prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ポテチ」

2012年05月31日 | 映画
あれあれという感じでストーリーが斜め上に、ちょっとづつ意外に展開していって、最後にきちんとピースが合わさるこの原作・監督=脚本コンビの作りとしては一番おもしろかった。

濱田岳扮する青年が万有引力や三角形の内角の和の法則を独力で発見するあたりはその場限りの捨てギャグみたいで、次第に別の環境で育っていたらどれだけの成果を挙げたかというもうひとつのありえた生き方、というモチーフにつながってくる。ほかにも、なんで描かれたのかわからない場面があとでみんな生きてくる。

68分と短いのが、むりに引き伸ばす必要なくて良かったみたい。
(☆☆☆★★★)

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ポテチ - goo 映画

ポテチ〔初回限定仕様〕 [DVD]
クリエーター情報なし
アミューズソフトエンタテインメント

5月30日(水)のつぶやき

2012年05月31日 | 映画
08:02 from Twit Delay
小暮菘華書道作品 「檸檬」 koguresuuka.blogspot.com/2012/05/blog-p…

08:46 from ブクログ(booklog.jp)
【本棚登録】『反解釈 (ちくま学芸文庫)』スーザン ソンタグ booklog.jp/item/1/4480082…

09:22 from gooBlog production
「ベイビーズ いのちのちから」 goo.gl/Jqsan

11:10 from web
今日は肩はあまり凝らないが、腰が痛い。

15:36 from gooBlog production
「怪優伝――三國連太郎・死ぬまで演じつづけること」書評 goo.gl/pp4sA

16:22 from SOICHA
新藤兼人先生が逝去されました。百歳というと途方もない長さのようでも、区切りがつくと急に短く思えてきます。とはいえ、巨大な業績は仰ぎ見るばかりです。ありがとうございました。

17:48 from web
あと、新藤先生の日記やエッセイの魅力というのも見逃せないと思う。あれに煽られてシナリオを書き出した人間も多いのではないか。

17:52 from web
新藤作品で最初に見たのは「竹山ひとり旅」 監督も何も全然知らないで見て、あとで65歳の監督の作品と聞いてびっくりした。ずっと若い人だと思っていた。しかし、間に35年あると、65は若いな。

20:24 from Tweet Button
主張/生活保護たたき/生存権奪う“便乗改悪”やめよ jcp.or.jp/akahata/aik12/… 政府や官僚とぐるになっていない新聞は、いよいよ赤旗だけか。末期的だな。

21:47 from web
「鬼婆」のシナリオには興奮した。これだけ言葉を削って豊かなイメージを描けるものかと思った。興奮しすぎて映画の方見たら?と思ったくらい。

21:51 from web
監督とシナリオライターと両方兼ねていて、どっちがどっちと決められない人だったと思う。どうしても監督としての報道に偏るけれど、こういうありかたの映画人は世界的にも他に思いつかない。

22:00 from web
いよいよ独立プロが追い詰められて少人数の合宿方式で作った「裸の島」がモスクワ映画祭でグランプリを受賞、世界各国の配給権を売る契約にサインするたび、「ここであそこのつけを返せる」「ここであそこの借金を返せる」と思い続けた、という逆転満塁ホームラン的な興奮。

22:06 from web
「裸の島」という題でピンク映画と間違えられそうになったとか、製作費はいくらだと外国の映画祭で聞かれて答えたら通訳が桁を間違えるなと怒られたとか、飲みすぎで肝臓を悪くして入院していた殿山泰司がロケで酒を抜いてきれいな水と空気の中で暮らしたら治ってしまったとか、逸話がいっぱい。

by yapoono6 on Twitter

「怪優伝――三國連太郎・死ぬまで演じつづけること」

2012年05月30日 | 
三國の父親が電器修理の技術を身につけて被差別から出ていったのは週刊誌あたりでもオープンで話していること(ただし、テレビには出ない)だが、ここでは実の父は母親が奉公していた先の軍人であることが明かされている。では、「血」からいけばとは関係ないじゃないということになる。もちろん差別に根拠があるわけがないのだが、ますます無根拠になったわけで、それでも差別はあったのだから奇怪な話。そういう奇怪さが自分以外になりきる力とつながってくるこのデモニッシュな役者のありようがわかりやすく出ています。わかりやすすぎてデーモンは少し薄れていますが。
「飢餓海峡」の爪の扱いについて内田吐夢監督のアイデアのような認識でいるのは問題。あれは監督が脚本の鈴木尚之を絞りに絞って出てきたアイデアです。「私説 内田吐夢伝」鈴木尚之著を参考にしていないようなのは残念。


