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とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

高速「1000円」最後の週末となった

2011-06-18 22:35:52 | 呟き
高速道路の「休日上限1000円」料金割引制度や無料化実験が明日の19日で中止・一時凍結される。実施時期がなかなか発表されず気になっていたが、5月末になってやっと具体的日時が発表された訳である。

特に「休日上限1000円」という制度は、たしかに助かった。おかげでかなり遠くまで出かける機会が多くなっていた。4人くらいで旅費を割り勘にすると「こんなもんでいいの!」というくらい安かった覚えがある。今週末で終りだと思うと、今のうちに遠出しとこうかという気にもなっていたが、雨の日ばかりで行くところもなく他にやらなければならない事もあって結局は出かけなかった。

しかし、世間では同じような気になった人が多かったらしい。最後の週末となった今日18日は、近畿各地の高速道路では午前中、小雨交じりの天候にもかかわらず、朝から行楽地などに向かう車で混雑したそうだ。午前11時のピーク時で、下り線は中国自動車道宝塚インターチェンジ(IC、兵庫県)から吹田ジャンクション(JCT、大阪府)付近まで約17キロ、上り線では名神高速道路の大津IC(滋賀県)から京都南IC(京都府)付近までの約15キロ、栗東IC(滋賀県)から草津JCT(同)付近まで約9キロの渋滞になったという。みんな考えること同じだ。

平成21年3月にスタートした土日祝日の高速道路上限1千円乗り放題の割引制度は、たった2年3ヶ月で終了する訳である。民主党がマニフェストに掲げた高速無料化は一体なんであったのだろうか。鉄道やフェリー業界のお客を奪う反面、地方の観光地は大きな恩恵を受けたりしていた。だが、中止に伴って大幅に観光客が減少する可能性もある。高速料金はこれからどうなっていくのだろうか?思いもよらぬ安い金額になったかと思えば、また元に戻ってしまうなど迷走しつづけている。いろんな業界の関係者にとっては二転三転する制度に右往左往させられたことだろう。高速道路の料金制度は、国の運輸の根幹である。10年、20年先を見据えた制度にしてほしいものだ。