prisoner's BLOG

見た映画のメモと、ツイッターのスクラップで出来ています。

「オペラ・ハット」

2003年06月30日 | 映画
東急文化会館で見た最後の映画。なんでこれを突然上映したのかわからないが、見てなかったのでしめしめと出かける。大金を相続した田舎の純朴な男が、金欲しさの連中に純朴さを頭がおかしいと告発されて相続権を奪われかけるが、彼を記事のネタにしようと近付いた女記者が改心したのをきっかけに逆転する、という今見るとおとぎ話としかいいようのないストーリーだが、最近もよく似たアメリカ映画があった(題名失念)。おそらく発表当時の大不況時代ではもっとおとぎ話だったのではないか。
(☆☆☆★)


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「さよならクロ」

2003年06月29日 | 映画
犬がほとんど無言(?)の芝居をしていて、媚びを売ったり可愛らしく見せようとしていないところがいい。犬嫌いの人間が見ても違和感がない。クロ(演じている犬が山本クロというのが笑わせる)とはぴったりすぎるくらい真っ黒で、古くて薄暗い校舎の中では見えなくなることがある。
(☆☆☆★)


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「やくざの墓場・くちなしの花」

2003年06月27日 | 映画
在日問題というのが笠原和夫のシナリオに書き込んでいたのが映画ではずいぶん後退させられていたわけだが、仮にシナリオのまま描けても一種の限界はあったのではないか。
やくざではなく刑事が主人公なのだが、むしろその分デカダンな感じになった。
(☆☆☆)


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「日本女侠客・激斗ひめゆり岬」

2003年06月27日 | 映画
沖縄を舞台にして殴り込みのバックに演歌流すことないでしょう。沖縄出身の芸能人が多い現在から見ると、なんか顔が違うと思う。
(☆☆★★)


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「愛してる、愛してない」

2003年06月20日 | 映画
予告編だとロマンチックコメディみたいだったが、実物はなんとストーカーもののホラーといっていい話。 まあ、「アメリ」だってやたら思い込みの強いはた迷惑なキャラクターという点では同じなのだが。
(☆☆☆)


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「WATARIDORI」

2003年06月15日 | 映画
とにかく飛んでいる鳥を至近距離から撮った映像がすべて。大画面で見ると、身体の表面の羽毛が波打っているのがわかる。あまりナレーションがないのはいい。鳥の巣がコンバインに巻き込まれる暗示や、ハンターに撃ち落とされる実写や、油にまみれて飛べなくなる映像がちょっとづつひっかかる。
(☆☆☆★★)


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「8mile」

2003年06月14日 | 映画
一度ラップのバトルで負けた主人公がカムバックして勝つ、という筋そのものはありがちなサクセスもののようで、間にはさまるエピソードから来るアメリカ的“成功”に対する反感(ラップ自体そういうものではないか?)の印象が強いので、ラスト背を向けて終わるのが説得力がある。字幕翻訳は大変だったろうな。外人と日本人の二人の協力を得ている。逆にあまり字幕はちらっちらっとしか読まないよう心掛けた。
(☆☆☆)


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「X-MEN2」

2003年06月13日 | 映画
女に誘われた男がトイレにしけこんで言う「aggressiveだな」という台詞が、「イケイケだな」なんて訳してあるので、これ戸田奈津子の訳じゃないかと思ったら案の定。いまどき、イケイケなんて言いますか? アグレッシブは半ば日本語化しているし、「積極的だな」でいいじゃない。

設定に馴染んでいないこともあるが、毎度めぐるましいVFXとカッティングに傾いた演出で、大勢の登場人物や地理関係など捌き切れていない観あり。
(☆☆☆★)


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「トゥー・ウィークス・ノティス」

2003年06月12日 | 映画
とにかく喋りっぱなし。英語の台詞の面白さがわからないと、という映画の評価は困る。女性客だらけの場内でほとんどしーん、としている(その割につまらながっているわけでもない)というのは、ね。
グラントが初めてスピーチ原稿を自分で書いて読み上げる山場の仕掛けはうまくいっている。
(☆☆☆)


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「サラマンダー」

2003年06月11日 | 映画
サラマンダー、つまりドラゴンをモチーフにしたところからして宗教色がずいぶん強い。孤立した砦に立て籠った一団と、そこに押し入ってくる一団というところで「マッドマックス2」を思わせる(あれも一種の神話仕立てだった)。わざわざマシュー・マコノヒーが自分のことをdragonslayerと称するし。

舞台がイギリスというのは珍しいが、そこに押し入ってきたアメリカの海兵隊が協力を強要するところ、自分たちの仲間は限りなく美化して、他者に対しての想像力をてんで欠いているあたり、やたら生々しくて娯楽映画がこんなに殺伐しているというのも、と思う。

巨大な砦や崩壊したロンドンの大オープンセットは、この手のものはおまかせのウルフ・クローガー。「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」の山場を劇中劇で再現しているバックがイコン(聖像画)だったりする。
(☆☆☆★)


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「シカゴ」

2003年06月10日 | 映画
エンドタイトルを見ていたら、主役の三人のパフォーマンスは自分でやっていますという断り書きが出てきたのが可笑しい。吹き替えではないかと疑うのが増えたせいだろう。 考えて見ると、ずいぶん毒気のあるストーリー。元がボブ・フォッシーだものね。

細かくカットを割る演出なのだが、幻想と現実のカットバックなのでそれほど気にならない。特に感心はしなかったが。脚本のビル・コンドンは「ゴッド・アンド・モンスター」の「フランケンシュタイン」とその監督とを結び付けた作劇を買われたか。
(☆☆☆★)


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「エニグマ」

2003年06月07日 | 映画
暗号を映像で描くのは難しいのではないかと思ったらやはり難しかった。初めに見つかる死体の山がストーリーにどう結びつくのかというあたりは良かったけれど、シンボリックに出てくる女のイメージがどうストーリーに結びつくのかなかなか腑に落ちない。なんか「恋」のフラッシュ・フォワードみたい。演劇人がシナリオを書くと(「恋」はハロルド・ピンター、これはトム・ストッパード)イメージと台詞が別々に別れていて結びつきにくい傾向があるよう。
(☆☆☆)


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「ハンテッド」

2003年06月05日 | 映画
腐っても鯛という感じのフリードキン演出。
終盤まったく台詞なしで追跡を見せる手腕は「フレンチ・コネクション」以来。対象がカメラに向かってさあ撮ってくれという感じで構えずに、ふっ、ふっと見失ったり、偶然のように捕らえるタイミングの作り方。ナイフの戦いで切りあうだけでなく関節技を織り交ぜるリアリティ。
(☆☆☆★★)


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