prisoner's BLOG

見た映画のメモと、ツイッターのスクラップで出来ています。

「オランダの光」

2004年09月27日 | 映画
以前、レンブラントの伝記をそのまんまの画調で再現した「レンブラント」というオランダ映画があったが、19世紀オランダ絵画前半における光をフィルムで再現し、学術的に考察する一作。あれも撮影がフジフィルムだったが、向いているのか。
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「テイキング・ライブス」

2004年09月25日 | 映画
人の人生を乗っ取る、というコピーから宮部みゆきの「火車」みたいなのかと思ったら、比べるべくもない、というより似ても似つかない。「氷の微笑」の男女をひっくり返したみたいで、話の曲のなさはあれ以上。結構豪華な傍役陣がまるで生かされていない。ジョリー姐さん、少し出過ぎ。
(☆☆★★★)
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「草の乱」

2004年09月23日 | 映画
全ショット、寸毫の隙もなし。
こんな地味な素材の映画、誰が見にくるのだろうと思ったら、なんと立ち見が出ていた(すばる座)。世の中、真面目な人が多いのですねえ。
(☆☆☆★★)
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「ルドルフの魔法」

2004年09月19日 | Weblog
六行会ホールにてミュージカル座公演「ルドルフの魔法」。
魔界から俗界に来たプリンスが人間の女性と恋に落ち、永遠の命を捨てて人間になって結婚することにしたら、その相手が実は魔界のいいなずけだったという、ずいぶんひねった話。ちょっと「シュレック」みたい。
群舞シーンでちょっと目立ってるのがいると思ったら、次のシーンの主役になる。わかるものだね。
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小金持向け

2004年09月18日 | Weblog
物好きにも木村剛と蟹瀬誠一の公開対談にいく。もっともスポンサーはあるに決まっているので、外為ドットコムという会社。よみうりホールほぽ一杯に客全員にQUOカードに単行本ニ册と、剛毅なもの。
こういう経済講演会ってこちとらに参考になるわけないのだが、先取りするように「マネー雑誌で今月の買いはこれって言ったら、締め切りは3週間前だから言った奴は売り抜けている」という木村発言はウケていた。

写真は、日比谷公園でのエスニック屋台群の一部。
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ストライキ

2004年09月18日 | Weblog
プロ野球スト突入。これで経営側が少しは軟化すればいいが、これまでの傲慢な態度からして期待薄。長引いた時、いま声高に「ファンの声」を叫んでいるファンが選手側を非難しだすのではないか、と特にプロ野球ファンではない人間としては危惧する。かといって、ここでやらなかったらナメられるしね。

100円ショップで買って来たシンク用の水きり袋がまるで水を通さず、洗い物をした後シンクが洪水状態になるので買い直す。安物買いの銭失い、とは言いにくいな。買い直して役に立っているのも同じ店で売っていたものなのだから。
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「LOVERS」

2004年09月17日 | 映画
ツイスト(ひねり)、ツイストの連続で、「LOVERS」という邦題はあまり合わないのではないか「十面埋伏」という原題の方がふさわしいと思って見ていると、ありがちなことだが真相がわかってから翻ってそれまでの展開を見直すと、計画がうまくいかなかったらとどうするつもりだったのだろうとツッコミを入れたくなるところが多々出てくる。

もっともそういう見方をするのもセコいので、結局煎じ詰めれば三角関係の話だと考えればすっきりして結構邦題も当っているかと思う。
捕手たちが追ってくるのが左から、逃げるのは右へという方向づけがはっきりしていたり、馬が林の中を走るのをあまり移動を使わないで望遠でフォローするのは、黒澤流のテクニック。

撮影監督が変わったせいか、画面の感触は「HERO」ほど人工的ではない。
チャン・ツィイーが肩を見せるところ、だいたい片肌脱ぎにしておいて諸肌脱ぐのは水浴びするところと最後まで行くラブシーンにとどめているのは、もちろん計算しているのだろうが、張芸謀初期の「菊豆」(チュイトウ)の脂っこさを思うと、ずいぶん淡白で物足りない。あるいは大事に撮ってるのかもね。
今書いて気付いたけれど、タイトルバックのデザインに監督の名前の一文字の「謀」が入っている。
(☆☆☆★)


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ドキュメンタリー?

2004年09月17日 | Weblog
テレビ東京で放映された「ボウリング・フォー・コロンバイン」をちらちらと見る。ドキュメンタリーで全部吹き替えというのは妙なはずだが、もともとハリウッド的(?)図式性を旨とした作り方なのであまり気にならない。チャールトン・ヘストンの吹き替えがおなじみ納谷悟朗みたいなのが妙な感じ。
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韓流

2004年09月15日 | Weblog
韓国のドラマや映画ばかりを取り扱っているショップ。
前は韓国関連の店というとアジア的な暑苦しい印象が強かったけれど、ずいぶんとこのあたりは涼やか。冬ソナがそうらしいのだが、未見。あまりやたらと盛り上がっている人を見ると、逆に引く。
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「モナリザ・スマイル」

