prisoner's BLOG

見た映画のメモと、ツイッターのスクラップで出来ています。

「ミッション・クレオパトラ」

2003年12月27日 | 映画
何も知らずに見ました。今、何も覚えていません。豪華キャストだったんだなあとは辛うじて思い出せるけれど。
(☆☆★)


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「死ぬまでにしたい10のこと」

2003年12月25日 | 映画
邦題はうまいけど(いかにも、私ならどうしようと考えさせる)、原題の‘My life without me’の方が内容に合っている。実際の癌告知やホスピスのあり方から考えるとずいぶん甘い作りということになるが、むしろできるだけ周りの人間を悲しませないですぽっと存在を消して、しかし存在感は残しておきたいという願望を描いた一種のメルヘンに思える。そういう考えはわからないでもない。実際には無理だが。

説明ぬきでわからせる描写力(ずっと姿を見せない父親が出てくるところなど)、一見無作為に見せるカメラワークなど、泣かせる仕掛けは外した作り。キャンピングカーの日本の1DKみたいに狭苦しい生活空間を細かく描いている。
(☆☆☆)


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「ポロック」

2003年12月23日 | 映画
ポロックが自転車走らせながらビールあおって(これもれっきとした飲酒運転にあたる、ラストへの伏線)転んだり、二年間禁酒していながらいきなりすごい勢いで飲み出してテーブルをひっくり返したりするあたり、アル中の描写としてはおどろおどろしくない分リアル。エンドタイトルで歌っているトム・ウェイツも喉潰すくらいの酒呑みだが、もってますね。

社会性がなくて、なまじっか才能ある(ちゃんとそう見える)分、扱いにくいったらない主人公。夫婦ものとすると、要するに奥さんの支えが途切れたとたん破滅するわけで、そうだろうなあと思わせる。

ずうっと曇天狙いで撮っている。前半の安アパートのセットの壁などの質感が見事。アクション・ペインティングの再現もよくできている。画商がエド・ハリス夫人のエイミー・マディガンで、浮気相手の役なのだからひねった楽屋落ち。
(☆☆☆★★)


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ポロック 2人だけのアトリエ [DVD]
クリエーター情報なし
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
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「スティール」

2003年12月22日 | 映画
特別なアクションや話の趣向があるわけではないのだが、1時間30分に満たないと、だれてる暇ないみたい。しかし公開はいかにも隅っこというのが今のつまらないところ。 スティーブン・バーコフがものすごいカツラをつけて登場、誰かと思った。今どき、銀行強盗ではたいして実入りよくないはずで、良くも悪くも古めかしい感じがする。
(☆☆★★★)


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「復活」

2003年12月19日 | 映画
オープニングの蝶の飛び方にびっくり。CGかな。ちょっとそういう質感ではない気がするが、何にせよよくできている。3時間の長尺はさすがにきついが、もともとテレビ映画らしい。そのせいか画面の厚みは今ひとつで、ロシアの話なのにイタリア語の台詞というのは違和感がある。考えてみると、主人公もヒロインもずいぶんしつこい性格。喜劇化したら「坊っちゃん」と山嵐の銅貨のやりとりに近かったりして。ずいぶん久しぶりのタヴィアーニ兄弟作だが、オーソドックスなストーリーテリングで、「カオス・シチリア物語」のような眼もさめる感じは少ない。
(☆☆☆)


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「g@me」

2003年12月10日 | 映画
逆転また逆転のストーリー映画としては、かなりうまくいっている。警察の出動風景のイメージカットの目くらまし効果、携帯の使い方などの伏線の張り方、「羊たちの沈黙」ばりの扉のすりかえ、などずいぶん高度な技術を使っているのだが、日本が舞台だと画作りにハッタリがきかなくて損している。後で考えると変なところでも力づくで押し切るというわけにいかない。

イメージカットでガッツ石松や椎名桔平の名前が挙がると実物が顔を出すのはお遊びのようで、後で考えるとこれはイメージですよという念押しになっている。芸が細かい。有線の「アリバイ」が出てくるところは、知らない人には意味わからないのではないか。

フジテレビが製作に参加しているが、「踊る大捜査線」に気をよくしてか、またロケを近場で済ましている。仲間由紀恵主演とくれば携帯はauだなと思ったら案の定。ビョークやエミネムなどを実名でアドデザインも実在のものを使って出しているのは、日本映画では珍しいリアリティの出し方。決して煙草を他人にも喫わせず飲むのはもっぱらミネラルウォーターと、ニューヨーカーを真似たような、あまり厚みはないが金がかかった生活感のないライフスタイルの描写もそれなりにリアル。

ワイングラスを床に落としても割れないところがいい。割れたら衝撃の描写とすると型にはまりすぎているし、絨毯の厚さ(贅沢な生活)もわかる。石橋凌の屋敷の玄関の監視カメラの映像が出てきそうで出てこない。なくても意味は通じるが、<>ことをはっきり示した方がもっと腑に落ちただろう。
(☆☆☆)


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「アンダーワールド」

2003年12月09日 | 映画
この手のMTVの監督が撮るような“スタイリッシュ”なヴィジュアル志向の映画って、判を押したように同じ欠点が出るなあと思う。暗い画面がずっと続いて、吸血鬼族と狼男族が同じような黒い服を着ているものだからどっちがどっちだかわからなくなる。どっちにもスキンヘッドの黒人が混じっているのだからなおのこと。ストーリーはけっこう凝っているのだが、ストーリーテリングができていない。地下鉄がトンネルの途中でストップしているはずなのに、すぐ後ごうごうと駅を通り過ぎていったり、場面場面のヴィジュアルは凝っていても、作品全体のヴィジョンを掌握していない。ここいらない、切れる、というカットがかなりある。続編を作りたそう(事実できるらしい)なのも毎度のこと。

撮影がハンガリーでも行われているのは楽屋落ちみたい。撮影トニー・ピアース・ロバーツ(「日の名残り」)の腕は見事なもの。狼男への変身をCGでやっているのだが、動きの付け方は「ハウリング」の変身シーンのパターンから出ていない(後註・わざと真似したらしい。何か意味があるのか)。

ケイト・ベッキンセールは「パールハーバー」ではさっぱり印象がなかったが、ここではボンテージ風味が入ってけっこうきれいにセクシーに撮れている。いっつも同じ顰め面って気もするが。
(☆☆☆)


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「阿修羅のごとく」

2003年12月08日 | 映画
ずいぶんテレビ版に比べると時間短いのに、あまりエピソードを削っている印象がない。
全体に抑えた演出だが、ときどき森田調の妙なカメラワークや、食べる音の強調(録音・橋本文雄)、木村佳乃の小首を傾げる動作の繰り返しなどのデフォルメが加わっている。丁寧なセットや、ちゃんと画面の奥まで降っている雨、ジャムパンの空き袋の飛ばされ方など、日本映画的な手作りのよさ。

うっかり愛人宅と間違えて自宅に電話してしまうなんて、ありそうで怖い。「女は阿修羅だよなあ」という決めの台詞が実感を持って聞こえる。鏡開きで餅を揚げるところから始めるのは、焼きもちにひっかけているのか。

昭和53~55年の設定なのにジョギングという言葉が出てくるのは変。ジョギングの創始者ケネス・H・クーパー博士が来日したのは昭和56年だ。タウリン配合のドリンク剤もこの頃あっただろうか。
(☆☆☆★)


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