とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

新年会はフランス料理「三鞍の山荘」

2014-01-02 16:12:26 | いろいろ
10年前から親戚同士の新年会を元旦の日に行っているが、今年は10周年という事で我が家が幹事でフランス料理のオーベルジュで開くことになった。毎年開催場所を探すのが一苦労だったが、昨年森町の山奥に有名なレストランがあるという事を聞きつけ数か月前から予約を入れておいたのだ。場所は、森町の三倉にある「三鞍の山荘」というオーベルジュだ。オーベルジュとは、郊外や地方にある宿泊設備を備えたレストランのことで、フランス料理では有名な今井さんというシェフが開店したレストランである。

「三鞍の山荘」は、非常にわかりにくい場所にあり、交通の便も悪く車がないと簡単には行けない。今井シェフが、あえてこの不便な場所にレストランをオープンさせたのは、自然に優しい店づくりをめざし、この地の素材を生かすことで、伝統の味を基本にして、食べやすく健康にやさしい料理を召し上がってほしいという考えがあったからだという。

「三鞍の山荘」は広い道から、1台の車しか通れないような細い道を抜け、曲がりくねった山道をしばらく走り私道となる細い脇道に入り、登り切った場所にある。駐車場からはお茶畑と数軒の集落を見下ろせる。


山荘内にはレストラン棟と5棟の独立した宿泊棟があり、どの部屋からも素晴らしい眺望が望めそうだ。


今回は、ランチだけなのでレストラン棟に直接入っていく。


テーブルに着席すると、お皿、フォーク、ナイフ、スプーン、ワイングラス、メニューなどが一人一人用意されていた。ただし飲み物は、ドライバーばかりなのでノンアルコールだ。


なお、このレストランは子供連れも大歓迎してくれる。小さな子供にもひとりひとりテーブルウェアを用意し、食事も「お子様ランチ」などではなく、大人と同じメニューだ。子供にもフランス料理というものをしっかり味わってほしいというシェフの考えだそうだ。料金は、子供料金が設定され年齢によって大人の半額、1/4になっているのだが、実際出された量は、大人と変わらない量が出ていた。今回は大人20名と子供3名という構成だったが、2歳の子供が、大人と同じメニューを平気で食べていたのにはビックリだった。

これは、今井シェフ手書きのこの日のメニューだ。


☆パン
 焼きたてのパンが、メニューが変わるタイミングで何度か出された。余った場合には、持ち帰りできるよう袋が手渡される。
☆森のサラダ(こだわりのくんせい、アンディブ、香草ドレッシング、クレソン)
 香草の香りが強い自家製の燻製と、アンティブ、クレソンをあしらったサラダ。


☆野菜のスープ
 人参、玉ねぎ、キャベツの角切りという、野菜ばかりのシンプルなコンソメスープ。

 
☆海の幸ニース風焼 ズッキーニ添え
 スズキに海の幸をペーストにしてはりつけ、それを蒸してその後焼いたみたいな料理で、ズッキーニが掛かっている。


☆ビーフシチュー
 とろけるような柔らかいビーフと、牛タンに温野菜が添えられている。

 
☆特製プリンデザート
 プリンとアイスの盛り合わせ。特にバニラアイスは美味しい。


☆コーヒー
 食後は、コーヒーに小菓子が一切れずつ添えられた。

2時間の贅沢なフランス料理を堪能し、山を下り帰宅する。二次会は、我が家に全員集合してにぎやかに新年会が終わった。