prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

灯台もと暗し

2004年12月31日 | Weblog
やっと大掃除。
縁起物に使う白インゲンをスーパーで探すが、ない。デパートに問い合わせたが、ない。それで地元の小さな乾物屋を探したら、あった。わからないもの。

奈良の少女誘拐殺人の犯人の名前が「小林薫」。役者の小林薫とまったくの同姓同名。字まで同じ。報道でもこのことはわざわざ指摘していない。当たり前だが。
ちなみにアタシと字は違うが読みが同じストーカー殺人犯はまだ逮捕されていない。気分悪いものですよ。
しかしわずかな間にずいぶん細かいところまで犯人像が報道されてる。あらかじめ警察からリークされてたか。

師走

2004年12月30日 | Weblog
大掃除をするつもりだったが、みぞれが降っていたもので部屋の中をちょこちょこと片付けただけでザセツ。やっと残りの年賀状を書く。ただし、まだ出していない。メンドくさいなあ。

今頃になって電子手帳を購入。読みながら引くのにリズムが崩れにくくてよろしい。イエールジ・コジンスキーの‘Blind date’の横に置いて使う。もっとも、この小説それほど難しい単語出てこない。ただし内容はひどくつかみにくい。

スウィングガールズ他やたら大勢

2004年12月29日 | Weblog
お台場にて「スウィング・ガールズ dirst & last concert」。
映画人気もあって大入り満員。場所が場所だけに客の方もいやにノリがいい。良すぎて悪ノリ気味のもいた。映画を70回見たと言う熱心なファンもいて、これが普通のサラリーマン。
ミッキー吉野ほかやたらと参加アーティストが盛り沢山で、締めの「LOVE」の合唱で全員が壇上に上がったら総勢54人。オーケストラ並み。
客席の方に磯村一路監督の姿あり。

吉祥寺の忘年会

2004年12月28日 | Weblog
久しぶりに吉祥寺に行くと、いつのまにかブックオフができていた。昔ながらの古本屋が何軒かある街なのだが、打撃だろう。学生がたむろしていて、ちょっと離れた並びに新品CDショップがあって、これじゃ万引きしてきなさいと言ってるみたいなもの。大丈夫かい。

忘年会が遅くなって終電が出たので始発までまんが喫茶で過ごす。980だからカプセルホテルより安い。
「オールド・ボーイ」を探すが、ないのでネットを少しいじった他はマッサージチェアで仮眠をとる。

写真は忘年会に来ていた草村礼子さん。

「ゴジラ final wars」

2004年12月28日 | 映画
なんか怪獣映画というより、この映画そのものが映画ならざるフリーク(奇形)みたい。いちいちツッコミ入れていたらきりがない。

アデニン・チミン・グアニン・シトシンに加えるM塩基ってナニよ。ニ組のペアになってDNAの情報を記録しているわけで、一つだけ別にあったってしょうがないだろう。ウソをつくにしてもお粗末すぎ。
「怪獣大戦争」のX星人の侵略だって子供だましだったが、あれはゴ愛嬌で済んだ。ここでの筋や登場人物のお粗末さは、怒ったり嘲ったりするのを通り越して、何やら肌寒くなってくるよう。
ハリウッド版ゴジラを出してやっつけて喜んでいるが、あの愚作ですらまともに思える。

ドン・フライ他外人が日本語喋っているのもすごく変。ましてニューヨークで関西弁まがいを喋るって、洒落ているつもりだろうか。スベった駄洒落を聞かされてるみたい。

やたら美脚を強調して撮っている。安い風俗みたいなセンス。

それで毎度おなじみ自分だけ興奮してやたらけたたましく大袈裟に決めポーズばかり凝っている、オナニーの回数を誇るような演出。

これで最後って、結局、作り手の方がゴジラを殺してしまったわけだ。
(☆★)


本ホームページ

伝統

2004年12月27日 | Weblog
夜、住宅地で「火の用心」の見回りをしていた。古めかしい感じはするけど、人の声で直接呼びかけると耳を引く。効果はありそう。

ウクライナの選挙で世界から監視団が派遣されているのだが、日本のポスターの図柄が招き猫というのはなかなか可笑しい。左手をあげている、つまり人を招くあたりは正しい選択。右手、つまり金を招くというのだったら選挙なのだから問題あり。

クリスマス?

2004年12月26日 | Weblog
思いがけずディナーの席に出ることになる。
もっともメニューは特にどこ風というのではなく、焼き牡蠣などの前菜からパスタやニョッキもあれば、フィレ肉のプルーンソースかけに、デザートの甘味も4種類というヴァラエティに富んだもの。どれも美味。
それでかかっている音楽はジャズ・ボーカルだったりナット・キング・コールだったり。個人的趣味でまとめているみたい。
シェフの似顔絵をデザインしたタオルなんか売っていたりするのだが、丸い頭の具合などあんまりそっくりなので笑ってしまう。

写真に写っている店の雑誌紹介記事を貼ったボードはありがちなものだが、そのボードが置いてある場所が変。写真ではわからないが、トイレの中だ。

カンケイなし

2004年12月25日 | Weblog
クリスマスイブとはいっても、当方それらしい道具立ては一切なしで豚の角煮とひじきの煮付けが夕飯のメニュー。
クリスマスケーキをコンビニで売っているのは恒例として、サンタの格好した女の子がミニスカというのは、この寒いのにあざといという。甘いものは甘いものでも、ゆべしをいただく。

