prisoner's BLOG

見た映画のメモと、ツイッターのスクラップで出来ています。

「アンロック 陰謀のコード」

2018年04月30日 | 映画
マイケル・ダグラス、ジョン・マルコビッチ、オーランド・ブルームとスターが並んでいる割りにそれほどスケールが大きくないが、冒頭から省略とひねりが組み合わさったなかなかうまい語り口で、上映時間を1時間40分と丁度良いのがいい。小味なよさを発揮した娯楽作。

ただ、途中からややひねりにムリやムラが出てきて苦しくなってくるのは惜しい。あと割と無神経に人が死ぬところがあるのが引っかかる。

イギリスに実に多くの移民が住んでいることを自然に取り込んでいる。
ノオミ・ラパスがそれほど大柄でなく(163cm)格闘もやたら強いわけではないが、タフな感じを出した。

監督はマイケル・アプテッド。ジョン・バダムとかロジャー・スポティスウッドみたいに割とバランスのとれた娯楽映画を作る人という印象。
(☆☆☆★)

「アンロック 陰謀のコード」 公式ホームページ

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4月29日(日)のつぶやき

2018年04月30日 | Weblog
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「ワンダーストラック」

2018年04月29日 | 映画
1927年と1977年の二つの時代が同時進行して最後にひとつになる特異な構成。二つが単純に融合するのではなく、ひとつの順序というか秩序が最後に出来上がるのが巧みなところ。

両方とも聴力に障害のある少年少女が主役になっているので、一種サイレント映画的な、映像ですべてを表現する方法が自然に入ってくる。

とはいえ完全なサイレントではもちろんないので、キーンというような耳が遠いのを表現する音やわずかに画がスローモーションになるのと組み合わせて細かいニュアンスを出しているのが魅力。

白黒とカラーの使い分けにしても単純な色分けといったレベルではなく、わずかにアーバンに寄ったカラーの処理が比較的新しい時代であると共に一種の古さも出している細かさ。

両方の時代と共に衣装や小道具の丹念さが時代考証というレベルを超えてそういった「モノ」自体が少年少女にとっての世界の表現になっている。
(☆☆☆★★)

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4月28日(土)のつぶやき

2018年04月29日 | Weblog
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「ウィッチ」

2018年04月28日 | 映画
魔女が当然のように実在していた開拓期アメリカの世界観がひやっとした画面の光と質感と湿り気そのものが表現しているのが見もの。

それにしてもキリスト教の狂信者というのは偽預言者というのか神より悪魔の方によっぽど近い感じで怖い。

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ウィッチ(字幕版)
 
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4月27日(金)のつぶやき

2018年04月28日 | Weblog
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「ベルリン・シンドローム」

2018年04月27日 | 映画
監禁ものだが、監禁されるのがオーストラリアからベルリンに来た旅行者の女の子というのが工夫で、言葉の通じない上に失踪しても家族が届けを出すわけにもいかず探す人間が近くにいないのがかなり効いている。

ベルリンの古い街並みの重ったるい感じや、監禁される部屋の窓から中庭越しの向かいの部屋の並びの窓が「裏窓」ばりで、しかも互いに見る相手も見られる相手もまったくいないという逆手になっている空間構成がなかなか秀逸。

ヒロインも旅先でアバンチュール気分とあって相当に不用心なのだが、いきなり監禁するのではなく気が付いたらだんだん外に出られないのがわかってきて、じわじわと男の異常性が現れてくるプロセスの踏み方が不気味。

監禁する男が一見普通っぽくきちんと英語教師という職もある。
珍しいのはその勤め先の同僚や生徒、父親などの周辺の人間関係が描きこまれていることで、その中からストーリーが立ち上がってきたりする。

これはフィクションらしいが、日本を舞台にしても似た話は作れるだろう。
(☆☆☆★)

「ベルリン・シンドローム」 公式ホームページ

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4月26日(木)のつぶやき その2

2018年04月27日 | Weblog
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4月26日(木)のつぶやき その1

2018年04月27日 | Weblog
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「リメンバー・ミー」

2018年04月26日 | 映画
この世とあの世が橋でつながっていて一日だけ行き来できる、というメキシコの死者の日がまるっきり日本のお盆と同じ感覚なの驚く。
ご先祖様が生きている者と一緒にいる感覚というのはむしろ自然なものに思えるし、アメリカでそういう世界観のアニメが作られて大ヒットしているというのは興味深い。

