prisoner's BLOG

見た映画のメモと、ツイッターのスクラップで出来ています。

「ポカホンタス」

2010年09月30日 | 映画
一応史実をベースにしているのだけれど、西洋白人男性にとってはまことに都合のいいお話。「蝶々夫人」の野生版。この手の物語で、男女を逆にして作り直してみるといい。「M.バタフライ」ではないが、信じられないくらいバカげた話であることがわかる。

「アバター」でもこの物語が転用されているように白人の自惚れ鏡の典型で、非白人にとっては気色悪く、途中で見るのをやめる。画もひどい。
最近のエコっていうのにも、一種の西洋的優越意識を感じるね。


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「バイオハザードIV アフターライフ」

2010年09月28日 | 映画
退屈はしないけれど、見終わると同時にすべて忘れてしまいますね。内容が前どんなものだったか、どんなキャラクターが出てきたのかもまるで覚えていない。
ウェントワース・ミラーがまるっきり「プリズン・ブレイク」のマイケルと同じ髪型とイメージで出てくるのはどんなものでしょ。
(☆☆☆)


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「WOLF 狼」

2010年09月27日 | 映画
昨年の東京国際映画祭でトヨタ・アース・グランプリ作。一般公開されていないかったのが、今年のプレイベント用に再度上映された。
ニコラ・バニエ監督は、極地や寒冷地の探検の記録ドキュメンタリー制作に携わってきたフランス人探検家であり、「狩人と犬、最後の旅」で高い評価を受けている。

極寒の地シベリアで暮らす遊牧民エベンク族にとっては大切なトナカイを狙う憎き存在でしかなかったオオカミが、ある日、少年セルゲイが傷ついた母オオカミとその子供たちを見つけて人間と変わらない親子愛にすっかり心を動かされたのをきっかけに、憎しみから共感に変わっていくドラマ。

エベング族がはっきりと東洋系の顔立ちで、セルゲイを演じているニコラ・ブリウデはなんだか永島敏行に似ている。
シベリアの壮大で過酷な自然に圧倒される。トナカイの放牧というのは初めて見た。冬山の稜線を何百というトナカイが伝っていくのが蟻の行進のように見える壮大な光景には、鳥肌が立つ。
オオカミの子供がぬいぐるみみたいに可愛いのがだんだん大きくなっていくのをきちんと描いているあたり、一体どれほどの手間がかかっているのか、見当もつかない。

オオカミがトナカイを襲うのは、別に憎いからではない、という恋人の少女のセリフが印象的。
オオカミとトナカイと人間が共棲したくてもそう簡単ではなく、トナカイの血で口のまわりが真っ赤になったかつてかわいい子オオカミだった肉食獣のアップは、かなりインパクトあり。

ただし、彼らが再び襲ってきたのを撃退したら、別のオオカミの群れでしたという展開はいささか疑問。オオカミはオオカミでしょうが。仲良しだったかどうかはおよそ本質的な問題ではないばかりか、えこひいきにもつながる。

トナカイを家畜として、どう利用しているのかはっきりしないのも不満。食べてないわけではないと思うのだが。
(☆☆☆★★)


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「ヒックとドラゴン」

2010年09月26日 | 映画
バイキングとドラゴンの両方の弱い者同士からつながっていく展開が日本人向けという気がする。
ヒックと父親との対立に母親が絡まないのは珍しい。というか、ヒック自身の女性的な部分が立ち上がってくるドラマという捕らえ方もできるかもしれない。

ドラゴンとバイキングの共棲、とでもいった展開を見せるのは珍しくもあるけれど、そのために巨悪のドラゴンを出してやっつけないといけないのだね。限界というか、そんなものというか。

ドラゴンのデザインがずいぶん多彩。ただ、やや生理的に違和感あり。
(☆☆☆★★)



