prisoner's BLOG

見た映画のメモを☆=20点★=5点による評価つきでつけていますが、テレビ画面で見たなどの理由でつけないこともあります。

4月24日(火)のつぶやき

2018年04月25日 | Weblog
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「彼女が消えた浜辺」

2018年04月25日 | 映画
あれれ、アントニオーニの「情事」じゃない、と思った。一見親し気な男女たちが旅している中、浜辺でその中の一人の女が消えてしまい、親し気に見えていた仲間(?)たちが実はろくに知っていなかったのをリアリズムに不定型な感覚が混ざった映像自体があぶり出していく。

イラクといっても普通の人たちが同じように暮らして楽しんでいるじゃない、と思っているとそういうレベルの共感を外してしまう。
生活様式そのものはどの国もかなり近くなっていて、そこにすぽっと違う感じが混ざってくる。それがお国柄にとどまらない、通奏低音のようにこちらにも続いているのが直感的に感じられるのが今の映画。

「彼女が消えた浜辺」 公式ホームページ

「彼女が消えた浜辺」 - 映画.com

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角川映画
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「ニッポン国VS泉南石綿村」

2018年04月24日 | 映画
後半の官僚たちのおよそ人間味を欠いた無表情無感情の壁みたいな対応を見ていて、今現在の霞が関・永田町の惨状が重なってなおのこと怒りがこみ上げてくる。
とにかく壊れたレコードみたいに同じ答えを繰り返すことで脱力感や無力感に陥らせようとする策略というか血肉した習性なのだろう。

人は死ぬけれども国家というシステムの方は死なない。
これだけでも大変なハンデで、しかも原監督が作中で発言しているように、国を訴える、といってもその裁判所という制度そのものが国の一部ではないか。
初めから敵の土俵で戦うことを強いられているわけで、どうにも納得がいかない。

原告が一人また一人で死んでいくところを「仁義なき戦い」ばりのストップモーションや字幕を使っていて、あまり直接描くのは倫理的にも家族の意思からしても難しいこともあるだろうが、あれにも通じる一種の無念さ、軽く扱われる命という感じが出た。

上映後に原監督と柳下美恵氏(普段は主にサイレント映画に即興でピアノ演奏をつけている人)のトークショーが開催。
言われなければ気がつかなかっただろうけれどもラストで流されるピアノ・ソロが「七人の侍」のテーマ似ていると思ったと監督は語る(個人的にはシューベルトのピアノ三重奏に似ていると思った)。

七人の侍の名前が出たけれども、登場人物が大勢いてそれを一人一人描きこんでいくと自ずと3時間半という尺数をとる事になるのではないか。

それにしてもなんで日本人ってこんなにも怒らないのだろうと後半の初めから監督がいわば乱入し挑発していく「中立性」くそくらえの作風が一種痛快なのと原告団の反応がまだ鈍くてまだるっこいのと、二律背反。

原告団の中でかなり頻繁に怒って見せている人はいるけれどもあの日の場合が実際に起こってるというのは他の原告に対してもっと怒っていいのだというのを身をもって示しているっていうのが監督の解釈。

実際、塩崎厚生大臣(当時)が謝罪したことで原告団が割と満足してしてしまってるいるのは不思議なくらいでいい加減くたびれてエネルギー切れたからか初めからあまり怒っていないのか、人にもよるだろうが、いかにも今の日本人という感じ。
塩崎が何かというと名刺を置いていくのが、それ自体カリカチュアみたいに見える。

撮影が終わった作品が完成した後の原告団との付き合いは続いているのはこれまでの作品とは違うとのこと。奥崎謙三などムショに行ってしまったものなあ。

現状を見るに政治家や官僚が国民をとことんなめくさってることは見え見えなのだけれどもこの映画の中では逆に中間管理職ばかりが出てくるので上の方の傲慢はかえって見えにくい。

ニッポン国VS泉南石綿村 公式ホームページ

ニッポン国VS泉南石綿村 - 映画.com

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4月23日(月)のつぶやき

2018年04月24日 | Weblog
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「パシフィックリム アップライジング」

