prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「スプリット」

2017年06月02日 | 映画
監禁ものと多重人格ものという二つのジャンルムービーを組み合わせたものと思わせて、終盤あれよあれよいう別次元に行ってしまう毎度おなじみシャマラン印。まじめに見ていいのか悪いのか迷うけれど、かなり慣れてきた。

ジェームズ・マカヴォイがいくつもの人格を演じ分けるのは見ものなのは当然として、ただ演じ分けるのではなくその変身ぶりがエスカレートし振り切っててえらいところまで行ってしまうのは一種の盲点的発想。
その割にヒロインのキャラクターを回想で描くというのはちょっと安易。ヒロインの他の二人の女の子がどうなるのかというサスペンスとのバランスも悪くなった。

アウトフォーカスや様式的な構図、目立たない移動などの画作りの細かさが意外と大きな魅力になっている。タイトル・デザインも良い。
(☆☆☆★★)

スプリット 公式ホームページ

映画『スプリット』 - シネマトゥデイ
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6月1日(木)のつぶやき

2017年06月02日 | Weblog