prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
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「ありがとう、トニ・エルドマン」

2017年06月23日 | 映画
ひどいいたずら好きで半分ホームレスみたいな恰好をしている父親が、対照的に国際的にビジネスで飛び回っている娘を心配してくっついてまわる、そのたびに扮装を変えたり下手なウソついたりで、娘にとっては随分迷惑なのだけれど、次第に堅苦しくぎすぎすしたビジネスの場にいる娘だけでなく周囲のビジネスマンたちも巻き込んでどこかずっこけたユルい調子にギアを変えていくのがおもしろいところ。

2時間40分という長尺だからよほど波乱万丈の話かというと割と淡々と二人を追っていくだけでしかも不思議と飽きさせない。父親のイタズラの仕掛け方が観客にとっても本当に意外でいちいち驚かせるということもいくらかあるだろうが、それだけでは説明つかない。

登場人物少ないし、ロケ主体で大きな仕掛けもないしであまり製作費をかけていないのではないか。
(☆☆☆★★)

ありがとう、トニ・エルドマン 公式ホームページ

映画『ありがとう、トニ・エルドマン』 - シネマトゥデイ

ありがとう、トニ・エルドマン|映画情報のぴあ映画生活



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