2004年09月14日 | 映画
ジュリア・ロバーツの新任教師が保守的な生徒たちを、結婚して家庭に入る以外の新しい世界に導く「いまを生きる」風の作りかと思ったらかなり違う。教師の方も必ずしも恋愛や結婚に魅力をおぼえていないわけではないので、けっこうぐらぐらしている。ドラマとすると整理不足だが、女性が外に出て働くのが絶対に正しいとは今ではかえって言いにくくなっている反映という感じもする。
ヒロインの名前がキャサリン・ワトソンというので、ドクター・ワトソンと呼び掛けられるのは、ホームズもののワトソン博士にひっかけているのか。
イタリアが人間解放のシンボル的なイメージとして扱われているのは、やはりルネッサンスの国だからか。監督はイギリス人のマイク・ニューエルだが、イギリス文学にも「眺めのいい部屋」ほかそういう流れがある。
50年代の風俗描写が丹念で、アメリカが本格的な消費社会に突入したことを感じさせる。
(☆☆☆)
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LD

2004年09月14日 | Weblog
LDプレイヤーが壊れたので、辛うじて残っていたLDをオークションに出して処分する。今どき引き取り手がいるのかと思ったら、物によっては思いのほか高く(1000円超)売れる。
先日買ったCDラジカセを入れていた段ボール箱、捨てないでよかった。梱包にちょうどよかった。
あと、LPどうしよう。
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「娘道成寺 蛇炎の恋」

2004年09月13日 | 映画
娘道成寺をモチーフにした一種の芸道もの、なんて浮き世離れしたもの誰が見に行くのだろうと思ったら、意外なくらい年輩の女性客が多くてびっくり。歌舞伎というか中村福助のファン層と重なっているのだろう。

お話とすると情念主体なのだが、見た印象は情念を演じきることは非情さに通じるというような、かなり観念的。監督(兼共同脚本)の高山由起子は「KOYA 澄賢房覚書」(1993)で高野山を扱ったわけだが、ここでもクライマックスの舞台になっている。
日舞にモダンダンスとさまざまな踊りが見られるのがお楽しみ。ただ、今風にちょっとカット割り過ぎの観。
牧瀬里穂は大蛇に変身する清姫役と照らし合わせて改めて見ると、結構ヘビ顔(失礼)。

写真は劇中の舞台の早変わりに使われる衣装。
(☆☆☆)
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「にっぽんぱらだいす」

2004年09月12日 | 映画
戦後の進駐軍相手のR・A・A(特殊慰安施設協会)から始まって、昭和31年の赤線廃止でトルコ(今ソープランド)へと変遷していく公娼施設を通した日本戦後史。

女子大生(加賀まり子!)が赤線に紛れ込んできて、娼婦たちに労働者としての権利(!)を教えたものだからストライキを起きるくだりは、笑わせる一方、身分の違いというものがはっきりあった時代だったことを教える。今では女子大生どころか女子中学生が売春しても大して驚かれない。そのくせこういう映画はまず作れなくなっている。

うたごえ喫茶でロシア民謡なんかを歌っている学生たちをつかまえて、娼家の連中が「みんな同じ顔をしている」というあたりは、製作された1964年ではなかなか言いにくかったのではないか。
しきりと娼婦の前で強がっていた童貞の学生(勝呂誉!)が筆おろしした後「汚れちまった悲しみに…」なんて中原中也の詩なんぞを口ずさむところは笑った。

威勢よくトルコに移って行く女たちのトラックに混じって、自殺した娼婦の霊柩車が走っているところにロシア調の音楽がかぶる、重層的なイメージの作り方。

前田陽一監督(兼脚本)のデビュー作だが、赤線のオープンセットなど堂々たる規模。まだ撮影所の機能がしっかりしていた時期だったのだね。
(☆☆☆★)
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「龍は眠る」についてのメモ

2004年09月11日 | Weblog
1  第1部と第2部とで、がらっと話が変わってしまい、第2部の誘拐劇自体もスリリングだけれど、いったい第1部の内容とどうつながるのかなかなかわからなくてスリルが二段構えになっている、というのは、おそらくキングの「呪われた街」の意味不明のプロローグが、後の吸血鬼騒動とどう結びつくのか、という趣向のアレンジ。宮部みゆき自身、初めの頃はキングの影響を公言していたし。

2 「レベル3」などでもそうだが、実在の商品名やテレビ番組名をよく出して、消費社会の現実感を補強しているのもキングがよく使う手。

3 あと感心したのは誘拐劇に絡む警察が有能なこと。着々と手をうって犯人を絞って行くのだけれど、その肝腎の動機が何なのかはなかなかわからず、それがわかった時、第1部とつながる構想の見事さ。

写真は六本木の青山ブックセンター。29日から再開するという告知が出ている。
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サンダーバード

2004年09月11日 | 映画
テレビシリーズはNHKの再放送でぽつぽつと見ようとしたが、ストーリーやキャラクター設定には正直興味が持てず、きちんと通して見たことはない。もっぱら興味は人形やセットの必ずしもリアルではなくて人形劇としての独自性を出した画面作りにあったのだが、それを実写にしたら元も子もない。
(☆☆★★★)
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