Go The Distance!

地球が、自然が、人が、好き
走ること(Swim, Bike, Run)が大好き
ウッドキャビンの部屋にようこそ!

島ライド 一番高い山

2010-03-30 22:13:19 | バイク
先週の土曜日の話

楽しみにしていた島ライドの日

4時半起床で、5時45分にワゴンタクシーに2台の自転車を載せて空港へ

7時半のフライトで島に行く予定でした



余裕を持って搭乗手続き

カウンターで発券手続きとなったところで

「身分証明証を出してください」

クレジットカードを差し出す

「いや、これではなく、身分証明証です。運転免許証やIDカードはありませんか?」

はい、ありません…
諸般の事情により、私たちはIDカードはおろか、運転免許証、レンタルビデオの会員証すらありません

「それでは、受付できません」

「HPでは、クレジットカードだけでいいと書いてありましたが」
と尋ねると

「それはこの国の人だけです」
とのこと

確かに身分のよく分からない外国人は飛行機に乗せられないのだろう

私たちの身分証明証は、この国ではパスポート以外ないのだから

再びパスポートを取りに戻ることに

どんなに道が空いていても、家から空港まで往復1時間はかかる

出発15分前の7時15分には間に合わず

一本遅いフライト、10時半のフライトに変更

自転車2台を預け荷物に、私のが25キロ、YOMEのが30キロ
それぞれ自転車以外にも着替えや、自転車用品(メットや空気入れなど)
全てケースの中に入れたのでこれだけ重たくなりました

オーバーチャージは、2万W弱と思ったより安かった



手に持っているホイールがマビックのキシリウムSLプレミアム
(雨の日はパワータップが使えないので)
これは機内持ち込み手荷物扱いでOKでした

空港で2時間ほどお茶してから出発ゲートへ

予約していた便に乗れませんでしたが…



何とか島に到着

ホテルの方が、ワゴンを出して頂き自転車2台を詰め込んでホテルへ向う



無事、チェックイン





空港に降り立った時の想像以上に寒さに
持ってきたサイクルウェアの最も生地の厚いものを選ぶ

計測できる機器は全て取り付けて出発

向う先は、この島の中心部にある山
子の山、この国で標高が最も高い山(1950m)でもあり
この島に3つある世界自然遺産の1つでもある



ヒルクライム好きとは思えないほど、重量アップ(メーター複数、DHバーなど)で
出発



大体10%くらいの勾配がダラダラと続きます



実は、明日、同じコースでヒルクライム(記念すべき第1回)レースが行われる


※空港近くの看板

コースには既に案内板が設置されていたので、その通りに登っていきます



700mを越えたあたりから徐々に周りの景色が変わってきます
ヤビツなら頂上か
久しぶりの坂なのでタイムは気にしないで楽しみながら登っていった



10%前後の登りが続くと、徐々に苦しくなってくる



気温が下がってきたと思ったら
雪が残っていました
道路も凍結箇所が目立ちます



グローブしている指先がチリチリ痛み出してきました
突き刺すような寒さに負けないようペダルを回し続けます



ゴールまで残り1キロ
最後の直線が長い



ゴールの山頂です
道路で来れるのはここまで
雪もたっぷり残ってました



この島のシンボル「トルハルバン」も出迎えてくれました



ここから徒歩で5時間ほど行くと山頂へ着くらしい



これほど寒いとは思いませんでした
いらないと思っていたウィンドブレーカーでしたが、
これなしには下れません

ホテルまで往復2時間
こんなお手軽なヒルクライムが自宅近くにあるといいのですが



夕方、ホテルで明日の島ライドに受付を済ませて、前夜祭に参加してきました

自転車名人のゴッさんが大会を大いに盛り上げてくれそうです



昨年の一月、ご縁があってゴッさんとは一度一緒に走ったことがありました
ゴッさんの自転車に対する考え方(真摯&紳士)に感銘を受けて、LEGONに入会していました


Photo:LEGON

前夜祭でお会いした時に私たちのことを覚えていて、
「よく来てくれたね」
と、肩をたたいて喜んでくれました
それだけでも、とても嬉しかったです


Photo:LEGON

テーブル席にLEGONの方々のお招きで同席させていただきました



前夜祭終了後
さすがに、ゴッさんはサービス精神旺盛です
サインにも気軽に応じていました



その後、
ゴッさんにお招き頂き、LEGONの方々と一緒にホテルのゴッさんのお部屋で
たっぷり自転車談義ができました


Photo:LEGON


Photo:LEGON


お酒の飲めない私たち(下戸です)にいろいろ気遣いしていただきました

ゴッさんの今回のバイクはトレックマドン6.9プロ
プロジェクトワンのオリジナル
ボトルはIS丸YAだ

翌朝は、5時20分ホテルロビー集合ということで
10時過ぎにはお開きに

明日はいよいよ島一周ロングライドだ

つづく

Edge705 復旧

2010-03-26 20:34:24 | バイク
水曜日の話



日曜日に異常終了したEdge705の復旧作業を月曜日からしていた
今日で3日目である…

これまでに行ったこと

Edge705 Ver.2.30 ファームアップ
Edge705(日本版)のファームウェアをVer.2.30にアップする



手順通り行いファームアップ終了



新たなに「ゼロアベレージ」の項目が追加された

しかし、PCとは接続出来ず

ファームウェアをアップデート
WebUpdaterの使いファームウェアを確認
問題なし(アップデートの必要なし)

マスターリセット(ソフトリセット)
MODE / モードボタン押しながらPOWER / 電源ボタンを押し電源を入れる
…これでも本体のデータをPCでは拾えない

ロックアップ解除
MODE / モードボタンとLAP / ラップボタン(RESET / リセットボタン)を押しながらPOWER / 電源ボタンを押し電源を入れる
これもダメ