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「ヤギと男と男と壁と」

2010年09月14日 | 映画
アメリカに本当にあったとかいう超能力部隊の変さ加減、可笑しさ、というのは話で聞いているとそれだけで可笑しいのだけれど、いざ映画にするとツッコミがないとあまり生きないみたい。

イアン・マクレガーに「ジェダイ?」と言わせるあたりの楽屋オチはおもしろいのだけれど、本当だったらもう少し強いツッコミを入れなければいけないところ。
(☆☆☆)


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「ちょんまげぷりん」

2010年09月12日 | 映画
シングルマザーとその子供のところにタイムスリップした江戸時代の旗本が転がり込んできて、時代の違いからくるとんちんかんなやりとりと、サムライの男権主義に反発するのとと男らしさに魅かれるのと、子供を厳しくしつけるようになるのと、一通り揃ったドラマ。

いつも定時で帰れるような勤務できるシングルマザーがどの程度いるのか、とか、いくら才能があっても、ああ早くお菓子を作る腕が上達するものか、とか色々気になる。

お菓子は通常の料理と違って目分量は効かず、正確に小麦粉や砂糖の分量を計量する必要があるので、秤の使い方を覚えていくのを描き込むだけでかなり描写の説得力が変わったと思うのだが。電話の使い方はわからないのだし。

錦戸亮は着物を着ていなくても所作はサムライらしく通している。
ともさかりえは左右非対称な表情がよく動く。
(☆☆☆)


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「Nursery University」

2010年09月11日 | 映画
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ニューヨーク版お受験戦争のドキュメンタリー。

親の経済状態他の社会的地位がもろに子供の篩い分けに直結するわけで、教育というのが本来誰でも享受できるものではなく、とんでもない贅沢品になりつつあるみたい。

保育園あたりが私立なので、結構こっちの目で見ると上から目線で選んでいる。


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「トイレット」

2010年09月10日 | 映画
もともとこの監督のタッチ、アクセントがフラットなのだけれど、俳優がほとんど外国人となるとアンサンブルがとれないでバラけた感じになって、眠いのなんの。
三本目とあって、こちらの感覚が狎れてきたせいもあるだろう。
(☆☆★★★)


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「OUTRAGE」

2010年09月09日 | 映画
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ゲイの政治家がそれを隠すためにことさらにゲイ攻撃に走る姿を追ったドキュメンタリー。
それにしても、アメリカの原理主義的キリスト教がゲイの悪魔視するっていうのはどうも理解を絶する。
夫がカミングアウトしている時の、隣にいる妻のなんともいえない表情が印象的。

日本だと何にあたるのだろう。国会議員がゲイかどうかが問題になるのは想像つかないけれど、在日や部落出身者はかなりいるわけで、それがオープンになるというのも想像しにくい。


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「プロジェクトBB」

2010年09月08日 | 映画
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赤ちゃんコメディをジャッキー・チェン式のアクション・コメディとつき混ぜている。

赤ちゃんの扱いがいかにも香港映画的に乱暴で、高いところから落ちるというのは吹き替えだろうと自分に言い聞かせながら見ていたが、冷凍庫に長いこと入れて心臓が止まってしまうというのは笑えないし、ハラハラもしない。やりすぎ。

ところどころ、過去のジャッキー作品の引用がちらちらする。ずいぶん長いことやっているものなあ。
(☆☆☆)


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「カラフル」

2010年09月06日 | 映画
明らかに「素晴らしき哉、人生!」を思わせる話だが、すでに主人公が死んでしまっているのと、キリスト教文化圏ではない日本で「天使」を出すわけにもいかないというのが、アレンジのしどころ。案内役の子供(に見える)の髪の毛の逆立ち方が天使風なのだが、そうだとは一言も言わない。ドアをいちいち開けたてして出入りするし。