2018年04月23日 | 映画
日本製の怪獣や巨大ロボットが原型ということになっているけれどもCG製というだけでなくかなり違うものになってると思う。

スペクタクルとしては昼間の場面が多くて前作よりわかりやすいくらいだが、怪獣もロボットも人間もおしなべてキャラクター性に乏しい感じ。好きな人なら細かい味わいを汲み取れるのかもしれないけれど、こちらはそこまで好きなわけではない。

中国資本がだいぶ入って実際中国でとんでもない大ヒットを記録し、キャスティングで割と中国系が目立つ。
というわけでか、東京の風景など相当に変だし(これを見ると「シン・ゴジラ」が今の東京をビビットに描いた作品だってことがわかる)、いくらなんでも富士山が活火山で火口に溶岩が赤く見えるっていうのはないと思う。

ハインラインの「人形使い」みたいな趣向が出てくると、怪獣というより宇宙からの侵略者といった50年代SFがかった感じも入ってくる。
(☆☆☆★)

パシフィックリム アップライジング 公式ホームページ

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4月22日(日)のつぶやき

2018年04月23日 | Weblog
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「ミスミソウ」

2018年04月22日 | 映画
前半のいじめの描写がしつこい上に平板でかなりうんざりしたが、復讐というか過剰にやり返す辺りから調子が乗ってくる。

ゴア描写のえぐさは相当なもので、話は古いが「オールナイトロング」みたいな無意味で必然性を欠いているゆえの陰惨さ自体がテーマになっている感。

いじめっ子はもちろんだが、教師も傍観している生徒も、さらにそれ以外とこれだけ出てくる登場人物がほぼ全部クズという点、徹底している。

雪景色と雪の降り方、その白の中にヒロインの赤いコートが映える(「赤い影」か「ザ・ブルード」か)のが美しい。
東京から来たという設定にせよ、垢ぬけすぎているのはまあ映画だからいいか。

回想シーンの入れ方の手際が悪い上にちゃちなCGを使われるのは興ざめ。

それにしても最近の日本映画は衰退した地方都市を舞台にした秀作がかなり続くけれどもこの映画の舞台の街の過疎ぶりは本当にひどいもので、警察がまるで機能していないあたりリアリティのなさを承知の上で展開しているみたい。

カラオケ屋レンタルビデオ店すらないらしいけれどもネットやゲームはないのだろうか。時代がちょっと前の感じ。
(☆☆☆)

ミスミソウ 公式ホームページ

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4月21日(土)のつぶやき

2018年04月22日 | Weblog
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「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」

2018年04月21日 | 映画
現代に通じるというのを通り越してまるっきり現代の話としか思えない。

大統領というのは報道に対して国家機密を漏らした罪を問うて封じるという手を持っているというのにぞっとする。やろうと思えば「合法的」に報道を封じられるし、現にそうなっている国はいくらもある。

報道の自由というのは報道そのものによって勝ち取れる、というセリフが重要。
大物記者が政治家と個人的なつきあいをしているのは日本と同じ。ただし本当に報道に賭けなくてはいけない正念場にはつきあいを絶つ。

ニューヨーク・タイムスが先行してスクープを飛ばし、ワシントン・ポストは地団駄を踏むことになるのだが、タイムスが大統領側の攻撃をまず受けて動きが取れなくなったところにポストが追いつく、といったライバル同士の抜き合いと同時に、バトンを受け継ぎ共に戦うというジャーナリズム同士の関係が清々しい。

それにしてもリークというのは見ようによってはあなたまかせみたいでもあるけれど、新聞社の信用があるからリークもしてくるのであり、その信用を担保するのは「その後」の扱いによるのだと思わせる。

株式を上場することで得られた資本で何人記者が雇えるか、といった計算をしていたり、報道するリスクをとることで株主の利益をおびやかす恐れがあると社主が顧問弁護士に警告されるあたり、新聞社の営利私的企業としての側面も描いている。
そして報道に踏み切る時に社の創立理念を持ち出して理屈で切り返すあたりアメリカらしい。