症状は
ガーミンの付属ソフト『Garmin Training Center』へのデータの吸い上げが出来ない

ファイル>デバイスからの受信
これがダメ

PCソフトがダメなのか本体がダメなのかが分からない
そこで

ユーザー>新しいデバイスの追加>ユーザーデバイス追加>デバイス設定
でデバイスが認識するか試してみる

グレー表示となり設定『デバイス検索』が出来ない

その後、
エラーメッセージが表れ
『Garmin Training Center(r)
いくつのデバイスは見つかりましたが、いずれのデバイスも必要な容量ではありませんでした。お使いのデバイスがコンピュータに接続され、電源がオンになっていることを確認してから、再試行してください。お使いのGPSのインターフェイスオプションを、GARMINまたはホストモードに設定する必要のある場合もあります。』

ヘルプで『Garmin Training Center』のバージョン確認

Garmin Training Center バージョン3.5.3
WorldMapv4
USBドライバのバージョン
grmn022.sys:2.7.0.0
grmn0400.sys:2.10.0.0
grmn1200.sys:2.3.0.0
grmnusb.sys:2.2.1.0

バージョンは最新のようだ

『WKO+ v3.0』の『Device Agent』を使って
データの吸出しをしようとする
確かにデータは残っているが、それをWKO+で表示できない

八方塞

GARMIN Edge500を本気で購入しようかと思ったほど

諦めかけていた時

偶然、ネットで同じような症状の方を見つけた

以下ネットより
『直近の走行ログをサルベージしたかったので、/Garmin/History/Laps以下のファイルをPCに吸い出してバックアップ・・・と、「ファイルが読めません」エラーが発生。どうやら、生の走行ログファイルがファイルシステム的におかしなことになってしまっていて、それが原因で変換に失敗していたようだ』

これだ!
確かにWKO+で吸い出そうとした時、データはあったがソフトに反映しなかった
データが壊れているのかもしれない

本体をPCとつなぎ
Garmin>History>異常終了した日のログ
を削除してみる

本体認識

ログのダウンロードに成功(異常終了した日以外)

ならば
本当に直ったのかどうか徹底的に試してみよう



ガーミン、パワータップ、スント、WKO+
と全てでデータが取れるように心拍計を3つ装着

固定ローラーで1時間

メニュー
15分メディオ 2本

走行中、ガーミンとパワータップは問題なく計測していた

汗だくで1時間終了後
恐る恐るPCにつないでみると…



出ました

それだけではありません
以前は表示されなかった平均パワーも見えます

15分メディオ 2本
#1:214w 91rpm 168bpm
#2:211w 88rpm 176bpm



パタータップ付属の『Pwoer Agent』も表示されました



『WKO+』もご覧の通り
※WKO+ではなぜかパワータップのサイコンからはデータの吸出しが出来ず、ガーミンからの吸出しはOK



スントも問題なく(こちらはパワータップの問題でもないので)データを表示
トレーニング効果5って…
そんなに追い込んだつもりはないけど



一度は手放そうかと思った705
これからはパワー中心の画面で存分に使います



これからもヨロシクな


追記

木曜日の話



日本からクイックとスプロケ(79デュラ 12-25T)
が到着

島ライドでも天気が良ければ(防水性が弱いので)パワータップを使いたいので
ちゃんと外で走れる仕様にする



見た目そっくりなTOKENのクイック
手前側がこの国で購入したもの
奥が今回、日本から届いたもの

同じもののはずなのに
よく見ると…



シャフトの部分がそぎ落とされて軽量化している



年式(?)によって違うのか???
もちろん、軽い方を選択



スプロケも装着完了



11-23Tや11-25Tも好きなんですが
重たいパワータップでレースに出ることもないかなと思い
扱いやすい12-25Tを選択
(上記二つのスプロケは持っていることもあるので)



チューブもお気に入りのブリジストンのエクステンザ



そして、アイアンマンのバイクパートで試してみたかったサドルも到着した



時間があれば島ライドでコレも試してみたい

この国は寒の戻りか週末にかけてまた寒くなるようだ
島ライドで快適なライドが出来るように体調だけは万全にしていきたい



4周年目

2010-03-25 00:49:15 | Weblog
日曜日の夕方の話



今日は、私とYOMEの結婚記念日
今日で4年目となった



この国にいるのも
レースをしているのも
YOMEのサポートがあってこそ

この市内で一番グレードの高いホテル(特級ホテル)のイタリア料理を予約していた

電話で予約した際、事情を告げると、窓際の眺めいい席(海が見える)を用意してくれた



YOMEも美容院に行って変身してきました



私はいつも通り
いや…シャツやジャケットを着て食事するのはいつもではありません
ドレスコードがある訳ではなかったのですが、一応TPOってことで



前菜から
茹でたタコと…(よく聞き取れませんでした)
適度な酸味がきいて美味しい



イタメシということで
パスタも出ました



口直しのシャーベット



メインディッシュ
私は肉



YOMEは魚



喜んでいる…らしい



コースには入ってなかったのですが
ピザが美味い(釜で焼く)と評判だったのでオーダーしてみました
普段は滅多に食べないのですが(ここ2年ぐらい食べてないかな)ここのは翌日に胃もたれすることなく美味しく頂きました



デザートです
どの料理も、味も良いですが
飾りつけも綺麗ですね



食後はカプチーノ
YOMEはエスプレッソ

一眼レフで撮ると
それなりに見られた写真になりますね

忙しい毎日ですが
大切にしたいものは忘れたくないし、大事にしたいですね

春の嵐

2010-03-24 20:30:10 | トレーニング
日曜日の話



午前中、台風のような風

同日、日本でも風が強かったようですね
荒川マラソンも中止になったとか

こちらは風に加えて酷い黄砂でした



上のグラフがその時の様子

200ug/m3越えるだけでも注意報なのに
2300を越えています

外はまっ黄色一色の世界でした

午前中は、天気がいいのに外に出てトレーニングができずウズウズしていました

10時を過ぎてから風がだいぶ収まりました

本日のトレーニング午前

外の様子を確かめ、午後のトレーニングにつなげるため
風の影響を受けづらい
トレイルランニング 60分
自宅目の前にこんな丘(山?)があるのは本当に素晴らしい
1周8分前後でペースを落とさず走る
#1: 7'57"
#2: 7'49"
#3: 7'37"
#4: 7'50"
#5: 8'01"
#6: 7'46"
#7: 7'39"
軽く走るつもりが、勾配が厳しいので場所によっては、心拍が180まで上がる
その分、下り等もあるので平均心拍は158