日常的な感情表現がきめ細かく描かれる代わり、いかにもアニメという感じのしないキャラクター・デザインなので、いくらか違和感を覚える。感情表現がアニメ一般みたいに記号的でないのでこちらが慣れていないということかもしれない。
秀才の兄貴がぶっきら棒な感情表現しかしなくて、その裏に張り付いた愛情をはっきりわからせる。別に優しい顔を見せるところなどまったくないのがいい。
ブスの同級生の変な喋り方(声は宮崎あおい)や、警戒しているのかどうかイーゼルを盾にしているみたいな動きが細かい。

援助交際、自殺未遂、不倫、などナマで重い現実描写が続いて、息苦しくなってきたあたりでひょいと昔の鉄道の跡をたどる旅が入ってくるあたりの開放感がいい。それ以前に今の鉄道近辺の風景をいやにていねいに描いているので、なんのためかと思うとこういう風に生かされると思わなかった。
今見るとなんにも残っていないのに、というかだからこそ息抜きになるのだし、何かあるのかどうかはどうでもよくて、それを初めて出来た友だちと辿ること自体が楽しい、というモチーフがくっきり出た。

海の底から馬が頭上の光を伺っているというテーマの、なんか中途半端なところで止まっている自殺前に描いていたという絵がよくできている。完成品ではないのが一目でわかるし、ウィリアム・スタイロンが鬱病だった時の気分を「深い海の底でもがいているようだった」と形容していたのを思い出させる。

クライマックス、「家族の団欒」像をそれまでの苦しみを乗り越えた、画で見せる演出ではなく芝居で見せる見事な組み立ての直球演出で描ききっているのに感動する。
これまで原恵一監督はいきなり絵コンテを描いてしまう宮崎駿方式をとっていたらしいが、ここでは別に脚本家(丸尾みほ)を立てたのが功を奏した感じ。
(☆☆☆★★★)


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「グリズリー」

2010年09月05日 | 映画
「JAWS ジョーズ」のもろパクリで有名な映画なのだが、パクリっていうのは商売とすると効率がいいらしく、IMDBによると製作費の50倍稼いだとある。特に日本で当たったとも。

監督のウィリアム・ガードラーの作品(?)として語られるのが普通だが、この手の映画はプロデューサー主導で作られるもの。で、製作・脚本のデヴィッド・シェルダンの名前にちょっと注目して調べてみると、映画界のキャリアはローレンス・ゴードンのもとで始め、production executiveとして「吸血の群れ」「明日に処刑を」「ミスターオセロマン 2つの頭を持つ男」「吸血鬼ブラキュラ」「悪魔のシスター」「巨大生物の島」「スクワーム」「マニトウ」「ローリング・サンダー」などに関わっている。いかにもといった作品系列です。

ニューヨークの演劇界でプロデューサー・ディレクターも勤め、(おそらく無名時代の)ロバート・デュバルやジーン・ハックマンを主役に起用してきたともある。

あちらの宣伝コピーは18 FEET OF TOWERING FURY!!です。タワーリング・インフェルノにちょっとひっかけているのかな。
(☆☆★)


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「小さな命が呼ぶとき」

2010年09月04日 | 映画
ポンプ病という難病を抱えた親が子供を救うため新薬を開発するという感動的な物語で、「ロレンツォのオイル」といった似た先行作品もあったが、ここで入念に描きこまれているのは、新薬を開発するのには多額の資金を集めなくてはならず、そのためにはいかに数々のプレゼンを乗り越えなくてはならないか、あるいは会社自体を身売りして他社の傘下に入ったり、権利を売り渡したりしなくてはいけないか、といったビジネス上のさまざまな苦心で、親としての情は会社経営にはむしろ邪魔になるものとしてあくまで後方に控えている。というより控えざるをえない。

たとえば試作品の薬をもともと会社を立ち上げた親の子供たちに真っ先に使ったりしたら、当局に公私混同とみなされてしまうわけだ。
あるいは薬ができたとしてそれを使い続けたら五年間でどの程度の生存率が見込めるか(つまりどの程度売れ続けるか)、といったまるっきり人の命を数字としてしか扱わないプレゼンの席での質問にも答えなくてはならない。