タイプライター、鉛の活字、空気圧で送る書類、固定電話、大量のペーパーなどの当時の道具立てがデジタルより映画的に画になる。

トム・ハンクスのジョー・ブラッドレーが「大統領の陰謀」のジェースン・ロバーズ同様デスクに足を乗せている。実際のブラッドレーの癖だったのだろうか。

一見して地味な題材をじりじりと盛り上げて(カメラはかなり動いているのだが、眼にうるさい感じがしない)爽快感にまで持っていくスピルバーグの演出力はさすがで、現実の続きを暗示するラストもニクソンの退陣にまでつながっていく事実を知っていて見るから爽快感に水をさすことはない。
(☆☆☆★★★)

「ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書」 公式ホームページ

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4月20日(金)のつぶやき

2018年04月21日 | Weblog
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お題「買い物は現金派?カード派?」 カード派

2018年04月20日 | Weblog
お題「買い物は現金派?カード派?」に参加中!
EdyとNanacoとSuicaの三種類の電子マネーを使って、それぞれ年会費無料のクレジットカードと連携してチャージするようにしています。
現金を使うのは、ほとんど100円ショップくらい。

電子マネーを買い物に使う時にポイントがたまって、チャージする時にまたたまるという寸法。塵も積もれば何とやらで、けっこうバカにならない。

決済の速さも魅力。ただ、これに慣れてしまうとレジで待たされていて前の客がもたもた小銭を数えているのを見ていると正直イラッとする。

もっともこう何種類もあるとどこでどれを使うのが一番有利かというのを頭に置いておくのは相当めんどくさい。

EdyはスーパーマーケットでTカードと併用(さらにTポイントもたまる)、Nanacoはセブンイレブン、Suicaはその他と交通機関用といった使い分けで、どれもおサイフケータイ機能のあるスマホに収めています。

中国はアリ・ペイひとつで済んでしまうらしいけれど、QRコードを使った決済はスマホを開くまでもなく(電源が落ちていてもいい)レジにかざせば決済できてしまう日本式電子マネーより便利とは思えない。
試しにバーコード決済のLine Payを使ってみたこともあるけれど、これはもういちいち六桁の暗証番号を入れねばならず、めんどくさくっていけない。

ただ便利ではあってもこう何種類も乱立して統一もされなければ互換性もないというのが、いかにも毎度おなじみ日本的ガラパゴス。

ビッグデータが欲しいのだったらまとめた方がいいと思うのだけれど、いろいろ面倒でしょうね。便利な代わりに個人情報を渡していいのかという抵抗感がないわけではないし。
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4月19日(木)のつぶやき その2

2018年04月20日 | Weblog
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4月19日(木)のつぶやき その1

2018年04月20日 | Weblog
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「ラブレス」

2018年04月19日 | 映画
冒頭の雪が降る川辺で木々が上に伸びず地を這うように伸びている光景がすでに上から何かに押さえつけられているようで象徴的。

ベルイマンの「ある結婚の風景」を参考にしたそうだが、すでに夫婦ともに相手がいるせいか互いにまったく情を持っていないのがちょっと凄い。
夫婦間だけでなく妻が妊娠した時その母は必ずしくじるからと言ったのを持ち出して突き放す、その冷たさがまた凄い。

それらの肉親同士の冷たさに加えて、警察のやる気のなさ加減はあきれるばかり。
対照的にボランティアたちの整然として規律がとれノウハウの積み重ねを見せる有能さが目立つ。ロシアでこれだけボランティアが整備されているのかと失礼ながら先入観とのギャップを感じたくらい。

夫の勤めている会社の社長がやたら熱心なクリスチャンで離婚を認めないものだから、クビになるのが怖くて離婚を隠している社員がいるというあたり、日本でもありそう。

それにしてもソ連時代にはあからさまなセックス描写は遠慮していたものだが、まあ堂々たる体躯を重ねた性交は物理的な迫力たっぷり。

紐を投げるあたりタルコフスキーの「ストーカー」みたい。
ラスト近くの冬景色は「惑星ソラリス」に引用されたブリューゲルの「雪中の狩人」を明らかに模した構図。
(☆☆☆★★)

「ラブレス」 公式ホームページ

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4月18日(水)のつぶやき その2

2018年04月19日 | Weblog
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