とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

マラニックについて考える

2009-04-22 22:30:04 | マラソン
マラソンをするようになって十数年も経つが、最近は何百人、何千人も参加するような大きな大会に出るより、少人数で楽しみながら走る「マラニック」のほうがよくなってきている。マラニックとは「マラソン」と「ピクニック」を掛け合わせた造語であるが、最近はこの造語が結構浸透してきているようだ。

私は、自然の中で景色を見たり、花を観賞したり、写真を撮ったりするのが好きで山登りをやってきた。そんな時に、達成感を得るためにフルマラソンに挑戦してみようと思い走ることを始めたのである。もとから長い時間を歩くことは抵抗がなかったので、走りに変わってもそれほど苦痛には感じなかった。初めてフルマラソンを完走した時に感動、そして100キロマラソンを完走した時は、更なる大きな感動を味わった。それが忘れられなくて、ここまで続いてきたともいえる。

だが、人間とは欲張りなもので、更に何かを求めていくようになってしまっている。始めたころはタイムや順位にこだわってもいたが、やがて自分にはトップアスリートのような走りはできないと悟る。その代わり、更なる長い距離を走ることや、走ることで何か得るものがないかという事に変わってきた。そんな中で「マラニック」という新しいジャンルの走り方に出会えたのである。タイムや順位にこだわらない走り方は自分にぴったりだと思った。そして、山登、旅、景色、花、写真、語らい、感謝等いろんなキーワードをちりばめた「マラニック」は人生を豊かにしてくれる最高のスポーツだといっていい。これからもこんな「マラニック」をずっと楽しんでいきたい。

先日参加したマラニックの主催者は、「景勝時久和さん」という人だが、ランニング関係の本にマラニックのやり方について大切なコンセプトを20提案されている。まさに私が思っていたことなので以下に参考として挙げておきたい。

1.地元の名所巡りをやるといい。
2.駅近辺からスタートするといい。
3.起伏や自然に触れられるコースがあるといい。
4.50人程度の規模がいい。
5.運営側と参加者が一体感をもってやるといい。
6.ゴミを拾うなど、感謝の気持ちでやるといい。
7.おしゃべりペースがちょうどいい。
8.頑張らない方がいい。
9.遊び心があるといい。
10.道草しながら、歩き走りがいい。
11.俳句や短歌を詠むといい。
12.記念写真を撮るといい。
13.飲み食いできるところがあるといい。
14.先を急がぬほうがいい。
15.ニコニコペースがちょうどいい。
16.マイ箸持参がエコにいい。
17.気軽にやれば、それでいい。
18.自己責任でやるといい。
19.楽しみながら笑顔がいい。
20.あなたはこの後何を入れますか?