prisoner's BLOG

見た映画のメモと、ツイッターのスクラップで出来ています。

「アンチポルノ」

2017年04月30日 | 映画
えらい証文が出し遅れた前衛というか、「アンチ」ポルノはいいけれど、芸術とか表現で型とかオーソドックスとかいったものがあらかた崩壊している今どきこういう型破りならぬ型なしを作ってどうするのかと思う。

アラン・ロブ=グリエ監督作みたいな、抽象的なセットでの意味不明なやりとりにとりあえずヌードが配置されてますといった殺風景なゲイジュツ映画。極彩色のセットや撮影といった技術的な見どころはあるけれど、それで一時間半近くはとてもモタない。

確信犯的に面白くなくしているか、あるいは面白い面白くない以前の何ものかを提出しているのだろうけれど、それが周囲に刺さるという状況でもないだろう。
(☆☆)

ロマンポルノ・リブート・プロジェクト 公式ホームページ

映画『アンチポルノ』 - シネマトゥデイ

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4月29日(土)のつぶやき その2

2017年04月30日 | Weblog
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4月29日(土)のつぶやき その1

2017年04月30日 | Weblog
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「牝猫たち」

2017年04月29日 | 映画
池袋周辺のロケにすぐれ、あ、ここ新文芸座の裏手、ここアニメイトの前、ここ東口から西口に抜ける通路の出口といった具合に一目でわかるように撮れている。

デリヘルで働く三人の女を平行して捩り合わせるように描いていく展開がきめ細かく、しかもちょっとづつ意外性を入れていく語りがおもしろく、その他の脇も含めて各キャラクターが悲惨さと自棄みたいな明るさとブラックな感じなどさまざまな面をない混ぜているのが良い。

虐待を受けている子供のエピソードが怪獣ガッパ(日活唯一の怪獣映画)を絡めて子供の感覚に合わせてか、悲惨さを中和するためか大きな飛躍を見せるが、収め方を含めてちょっと中途半端なのは残念。

盗撮やネットの炎上などなデジタルアイテムを取り入れただけでなく、夜間撮影が多いせいか、画面自体あからさまなデジタル感が強い。

このリブートプロジェクトで先行公開された二本では女たちの下着がプレーンな柄だったけれど、ここでは仕事が仕事なせいか濃い色が多い。
(☆☆☆★★)

ロマンポルノ・リブート・プロジェクト 公式ホームページ

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4月28日(金)のつぶやき

2017年04月29日 | Weblog
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「ムーンライト」

2017年04月28日 | 映画
主人公が黒人であり同性愛者であり、と何重もの意味でマイノリティであること、デジタル技術による色彩の調整の革新性、音楽をわざと物理的に引き延ばしたりする処理の細かさ、などテーマの点でも映画技術的にも話題と達成の多い映画であり、三幕劇的な構成もスタイリッシュだが、抽象的な言い方になってしまうが、場面の設定と段取りと仕上げ以外の、撮影そのものの時点でで突き詰めたり何か引き出す感じがどことなく薄い。

演出が俳優たちを十分追い込み切っておらず、各人の力量そのまま(だからレベルそのものは高いのだが)でOKを出しているような、あるいはポストプロダクションの色彩調整とは別の、現場ですぐれたカメラマンが対象に立ち向かう時の切り込んでいくような緊張感が薄い物足りなさを正直感じた。
(☆☆☆★)

ムーンライト 公式ホームページ

映画『ムーンライト』 - シネマトゥデイ

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4月27日(木)のつぶやき

2017年04月28日 | Weblog
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「夜は短し歩けよ乙女」

2017年04月27日 | 映画
画面の色づかい(撮影監督バティスト・ペロン、色彩設計ルシル・ブリアン)のすばらしさが目を奪う。
黒髪の乙女(というのがキャラクター名)がいわゆる通常のアニメっぽいデザインとはかなり違うけれど可愛い。変なキャラクターばかり出てくるのだが動じない無意識過剰ぶりが乙女っぽい。

ずいぶん色々な要素を詰め込んで第二幕まで一夜の話にかちっとまとめて、第三幕でいちいち丹念に回収していくみたいな意外と古典的な構成。

勘違いと独りよがりにまみれた童貞くんのイタい愚行の連続という内容はちょっといたたまれなくて乗り切れないところはある。

古本市とか学生たちのたたずまいとかが京都っぽい。
あんなに酒飲んで(飲ませて)いいのかな、と若干疑問。
(☆☆☆★)