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私説 内田吐夢伝
鈴木尚之・著
岩波書店

「ベイビーズ いのちのちから」

2012年05月30日 | 映画
四つの国の赤ちゃんが成長するのを追うドキュメンタリー。最小限の字幕以外、ナレーションはまったくなし。
親かそれに準ずる人が撮っているのではない赤ちゃんの映像をまとめて見るというのは、意外とありそうでなかった。
赤ちゃんがかわいいのは当然だけれど、かわいいから撮っているのではなく、動物ドキュメンタリー的な視点の置き方。

言語を覚える以前、何もかも見るもの聞くもの触るものすべて初めてだったときの感覚を思い出すのは成長してからではもはや無理だけれど、そういう時があったし、そういう体験の上に今の自分があるのだと今更ながら再認識させられる。

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ベイビーズ-いのちのちから- - goo 映画

5月29日(火)のつぶやき

2012年05月30日 | 映画
09:08 from ブクログ(booklog.jp)
【本棚登録】『インドなんてもう絶対に行くか!! なますてっ!』さくら 剛 booklog.jp/item/1/4569773…

09:10 from gooBlog production
「新藤兼人 遺言シナリオ集」 goo.gl/oIDOS

09:45 from web
夜中にでっかい地震があったの、気のせいじゃなかったのね。

10:22 RT from web  [ 131 RT ]
名張毒ぶどう酒事件の奥西勝さんは、病院のベッドで手錠をされているとのこと。酷すぎる
Shoko Egawaさんのツイート

10:38 from web
digで貧困ビジネスを取り上げたことあったと思うけれど、失礼ながら今回のお笑い芸人の母の生保不正受給騒動には遠く及ばない反応しかなかったと思います。なんなんですかね、これは。辛抱強い取り組みが必要な問題はすぐおっぽり出す幼児的な風潮が蔓延しているみたいです。#dig954

10:44 from web
相互監視社会を作ろうなどという発言する前に、今現在、生活保護の担当官たちの状況をきちんと取り上げて改善していくという発想がなぜ出ないのか。あなたの部下たちなんですよ、厚労相どの。

10:50 from web
河野さん、というと松本サリン事件の河野義行さんのことだったのですけどね。ああいうひどい冤罪を産む体質って、警察も報道も大衆も変ってない、どころかひどくなった。

12:48 from Tweet Button
キングコング・梶原:母が生活保護 昨年3月から140万円- 毎日jp(毎日新聞) mainichi.jp/sponichi/news/… 「収入が不安定な個人事業者になるお笑い芸人は、銀行で長期ローンを組むのは難しく…」というところを見逃さないで。

13:40 from SOICHA
風が強くなってきた。

13:42 from SOICHA
RT @amneris84: 肺炎で入院した奥西勝さんの病室では、4、5人の刑務官がベッドを囲み、そのうちの一人が奥西さんと合い手錠(刑務官の片手と奥西さんの片手をつなぐ)状態なのだそう。これでは寝返りも自由にうてない。

18:14 from SOICHA
証券会社の営業が来て、俺の顔見た途端「株にご興味は…ございませんね」と回り右して帰っていった。それも二度もだぞ。よほど興味なさそうに見えたらしい。

18:15 from SOICHA
TVで幸福の科学製作の映画のCMを流している。不快。

18:17 from SOICHA
ビルの空室の前で、なぜか座禅している外人がいる。

19:51 from SOICHA
坊さんが誰もいない空き地で叫んでいた。なんだろう。

by yapoono6 on Twitter

新藤兼人 遺言シナリオ集

2012年05月29日 | 映画
遺言シナリオ集
新藤兼人・著
岩波書店


シナリオライター志望の青年を描いた中島丈博脚本「祭りの準備」に、「新藤さんゆう偉いシナリオライターが言うとる。誰でもひとつはいいシナリオを書ける。それは自分の身のまわりの人たちを描いたものじゃ」といったセリフがあるけれど、ここに収録されている六つの新藤兼人作品はすべて身のまわりの人たちを描いたものだ。