自宅にもどり、軽く昼食

風も自転車で走る分には問題ないぐらいなので
バイクウェアに着替えて出発

今日は、夕方から大事な用事があったので、きっちり時間を決めて走れる
TT周回コースへ



今日は、風の影響か波も結構ありサーファーも多かった



ビーチの近くは車も大渋滞
ちっとも進んでいません



流石に日曜日とあって、車もそこそこ走ってはいたが
これほど長い直線コースをノンストップで走れる(全行程ではないが)のもココだけです



一番試したかったのは、外でパワータップの様子を見ること
やはりローラーと違います
坂道では低速・低回転でもワットは200を超える
逆に下りでは、ケイデンス100以上で回しても170W前後なんてこともある
当たり前のことなのだが、出力というのがこれほどハッキリと表れると
どんな場面でもしっかり回さないと!
という気持ちになれる
やはりパワートレーニングは素晴らしい

#1: 18'32"
#2: 15'43"
#3: 20'24"
#4: 17'12"
#5: 20'51"
#6: 17'34"
#7: 計測不可

1周流して、次の周で負荷をかけてDHバー(もしくは下ハン)で回す
の繰り返し

7周目になり
さすがに家にもどらないと用事に間に合わないと思い走っていると

ガーミンの電源が突然切れた

電源ボタンで画面はついたので一安心

実は、以前使っていたガーミンの「LEGEND C」は
この異常終了の繰り返しで使い物にならなくなった
一瞬、そのことを思い出し不安がよぎった

7周目のラップデータは消えたが、すぐに計測が始まり元に戻ったように見えたので
そのまま帰路へ

家に戻り、急ぎシャワーを浴びる

先ほどのデータをEdge705から取り出そうとすると
PCのトレーニングセンターがデバイスを認識しなくなった

WKO+で吸い出そうとしても
同様にデバイスを認識しない

困った

Edge本体の履歴を見るとデータは確かにあるのだが、
パソコン側で見ることができない

ネットで同様の症状を探ってみると
ファームアップ2.30にすることで解消されるとの記載あり

確かに本体は旧バージョンになっていた

さらに困ったことに、
スントのスピードセンサーも反応せず

データが取れない…
パワータップをつけてはじめての実走だったのだが

その後の用事が控えていたので、
これら作業は明日以降に持ち越し

今日はとても大切な日なのだ

黄砂注意報

2010-03-23 00:14:47 | Weblog
先週の火曜日の話



いつもどおり、4時起床
PCを立ち上げ、天気予報をチェック

すると見慣れぬ
『S』のマーク

今年初の『黄砂注意報』です

200ug/m3を越えると注意報になります
風もかなり強い

外で60分JOGの予定でしたが、変更

バイク:三本ローラー 1時間 メディオ15分×2

この日の夜に前述のホイールが到着しました

朝も夜もバイクトレな一日でした

これからは、黄砂対策のマスクが必要かな

己の力を知る

2010-03-21 09:29:59 | バイク
火曜日の話


3月19日にこの国に到着していたのですが、税関でずっとストップしていました
オーナーの気遣いで価格を700ドルと半額で書いたくれたのですが、
関税が商品の20パーセント
152750Wかかりました
それでも、一旦、日本に送ってから再度送りなおすよりかはコストを抑えられますが



アメリカのWheelbuilder.comに注文していたホイールが到着
注文してから3週間で届いた

心拍トレーニングに疑問を感じていた
心と身体は連動する
同じ状況でトレーニングしても気温や疲れ、体調によって心拍は変わってくる
…というのは、書籍の受け売りだが
私自身、心拍トレーニングを3年以上続けてきて同じように感じる
心拍は重要も指標だと思うが、トレーニングが日常化している人にとって
(LSDなどで基礎作りが出来ている)
自分の今の出力を知るというのが、さらに強くなっていくために必要不可欠だと感じた

パワートレーニングの導入として
SRMを考えていたのだが、未だ2010年モデルが発売されていません
(追記:現在は『SRM Wireless PowerMeter DuraAce 7900 Compatible』購入可能)
また、この国への配送が難しいと聞いており、
帰国してからの取り付けも考えたのだが、それではいつになるかわからない

そこで
最初は室内トレーニング(平日は屋内がメインですので)でローラーでのパワートレーニングを考えた
ミノウラのワットマスターやエリートのスーパーククロノワイヤレスなどが候補に挙がった
ワットマスターは有線で厳密に言うと、リアルタイムでワットが表示される訳ではないらしい
エリートはかなり本格的で屋内トレーナーとしては申し分ないが
この国での販売は未定であり、販売したとしても関税などもろもろで10万円を越すことになる

ならば10万円オーバーだが
今使っているガーミンEdge705でデータを拾えて
外でも使うことができる『パワータップ』の方がいいのではないか…

ということで、先月じっくりと調べてみた

ハブだけ購入して、この国で手組みホイールを作ってもらう
でも良かったのだが、コストをトータルすると
ホイールを組んで送ってもらったほうが安く上がることがわかった

Wiggleは、1年前この国に配送ができなかったのだが、
今年に入って、この国にも配送が出来るようになった
マビックのオープンプロで組めるようだったが高い買い物なので本当に自分にあったものが欲しかった
自分の体重やスポークの種類など事前に細かいやりとりが出来ると評判の良い
Wheelbuilder.comへと行き着いた

