prisoner's BLOG

見た映画のメモと、ツイッターのスクラップで出来ています。

「蝉しぐれ」

2005年10月31日 | 映画
デジタル技術で余計なものを消せたのかもしれないが、よくこれだけ昔の日本の風景を今どき再現できたもの。ただ、風景そのものの素晴らしさとは別に、風景が多すぎる、という観もなきにしもあらず。
山田洋次による藤沢周平ものに比べて見るのは避けられないが、演出の力量云々より、原作の名声・完成度・長編であることによるリスクを背負った分、やや不利。
とはいえ、まことに日本人の琴線に触れる物語であることは疑いを容れず。
(☆☆☆★★)



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人間失格

2005年10月28日 | Weblog
太宰治の「人間失格」映画化のオファーが黒沢清監督にあったが断られたと聞く。けっこう面白い組み合わせだと思うのだが、残念。


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家の中の秘密

2005年10月27日 | Weblog
部屋の模様替えで仏壇を動かしたのだが、今まで見たこともなかった秘密の扉が奥にしつらえられているのを見つけて、何やら推理小説の一場面みたいで、妙に興奮する。中には何も入っていなかったのだが、これで秘密の書類でも出てくればもっと面白かったのに。
さらにテレビを移したことで、アンテナから引いてくるコードを延長して壁に這わせるようにしたのだが、鴨居の上にちょうどコードが入るような溝がついていて、その中にすっぽり収まるようになっていたのだね。結構長いこと住んでいて、知らないことがけっこうある。


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「アワーミュージック」

2005年10月25日 | 映画
ゴダール百まで前衛忘れず。
今どき前衛というのも古典的に映る。今どき珍しいきっちりしたスタンダード・サイズの画面に、ノイズやぶち切れる音の使い方などかつて異化効果といわれた処理も、今や滑らかで心地よい。
というより、もともと古典主義者のブルジョワがもともと自分にないものを求めてきたということではないか。
南北問題でいうなら、ゴダールがいるのは「北」の方で「南」には決してなれない。それは限界なのだが、限界であることを率直に表明するのは忘れない。



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母子手帖

2005年10月24日 | Weblog
生まれてウン十年経って、初めて自分が生まれた時の母子手帖というものを見る。
すると予定日が父の誕生日と同じだったことがわかり、実際は十日遅れになったのだが、その通りに生まれていたら面白かったのにな、と思った。
生まれた時の体重は4.91kg。生まれた病院は神田駿河台。ともに初耳。知らないと困るものではないが、なんとなく面白い。


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ダイオキシン、環境ホルモン、O157、憶えてますか?

2005年10月23日 | Weblog
アメリカからの牛肉輸入問題、建築に使われているアスベストによる健康被害の騒がれ方を見ていて、イヤミなことを少し考えた。
つまり、ダイオキシンが大変な毒物だと騒がれてやたらと小規模な焼却炉が規制されたり、環境ホルモンの害が取り沙汰されたのは、それほど前のことではない。
だが、その後本当にダイオキシンとはそれほどの毒性があるのか、あったとして、高温で焼却することで別の毒物が発生するのではないか、といった批判が出ていたのはスルーされている。また、環境ホルモンの影響といわれたワニや魚類の性別が転換したり、性器が小さくなったりする現象は、もともとそういう動物では性別が曖昧で、成長の間にしばしば転換するといった事実が指摘されて、毒性が否定はされないまでも騒がれたほどのものかは疑問視されている。

今回の騒ぎにしても、健康被害がないわけではないだろうが、たとえば中国からの輸入野菜の残留農薬はどうなっているのか、といった同じくらい重大と思える問題は看過されているのであって、政治的、あるいは報道上のバイアスがどの程度かかっているのか、気になるところ。

何しろお茶がダイオキシンで汚染されたと報道された農家の被害は、結局補償されていないのだから。そういえば、カイワレ大根もスーパーでとんと見かけませんね。O157の巣みたいに報道されて怒って訴えていた南野農園の副社長、今どうしているのでしょう。
騒ぐだけ騒いで、あと知らんぷりだものね。
報道されないことは存在しないのと一緒、その裏返しで世の中には報道されていることしか存在しないみたいなあり方は、ひっかかる。