これまでも肺病で亡くなった最初の夫人を描いた「愛妻物語」、実家が没落し口減らしにアメリカに渡った姉を描いた「地平線」、母親を描いた「落葉樹」など、何本も直接身近な人を描いた脚本=監督作品があるが、ここに集められたシナリオでは描きもらした人たちが改めて描かれる。

看護婦になったもうひとりの姉や警官になった兄を描いた「おねえさん」、乙羽信子が亡くなるまでとその後の生活を描く「愛妻記」、一人暮らしになってから身のまわりの世話をしてくれるお手伝いさんを描く「お手伝いさん」、初体験の相手になった娼婦を描く「手帖」、幕末に暴れまわった免許皆伝の曽祖父を描く「霧の中」、すでに亡くなった人たちも含め「8 1/2」ばりにみんな勢ぞろいする「ロングタイムさいなら」。

ただ、思い出や体験をそのまま描いているわけではまったくない。どれもそこから独特の想像力の飛躍を見せる。
「ロングタイムさいなら」は全編それこそ想像と現実が渾然となった世界だが、「愛妻記」では亡妻そっくりの人形を部屋の中に持ち込むドタバタ騒ぎになったり、「お手伝いさん」では「しとやかな獣」ばりにほとんどマンションの一室から出ない作劇をとって、通いのお手伝いさんが地下鉄の穴に降りていくことが「鬼婆」で死体を放り込んだ穴を思わせる、どこか異界につながるような象徴的な扱いをしている。

考えてみると、新藤作品には泥絵具で描いた漫画といった趣の、一種独特なデフォルメが現れることがよくある。「讃歌」(春琴抄)の血を口からたらした新藤兼人自身のアップや、佐助が自分の目を針でつぶすのを巨大な目の模型に向かって槍投げよろしく巨大な針を持って全裸で走っていく姿で表したのは典型。
ただ、それらは概ねなんだこりゃ的な反応を呼ぶのにとどまる。
「原爆の子」にはじまる社会派のリアリズム作家としての顔の方が一般的で、ふつうの(というのも変だが)感動作「午後の遺言状」で好評を博したあと、似たような感動作かと思われた「生きたい」では部屋中にカラスをうろつかせたりする。
こういう一筋縄ではいかないイマジネーションを膨らませていく作家性、あえていうならウソツキぶりを「遺言」と銘打った作品集でも貫いているのがおもしろいし、先日の4月22日に百歳に達した高齢化社会での生き方のひとつの象徴以外にも、そういういわば裏の顔にも注目していく必要があるのではないか。

あと、前から不思議に思っているのだが、乙羽信子と不倫関係にあった時の二番目の夫人のことは決して出てこないのです。エッセイにも名前すら出てこない。「新藤兼人」展の年譜に載っているのを見たのだが、メモするのを忘れてしまった。
長男の次郎氏のインタビューで見たのだが、新藤監督が仕事が忙しいのと不倫とでほとんど家にいつかなくなっていた頃、たまに帰ってきて庭の木が伸びているなとぱちりぱちりと切っていると、すごい剣幕で夫人が出てきて木をばさばさ切ってしまった、ろくに寄り付きもしないでたまに帰ってきたらあてつけがましく庭の手入れが悪いと文句言いたいのかと怒ったらしい。怖っ。

意地悪いけれど、二番目の夫人の話も読みたかった。最後に家を出て行ってから亡くなるまで会わなかったというから一種の断絶状態だったらしいので難しくはあるけれど、ただどこかで作品に出ていると思います。「鉄輪」は「いつの時代も変らない女の嫉妬の話」(作者談)だったし。

…などと勝手なことを書いていたら、新藤先生が逝去された。この駄文をアップした14分後のことになる。なんか、バチが当たりそうだ。

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5月28日(月)のつぶやき

2012年05月29日 | 映画
08:55 from gooBlog production
「捜査官X」 blog.goo.ne.jp/macgoohan/e/ad…