何度かメールのやり取りをした
下記のように親切にアドバイスしてくれた

Dear ウッドキャビン,

Thank you for your email. We would recommend the Kinlin XR-270 (445g) instead of the XR-240 (455g) because it is more aerodynamic for your triathlons, and lighter and stiffer.
For your weight, we recommend 24-spokes for good durability and DT Aerolite spokes. Bladed spokes like the Sapim CX-Ray and DT Swiss Aerolite offer excellent fatigue life (Sapim's tests show 3x the life of their own double butted spokes) with weight savings of 27% compared to standard double-butted round spokes. Additionally, these spokes offer a slight aerodynamic advantage and the cool look of a bladed spoke.
We strongly recommend the use of brass nipples over alloy nipples for corrosion resistance. While the brass nipples are heavier, the total additional weight is only 0.6 g per nipple.
Please feel free to call if you have any questions. We can help you by telephone if you ask for Sachiko -- she speaks Japanese! Or by email in Japanese, but we do not have the software, so she cannot write back in Japanese characters...just Roman-ji.
All the best,
Vikki
Vikki Appel
Wheelbuilder.com
(626) 442-4444

日本語(ローマ字表記)で送っても、日本人スタッフがいるのでOKだそうです

そんなやり取りが続き、いよいよオーダー


2月24日に注文した際のInvoice

私が注文したのは、Kinlin Clincher
あくまでトレーニング用のホイールと割り切っていたので一番コストパフォーマンスのよいもの
同じくハブもPowerTap Pro+をチョイス
友人のニャロメ氏のブログを参考にさせて頂きました



まず驚いたのが、軽さ
箱を持ち上げてみると中身が入っているのか疑ってしまうほど
さらに箱を上げて驚いたが、心拍計やサイコンなどが入っていること
これらは頼んでないはずなのに

リムテープはすでについていました
ありがたい



タイヤもチューブも用意していなかったので
すべてあるもので代用?した
レース前にタイヤを新品に交換した際にはずしたままになっていた使い込んだPRO3と
自転車を購入した時についていた重たいチューブをとりあえずつけてみた



同じくスプロケも用意していなかたので
以前使っていた
旧アルテグラの12-25Tを引っ張り出して装着



これでとりあえず走れるようになった



本当は防水処理(テープを張る等)したほうがいいらしいが
雨の日は乗らないということでこのままにする



フロントはマビックのキシリウムSLプレミアム



さっそくローラーに装着
ネットで調べてみると、Edge705の細かい設定は特にしなくてもデータを拾えるとのことだったので、
menu>Settings>ANT+Sport>Accessories
とすると、すぐにパワーメーター受信できた



試走開始



出ました
ワット表示



最初の10分はアップのつもりでしたが
200Wを維持できるかな…なんて思っていたら
あっという間に心拍が160を越えてきました
結構キツイですね



ちょっと試走のつもりが
結局30分乗ってしまった
この日の平均ワットが203
200Wを維持するのが、こんなにキツイとは思いませんでした

己の力を知る

何とも冷徹な道具です
でも、これでいい
まわりの環境、自分の心身の状態に左右されることな
純粋に自分の力がわかる



ガーミンのトレーニングセンターではなぜか平均ワットが表示されない
どなたかご存知の方、ご教授お願いします

正しく測定できない方

2010-03-16 04:41:37 | Weblog

最近、体重計に乗るとエラーが出て測定できません

この「エラー4」とは何だろう?

最初は、電池なくなったのかと思い
電池交換したが、結果は一緒でまた「エラー4」

そこでオムロンの取説を引っ張り出し
「エラー4」の意味を調べてみると

ありました


正しく測定できない方のコーナーに記載が

「エラー4」は…


別に、ボディビルしているわけではないのですが…
職業は別なんですけど

どうも、体脂肪が5%を切ると、こうしたエラーが出やすいらしい



10~15回くらい繰り返せば
表示が出てきてくれます

朝起きて、一番に測っているので、
眠気を覚ますには調度いいんですけどね
(踏み台昇降みたいにエラーが出て降りて、電源を入れなおして乗る…の繰り返し)

200キロライド 中断(通常版)

2010-03-14 22:17:11 | バイク
島ライドに向けて、200キロのロングライドに挑戦
…のはずでした

今日は一日バイクに乗ろうと決めていました
6時間以上は休憩なしで乗れるようにしないと
この先のアイアンマンもこなせない



今日は自宅から北上
片道およそ100キロちょい
往復で200キロオーバーの道のり

9時半
たっぷり補給食を持って、出発。

出発時は、曇っていたが薄日が差すくらいだった。
今日の天気予報は、晴れ時々曇り。
ひたすら北へと北上し古都に向う予定だった。



いつもお世話になっている高速バスターミナルを通過

ここまで19キロ
そしてここから
道は幹線道路
とても走りやすい
インナーで脚を回しながらアップしていたが、
ここからはフロントをアウターにいれて
グングンまわす

信号はほとんどないので
飛ばしても大丈夫

ただし、車も100キロ以上で走っているので
風圧で飛ばされないようにしないといけない

久しぶりにクラクションで歓迎ならむ威圧をされるが
1年前ならともかく
今ならこちらも挨拶程度にしか聞こえなくなってきた
慣れとは恐ろしいものだ



1時間半ほど経過
55キロ走ったあたりでどうにも生理現象のため自転車を降りる
休憩はしたくなかったので、処理するとすぐに乗って漕ぎ出します

今日の目的地はもっと先だ
ここから58キロ先



ふと、道の脇に目をやると
田園が広がる
この地も米が主食だ
こうして見ると日本となんら変わらない

おそらく、あと40キロほどで到着するはずだ
…と、ここで雲行きが怪しくなってきた
ずっと向かい風だったが、さらに風が強くなってきた
行く手を阻むかのように



旗の向きをご覧ください
強烈な向かい風です
スピードが一気に落ちてきました

このあたりで60キロ弱
雨がポツポツ降ってきました

そういえば、雲の流れも速い
明日の予報は一日中雨だが
予報が一日ずれてもおかしくない



ここまで2時間
走行距離65キロ

雨粒が大きくなって、アイウェアが使い物にならなくなってきた

もう少し行けそうだったが、このまま降られた場合
2時間以上雨の中を走らなければならない

さすがに風邪を引きそうだ

残念

ここでUターン

悔しかったので写真だけでも撮ることにした
本日、バイクを降りたのはこれで二度目
やはり休憩したくなかったのですぐに出発
(雨も降っていたので)