色彩が薬理作用のあるサボテンかキノコを食べたみたいな幻覚的な派手派手しさ。

顔の部分を破かれた写真、なとど小道具の使い方が素晴らしく上手い。人物の扱いのひねり方といい、音楽の使い方といい定石といえばいえるのだが、こうみっちり緻密にやられると定石以上の圧倒感が出る。

併映のアナとエルザのクリスマスはちょっといくらなんでも長すぎ。極端な話元のキャラクターを全然知らなかったら何の話かもわからないかも。
オルフが日本以外の国では宣伝でメインになっていたことが多かったというのに何か納得。
(☆☆☆★★★)

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4月25日(水)のつぶやき

2018年04月26日 | Weblog
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4月24日(火)のつぶやき

2018年04月25日 | Weblog
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「彼女が消えた浜辺」

2018年04月25日 | 映画
あれれ、アントニオーニの「情事」じゃない、と思った。一見親し気な男女たちが旅している中、浜辺でその中の一人の女が消えてしまい、親し気に見えていた仲間(?)たちが実はろくに知っていなかったのをリアリズムに不定型な感覚が混ざった映像自体があぶり出していく。

イラクといっても普通の人たちが同じように暮らして楽しんでいるじゃない、と思っているとそういうレベルの共感を外してしまう。
生活様式そのものはどの国もかなり近くなっていて、そこにすぽっと違う感じが混ざってくる。それがお国柄にとどまらない、通奏低音のようにこちらにも続いているのが直感的に感じられるのが今の映画。

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「ニッポン国VS泉南石綿村」

2018年04月24日 | 映画
後半の官僚たちのおよそ人間味を欠いた無表情無感情の壁みたいな対応を見ていて、今現在の霞が関・永田町の惨状が重なってなおのこと怒りがこみ上げてくる。
とにかく壊れたレコードみたいに同じ答えを繰り返すことで脱力感や無力感に陥らせようとする策略というか血肉した習性なのだろう。

人は死ぬけれども国家というシステムの方は死なない。
これだけでも大変なハンデで、しかも原監督が作中で発言しているように、国を訴える、といってもその裁判所という制度そのものが国の一部ではないか。
初めから敵の土俵で戦うことを強いられているわけで、どうにも納得がいかない。

原告が一人また一人で死んでいくところを「仁義なき戦い」ばりのストップモーションや字幕を使っていて、あまり直接描くのは倫理的にも家族の意思からしても難しいこともあるだろうが、あれにも通じる一種の無念さ、軽く扱われる命という感じが出た。

上映後に原監督と柳下美恵氏(普段は主にサイレント映画に即興でピアノ演奏をつけている人)のトークショーが開催。
言われなければ気がつかなかっただろうけれどもラストで流されるピアノ・ソロが「七人の侍」のテーマ似ていると思ったと監督は語る(個人的にはシューベルトのピアノ三重奏に似ていると思った)。

七人の侍の名前が出たけれども、登場人物が大勢いてそれを一人一人描きこんでいくと自ずと3時間半という尺数をとる事になるのではないか。

それにしてもなんで日本人ってこんなにも怒らないのだろうと後半の初めから監督がいわば乱入し挑発していく「中立性」くそくらえの作風が一種痛快なのと原告団の反応がまだ鈍くてまだるっこいのと、二律背反。

原告団の中でかなり頻繁に怒って見せている人はいるけれどもあの日の場合が実際に起こってるというのは他の原告に対してもっと怒っていいのだというのを身をもって示しているっていうのが監督の解釈。

実際、塩崎厚生大臣(当時)が謝罪したことで原告団が割と満足してしてしまってるいるのは不思議なくらいでいい加減くたびれてエネルギー切れたからか初めからあまり怒っていないのか、人にもよるだろうが、いかにも今の日本人という感じ。
塩崎が何かというと名刺を置いていくのが、それ自体カリカチュアみたいに見える。

撮影が終わった作品が完成した後の原告団との付き合いは続いているのはこれまでの作品とは違うとのこと。奥崎謙三などムショに行ってしまったものなあ。

現状を見るに政治家や官僚が国民をとことんなめくさってることは見え見えなのだけれどもこの映画の中では逆に中間管理職ばかりが出てくるので上の方の傲慢はかえって見えにくい。

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4月23日(月)のつぶやき

2018年04月24日 | Weblog
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