11:03 from ブクログ(booklog.jp)
シナリオライター志望の青年を描いた中島丈博脚本「祭りの準備」に、「新藤さんゆう偉いシナリオライターが言う...『遺言シナリオ集』新藤 兼人 ☆5 bit.ly/JvImho

11:06 from ブクログ(booklog.jp)
【本棚登録】『怪優伝――三國連太郎・死ぬまで演じつづけること』佐野 眞一 booklog.jp/item/1/4062168…

12:39 from ブクログ(booklog.jp)
(三國の)父は…シベリア出兵に参加したときもらった従軍徽章を、大事に保管するどころか、首輪にして犬の首に...『怪優伝――三國連太郎・死ぬまで演じつづけること』佐野 眞一 bit.ly/Jou8KK

16:30 from SOICHA
今日までセールだったのでユニクロで買い物。微妙に黒木メイサの扱いが小さくなった気が。

16:30 from SOICHA
ちょうど雨を避けて買い物。

by yapoono6 on Twitter

「捜査官X」

2012年05月28日 | 映画
前半の推理劇で、推理の内容がいちいち画になり推理している金城武がその過去の場面に入り込んで観察しているといった演出テクニックは直接にはロバート・ダウニー・jr版の「シャーロック・ホームズ」あたりだろうが、40年前だったらアート・フィルムでしか使われなかったようなテクニックです。

農民が土を起すときに虫を殺しているかもしれないと祈りをあげているあたり、いっけん妻子と平和に暮らしている男ドニー・イェンの正体が現れてくるプロセスとともに、人が平穏に暮らす裏にどんなダークサイドが隠れているかもしれないというモチーフが見える。
いよいよ本格的なアクションシーンが始まる呼吸は久しぶりにわくわくした。
暗い森の中のシーンも怖い。

舞台になる村が川のそばを通り越して、村の中を急流が流れているというのは、意識的に最初から作っているのではないかと思える。
川が人生をあらわすのは普通の発想だが、それが穏やかな流れではなく激流というのが、ここでの世界観ということだろう。

ドニー・イェンのドラマと金城武のドラマが別々にあるようで、うまく「」と『』に入ったようでバランスがとれている。
あと、中国の匪賊の恐ろしさというものが良く出ていたと思う。
(☆☆☆★★★)

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5月27日(日)のつぶやき

2012年05月28日 | 映画
08:40 from ブクログ(booklog.jp)
【本棚登録】『遺言シナリオ集』新藤 兼人 booklog.jp/item/1/4000254…

09:12 from gooBlog production
「イップ・マン 序章」 李小龍 序章でもあるのがご愛嬌 goo.gl/shTzg

09:20 from Tweet Button
【日プロ大賞】『モテキ』大根仁監督が泥酔受賞…缶ビール片手に舞台で居眠り ニュース-ORICON STYLE- oricon.co.jp/news/movie/201…  古今亭志ん生か、高田渡か。

21:17 RT from web  [ 234 RT ]
片山さつきさんは「本当にもらうべき人」がもらえないケースについても、さぞかし熱心に問題提起や告発をされてきたのだろうし、今後もなさっていくのだろうな、と推認。
Shoko Egawaさんのツイート

22:09 from web
北九州で瓦礫搬入を阻止しようとした市民団体、何かに似ていると思ったらシー・シェパードだ。

22:39 from Tweet Button
NHKスペシャル 未解決事件 File.02 オウム真理教 ▽オウムVS警察 blog.livedoor.jp/katikujin/arch… 17年も経っているのに、この程度の突っ込み? 警察がオウムには手を出せないでいて、一般市民の河野さんを煙幕に使ったってことじゃない。

by yapoono6 on Twitter

「イップ・マン 序章」

2012年05月27日 | 映画

ラスト、試合が終わったあとのドニー・イェンの演説で、あ、こりゃ「ロッキー4」だとやっと気がついた。
遡って考えると、やたらとイギリス人ボクサーがほとんどプロレスの悪役なみに態度悪くて敵国に対する反感を煽りに煽り、初め敵役風に現れたキャラクター(「ロッキー」ではアポロ、ここではサモ・ハン・キン・ポー)が途中から味方になって殺されるあたり、そっくりです。

