とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

「竹田城」観光客増加で修復

2014-01-09 23:31:46 | ニュース
兵庫県朝来市にある国史跡・竹田城跡が、観光客の増加で石垣が一部分突き出た状態になったりして修復しなければいけなくなったそうだ。
竹田城は、城下からは見上げるほどの高い山の頂にあり、秋から冬にかけてのよく晴れた早朝に朝霧が発生し、
雲海に包まれた姿が天空に浮かぶ城を思わせ、いつの間にか「天空の城」・「日本のマチュピチュ」とも呼ばれるようになった城跡の事だ。
城跡の幻想的な姿がテレビや雑誌などで取り上げられたことで、2011年度は9万8000人だった観光客が、
12年度は23万7000人、13年度は12月までで43万人を超えるほどの人気スポットになったという。

石垣が突き出るようになった原因は、観光客の増加で城跡の草がはげ、土がむき出しになったため、
石垣奥に水や土砂が流れ込みやすくなって石垣を押し出したとみられるそうだ。
私自身は、竹田城に行ったことはないが、写真などでみると、確かに一度は行ってみたいと思わせる場所だ。
しかし、あまりにも観光客が増えすぎて、既存の姿を維持できなくなるようではまだ見てない人には残念なことになる。
後世に残したい素晴らしい風景や史跡、遺跡などは大事に保存していって欲しい。

日本では、竹田城以外にも世界遺産に認定されるような自然や文化が数多く存在する。
これらを長きにわたって維持していくには、増加する観光客に対する対応をきめ細かく行っていかなければならない。
自然や文化を守るには、人の制限や維持費の徴収なども必要となってくるだろう。
竹田城の観覧については、以前無料だったが、最近では観覧料を取るようになったそうだ。
価値があるものは、やはりタダというわけにはいかない。
価値あるものを見たり経験するには、それなりの代償が必要だともいえる。
労力、体力、知力を代償として得るものもあれば、お金を代償にして得るものもある。
富士山の入山料をどうするかという問題も論議されているが、素晴らしい自然を維持するために使ってもらえるなら、
ある程度の金額を負担するのはやむを得ないと事だと思っている。