Go The Distance!

地球が、自然が、人が、好き
走ること(Swim, Bike, Run)が大好き
ウッドキャビンの部屋にようこそ!

リハビリ

2012-03-31 20:15:46 | Weblog
頼んでおいたK.SWISS&ウルトラマンシューズが実家に届いていた!



おお、どうよ!



どうなのよ!



YOMEの視線が痛い(; ̄O ̄)

YOMEにはこの興奮が伝わらなかったようです

レースから1週間



久しぶりにリハビリラン!

…のつもりでしたが、
リハビリウォークとなりました

普段の生活では痛みは気にならなくなりましたが、
実際に走り出すと芯に響くような痛みが…

あれだけ無理したんだからしょうがないか

しばらくはウォーキングです

それと
日本での移動手段がなかったので…



20㎞先の長水路に行くにも、
近所のプールに行くにも、やっぱりバイクが必要だな…

ロードバイクを駐輪場に置いておくわけにも行かないし
(船便はまだ届いていないので、スピードコンセプトしかないし)

ということで
人生初の原チャリ購入

本当は…
ベスパが欲しかったのですが、財務大臣の許可が下りず

これでいつでもプールに行けるぞ!

ただいま

2012-03-27 19:04:07 | Weblog
3月27日
帰国日



朝6時過ぎ
成田空港到着

日本は(も)寒い!



YOMEがレンタカーで迎えに来てくれた

IRONMAN LIVEでずっと自分のナンバーを追ってくれていたようで、
多くを語らずとも不調を理解してくれて何も聞いてこなかった

そんな何気ない優しさが何だか嬉しいし安心する



日本での食事は…
ずっと食べたかった牛丼!

かの地の赤い食事も悪くはないけど
やっぱり日本のご飯!
美味しく頂きました♪

その後、
自宅で荷物を下ろし
新年度、職場で使うスーツや作業着を買いに再びレンタカーで移動



まだ膝が痛くて、
移動は脚を引きずり階段の上り下りでは手すりが必要だ

バタバタしているうちに一日があっという間に過ぎた



相棒も一緒に帰国
お土産に埋もれていますが…
オマエもありがとな

………………………………………………………………………………………………………………………………………

翌日
病院で膝の具合を見てもらいました

骨や筋は大丈夫
膝に水がたまっている心配もない

それぞれ脚の筋肉がうまいことカバーし合っていてくれたおかげだそうだ

ただ、筋肉の張りが尋常ないので、しばらく休養とのこと

豪州の荷物整理とかの地からの引っ越しでバタバタしていたデータ整理

こうしていると
もうレースがあったのがずいぶん昔のようだ



これからはずっと日本だ

やりたかったこと
会いたかった人が
どれもたくさんある

しばらくは休養
今まで出来なかったことを楽しもう

旅の途中で

2012-03-26 16:59:31 | Weblog
Melbourne編
少々シリアスな内容だったので番外編をお伝えします



まずはこちら



オーストラリア版バーガーキング

なぜ、キングではなくジャックか…
それは、クイーンがいるから…だとか



メルボルンからシドニーへ
国内線の移動は結構大変
動かない膝での移動もシンドカッタのですが、
行きは先に送って(いろいろ問題もありましたが)いたバイクケースを持っての移動もあるので…


※これはメルボルンの空港内の様子

最も、皆さんソフトケースとバックパックだけで転戦されている方も多いです
私はソフトケースは…もう二度と使わないと思います

詳しくはこちら

さて、シドニーからの出発ゲート近くで見慣れたマークを発見



お!もしや…



おぉこれは…発売されたばかりの
New iPadじゃないですかぁ~~~!!!

確かオーストラリアはiPhoneもiPadもSIMロックがかかっていないはず

お店の方に尋ねると…
「このiPadはSIMロックですが?」
「SIMロック???」
「あぁ!アンロックだよ!」
とのこと



値段もチェック
すぐにiPhoneで日本サイトでSIMロックフリー(Wi-Fi 4G)のiPadを確かめてみる
こちらの方が若干安いぐらいかな
ただ、日本ではほとんど在庫無しの状況なので
目の前にある…というこの状況は…物欲ゲージが上がりまくり(^_^;

まもなく搭乗時間

えぇ、購入決定です…

64Gが欲しかったのですが、
Wi-Fi 4Gは16Gのブラックのみということでこちらを購入



New iPadと共にご機嫌で搭乗口に向かうと
書店には、カデル・エバンスの本が平積みされていました
オーストラリアの英雄、悲願のマイヨジョーヌ獲得だからね

旅の途中
思わぬ買い物をしてしまった

YOMEよ怒らんでくれよ…

顔を上げて

2012-03-26 15:01:45 | アイアンマン
どれくらい寝ていたのだろう…

朝の日差しと痛みと…
どちらも痛みに感じるような目覚め

身体が思うように動かない

それでもチェックアウトの時間が迫っているので、
バイクを解体してケースにつめ荷物のパッキングをしなければならない

なるべく痛めた身体(特に膝)を動かさないように時間をかけて作業する

1時間とかからい作業が3時間もたってしまった
あと30分でチェックアウトだ

でもその前にどうしてもやっておきたいことがあった

事実を受け止めること

レース結果とスロット獲得者を目に焼き付けておくこと

荷物をまとめおえて、受付に無理を言ってチェックアウトの時間を1時間ずらしてもらう
その間に、再びEXPO会場へと向かった



スロット獲得者の手続きが終わり、横の会場でロールダウンが盛大に行われていた



私のエイジのスロット獲得者のタイムを見て、唖然とした

トップは8時間
以後、10スロット獲得者の全員が9時間前半

次元が違いすぎる

俺はこんなレースに出ていたのか?