香港映画でパクリは昔からあたりまえでむしろご愛嬌みたいなものだったが、中国に返還されてからだと微妙にひっかかる。

実はこれがシリーズ一作目だと間違えて借りてしまったのだが(「序章」なんてついてるのだもの)、前作だと日本が敵役らしい。ここでの敵役の描き方を見ると、ちょっと見るのが怖い。

結局、サモとの戦いが一番おもしろかった。
(☆☆☆★)

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5月26日(土)のつぶやき

2012年05月27日 | 映画
04:28 from ブクログ(booklog.jp)
【本棚登録】『中国ニセ食品のカラクリ』富坂 聰 booklog.jp/item/1/4046211…

09:07 from gooBlog production
「ラスト・ターゲット」 ジョージ・クルーニー版「サムライ」 goo.gl/sCt9E

10:48 from SOICHA
公務員とか生活保護受給者にやたら声高に税金で食っているくせにと言いたてる奴って、言うほど税金納めてるの? それより何より、その理屈だったら稼ぎが良くていっばい税金納めてる奴が発言力あって当然ということになるんだが、いいんですか。

13:17 from SOICHA
汚染地域の人の血、ほしいですか…市議つぶやき 読売新聞- yomiuri.co.jp/national/news/… 差別的だったりして言うのがはばかられることをあえて言うのを、何かに風穴を開けたかのように得意がるグロテスクな風潮が目立ちます。

14:53 from SOICHA
税金を「取られる」ものとしか思えないというのは、この国を自分が作っているという感覚を欠いているのでしょうね。そう思えないのを誰かのせいにして。

19:49 from ブクログ(booklog.jp)
【本棚登録】『六号病棟・退屈な話(他5篇) (岩波文庫)』チェーホフ booklog.jp/item/1/4003262…

by yapoono6 on Twitter

「ラスト・ターゲット」

2012年05月26日 | 映画
原題はThe American。舞台になるイタリアの田舎町の神父のセリフで、アメリカには歴史がなく今のことしか考えないといったことが語られる。

誰とも関わりを持たず、女はすべてゴルゴ13みたいに行きずりで済ませてきた殺し屋ジョージ・クルーニーが、ほとんどはずみのように一人の娼婦ヴィオランテ・プラシドと抜き差しならなくなってしまう。
もう一人別に連絡役の女テクラ・ルーテンがいて、初めブロンドで出てきたのが後半、娼婦と似たブルネットに変える。クルーニーが絶滅種の蝶を追い払わないの見ていた連絡役が「ミスター・バタフライ」と呼んだのが、いつのまにか娼婦やその友だちも同じように呼ぶようになるところからいって、連絡係がこれまでの仕事=罪、娼婦がそこからの脱出=贖いといった具合に、二人の女が一種の対のようになっていると考えていいだろう。

整体拝受の祭をクライマックスに置いているところからも、この男の罪とその贖いがモチーフになっているのは明らか。

冒頭のスウェーデンの寒々とした冬景色で非情な殺し場を見せておいて、イタリアの風光明媚な田舎町に舞台を移し、徐々に主人公の心が溶けていくのを風景や光の感じで見せる。

黙々と筋トレや銃の組み立てや試射をしたりするといった場面が多く、フィルムノワール的な肌触りはあるが、非情さより救いの方に目を向けた作り。
(☆☆☆★)



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ラスト・ターゲット - goo 映画

5月25日(金)のつぶやき

2012年05月26日 | 映画
09:20 from gooBlog production
「悪魔を見た」 goo.gl/rBpsW

10:41 from ブクログ(booklog.jp)
【本棚登録】『ある恋の物語』 booklog.jp/item/1/B000064…

11:42 RT from web  [ 29 RT ]
支援者からの抗議と要請の場から記者を追い出し、ドアを閉めた裁判所
Shoko Egawaさんのツイート

11:42 RT from web  [ 131 RT ]
奥西さんはこのまま獄中死して欲しいというのが、裁判所と検察庁が一致した本音なのだろう
Shoko Egawaさんのツイート

