第29回トライアスロン珠洲大会
5:17:34
総合23位 エイジ(45-49)5位
3時起床
外は路面が濡れている…夜の間に降ったのかな
朝食を食べてレースウェアに着替え4時半にはスイム会場へ出発
5時過ぎに会場到着
スイム会場向かいの駐車場に車を止め、バイク&レースグッズを持ってバイク預け
その後、ナンバリングとアンクルバンドを貰い
ウェット準備していると…
まさかのスイム中止アナウンスが?!
波はそれほどでも内容だが、先日の台風の影響でブイすら設置出来なかったようだ
裸足でバイクウェアとメット(任意)準備してスイムエリアに集合とのこと
6時50分までに集合とのことでビーチにメットを被ったトラ集団が集まる姿はなかなかの光景?でしたよ
スタートはビブ番号順で50人ずつ3分間隔で
最初のグループが7時半スタート以降3分毎に出発
私は”108”なので、7時36分スタート
ビーチからの数百メートルをダッシュ(但し、バイクエリアまでは追い越し禁止)
2018珠洲トライアスロンビーチダッシュ
私は先頭に並んでいたので後ろ方にも申し訳ないので
ノーアップでしたが、裸足&メット被って?!のダッシュ
一気に心拍上がったので、バイク乗る前には丁度良かったかも
第29回トライアスロン珠洲大会:バイク
※pioneerバイクデータ
3:26:21
バイク順位:42位
バイクは能登半島をぐるりと2ラップ
1周目はとにかく抑えて
…のつもりでしたが
最初の峠でPioneerのサイコンから何度もスプリントを検出(※MMP単位時間10秒、30秒でリアルタイム・インターバル・インテンシティ90%を超えるパワー出力で検出)
そんなに頑張っているつもりは無かったのですが…実際はかなり飛ばしてしまったようだ
でもカメラの前では笑顔!
時間差のスタートとは言え相当数のアスリートがまとまってスタートするのだから
ドラフティングも多いのかな…と思ったのですが
実際は、大谷峠に行く前の数回の峠で既にばらけてくれた感じ
Aタイプのゼッケンは皆同じ赤色でエイジ別で見分けることが出来ないので
目安としては、自分よりも前にスタートした1〜100番代までの選手を抜いていくことだけを考える
1周目の大谷峠ではゼッケン二桁代(3分先にスタート)の方々を相当数パス
パワメをチェックし体重4倍を超えない程度の出力で抑えて登る
昨日の暴風は1周目はさほど影響無く
むしろ大谷峠を下り終えて、市街に向かうまでの道では追い風になる(例年ここは向かい風区間)感じで1周目を終えることが出来た
…が余裕があったのは1周目まで
2周目に入りすぐに身体の声が響く
力が出ない…
あれだけ抑えて走っていたつもりが実際はほぼ1周目に出し切ってしまったようだ
もう何も残ってない”出涸らし”状態
加えて
2周目に入ると風がかなり強くなってきた
特に前半部分はずっと向かい風で
狼煙の区間では20㎞/h代しか出ない…
早くこの区間終わってくれ…と祈るばかり
さらに風は強くなり
大谷峠に向かうまでの細かなアップダウン…
本来なら攻めの下り区間では暴風でハンドルを取られ、何度も吹き飛ばされそうになり
必死にハンドルを押さえつけながらの下りなのでスピードも抑えざるを得ない
この時ばかりは自分の体重の軽さを呪ってしまいたくなる
2周目の大谷峠はどうなることか…と思ったが
峠を淡々と登る脚は残っていたようで
1周目よりもペースは遅かったが思うが何とかパス
そして
昨日も頭をよぎったのだが
大谷峠を下ってから市街に抜ける山間の長い下り区間…ここで風が吹くと恐いなぁ
