル&ラン(前半)

2014-12-29 17:07:20 | マラソン
先週、忘年ランと銘打って浜名湖を半周したばかりだが、今年最後の日曜日「最後の最後の忘年トレイル」と銘打って親しいラン仲間たちに呼びかけたところ、16名の仲間が集まり、浜石岳を走って登ってきた。細かいコース設定や準備は、このコースを知り尽くしているN山さんが全てやってくれたので私は呼びかけを行っただけだ。

天気がどうなるか心配だったが、幸い朝から暖かく清水駅前からも富士山がくっきり見えていた。午前8時、清水駅前から駿河健康ランド行きの送迎バスに乗る。健康ランドのスポーツジムに荷物を預けて、8時40分頃健康ランドの玄関前をスタートする。


健康ランドから、住宅街を抜けて行く。朝一の走り始めなので、空気は冷たくちょっと寒いくらいだ。


海側は、太陽の日差しを受け、海面がキラキラしていた。


興津川に架かる国道1号線の橋を渡る。




のぼったばかりの太陽の日差しを受けたみんなの影法師は、まだまだ長い。


国道1号から離れ、 薩埵峠(さったとうげ)へ向かう。これから徐々に登り坂となっていく。


穏やかな海が見えてきた。


そして、前を向けば秀麗な富士山の姿が…。みんなすかさずカメラを構える。


ここから薩埵峠への入り口だ。


水仙が咲く桜並木の道を進む。


ほどなく、広重の絵でも有名な富士山と駿河湾が織りなす絶景が目に飛び込んできた。国道1号と東名高速道路がクロスし、駿河湾越しに見える富士山は、絶好の撮影ポイントである。この景色が見られただけで、一同大満足だ。




展望台では、やはり各自のカメラでも撮っておきたい。


駿河湾の向こうには伊豆半島の山並みが見えている。


薩埵峠からしばらく進むと車道に出るが、車道には向かわずコンクリートの階段から浜石岳へのトレッキングコースに入っていく。


車道からでも、相変わらず富士山が良く見えている。


しばらくは、立派な竹林の中を進む。




いつの間にか、小学生の男の子が、我々と行動を共にしていた。


次第に植生が変わっていくが、結構きついアップダウンが続く。お気軽なハイキングコースくらいのつもりで考えていたが、なかなかキツく歩きがいのあるコースである。




同行した少年も、我々のペースに負けずしっかり付いてくる。


浜石岳のトレッキングコースからいったん外れて立花池まで道草していく。15分くらい下って行くと、鬱蒼とした森の中に神秘的な池が現れた。池にはうっすらと氷が張っている。陽があまり当たらない場所らしく夜中は氷点下にもなるのだろう。あとで、この池のことを調べたら、大正の頃まで池の周りで草競馬が開催されていたそうだ。当時は、こんなに鬱蒼とした森ではなく広々としていたのだろう。今は、その面影は全くない。


同行した少年も交えて立花池前で記念写真。


立花池から元のルートに戻ると、ちょうど少年の母親が追いついてきたところだった。母親と離れてしまい少年も心細かったのだろう。我々も、母親に少年を戻すことが出来てホッとする。後半のトレッキングルートもキツイ登りが続く。


三点確保でないと登れない場所がいくらでもある。


高い木がなくなり、空が近くなってきた。


お椀型の山頂の先に白いものが見えてきたかと思うと、みるみる大きくなってきた。富士山である。

ついに山頂に到着する。広々とした山頂からは、南アルプスの甲斐駒、北岳、間ノ岳等がくっきりと見えた。


そして、広々と裾野を広げた富士山の凛々しい姿が一望である。標高707mの山頂からの眺めは、360度の大パノラマであり、眼前に富士山、眼下に由比や清水の町並み、駿河湾の遠くには伊豆半島、北を向くと南アルプスの山並みが一望でき、静岡県ではぴか一の富士山展望スポットといえる。


2014浜石岳トレイル&ラン(後半)に続く。