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「四月の雪」

2005年10月22日 | 映画
不倫中の男女が交通事故でともに昏睡状態になって入院したので、しばらく顔を合わさざるを得なくなった双方の連れ合いに微妙な感情が交流するという話で、事故を起こした二人が死んでしまったらいつまでも連れ合いが一緒にいる理由はないわけだし、意識があったらなぜ不倫したのか問い質す方が優先したわけで、なかなか巧妙な設定。

間と沈黙の多い演出だが、それが即ニュアンスを豊かにしているかというと、やや疑問もある。
たとえば、オープニングでペ・ヨンジュンが妻が交通事故にあったことをどうやって知ったのかよくわからず、事故とわかっていたらなぜ周囲に事情を話して断ってから仕事場を離れなかったのか、とか、深夜の病院でどたどた走ったりとか、病院の廊下で携帯使ったりとか(韓国だといいのか?)、意外とディテールに神経が行き渡っていない。
意地悪く見ると、芸術映画風にややスカしている気もする。韓国でさほど当らなかったというのは、そのせいか。

ペ・ヨンジュンを照明技術者にした設定はうまい。ずいぶんダボついたジーンズを着ていたりして肉体労働でもあるところを見せつつ(体格いいぞ)、照明を操るあたりの神経の細かさも見せている。
酔っ払うシーン、二人とも明らかに本当に飲んでいる。

予想していたが、9割以上が女性客。
ただ「冬のソナタ」のファンに、これは薄味すぎて物足りないという意見も聞いた。

写真は、グッズ売り切れのお詫びの表示。
(☆☆☆★)



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「シンデレラマン」

2005年10月21日 | 映画
大不況時代の話なのだけれど、映像そのものは随分ゴージャスなのですね。
比較するのはなんだが、「怒りの葡萄」みたいな貧困の匂いがあまりしない。風俗的・考証的にはよくできているのだが。

期待を満たす範囲内だが、主役二人は実績十分なだけになかなか感心するところまでいかない。口八丁のマネージャー役のポール・ジアマッティと、傲慢なプロモーターのブルース・マッギルが印象的。よく見る顔です。
実話と聞いていなければ、出来過ぎと思うような展開。

アメリカの入りが悪くて、気に入らない客には無条件で返金する劇場が出たとか。
(☆☆☆★)



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病院のペントハウス

2005年10月20日 | Weblog
ホテルの一室みたいですが、これ某大学病院の一日7万円のペントハウスの病室の中です。滅多に入る機会などないもので、撮って来ました。
写真ではわかりませんが、執務用の机とかもあって、ブラインドはリモコンで開け閉めできます。
置いてある新聞は、読売と日経の二紙。








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防衛庁跡地、タケノコのような早さのビル建設

2005年10月19日 | 写真
サイズが違いすぎるのでわかりにくいですが、屋台を基準にしてビルの大きさを比較して見て下さい。








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「SHINOBI 忍」

2005年10月18日 | 映画
甲賀と伊賀が宿敵同志で、それぞれに属する男女が愛しあうようになるという「ロミオとジュリエット」調の設定なのだが、その宿敵同志という設定が字幕でちょろっと描かれる程度で、画やアクションとして見る側に打ち込んでいないので、ちっとも効かない。

両者を5対5のトーナメント形式(?)で戦わせて、それで徳川の世継ぎを決めると言うから、忍者と世継ぎと何の関係があるのかと思っていると、これがなんと何の関係もないのだね。で、御前試合のはずが戦うのに不服なオダギリジョーが徳川に直訴しに行ったもので代わりに山の中で戦うことになるのだが、この場合両者に戦う理由ってまるでないのだ。しかも、メンバー紹介で両陣営をカットバックで描いているものだから、誰がどっちに属するのか、わけがわからない。
だからまるで戦いの見取り図がとれず、アトラクション風にやたら趣向やビジュアルに凝った立ち回りが続くので、まるでゲームを見ているよう。
キャラクターの設定がわかった時にはもう死んでいる、という調子なので、ドラマ的な流れや盛り上がりなど、あったものではない。
金かかってるし、スタッフワークはいいのがもったいない。