帰路は道を変えても良かったのだが、
また今度(200キロライド)リベンジしたかったので、同じ道を引き返すことにした

途中、道が荒れているところで振動でボトルが落ちる

バイクを止め、急いで取りにもどるが



後続車(車)に轢かれ

バツン

と勢いよく破裂

中央分離帯に残骸があったので拾ってみると
蓋の部分が割れてなくなっていたが、ボトル本体はとりあえず無事なようだ



ロードを購入して初めて手にしたボトル
IS丸YAさんの社長さんがUSAのトレック本社に行った時のもらった記念のボトル(非売品)
私が売り場のディスプレイから売り物だと思ってレジに持っていった時に
「これは、売り物じゃないけど、差し上げます」
と社長さんがニッコリと笑い、私に手渡してくれた
数々の旅を共にしたボトルだった

残念
かなりヘコンだ
まわりからみたら、何の変哲もないボトルだが
私にとっては大事なものだった

そこでYOMEから電話がある
ボトルを破損したことを告げる
…と、その時に後ろのポケットに入れていた
モンベルのウインドブレーカーまで落としてしまったようだ
(自宅に帰ってから気付いた)

どうやら電話を取り出した時に一緒に落としてしまったらしい

弱り目に祟り目

このウィンドブレーカー
乗鞍で買ったこちらも旅の相棒だった
昨年の旅も一緒だった
とても使い勝手のイイヤツでした

早速、家に帰ってから
インターネットでモンベルの同じウィンドブレーカーを注文
同じく、こんなことが二度と起こらないようにボトルゲージも注文
これでボトルが落ちることもないかな
ボトルゲージはずっとボントレガーのモノを使っていたが
昨年のトライアスロンレースの時に一つ割れてしまった
その時、出展してたブースで売っていたシマノのボトルゲージに交換したが
どうもホールド感が不足しているようだ
ボントレガーのボトルゲージでは多少荒れた道でもボトルは落ちたことがなかった

気落ちすることもあるが
およそ130キロを休憩なしで走って無事故だったから良しとするか

追記

今日はホワイトデーでした



YOMEも喜んでくれたようです
これも良しとするか

200キロライド 中断(完全版)

2010-03-14 19:17:20 | かの地の出来事
島ライドに向けて、200キロのロングライドに挑戦
…のはずでした



今日は一日バイクに乗ろうと決めていました
6時間以上は休憩なしで乗れるようにしないと
この先のアイアンマンもこなせない



今日は自宅から北上し古都へ行くつもりでした
片道およそ100キロちょい
往復で200キロオーバーの道のり

9時半
たっぷり補給食を持って、出発。

出発時は、曇っていたが薄日が差すくらいだった。
今日の天気予報は、晴れ時々曇り。
ひたすら北へと北上し古都に向う予定だった。



いつもお世話になっている高速バスターミナルを通過

ここまで19キロ
そしてここからが市外地へと続く
道は幹線道路
とても走りやすい
インナーで脚を回しながらアップしていたが、
ここからはフロントをアウターにいれて
グングンまわす



一旦市内から出てしまえば、信号はほとんどないので
飛ばしても大丈夫

ただし、車も100キロ以上で走っているので
風圧で飛ばされないようにしないといけない

久しぶりにクラクションで歓迎ならむ威圧をされるが
1年前ならともかく
今ならこちらも挨拶程度にしか聞こえなくなってきた
慣れとは恐ろしいものだ



1時間半ほど経過
55キロ走ったあたりでどうにも生理現象のため自転車を降りる
休憩はしたくなかったので、処理するとすぐに乗って漕ぎ出します



今日の目的地はもっと先だ
ここから58キロ先



ふと、道の脇に目をやると
田園が広がる
この地も米が主食だ
こうして見ると日本となんら変わらない



先日、フルマラソンを走った街に入った
道の反対側になにやら見たことのある建物(病院)が…
ああ、あの建物
あの時は、一命を取り留めることができました
感謝しております

まさか、この病院を再び見るとは思いませんでした



この街を過ぎると、次はいよいよ古都へとまっしぐら
おそらく、あと40キロほどで到着するはずだ
…と、ここで雲行きが怪しくなってきた
ずっと向かい風だったが、さらに風が強くなってきた
行く手を阻むかのように



フルマラソンでお世話になった街を抜けて市外へ出るところ
旗の向きをご覧ください
強烈な向かい風です
スピードが一気に落ちてきました

このあたりで60キロ弱
雨がポツポツ降ってきました

そういえば、雲の流れも速い
明日の予報は一日中雨だが
予報が一日ずれてもおかしくない



ここまで2時間
走行距離65キロ

雨粒が大きくなって、アイウェアが使い物にならなくなってきた

もう少し行けそうだったが、このまま降られた場合
2時間以上雨の中を走らなければならない

さすがに風邪を引きそうだ

残念

ここでUターン

悔しかったので写真だけでも撮ることにした
本日、バイクを降りたのはこれで二度目
やはり休憩したくなかったのですぐに出発
(雨も降っていたので)

帰路は道を変えても良かったのだが、
また今度(200キロライド)リベンジしたかったので、同じ道を引き返すことにした

途中、道が荒れているところで振動でボトルが落ちる

バイクを止め、急いで取りにもどるが



後続車(車)に轢かれ

バツン

と勢いよく破裂

中央分離帯に残骸があったので拾ってみると
蓋の部分が割れてなくなっていたが、ボトル本体はとりあえず無事なようだ



ロードを購入して初めて手にしたボトル
IS丸YAさんの社長さんがUSAのトレック本社に行った時のもらった記念のボトル(非売品)
私が売り場のディスプレイから売り物だと思ってレジに持っていった時に
「これは、売り物じゃないけど、差し上げます」
と社長さんがニッコリと笑い、私に手渡してくれた
数々の旅を共にしたボトルだった

