prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ブルー きみは大丈夫」

2024年06月24日 | 映画
原題はIf。もしもという意味と、イマジナリー・フレンドという意味の両方にかけている。

主役の女の子がどういうわけか他人のイマジナリー・フレンドが見える設定で、前フリでジェームス・スチュワートが他人には見えないウサギが見える旧作映画「ハーヴェイ」がテレビで放映されている。

ただハーヴェイはスチュワートには存在するが他人には存在しない玉虫色の存在なのだが、それがこのIFでは当人にすら見えなくなっているが本当に実在しているという設定で、それが本来他人である女の子にもその父親にもありありと(それも大勢)見えるしCGがまたこれでもかとばかりにキャラクターの質感量感実在感を出してくる。

イマジナリー・フレンドの側からその主を見つけるのを女の子が手伝い、時にIFが現実に物理的な力を働きかけたりする。
なんか現実的すぎるのです。
IFは一方的に「卒業すべきもの」とは思わないが、当人には差し迫った意義があっても傍からはどうでもいい存在なのが逆さまになっているのは変な感じ。






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