ハリソン・フォード(製作総指揮を兼ねる)の協調性ゼロの学者ぶりが新境地。しかしいかにすぐれたアイデアを提供した学者といえども、プロジェクトを推進するためにはメンバーから外されてしまうというのはいかにも「今」の話という感じ。
病気の子供たち、特に女の子の描写がからりとしているのがいい。邦題とはずいぶん違う印象の一編。
(☆☆☆★★)


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「キャタピラー」

2010年09月02日 | 映画
オープニング、いきなり中国に出征した夫が中国娘を犯して殺す場面が来て、四肢を失ったからといって、単純に被害者とばかりいえないことを予告する。案の定、もともと妻を日常的に虐待していたことがわかってくるわけだが、支配被支配・暴力被暴力の関係が逆転するのが単に夫婦間に留まらず、戦場における被害者加害者の関係にだぶってくる。

自分が四肢を失って、加害者としては気づかなかった被害者の苦痛が初めてわかり、それこそ芋虫のように悶絶するあたりまことにすさまじく、少人数のドラマにも関わらず、思想的射程は長い。

もちろん元のモチーフとしては乱歩の「芋虫」があるわけだが、それをキャタピラーと英語で言うことで戦車のキャタピラーのイメージもこめているわけだろう。

「芋虫」が「軍神様」扱いされて外に堂々と軍服を着てひっぱり出されて行き、拝まれたりするあたりが、都合の悪いものは見せないように、ないものとして扱うことが多いこの風土の陰湿さを飛び越えて、美醜や正邪といった価値観が転倒した世界のグロテスクと滑稽さを描き出している。

「軍神」扱いしている新聞と勲章を、昭和天皇夫妻の御真影の下に置いている痛烈な情景を何度も見せて、ひとつのクライマックスで新聞と勲章はなぎ払われるのだが、御真影には手をつけない。
大本営発表のラジオ放送が何度も流れて、その内容がやたら難しい漢字混じりで縦字幕に出るのだが、8.15の天皇の玉音放送については少し噛み砕いたやさしい表現にして横字幕で出る。何か「よく読んで意味を理解しておくように」と言われた気がした。

それにしても、大本営発表のラジオといい、「軍神」扱いの新聞といい、本質的には今でも同じというのがよくわかる。

「ジョニーは戦場に行った」も似た設定だが、あれは口も聞けず身動きもできず、コミュニケーションがほとんど完全に断絶していて、内面にドラマを見つけるしかなかったのだから、かなり本質的に違う。

寺島しのぶの役は、通常のやりとりをほぼ欠いた半ば一人芝居なのだが、その分自分自身にも夫役の大西信満にもどんどん肉体的にも精神的にも切り込んでいく感じでまことに見事。

昔の農村風景が再現されているのにいささか驚く。低予算映画という予断をもって見たもので、一種の贅沢感さえ覚える。四肢を失った体のVFXといい、それほど低予算ではないのかもしれないが。(後註・なんと四肢がない姿はCGではなく穴掘って隠したりして撮ったものだという。「フルCGだと800万もかかるんだよ」とは監督の言。一体、この映画の製作費、いくらで済ませたのか)
(☆☆☆★★★)


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キャタピラー [DVD]
監督 若松孝二 主演 寺島しのぶ
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2010年8月に読んだ本

2010年09月01日 | 
prisoner's books
2010年08月
アイテム数:11
不毛地帯 第5巻 (新潮文庫 や 5-44)
山崎 豊子
読了日:08月12日
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動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか
福岡 伸一
読了日:08月12日
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不毛地帯 第2巻 (新潮文庫 や 5-41)
山崎 豊子
読了日:08月12日
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不毛地帯 第4巻 (新潮文庫 や 5-43)
山崎 豊子
読了日:08月12日
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世界奇食大全 (文春新書)
杉岡 幸徳
読了日:08月16日
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ケニア! 彼らはなぜ速いのか
忠鉢 信一
読了日:08月16日
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