残念
かなりヘコンだ
まわりからみたら、何の変哲もないボトルだが
私にとっては大事なものだった

そこでYOMEから電話がある
ボトルを破損したことを告げる
…と、その時に後ろのポケットに入れていた
モンベルのウインドブレーカーまで落としてしまったようだ
(自宅に帰ってから気付いた)

どうやら電話を取り出した時に一緒に落としてしまったらしい

弱り目に祟り目

このウィンドブレーカー
乗鞍で買ったこちらも旅の相棒だった
昨年の旅も一緒だった
とても使い勝手のイイヤツでした

早速、家に帰ってから
インターネットでモンベルの同じウィンドブレーカーを注文
同じく、こんなことが二度と起こらないようにボトルゲージも注文
これでボトルが落ちることもないかな
ボトルゲージはずっとボントレガーのモノを使っていたが
昨年のトライアスロンレースの時に一つ割れてしまった
その時、出展してたブースで売っていたシマノのボトルゲージに交換したが
どうもホールド感が不足しているようだ
ボントレガーのボトルゲージでは多少荒れた道でもボトルは落ちたことがなかった

気落ちすることもあるが
およそ130キロを休憩なしで走って無事故だったから良しとするか

追記

今日はホワイトデーでした



YOMEも喜んでくれたようです
これも良しとするか

新年祈願

2010-03-14 08:22:26 | バイク
土曜日の話

昨日、届いた荷物(Tさんありがとうございます)の中にオマケが入っていた

前日、仕事のお付き合いで帰宅したのが遅かった
せっかくの週末だが、午前中一杯寝てしまった

昼近くにおきて外を見ると

快晴
気温13度

絶好のラン日和
すぐに着替えて出発準備

…ここでちょっと気になることが

フルマラソンを終えてから、どうも右足甲が痛む
といっても、走れないほどではないのですが、ランを続けるほど
痛みが続いている

予定変更
バイクの準備をする
今日は午後から出勤なので残されている時間は3時間

3時間でLSDでは意味がないので
トライアスロンチームがデュアスロントレーニングで使っている
1周約9キロの周回コースに行くことに

ここは出来たばかりの道路で道がとてもよい状態
しかも直線道路(4.5キロの往復)でノンストップで走ることができる
若干のアップダウンはあるもののTTの練習には最適な場所



30分ほどで現地に到着

今日のバイクメニューの予定は
1周流し + 1周メディオ 5セット

ここを走るのは早朝か夜だったので
昼間は車が多いことに驚かされる
といっても、走行には問題ない



1周目はアウターで軽くながしながらコース状況を確認
#1: 18'28"

2周目、DHバーを使い、大腿四頭筋に力が入らないようにハムとお尻の筋肉でペダルをまわすことを意識しながら
#2: 15'59"

3周目、呼吸を整えてからなるべく一定の負荷で(流しだが)走れるように意識する
#3: 18'42"

4周目、ギアの変速を意識して多めにする
#4: 16'05"

以下、5周目、6周目
#5: 19'01"
#6: 16'07"

この時点で自宅から走り始めて2時間を越えてしまった
時間がないので7周目は気持ちよく1周走って終了
#7: 19'11"

ここまでノンストップで走った
さすがに7周目では脚も売れ切れ気味
補給食(カロリーメート:メイプルシロップ味美味しかった)もなくなり、ボトルの水もわずか
引き際です

帰路の途中
ウヘンデトライアスロンクラブのメンバーと出会う
ブルース君もいた

駐車場になにやら広げて人が10人ほど集まっている
ちょっと寄り道して顔を出す



あぶない宗教団代ではありません

この国では、年の初めに
無病息災とさらなる活躍を祈願して豚の頭(本物です)とお供え物を並べるそうです

そういえば、
私が所属しているトライアスロンクラブでも先週末にやっていました
(私は参加していません)
その時の写真がコレ




お隣の国なのに知らないことばかりです



その後、ブルース君と一緒に帰路に向けて再出発
(途中でブルース君とは別れました)



家に到着
きっちり3時間で戻って来た

すぐに風呂に入り、着替えて出勤


先ほどのウヘンデトライアスロンクラブの方に頂いたお餅
前述の祈願?の時に食べるものらしい
見た目は甘そうですが、砂糖がほとんど入っていないので意外と食べやすいです

5年ぶり

2010-03-13 21:58:02 | Weblog
水曜日の話


天気予報の雪マークが月曜日からついていた

しかし、ここでは滅多に雪はふらない

だれも本当に降るとは思っていなかったらしい

この日もいつもどおり
4時起床でランの準備をしながら、窓から外を見ると

真っ白

ランの準備からバイクの準備に切り替え

バイクメニュー

三本ローラー
メディオ15分×2本

に変更

シャワーを浴びて朝食を食べているとマンション内の館内放送が聞こえてきた

「○×小学校は雪のため休校です」

しかし、私の職場はそんなことはまったく関係ないので雪降る中、
徒歩にて出勤



休校と聞いて、子ども達は大はしゃぎ
マンション内の公園にて遊んでいました



後から聞いたところ
市内全ての小中学校が休校だったらしい

出勤時驚いたのは
走っている車がノーマルタイヤばかり

どうやらスタッドレスタイヤ自体あまりないらしい

この日は、あっちこっちで交通事故がありました…

こんなに雪が降ったのは5年ぶりだそうです
(ちなみに5年前は45センチ積もったそうです)

島ライドに向けて

2010-03-09 04:47:00 | バイク
航空機でチャリを運ぶためにSCICONのバックを用意した


3月末にこちらのイベントに参加する
島一周およそ180キロ

このイベントにエントリーした理由は3つある

1つ目が
この国のアイアンマンレースの聖地であるこの島に行ってみたかったこと
(毎年7月(今年は7月11日)に行われるこの島でのアイアンマンレースが開催される。この国のトライアスリートなら誰もがあこがれるレースだ)