夜は短し歩けよ乙女 公式ホームページ

映画『夜は短し歩けよ乙女』 - シネマトゥデイ

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4月26日(水)のつぶやき

2017年04月27日 | Weblog
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「風に濡れた女」

2017年04月26日 | 映画
オープニング、女が自転車に乗った海にじゃぶじゃぶ入っていくのは神代辰巳監督脚本の「恋人たちは濡れた」のラストだなと思って、ああいう世にもけだるくやる気がなくて、だけどセックスだけはまあやることはやる、という捉えどころのない連中の中から生還したような、しかしもう少し積極的に人を翻弄する女がここでのヒロインになる。

主役の男が隠者みたいに人里離れたところに掘っ立て小屋を建てて自給自足?して暮らしている元役者で、そこに変な女や昔の仲間とその弟子の若い男優と女の劇作家(やたら小さくて可愛いのは狙いか)がやってきて、各人の欲望というより玉突きみたいになりゆきでやってしまうといういい加減さなところがおもしろい一方でちょっと緩すぎ。
若い男優たちがいつもまったく同じように個性ゼロで振る舞っているのが皮肉な感じ。

ロマンポルノリブート第一弾の主人公が映画監督で第二弾が役者、と作り手に近い設定で、なんだかんだいって女が(迷惑ながらも)寄ってくるというのは調子いいと考えるべきか、10分に1回は濡れ場を置かなくてはいけないというルールのせいか。
(☆☆☆★)

ロマンポルノ・リブート・プロジェクト 公式ホームページ

映画『風に濡れた女』 - シネマトゥデイ

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4月25日(火)のつぶやき

2017年04月26日 | Weblog
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「ジムノペディに乱れる」

2017年04月25日 | 映画
映画監督が女たちの間をやってまわる、という点で「8 1/2」の下世話版という感じもちょっとする。

一週間を曜日で区切って描く日記みたいな形式をとりながら、500円玉を貯めた豚の貯金箱とか金にまつわる話がセコいレベルからだんだんまとまった(かといって映画の製作費という額ではない)数十万円単位の支払いが滞納している話になり、さらに重要な女の存在が明らかになっていき、といった展開のさせ方が上手い。

このお話全体が胡蝶の夢みたいに誰かの夢の中なのではないかといったニュアンスも終盤になって浮かび上がってくる。初めからではなく途中からそうなる移行ぶりがおもしろいところ。

ロマンポルノといっても本来のそれが1時間10分くらい(三本立てだからそれくらいになる)なのに対して、1時間半弱というのはかなり長くなった印象。

セックスシーンは疑似な分、かえってコントロールが効いてAVみたいにやたらとえんえん長くならずコンパクトに表現できている印象。昔みたいにとにかく刺激で勝負というのはAV登場した後ではもう投げているから落ち着いたもの。
(☆☆☆★★)

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4月24日(月)のつぶやき

2017年04月25日 | Weblog
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「LION/ライオン ~25年目のただいま~」

2017年04月24日 | 映画
オープニングのうっかり乗り込んだ列車が動き出してしまい、どうしようもなく遠くに連れていかれてしまうあたりの子供の心細さの表現が圧巻。

インドのとんでもない大きさや物騒な連中がたむろしているあたりの怖さ、子供が走り続けるロケシーンで素晴らしい映像センスを見せる。

青年期から「スラムドッグ・アンド・ミリオネラ」からぐっと成長したデーヴ・パテールが「奇跡がくれた数式」に続き好演。
インド青年が自然に大学で白人の恋人ができるあたり、当時のオーストラリアが他民族主義をとっていた影響もあるかと思える。

養親になるニコール・キッドマンの長台詞で説明する貧しいインド少年を引き取った理由が、善意には違いないが意外と屈折した理由なのが興味深い。

後半、グーグルアースを使ってどういうルートでカルカッタ(現コルカタ)に行き着いたのか割り出すのは何事もスピードアップした時代にふさわしいけれど、多少あっけない感じはする。
(☆☆☆★★★)

LION/ライオン ~25年目のただいま~ 公式ホームページ

映画『LION/ライオン ~25年目のただいま~』 - シネマトゥデイ

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4月23日(日)のつぶやき

2017年04月24日 | Weblog
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