11:42 RT from web  [ 64 RT ]
マスメディアは今日、裁判所をちゃんと批判しないといけないよ。
Shoko Egawaさんのツイート

11:46 from Tweet Button
真田広之、C・ファース&N・キッドマンと米映画で共演 eiga.com/l/pjayC @eigacomさんから 「戦場にかける橋」でも扱われた泰緬鉄道がモチーフですか。日本人から見ると微妙なものになりそうな気も。

11:46 RT from web  [ 49 RT ]
裁判所は、検察側が隠している証拠を開示もさせなかったし。再審開始をしない理由を探しているとしか思えない。
Shoko Egawaさんのツイート

21:13 from Twitter for iPhone
エレベーターの扉が開いたら、タイガーマスクが出てきた。新宿にて。

21:14 from Twitter for iPhone
大関互助会の再開は勘弁ね。

21:14 from Twitter for iPhone
あ、地下鉄でソフトバンクwifi使えるんだ。

21:47 from SOICHA
RT @amneris84: 名古屋拘置所、特別面会人の稲生昌三さんらの奥西さんへの面会を拒否。その前に弁護人が面会して決定を伝えたのを一般面会として扱い、一日2回の一般面会認められないと。…鬼のような名古屋拘置所

22:52 from web  [ 1 RT ]
裁判所も検察も歳をとらないけれど、人間は歳をとるんだよな。#dig954

by yapoono6 on Twitter

「悪魔を見た」

2012年05月25日 | 映画
チェ・ミンシクが刑事役をやるつもりで持ち込んだ企画で殺人鬼役をやることになったらしいが、そっちの方も見てみたかった気はする。毎度ながら迫力ありますけど、これまでのイメージの延長線上ですからね。

イ・ビョンホンだと肉体的に強いのははっきりしているので、何度も痛めつけては解放する同じことの一方的な繰り返しで飽きてくる。

発信機を見つけるのにウンコまで写す文字通りのくそリアリズムの割りに、その後の生かし方がゆるかったり、「セブン」のジョン・ドウとはいかなくてもあまり知恵がない。
ラストのひねり方もあれでは犯人に対する復讐になっていないだろう。傍に迷惑かかりすぎで、これではまた復讐し返されかねない。

韓国映画の犯罪ものの描写と展開の徹底ぶりには何度も圧倒されてきたが、ややくどすぎ凄みすぎに偏る傾向も出てきた気がする。
(☆☆☆★)

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5月24日(木)のつぶやき

2012年05月25日 | 映画
03:02 from Tweet Button
映画史に残る「初監督作品」トップ100ランキング #映画 #eiga eiga.com/l/IN1UL @eigacomさんから 「姿三四郎」「ミツバチのささやき」「大地のうた」あたりも入れたいな。長編だけが映画ではないので、短編を前に撮っているのが何人もいる。

09:06 from gooBlog production
「顔役」 goo.gl/VxLLS

09:23 from ブクログ(booklog.jp)
【本棚登録】『「帝国アメリカ」に近すぎた国々ラテンアメリカと日本 (扶桑社新書)』石井 陽一 booklog.jp/item/1/4594058…

11:42 RT from web  [ 36 RT ]
「やり残した仕事がある」「信頼を議員活動で返したい」ーー飲酒・ひき逃げ事件で有罪の元「維新」市議辞職せずヤバいな~この人。維新の会はどう総括してるんやろ? pic.twitter.com/ziQRiZhd
ttm28さんのツイート

15:37 from SOICHA
アフリカでオリンピックをやるのはいつかな。しかし、アフリカではあまりオリンピックは権威はなく、選手の評価はメダルより世界記録を出すことの方がものをいうと聞いた。

15:41 from SOICHA
オリンピックを中近東でやったことあったっけ。

15:45 from SOICHA
アフリカにはオリンピックのたびに出る国変える選手、珍しくないんでしょ。

16:45 from web
渋谷の事件で地下鉄に金属探知機が設置されるようになるかと思ったが、なったとしてもセラミック製らしいからひっかからないか。

16:56 from web
市民目線とか市民感覚っていうけど、権威をバックに威張りたい「市民」いくらもいるのですけどね。

18:01 from Twitter for iPhone
フーターズを冷やかしてみる。なるほどホットパンツの女の子が受け付けていたけど、別に巨乳ではなかったな。その方がいいけど。

by yapoono6 on Twitter