写真はイブから一夜明けてケーキから正月飾りに変わったスーパー店頭。

「レディ・ジョーカー」

2004年12月24日 | 映画
長大で高名な原作の映画化っていうのは製作委員会を作るには都合いいのだろうが、だいたい映画の分が悪い。色々な要素を整理しきれず書き込みも足りず焦点がはっきりしなくなった典型。一応ひとつひとつの場面はがっちりできているが、映画的な“画”の見せ場がない。

長塚京三が新聞を郵便受けから出すところで、チラシが全然はさまっていないのがひっかかった。こういう細かいところで映画が信用できるかどうか決まると思っている。
(☆☆★★★)


本ホームページ

予告編

2004年12月24日 | Weblog
公開が終わった映画の予告編を見られるサイトを発見。
http://www.movie-list.com/
「評決」のアメリカ版予告編が、本編の大詰めの台詞で「法とは、この…法廷の大理石の建物のことではない」というのに対抗するように石に文字が掘られていくイメージがはさまっているのが印象的。
ほか、「市民ケーン」や「スミス都に行く」やヒッチコック作品なども。

最近、振込を利用することが増えたが、手数料が銀行によってバラバラで、番号だけ入力するばいいのと相手の名前も入力しなくてはいけないのと色々あって、いちいち考えるのが面倒になってきた。手数料無料というジャパンネット銀行でも利用することにしようか。


「アリスのレストラン」

2004年12月23日 | 映画
ヒッピー風俗というのは今ではすっかり風化して見えるし、筋のはっきりしない、とりとめのない作りだからいかにも引っ張って行く力がない。ヴィルモス・ジグモンドやラズロ・コヴァックスといった魅力あるカメラがないのも痛い。
(☆☆★★)


本ホームページ

イルミネーション

2004年12月23日 | 写真








新宿で忘年会。夜の9時からというとんでもない時間帯で、どう考えても終電に間に合わない人が大半だと思うのだが。
もっとも、新宿なら朝まで過ごせる施設は山ほどある。

ドン・キホーテの歌舞伎町店を見たが、全然やたら並べ立てる陳列方法は変わっていない。まわりの店も全部圧縮陳列みたいなものだが。

写真は高島屋前のイルミネーション。
アルバムはこちら

神保町

2004年12月22日 | Weblog
山種美術館に行ったついでに神保町に寄る。このところ古本はネットで買うことが増えたせいでしばらく御無沙汰だったが、岩波ホールの下のみずほ銀行が紳士服の店になっていたり、古顔の店が二つ並んで閉店していたりと、地上げの時もなんとか難を逃れた街もさすがにじりじりと様変わりしている。
矢口書店で立ち読みしていたら、マクドナルドの店員が割引券を置きに来る。なんかミスマッチ。

李登輝元総統の来日ビザ問題、公人か私人か議論する(靖国かよ)こと自体がナンセンス。仮に政治活動をしに来るとして、言論そのものは自由でしょうが。中国大使言うところの「戦争メーカー」って何? あくまで台湾独立を叫ぶなら、軍隊を送り込むぞという意味か?

白鬚橋病院殺人事件

2004年12月21日 | Weblog
不謹慎か知らないが、白鬚橋病院で患者が患者を殺した事件、逮捕された奴は治療受けられるのかな。こんなの治療に税金を使うのか(肝臓ガンでは費用は安くないはず)とも思うが、ほっておいて命を縮めさせても建前としてはまずいだろう。
昔の医学では肝臓でものを考えていると思わせていたそう(肝臓の調子が悪いと頭が働かないのは事実)だが、この犯人も頭に来ていたのではないか。
あと、「殺人罪」ではなく「殺人未遂」で逮捕としか言っていない報道が目立つ気がする。なぜ?

「ポーラー・エクスプレス」

2004年12月20日 | 映画
大体、北極号なんて現実にありえない列車に乗っていくのにまだサンタを信じるかどうかなんて言っているなんて、バカではないか。サンタを信じるかどうかが夢や想像力をなくさないでいられるかの決め手みたいな押し付けがましい描き方。
白けるといえば、主人公が人が望みも頼みもしないことを勝手にやってトラブルを起こし、それをまた善意のホーボーに助けてもらうというパターンが繰り返される。これまた善意の押し付けの連鎖。そんな押し付けに反発する方が健全だし、子供らしくもあると思う。

モーションキャプチャーというのか、人間の生の動きを取り込んでキャラクターデザインも人間の姿を写したCGなのだが、なんだか動くロウ人形の館に放り込まれたみたいで気色悪い。
重力の感覚が薄れるもので、ダンスシーンや列車から落ちそうになるシーンが不自然。

撮影監督directed of photography byというタイトルが出るが、photographって実写映像は表にはまったく出ないのに何をしたのだろう。
トム・ハンクスほかキャストが数役を演じ分けているが、表に出ているのがCGなのだから変身の楽しみは薄い。

昔「サンタクロース」という映画があってクリスマスイブを過ぎたらがたっと客足が落ちたというが、これはその前から落ちている感じ。今年いっぱいの上映で、来年元旦からは「カンフーハッスル」になるという異例の編成。
(☆☆★★★)


本ホームページ