とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

フットサル大会でわざと負けるように指示

2009-04-10 21:47:08 | ニュース
今日の新聞で、新潟県内の中学生フットサル大会で試合にわざと負けるよう指示したとして、公立中サッカー部のコーチで同校の教頭が、日本サッカー協会から「12カ月のサッカー関連活動の停止」という厳しい処分を受けたという記事を読んだ。教頭は準決勝で相性の悪い相手との対戦を避けるため、次戦で大量点で負けての2位通過を画策し、生徒に指示。生徒は故意のオウンゴールを6度繰り返すなど忠実に指示を実行して試合は0-7で敗れ、狙い通りの2位通過を果たしたという。

こんなニュースを読んで、あきれるやら情けなくなった。日本の教育現場はここまで堕ちてしまったかの感が強くなった。中学の部活っていうと教育指導の一環のはずである。勝ち負けも大事だが、勝ち方や負け方にも納得できるものでなければならない。スポーツに意図的な勝ち負けなどあってはならない。アマチュアスポーツは、真面目に一生懸命取り組んでいる様子がわかるから感動するのである。それを大人のつまらないエゴで台無しにしてしまったのだ。コーチの指示でわざと負けた選手たちもどんな気持ちだったのだろうか。子供たちの将来に禍根を残してしまったと思うと気の毒である。

結局、このチームは決勝トーナメント初戦で敗退。“悪知恵”も実を結ばなかったそうである。こんなチームが優勝するようでは世も末だ。まあ、オウンゴールを6回もやったら、誰だってわざとやってるのはわかるはずであり、こんな作戦考えるのも浅知恵のなせる業である。教頭という要職にある人が考えたこととはとても思えない新聞記事だった。