とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

2009「お花見天竜マラニック」詳細

2009-04-13 23:32:18 | マラソン
11日のマラニックの様子を紹介する。
当初参加者は10名ほどの予定であったが、都合が悪くなった人もいて8名集まった。船明ダム堰堤もお花見の名所で有名であるが、先週あたりがもっとも見頃だったようで、すこし散り始めていた。それでも、まだ充分見ごたえがある。堰堤の桜をバックに記念写真を撮り船明ダム駐車場を8時にスタートした。

(ダムをスタート)

スタート時はしばらく平坦である。桜や菜の花やチューリップ、芝桜などたくさんの花々が沿道に咲いていた。

(民家の前の芝桜)
今が一番花が美しい季節である。少しずつ坂道を登っていく。新緑の下、渓流のせせらぎに耳を澄ませ、空一杯に広がった山桜の下を走っていった。

(空一杯に広がった山桜)

今回も、タラの芽採りのため服装や道具まで揃えてきたSさんは、寄り道して藪の中に潜り込みタラの芽採りに熱中していた。

(タラの芽採りに熱中するSさん)
帰りに、たくさん採ったタラの芽の一部をおすそ分けしてもらい我が家の夕食の一部になった。

スタートして2時間半くらいの所で、「がんもどきさん」が車で追いかけてきてくれた。車の中には手作りのケーキ、おにぎり、コーラ等たくさんの差し入れがあり、ありがたく頂く。

(がんもどきさん手作りケーキ)
走ることもいつも一生懸命だし、ケーキやおにぎりも頑張って作ってくれたようである。忙しいなか、遠いところまで駆けつけてくれた「がんもどきさん」には感謝したい。そして、エードを開いてくれたところが目的の熊平の桃源郷であった。今年も去年と同じく見事な桜が出迎えてくれた。

(熊平の桃源郷の桜前で)


(屋敷の裏の大きな桜の樹)
他にも枝垂れ桜や桃の花、菜の花等色とりどりの花が咲き誇っていた。今年も期待通りの見事な景観であった。

充分桜を堪能して、昼飯を食べるため熊(くんま)の道の駅に向かった。川沿いにある桜も良かったし、清流の下には鮎やヤマメが群れを成していた。

(川沿いの枝垂れ桜やツツジ)

(清流の下の鮎やヤマメ)

道の駅でビールと蕎麦を食べ、桜吹雪の中、一本杉トンネルまで向かった。

(お気に入りのツツジ)

本来なら一本杉トンネルを抜けて10キロ以上の長い坂を下りていくはずだったが、Hさんの提案で「タラの芽の宝庫」があるという林道を経由していくことになった。林道東嶺線という道でそのまま行けば、ゴール地点の船明ダム近くに下りることができるらしい。どんな道かわからないが、観光地図だけの情報だけを信じてコースを代えて走っていった。

途中で出会った人たちに道を聞きながら、方向は間違っていないと確信して走った。最初はかなり上り坂が続き、いつもよりも標高の高い場所を走っていたようである。初めてみる風景に山の深さを思い知らされていた。観光地図で見た「タラの芽の宝庫」や「東屋」らしき物は見つからず、休憩のタイミングが、なかなかなかった。そんなさなか、道端で蛇を発見した。まったく動かないので死んでいるかと思ったが、通りすぎてから棒で突いたら急に鎌首を持ち上げ威嚇してきた。間違いなく「マムシ」だった。

(威嚇するマムシ)
誤って尻尾でも踏んだら噛み付かれて危ないところだった。Hさんは生け捕りにして、持ち帰りたかったようだが、危険なのであきらめてもらった。

そんな事件もあったが、あとは何事もなく予定通り「天竜下り」の船着場近くに下り、船明ダム駐車場に戻ることができた。本来のコースより3キロほど短かったようであるが、エスケープルートとして使えることがわかった。ただ、単調な林道なので本来のルートよりは面白みはないかもしれない。

(ゴール間際)

ダム駐車場から少し先に行ったところに茶店があり、緑の桜『御衣黄(ぎょいこう)』が満開となっていた。去年初めて見て知っていたのだが、去年と同じく期待通りの開花状況だった。

(御衣黄)
そして、午後3時からは鳶の餌付けが始まった。新聞でも報道されていて有名な場所なのだが、丁度いいタイミングであった。100羽近くいるであろう鳶の群れが、人間の投げ出す餌に喰らいついてくるのは圧巻である。



(鳶の群れ)

餌付けが終わる頃、全員が揃った。無事全員完走である。ことしも見事な桜で楽しいお花見マラニックであった。