一方自分は、201位
言葉もない

一昨日までオフィシャルグッズを販売していたテントでは、フィニッシャーグッズを販売していた



Tシャツ一枚60$AUD…5千円くらいか…
高い買い物だったが私とYOMEの分と2枚購入

あれだけ声援をもらったボランティアや地元の方に少しでも還元出来ればと思い



昨日までEXPO会場だった場所ではアワードの準備が進められていた



レース参加者は出席してもいいのだが…
今の自分には眩しすぎる

その後、
ホテルに戻り
レンタカーに荷物をつめ空港まで行き、
空港での手続きを終えて、シドニーで乗り換え、成田へと向かった



以後の文は、メルボルンで飛行機を待ちながらfacebookの友人に打っていた文章
その時の気持ちがそのまま表れているので、原文のまま載せます

Ironman Melbourne 13時間ちかくかけてのゴール
長い長い道でした

バイクの後半から古傷の左膝が痛み
だんだんと痛みが酷くなって意識が朦朧としてまっすぐ走れないほどでした
体重の乗せてのダンシングのみでバイクパートを終えたのですが、
バイクの痛みはランにも響き、30㎞以上脚を引きずるように歩いてしまいました

はっきり言って、最低なレース内容

もっと賢く“次のこと”を考えるなら、バイクパートで棄権すれば良かったのかもしれない
これだけ痛むとしばらくはトレーニング出来なくなるだろう

マラソンのゴールシーンとかで、ゴール後に倒れ込む姿を見て、
「あんなに成るまで追いこむなんて、選手としてどうよ?」
なんて思っていたけど、今は少しだけ分かるような気がします

棄権して、休養すれば痛みはいつか消えるかもしれないけど、
レースを完走できなかった事実は消えない

このレースのために、協力してくださった皆様には、結果を出せなくて申し訳なく思っています

バイクの練習不足
体調を管理出来なかった自分の甘さ…

スロットなんて問題外でした

正直、アイアンマンを名乗るのも恥ずかしいぐらいです

今は“次“よりも、ゼロからもう一度自分を見つめ直したい…と思っています

最も辛く、悔しいレースでしたが、これも自分のレース
しっかり受け入れたいと思います

このレースを意味のあるモノに出来るかどうかも自分次第
今は、思うように動かない膝の治療に専念すべきだろう



すぐにたくさんのコメントを頂きました
いくつかご紹介させていただきます

・完走おめでとうございます、といわせてください。
 コメントの内容よくわかります。
 僕は2007のコリアで、走れないわけでないのに、情けないレースにあきらめてリタイヤしました。
 今でも心底、後悔しています。
 どんな状況でもあきらめずにゴールした人がアイアンマン、勝利者だと思います。
 ごくろうさまでした。

・この文章以上にかなりの過酷な道のりを克服し、ゴールされたのだと思います!
 特に、自分の設定タイムが計算できる選手が、それ通りに行かないときの苦しさ、モチベーションを保ち続ける辛さ……
 分かりますよ(*_*;
 でも、日本とは環境が異なる異国で頑張ってらっしゃった姿をみなさん知ってますし
 それでも古傷をおしてゴールまで辿り着いてみせた姿は
 アイアンマン意外何者でもありません!
 おめでとうと言わせてください(*^。^*)
 そして、心と身体の傷を癒やし
 次はウッディさんが納得いくレースが出来ることをみなさん願ってます(^_^;)
 日本へは胸をはってお帰りくださいね☆



お一人ずつコメントを読んでいるうちに涙が出てきた
男のくせに情けない
でも、抑えていたものが一気に溢れ出たみたいに涙が止まらなかった

世界一格好悪いゴールだったと思う
けど、自分のしたことには後悔していない

これが正しかったどうかも分からない
でも
一つ言えることは全て出し切った
あんなレース内容だったけど
何もかも全部…もう何にも残ってない

今、思い返してみて
最後のラン
本当に長く感じた
脚を引きずりながらエイドステーションを通る度に、
ボランティアの方がとても心配してくれたり、激励してくれたり…
何だか申し訳なかった

自分はほぼラストの方、
もうエイドなんて片付けてもいいなじゃないかってくらい夕闇がせまっていた
それでも
そんなことお構いなしで懸命に応援してくれた
ゴールしても
何が変わるわけじゃないけど、
でも、今立っているこの道も
これから続くであろう道も…
つながっていると思う
だから…諦めたくなくて、でも申し訳なくて…
ぐちゃぐちