prisoner's BLOG

見た映画のメモと、ツイッターのスクラップで出来ています。

「さすらいの青春」

2017年06月30日 | 映画
VHSで見て以来の再見。
画質はもちろんはるかに向上しているはずなのだけれど、もともと(おそらく)レンズにワセリンを塗って極端にボヤかした撮影で全編を通しているので細部が見えるようになるというわけではない。
もう全編夢見心地みたいな映像の連続で、なんかスジがつかみずらいけれど劇場で見てみたくなる。

極端な広角レンズの多様といい実相寺昭雄と似たカメラワークのはずだけれど印象はまるで違う。

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さすらいの青春 [DVD]
監督ジャン=ガブリエル・アルビコッコ
撮影キント・アルビコッコ
復刻シネマライブラリー
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6月29日(木)のつぶやき

2017年06月30日 | Weblog
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「20センチュリー・ウーマン」

2017年06月29日 | 映画
20センチュリー、というのに割とこだわっていて、脚本監督のマイク・ミルズって歳いくつだろうと調べてみると1966年生まれだから50を過ぎたくらい。日本だったら昭和の時代といった言われ方をする時代に近いかもしれない。

「人生はビギナース」では自分の父を、これは母をモデルにした自伝的作品とのこと。前半にナレーションで母親がいつどんな風に死ぬかを告げてしまうので、その後普通に(といってもかなり変わった人だが)生きている姿がひとつひとつ大事に見えてくる。

70年代を舞台にしているあって母親を含めて煙草はぷかぷかふかすわ、もちろんネットもスマホも存在しない。

カーター大統領の演説の実写がかなり長い尺をとって挿入される。ずいぶんリベラルな主張をしていて、それを聞いていた主人公の周囲の生活者がナニを言ってんだという冷淡な態度をとる。こういう層は今でも変わらないだろう。

エル・ファニングとセックスしないで同じベッドに寝ているという図がなんだかユーモラスでもあるし、そういう関係ありうるぞと思わせる。

20センチュリー・ウーマン 公式ホームページ

映画『20センチュリー・ウーマン』 - シネマトゥデイ

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6月28日(水)のつぶやき

2017年06月29日 | Weblog
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「怪物はささやく」

2017年06月28日 | 映画
原作のイラストレーターであるジム・ケイの画をフューチャーしたメインタイトルのデザインがまず素晴らしいのだが、作中でその画がアニメとして導入されるにつれ単にタイトルのデザインだけの問題でなくモチーフと分かち難く結びついているのがわかってきて、ラストにまでつながってがっちり構築されているのが見事。
画そのものの美術的な魅力も大きい。

怪物が話すエピソードの反勧善懲悪ぶりと少年の現実の厳しさが相まってクライマックスで明かされる「真実」の内容に唸る。これは自分にも覚えのあることだと思った。

ときどき怪物が着ぐるみっぽく見えるのは狙いだろうか。「ポルターガイスト」でも木が子供をさらいに来たりしたが、あちらではそういう伝承でもあるのだろうか。

子供の孤独感と不安や怒りがよく表現されている。児童文学らしからぬと言いたくなるが、実際は児童文学らしいのだろう。
(☆☆☆☆)

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映画『怪物はささやく』 - シネマトゥデイ

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6月27日(火)のつぶやき

2017年06月28日 | Weblog
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「ギャンブラー」

2017年06月27日 | 映画
ヴィルモス・ジグモンド(スィグモンドが正しい発音らしいが)の撮影が凄くてほとんどそれで見てしまう。
西部劇「らしさ」を排するのはアルトマン流だけれど、ラストの決闘で西部劇調になると見せて、逆にリアルさで一気に逆に突き抜けてしまう。

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ギャンブラー [DVD]
監督 ロバート・アルトマン主演 ウォーレン・ビーティ ジュリー・クリスティ撮影 ヴィルモス・ジグモンド
ワーナー・ホーム・ビデオ
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6月26日(月)のつぶやき

2017年06月27日 | Weblog
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「東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館」シャネル・ネクサス・ホール

2017年06月26日 | アート
主に人形、それも人間型のと一緒に爬虫類、あるいは恐竜(怪獣のゲスラが混ざっている)の人形と花が混然とした作品が多くを占め、生きている人間のポートレイトやヌードといったいつもの(というか一般的なイメージとしての)荒木のモチーフより多い。

「墓」情というタイトルに相応しく死の匂いが強いが、墓石屋そのものを撮った写真があって、あんまりもろなのでちょっと笑ってしまう。死の匂いといっても間に本物の昔の卵白紙による写真がいくつもあってすでにとっくに死んでいる人たちの生きている姿を見せており、写真そのものがもともとそういう性格をもっているのを示唆しているようで、猥雑で湿っているが陰々滅々としているわけではない。