2つ目が
6月に行われるこの島でのレースの下見をしておきたかったこと
(スイム3キロ、バイク140キロ、ラン30キロ)

3つ目が
アイアンマンのバイクパート180キロの感覚に慣れておきたかったこと
(加えて、6月のレースの試走にもなるので)

実は、丈夫なバイクケースは他にも
ostrichのOS-500トラベルバッグももっていたのですが、
横置きにされたり、上に荷物を載せられたりと、ケースが自立しないこともあって
やはりフレームが心配だった

そこで候補にあがったのが、
SCICON エアロテックエボリューション

これならハードケースなので安心
だと思ったら
ネットでインプレなど調べてみると
ハードケースだけにかえって乱暴に扱われることが多いということだった

そこで
ツール・ド・沖縄や海外のレースで使用していたケースを調べてみて

行き着いたのが、SCICON: エアロコンフォートプラス

ソフトケースで一見心配だが
中には丈夫なパイプがあり、フレームをがっちり固定できます
おまけにタイヤがついているので移動も楽々
難点は、普通のタクシーに乗せられないことでしょうか

それでは、収納練習です

購入した時に入っていたパイプを組み立てるとこのようになります
バックを広げてこれから梱包を始めます


フレームにバイクを固定し、
塩ビパイプの保護に使われているクッション剤(別途購入)をフレームにまきます



バック内部のベルト3点を締めて、オシマイ
とても簡単です
DHバーをつけていても問題なく入ります
おまけにペダルをはずす必要もありません
もちろんホイールも中に入っています
(バック内部の左右にホイール収納ケースがついています)



これで出来上がり
YOMEの分も含め2台並ぶとこんな感じです



島ライドに向けたバイク付属品
結局、サドルバックはもとのSCICONのチャンピオンズファントム
別にSCICON好きという訳ではないのですが、揃ってしまいました



小型サドルバックには当然入らない
エアーポンプとCO2ボンベはボトルホルダーに移動



しばらくは、この状態で走る予定
ペダルはデュラに戻しました

タイムもとても気に入っているのですが、
やはりステップインしづらいのは事実
レース向きではないので、今は封印することにしました


越えなくてはいけないモノ(通常版)

2010-03-07 17:32:30 | ラン

3月1日、フルマラソン当日


この日のために11月からランを意識したトレーニングをしてきた
アイアンマン出場を考えた時どうしても越えなくはいけものがあった
それがランとスイム
ランはフルへの苦手意識
スイムは3.8キロを泳ぎきるスキル
どちらも越えなくはいけない壁だ
逃げていては前に進めない
そのためにまずはフルマラソンをサブスリーで走りきること
それが出来れば、ひとつ前に進めるはずだから

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5時起床
窓から外を見ると、路面がぬれている
雨だ
昨日の晴天が嘘のような冷たい雨

ネットこの国の気象庁にあたるページで天気をチェックする

気温4度
体感気温1度
降水量が1時間15mm~ということだから、日本でいう大雨注意報の手前あたりといったところか

体重計に乗ってみる
53キロ
体脂肪7%
ベストとは言えないが、これ以上どちらも落としてもスタミナがもたないだろう

スタートが8時半なので、3時間前にあたる5時半に朝食
おにぎり2個に餅入りみそ汁

スポーツバルムのレッド2をたっぷりに塗る
脚はもちろん、腹や背中、腕、首周りなど
これで少しでも体温低下を防げればいいのだが

自宅を6時20分発
タクシーで最寄の高速バス乗り場へ
6時半のバス乗車
40分(7時)でレース会場近くの市街地到着
そこからシャトルバスでスタート会場まで20分
7時半には到着
1時間アップ
…の予定だった

自宅をタクシーで出る前に軽量化したかったのだが、あまりトイレに行く気もなかったので
そのままタクシーに乗り込む
時間には余裕があるから会場で済ませればいいと思った

タクシーでは
ワイパーを全開で回しても前が見づらいくらい雨が降っている

バス乗り場に到着すると
ここでハプニング発生
バスの時刻が変更されていた
雨の影響かどうかは分からないが、この国の言葉に堪能なYOMEでも
事態がよくわからないということなのでしょうがない
20分遅れの8時50分発
それでもまだ時間に余裕があるだろう…と思っていた

少しウトウトしていると時計の針は7時50分を刺していた
自分の目を疑う

こちらの予想よりもバスの時間がかかっている

これはアップできるとか言ってるレベルじゃない

会場の近くの市街に到着したのが、8時10分
スタート20分前だ

急いでタクシーをつかまえ、会場へ向う

スタート時間に間に合えばいい
この時間だとギリギリだ

迷っている暇はない
タクシーの中で全ての準備をしなくは

ズボンを脱ぎ
レースシューズに履き替える
上着を脱いで…

心拍計はガーミンとスントの二つ装着済み
スントT6とガーミンFRを両方つけていった
必然、心拍計も2つ

バストバンドを張り、上着をCW-Xのトライアスロンウェアに着替える

腕には、スキンズのパワースリーブを装着

トライウェアなので背中のポケットを有効に使わなくては

背面ポケットにパワーバージェルを3ついれる
万が一スタートに間に合わない場合、そのまま走り出し途中で軽量化をしなくてはいけない
野外トイレのために水にとけるティッシュもポケットに入れておく

凍えるような寒さなので手袋をつけるかどうか迷ったが
雨でぬれると身につけるものはどんどん重くなる
手袋はしないことにした

後は、帽子をかぶり…と出発準備整った頃
調度会場に到着



到着したのがスタート5分前

YOMEの出場するハーフはフルよりも後なので
荷物を任せて
タクシーから降りると、その格好のまま走り出す
ダッシュでスタート場所となっているスタジアムへ

スタジアムゲート入り口にトイレを発見

屋外で軽量化よりも、せめてヒトらしくいたかったので
トイレに向う

昨年の5月のハーフマラソンでは
スターターのおじさんのトークで号砲が5分ほど遅れた

今回をそうあってほしいことを願いつつトイレに駆け込む

外からは分からなかったが、中は長い行列

日本のレースの時は、
フルのゼッケンつけていたら(一番はじめのスタートだから)譲ってくれたりもしたが、
この国ではそんなことはありませんでした

ギリギリトイレの入れたのが、スタート2分前

最後の軽量化をして、スターと地点のスタジアムへ

ゲートの入り口に入ったあたりで、
ピストルの音が!