それがまさに的中
山中の長い橋区間の道路の縦溝(グルービング)区間では走行ラインが強制修正されるのに
斜め後ろからは背中を押すような横風が吹き…
高速下りでフレームは暴れ、1車線分飛ばされる
幸い対向車は来なかったので大事には至らなかったが
ヒヤッとした瞬間だった
市街地に入り残り20㎞を過ぎたあたりから
不思議と脚に力が戻ってきた
バイクとランでは使う筋肉が違う
(上手く回せていれば…の話だが)
ここで出し惜しみしてもしょうがないので
最後はシャカリキに回してみる
バイク降車エリアで降りて
自分のバイクラックへ向かう
まだそれほど数は多くない
慌てず
焦らず
用意しておいたミニ缶コーラを飲みながら
シューズを履き替え
キャップを被り
ラン用の補給を背中のポッケに突っ込んで
ランコースへ
第29回トライアスロン珠洲大会:ラン
1:51:13
ラン順位:14位
トランジション用に残しておいた
ジェルともう1本のミニ缶コーラを両手にもって走り出す
最初はペースを抑えたいと思っているが、バイクで脚を使いすぎたせいか
脚の感覚が鈍って、体感スピードが掴めない
とりあえず
目の前いる選手を一人ずつパスして最初のエイドを目指す
エイドでは水の入ったコップを受け取り端を潰して口に流し込む
合わせてスポンジももらい頚、肩を湿らす
パールイズミのトライウェアは肩回りもよく動きランでの動きも問題ない
肩口に水をかけるだけで気化熱で涼しく感じられる
ミニ缶コーラは流石に手に持つのは邪魔なので、トライスーツの上着の中に入れて挟んでおく
(結局そのまま10㎞以上ウェアの中に入れて走るコトに)
身体にフットするウェアだが伸縮性も抜群なので、こんな補給携帯術?もアリなのかもね
2つめのエイドで手に持っていたジェルを飲み干し水で押し流す
まだまだ先は長い
ペースは良く分からず
だったが
4分20〜30ぐらいで動けていたらしい
8km過ぎたあたりから左脚の内転筋が痙攣を始める
次のエイドまで何とかもたせようとするも
脚が上手く動かない
このまま脚を攣ってしまうよりは一旦止まってストレッチした方がその後のタイムロスは少ない
コース上の民家の軒下の日陰でしばしストレッチ
近くで応援しているお婆ちゃん達が心配そうに声をかけてくれる
「大丈夫ですよ」
と応え、2〜3分じっくり内転筋を伸ばす
今にも攣りそうだったが
次のエイドで袖口に挟んだ塩タブレットを水で流し込めば少しはマシになるだろう
ココからは左脚をかばってあまりペースが上がらず
4分後半ぐらいで動いていたらしい
今年は曇り空もあり、例年のような強い日差しが終始照りつけることはなかった感じだ
10㎞ほど走ってようやく折り返しの見附島の付近にくる
去年はこの辺りで右の鼠径部が痛み歩いていたなぁ
今年は今のところ痛みはない
思うようにペースが上がらないけど
補給も定期的に取り、エネルギー切れでもない
ただただ
地脚が出来上がっていなかった…というだけだろう
折り返すと少し気が楽になる
後は今まで通ってきた道を戻るだけだ
日差しが徐々に強くなり
エイドでは必ず止まって、キャップの中に氷を入れて被るようにした
これで丁度イイくらい
残り10㎞を切ったあたりのエイドで
マイスペシャエルエイド…のミニ缶コーラを取り出す
(エイドのヒトもウェアの中からコーラが出てきてビックリ!)
カップに氷を入れてもらいコーラを注いで一気飲み
あ〜生き返る!
普段は決して飲まない”赤コーラ”(糖分たっぷりの方)
レースはやっぱり赤コーラに限る!