忍者は山奥の里に住んでいるのだが、徳川にはまるで歯がたたず滅ぼされかけたところを、仲間由紀恵が死ぬ物狂いで許しを乞うたから生存を許されたという調子なので、まるで体制をおびやかす、あるいは体制から逸脱してしまう「妖しの民」という感じではない。ダム建設で追い出されるところをお目こぼしを願う村人みたいで、それじゃ山田風太郎じゃないよねえ。

仲間由紀恵は綺麗には違いないが、クライマックスで凄惨なところをみせずにキレイゴトで済ませているのは物足りない。
(☆☆★★★)



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「チャーリーとチョコレート工場」

2005年10月17日 | 映画
誰が言ったか忘れた(しかも長部日出雄氏の著作の孫引きだが)、「創作に必要なのは、長い孤独な時間である」という言がある。
ウォンカがチョコレートを創作しながら工場で過ごしたのも、そういう時間だったのだろう。

同じティム・バートン=ジョニー・デップの「シザーハンズ」も、作家(それも天才)と孤独についての物語だったが、あそこでは主人公は外に出てもついに孤独から逃れられず、白い雪だけをいわば“作品”として外に送るだけだったが、ここでは外の人が工場の中に招かれた中に雪が降る。ナレーターが誰なのか伏せておいてラストで明かす語り口とともに、ちょうどあの裏返しみたいになっているのはもちろん意図的だろう。
その変化には、当然作者たちが評価されて公私ともに充実しているのも反映しているはず。

作家の想像力と創造力は大人の中の子供から来るとはよく言われるが、ここに出てくるチャーリー以外の子供たちのこまっしゃくれていて子供らしさのかけらもないこと、呆れるばかり。
いくらなんでも警戒心がなさすぎないかとも思うが、一方で現実に少年少女が呆れる程警戒心のない行動をとって犯罪に巻き込まれたりしているものね。想像力がなかったら、警戒もしないのかもしれない。

ウォンカが工場でともに過ごした小人のウンパルンパが、もう実に千変万化してミュージカル・シーンなどを彩るのに目を見張る。映像技術的にも、ミュージカル・センスとしても物凄い創作力であり、アメリカ映画ならではの底力を久々に見せつける。もちろん、美術・衣装・特殊効果の素晴らしさは形容のしようもない。

セレブぶったガキどもがとっちめられる奇想天外なやり方とブラックなセンスには、個人的には拍手喝采もの。
「2001年宇宙の旅」のパロディというより祖述など、バートンあたりでないと許されないワザ。

ジョニー・デップがすごくヘンで才能溢れていて孤独とユーモアと悪趣味とをない交ぜて見せる。役作りには、ハワード・ヒューズと70年代のロックスターが入っているとのこと。その異様な顔色もだが、子供の顔の肌の感じなどほとんどプラスチックみたいに見えたりする。メイクや照明だけでなく、デジタル処理も加わっているのではないか。
(☆☆☆★★★)



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雨のフリーマーケット

2005年10月16日 | Weblog
雨が降っている中でフリーマーケットが開催。
なぜか緊急救助訓練用の人形が持ってこられてました。
いきなり坊主頭の人が横たわっているので、一瞬何事かと思いました。


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草刈り

2005年10月15日 | Weblog
生垣の草刈りをする。
まったく世話しないのに、雨水と空気と土と太陽だけで、よくこれだけ繁茂するもの。ゴミ袋3つ分になる。
天気予報では雨のはずだったのだが、幸い雨は降らず、それどころか晴れて来た。

イージーオーダーの紳士服の店に行くと、チャック・ウィルソンがよく来るという話になる。腕回り45センチだから、既製品があるわけなくて、4、5着まとめて作っていくという。今では老人ホームの健康作りの講演などをよくやっているので、スーツがないと格好がつかないらしい。


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元占いブース

2005年10月14日 | Weblog
渋谷の占いのブースが集まっていた場所です。
一番多い時は四つあったのですが、撤去されてるみたいで。あんまり開運しなかったみたい。


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