prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館」シャネル・ネクサス・ホール

2017年06月26日 | アート
主に人形、それも人間型のと一緒に爬虫類、あるいは恐竜(怪獣のゲスラが混ざっている)の人形と花が混然とした作品が多くを占め、生きている人間のポートレイトやヌードといったいつもの(というか一般的なイメージとしての)荒木のモチーフより多い。

「墓」情というタイトルに相応しく死の匂いが強いが、墓石屋そのものを撮った写真があって、あんまりもろなのでちょっと笑ってしまう。死の匂いといっても間に本物の昔の卵白紙による写真がいくつもあってすでにとっくに死んでいる人たちの生きている姿を見せており、写真そのものがもともとそういう性格をもっているのを示唆しているようで、猥雑で湿っているが陰々滅々としているわけではない。

横綱白鵬をはじめ宮城野部屋の関取たちが稽古後の泥まみれのままずらっと横並びに並んだ写真が異彩を放つ。

「東京墓情 荒木経惟×ギメ東洋美術館」シャネル・ネクサス・ホール




6月25日(日)のつぶやき

2017年06月26日 | Weblog