横綱白鵬をはじめ宮城野部屋の関取たちが稽古後の泥まみれのままずらっと横並びに並んだ写真が異彩を放つ。

「東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館」シャネル・ネクサス・ホール



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6月25日(日)のつぶやき

2017年06月26日 | Weblog
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「キング・アーサー」

2017年06月25日 | 映画
ガイ・リッチー監督としては「シャーロック・ホームズ」シリーズでやって注目された時制を細かく交錯させる技法を再使用しているわけだが、ホームズが現実に起こることを先走って推理して予測しているのを画にして見せるのとはわけが違い、なんで時制をシャッフルさせるのか意味がわからない。

アーサーの父ウーサーが持っていた聖剣エクスカリバー(名前ちゃんと出てきましたっけ)がいったんある場所に突き立てられ、誰も抜けなかったのをアーサーが抜くことができたので正当な後継者と認められる、というその突き立てられる場面が描かれないでずっと後になってやっとフラッシュバックで描かれるというのでは、ストーリーの基礎の部分がぼやけたまま前半進むということで、しかも明かされる場面も単なる説明に堕している。

おかげで普通は剣が突き立てられるのが金てこだったり岩だったりするのを今回は新しいアイデアを出してきているのにあまり生きていない。

他も全体として時間軸に沿って普通に描いていけばいいものを、悪く凝りすぎて説明の連続みたいになってしまっている。

やたらちゃかちゃかした映像処理もそれで迫力が増したかというと力の緩急がついていないのでかえって平板。

金かかっているスペクタクルというのはむしろ大味なくらい技巧を弄さないで描いた方がスケールが出るのではないか。今どきCG使わないで済ますわけもないので何かやりたくなるのだろうけれど、とにかく悪く凝りすぎ。
(☆☆☆)

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6月24日(土)のつぶやき

2017年06月25日 | Weblog
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「ホームレス理事長 ~退学球児再生計画~」

2017年06月24日 | 映画
ホームレスというのは大げさではなくて、高校を中退した球児たちに再び野球と勉強の場を与え、社会に送り出そうという活動を行うNPO法人ルーキーズを運営する理事長を追うドキュメンタリーだが、資金がショートしてサラ金の自動契約機に合成音で断られるシーンや、靴底がチャップリンのドタ靴のように底が剥がれてしまったり、アパートを追い出されてマンガ喫茶に泊まったりする。
しまいにはこのドキュメンタリーのクルーに借金を申し込むあたりは、撮られる側がぬっと現実世界に抜け出てくるよう。

中退生たちもいい加減問題のある連中だらけとはいえ鉄拳制裁も辞さないのは昔の熱血スポーツ指導ドラマみたいではあるけれど現実に見せられるとそれ自体が問題で、指導する側される側ともに世間からはみ出ている感で、それでも生徒の支えには一応なっているようでもあり、こういうちょっとどうかしている人が支えなくてはいけないというのも問題だなあと思わせる。

「問題作」を作り続けている東海テレビ制作のドキュメンタリーのひとつ。テレビではドキュメンタリーはNHKの一部を除いて隅に追いやられている感があって、深刻だから敬遠されるのだろうけれど実際に見ると結構笑えることが多い。マジメにやっている人を傍から見ていると自然に可笑しくなるのだね。

ホームレス理事長 ~退学球児再生計画~
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6月23日(金)のつぶやき

2017年06月24日 | Weblog
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「ありがとう、トニ・エルドマン」

2017年06月23日 | 映画
ひどいいたずら好きで半分ホームレスみたいな恰好をしている父親が、対照的に国際的にビジネスで飛び回っている娘を心配してくっついてまわる、そのたびに扮装を変えたり下手なウソついたりで、娘にとっては随分迷惑なのだけれど、次第に堅苦しくぎすぎすしたビジネスの場にいる娘だけでなく周囲のビジネスマンたちも巻き込んでどこかずっこけたユルい調子にギアを変えていくのがおもしろいところ。

2時間40分という長尺だからよほど波乱万丈の話かというと割と淡々と二人を追っていくだけでしかも不思議と飽きさせない。父親のイタズラの仕掛け方が観客にとっても本当に意外でいちいち驚かせるということもいくらかあるだろうが、それだけでは説明つかない。

登場人物少ないし、ロケ主体で大きな仕掛けもないしであまり製作費をかけていないのではないか。
(☆☆☆★★)

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映画『ありがとう、トニ・エルドマン』 - シネマトゥデイ

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