「光」

極端なアップを多用して周囲がボケたような撮影が弱視の人の主観に接近しているようで、よりへばりついて見ることで普段見ている見方では見られないようなものが見えてくる感がある。
撮影の百々新という人はもともとスチルカメラマン(河瀬監督の前作「あん」のスチルを担当)で、映画の撮影はこれが初めてだそうだけれど、「芝居」を撮るというより物に迫るといった感じのような気がした。

永瀬正敏がどアップでも、というかどアップだからというか手にした物になめるように迫る弱視の感じになりきっている。ずうっと手にして自分の心臓だというカメラがローライフレックス(※)。今どき珍しいフィルム式で、光がとても綺麗に撮れるとのこと。
水崎綾女の顔を手で撫でるシーンのエロティシズム。

冒頭、映画の画面を説明する視覚障害者向けに音声ガイドが流れる冒頭、完成した映画にシナリオの文章をかぶせたようで一瞬映像いるのだろうかと思った。言葉から映像に向かう通常の映画作りの方向と逆に映画の画面を言葉に起こしていくわけで、映像の元になった言葉と映像と映像からまた起こした言葉とが重なり、通常の画と言葉と音の積み重ねだけとはまた違うある種徹底した迫り方をしている。

映画中映画の主役が藤竜也。「やすらぎの郷」でもそうだけれど、歳くっても色っぽいという役が似合います。
(☆☆☆★★)

(※)
【フィルムカメラ】ローライフレックスの使い方と作例
私とローライフレックス 2.8F"

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6月13日(火)のつぶやき

「美しい星」　#eiga #映画　 goo.gl/cHQpuC

— 家畜人六号【小暮 宏】 (@yapoono6) 2017年6月13日 - 09:14

空手怖すぎない…？ pic.twitter.com/5qDNDyYC5A

— 時雨りょう (@snowmint_04) 2017年6月12日 - 23:47

【120年前の天才が作ったぜんまい仕掛け。小鳥の鳴き声を完全再現した1890年製作の機械】
kotaro269.com/archives/51396…

1890年にパリで、Bontemsという人物が製作したとされている機械。

ここまで出来… twitter.com/i/web/status/8…

— satoshi shimada (@maruomaruo) 2017年6月12日 - 09:51

ダーティハリー２」の脚本のジョン・ミリアスとマイケル・チミノ(凄い組み合わせ！)は、あの白バイ処刑団は南米にあった殺人部隊にヒントを得たと言っているようです。 twitter.com/31104423/statu…

— 家畜人六号【小暮 宏】 (@yapoono6) 2017年6月13日 - 09:50

ご近所に新しいアパートが建ったんだけど、これ、どういう意味の命名なんだろう？ アルファベット表記では「ウイルス」としか。でも日本語では「ウルス」？と意味不明。ウイルスの家……。 pic.twitter.com/t2pJQgcJ0M

— 北丸雄二 (@quitamarco) 2017年6月13日 - 09:46

メッセージ #1日1本オススメ映画 69年製作のオスカー助演賞作に通じる時制の使い方といい、言葉が思考を担い制御することで一定の流れ＝時間が生まれる、といった哲学的というか哲学そのもののようなテーマをわかりやすいストーリーで示した… twitter.com/i/web/status/8…

— 家畜人六号【小暮 宏】 (@yapoono6) 2017年6月13日 - 10:08

奥さんのワンピース、ダダっぽいと思ったらダダだった pic.twitter.com/vxXgPfYsN3

— OSM48 (@utikin) 2017年6月12日 - 07:41

鉄瓶28号は今でもちょと欲しい。
aucview.aucfan.com/yahoo/k1676560… pic.twitter.com/0jcxpjuOc1

— 中北晃二 (@bing_chang) 2017年6月13日 - 20:58

『家族の肖像』を観ているとバート・ランカスターは手の演技もものすごく上手く、またカッコよく見せる術を心得ていることに気がつく。そう言えば『山猫』にも印象に残る手の使い方がいくつもあった。 pic.twitter.com/3ymvOzANJy

— シネフィルＤＶＤ (@cinefilDVD) 2017年6月13日 - 21:56