とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

映画 「2012」

2009-11-28 23:46:15 | 映画


『2012』を見てきた。マヤ暦による2012年終末説を題材に『インデペンデンス・デイ』『デイ・アフター・トゥモロー』のローランド・エメリッヒ監督の世紀末ムービーだ。マヤ暦による2012年終末説とは、マヤ暦が2012年12月21日までしかないことにあり、太陽の活動の活発化、地磁気反転、惑星直列により大規模な地殻変動が起こって地球が滅亡してしまうという説である。映画は、まさにそれを題材として作られている。それにしても、この監督はよくよく地球を壊滅させるのが好きらしい。

ストーリーは、2009年リムジン運転手のジャクソン・カーティス(ジョン・キューザック)が、子どもたちと旅行を楽しんでいた。ところが、偶然湖底に沈む巨大な政府の研究施設を発見し、地球が滅亡に向かっていることを知る。この危機から逃れる手はないものかと模索するジャクソンだったが、すでに天災は地球上の至るところで起こり始めていた……。そして、2012年11月政府は危機が急速に迫っていることを知り、要人たちへ避難を知らせる。だが、この知らせは一般に人たちには極秘だ。要人や大金持ちしかに避難船の乗船チケットは渡らない。そんな中でジャクソンたちの家族も避難船へと必死に向かう。

結末は、どうかというとネタばれになってしまうので止めておくが、予想通りハリウッド映画らしい終わりだった。とにかく大地震、火山噴火、津波など最新CG技術による迫力ある映像は凄すぎる。やはり映画館で見ないと、この迫力は体感できない。地面が波打ち、地割れで飲み込まれていく車や建物。高層ビルが崩落して町が消失していくシーン、火山の大爆発による火山弾の飛散、大津波で町が飲み込まれるシーン、ヒマラヤにも1500mもの高さの津波が押し寄せるシーン等圧巻であった。

ストーリー的には、人間のエゴや愛情、勇気、正義感等のいろんな要素がつぎ込まれ、生死を意識した時の人間のあるべき姿は何なのかと考えさせられた。いわゆるパニック映画の王道でもある。2時間半の長時間の映画であったが、飽きることはなくそれなりに楽しめた。それにしても2012年終末説って本当なのかな?NASAでは、この日にマヤ暦が終わるわけではないとしている。現在の暦の12月31日のようなもので、2012年12月21日はマヤ暦のある期間の終わりを示しているのであり、次の日から新たな期間が始まると説明しているそうだ。私も、1999年のノストラダムスの予言同様、眉唾ものだと思っている。