Bコースの折り返し(10㎞の折り返し)地点を過ぎたあたりで、残り5㎞だと知る
帰路は長く感じる
Bコースの選手もコースに合流するので正確な順位は分からないが
ただひたすら目の前の選手を一人ずつパスすることに集中
ゴールの野球場が見えてきたところで俄然力が沸いてくる
アイウェアを取り、チャックを上げてゴールテープへ
オッと残念なゴールシーンσ(^◇^;)
既に数名の方がゴール
この時点で自分の順位はだいたい分かった感じ
同じエイジで強剛トライアスロンチームのAさんも既にゴール
総合1位は折り返し前に先頭を独走していたお馴染みのOさん
”お疲れ様”
”おめでとう”
同じレースを終えた後だからこその感情で一杯になる
しばらくトラ仲間と歓談してからバイクを受け取りにトランジションエリアまでシャトルバスで移動
例年バイク受け取りは午後2時からとなっているので
ゲートで待つつもりでしたが、今年は早めに入っていいらしい
既に何人かの方がバイクを受け取り走っている姿を見かけた
スタッフの方にゼッケンと腕のタグ(名前とビブナンバーが記載)を見せてから自分のバイクを方へ向かう
途中、涙目の女性とすれ違う
「このメダルが…欲しかったんです」
と
聞けば、バイクは終えたもののランはタイムアップで走ることが出来なかった(DNF)そうだ
ふと自分の頚から下げた完走メダルに目をやる
ちょっとオーバーなくらい金色に輝いている
正直、レースに出る度に貰える完走メダルはどちらかと言うと置き場所に困り…
入賞したメダルや盾、トロフィーこそ飾ってはいるが
完走メダルの扱いはもっと雑だったかもしれない
ふと知り合いの強剛トライスリートが言っていた言葉を思い出す
エイジ優勝してもらったトロフィーを見て吐き捨てるように
「こんな安物要らないよ」
と言っていたことを
自分は完走出来たが
今、この瞬間もゴール目指して走っている選手はいる
そして、
そのゴールテープすら切ることを許されない選手もいる
そんな選手を前に
「こんなモノ…」
なんて言えない
自分が仮に表彰台に上がれる日が再びきたとしても
この思いだけは決して忘れないようにしよう
トライスーツを着ている時だけでなく、
レースを終えた後でもトライアスリートとして胸を張って過ごせるようにしたい
レースは自分との闘い
後悔のないレースが出来ればそれだけで充分だ
バイクと荷物を受け取り再びゴール会場へ向かう
まもなくゴールするであろうYOMEを探しにバイクでコース上を走っていると…居た!
歩きながらもゴール目指す姿にエールを送り一旦会場に戻りバイクを置いてから再びコースに戻る
ランコース残り数㎞を一緒に併走
ゴールの球場に入ると
スタッフの方から
「まもなく制限時間ですよ」
と言われ、YOMEの手を引き最後のひと踏ん張り
制限時間2分を切ったところでギリギリのフィニッシュ
最後は一緒に同伴ゴール
YOMEは2年ぶりの完走
よく頑張りました
YOMEダウン…
起き上がれるようになるまで側に居て
少し補給を取れるようになってから
会場を後にしました
順位もタイムも気にしない
昨年は最後のランで、恥骨疲労骨折で半分以上歩いちゃいましたが、今年は痛みも無く動けたのでそれだけで充分
表彰式もアワードよりも今はまず身体を休ませることが大切
…ということでそのまま木ノ浦ビレッジへ移動
ゆっくりと風呂に入り
洗濯、バイク梱包
今年、最初で最後のトライアスロンレースはこれにて終了
課題もたくさん見つかったので、来年に向けて…早速、今日から再始動
ココから始まる
ココから始める
ありがとう
珠洲
《レース総括》
やはり
この強度での練習が必要であり、それが全く出来ていなかったことを痛感
後半のタレ(バイク、ランとも)はその象徴とも言える
練習の時間を確保して”こなす”ことだけに終始していからだろう
ヌルイ練習しか出来ていなかったら、結果だってピリっとしない
トップ選手たちのような天賦の才があるわけでもない凡人なのだから
その分、要領よく工夫し、しっかりとONとOFFを切り替えて練習しないと時間と中途半端は疲労しか残らない
またスタミナについても課題がある
今回はほぼミドルの距離なのに
バイク、ランはほぼ一杯一杯な感があった
強剛アスリート達が言っていたようにレース強度のバイク(TSS230前後)ぐらいからのロングランで脚が動けるかどうか
スイムの課題も勿論あるが
やはりバイクとランの強化が必須だ
…と課題ばかり書いたが良かった点としては
バイク登りは雛鶴で散々こなしてきたハイケイデンスでの登りの効果があったかな
ランでは木曜日のランポイント練での動きづくりと刺激入れが効果があったと思う
後は補給食に関して
今回初めて固形食無しでやってみたが
この距離なら全く問題ナシだった
バイクでは
ボトルは3本(2本は水)
うち1本だけは補給用として
・粉飴 スプーン3杯
・Mag On 粉末1つ
・アミノバイタル 粉末1つ
をブレンド
後は、WINZONEさんのジェルを2つに、塩タブレット1つ
心配していた脚攣りもなかった
ランでは、
・コーラミニ缶
・アミノバイタルジェル
・WINZONE ジェル2つ
・塩タブレット2つ
特に10㎞過ぎてからのコーラはとっても効いた
レースと同じような環境での練習が大切なのだと痛感