やばいスタートしてしまった

ガンタイムならここからタイムの計測が始まる
急いで腕時計のスタートを押す
ネットタイムであることを祈りつつ…

スタート地点のゲートをぐぐり走り出そうとすると、
ゲートの少し手前に計測チップを測定するアンテナらしきものをを発見

急いで引き返し、アンテナをくぐる
(計即チップの測定をしなくては、ゴールしても認められないため)

再びスタートゲートをくぐり走りだす

これが5ヶ月もの間、トレーニングを重ねてきたレースのスタートなのか…
自分が情けなくなってくるが、そんな思いはすぐに頭から振り払い
レースに集中

スタジアムを一周して公道に出ると、少し冷静になってきた
何度もシュミレーションしてきたレース運びをもう一度考えてみる

まったくのアップなし
加えて雨

始めの頃は、ペースが安定しない
加えて、雨とこの寒さだ

アップがてら1キロ4分20秒前後をキープして走る
(サブスリーを達成するには、1キロ4分10秒で走りきらないといけない)

最初の折り返しポイントを過ぎ徐々に前に出る

と言っても、自分のペースをキープしていただけで周りが落ちているようだ
慌てて飛び出したランナーが落ちていく

2つ目の折り返し(たしか10キロ)を過ぎてから、YOMEともすれ違う

YOMEはハーフに出場。ほんの少しだけコースがかぶるのだ

このあたりから、登りでは、1キロ4分20~30秒
平坦では、4分10秒前後
下りでは、3分50秒前後で走る

タイムは、5キロごとにラップをとるようにした

前日にサブスリーを達成するには、
4分10秒ペースで走りきらなくてはいけないことは分かっていた

そのためには、5キロを20分50秒で通過しなくはいけない

その後は、10キロごとに41分40秒というように、足していけばいい訳だ
レース中も自分のペースを把握してそれをキープできればいい

最初の10キロのあたり(はっきりとわからなかった)が、49分50秒だった

これでは遅すぎる

しかしアップもかねて最初は走るつもりだったので、
ここから上げようと思っていたのでそれほど慌てていなかった

このペースは、遅い
わかってはいたが、身体が温まらないうちは無理は禁物だ
ちょっとした焦りで後半がボロボロになるのは経験済み

15キロ過ぎあたりから、二人のランナーに追いつく

そのうちの一人がとてもいいペースで走ってくれる
しばらくその人について走る
よく見るとランシャツには、「Sub-3.com」の文字が



もしこけおどしじゃなかったら、彼についていけば、サブスリーというわけか

20キロと思われるあたりが、1時間16分18秒。
予定では1時間23分20秒で通過できればいいと思っていたので、
ひょっとしたらいけるかも
かすかな希望が見えてきた

20キロ過ぎあたりから尿意がどうにも我慢できない

無理してもしょうがないので、21キロ地点で止まってトイレ休憩

これが良い刺激になったようで(軽量化もしたから?)、
そのまま4分5秒ペースで走っていく

一旦は、サブスリー.COMの彼に追いつくが、ペースが4分とかなり速い
このままついていって潰れては元も子もない

一人旅覚悟で、4分15秒ペースでいく

途中でスントの心拍計が表示されてないことに途中で気付いて、再度コネクトした
この場合は、あとでPCで見ても、心拍が表示されないのは、分かっていた
とりあえず、その場では、心拍が見れるようになった

一人旅状態で、30キロを超えた

去年の荒川では、ここからまったく足が動かなくなった

今日は、まだしっかりと動く
身体が脚が腕が、半分自分の意思を越えて動いてるような気さえする

タイムは徐々に落ちているが、30キロの通過が、2時間00分58秒
目標としていた2時間5分よりも5分のアドバンテージだ

このままなら、4分30秒ぺースでもサブスリーだ

イケル!

初めて、実感がわいてきた

34キロすぎからコースが(往路の折り返しではなく)変わり、
前との選手とも離れてきた

Y字の道で左右どちらに行っていいのかわからず困っていると
後ろから追いついた選手が右と教えてくれる

彼にはあっという間に離されてしまったが、帰りの道しるべとなってくれたので、
その背中を追いかけながら走る

37キロあたりから、手足が急に回らなくなってきた

疲労が脚にきたわけでなく、寒さで感覚が麻痺してきたようだ

このあたりから、精神と肉体が離れるような不思議な感じがだった

正直ここか先はほとんで覚えていない

苦しさとか寒さとか、そういったものから解放されて、夢の中に居る気分だった

何とも不思議な感覚だ

現実味がまるでない

ただなんとなく声のする方へ
意識と身体が分離したような状態のまま進んでいたような…気がする

最後の登り、メインスタジアムへ



この写真、ハーフを終えたYOMEが撮ってくれたらしいのだが記憶にない



ただ前へ前へ
そんな思いが身体をつき動かしてしたのか



少しこのあたりは覚えている

金コーチの言っていた、
『登りでは、腕ふりの角度を開き、振り子のように下へ下へ』

何かそんなことを無意識にやっていたような気がする

そして永遠と思えるようなメインスタジアムの半周?







まわりの声援がやけにスローに聞こえた…ような気がした

ゴールすると


YOMEに抱きかかえられバックヤードへ

その後…高速バスでもどり、いつもの温泉へ行った

たっぷりマッサージをしてもらう

普段は決して食べない(胃がもたれるので)ケーキを買って家でささやかな祝杯



私はサブスリー
YOMEはハーフで自己ベスト

アイアンマンに向けて、
一つ目の壁を越えることができた



距離:42.195 km
時間:2時間51分38秒
平均心拍165 最高203
エネルギー消費2110kcal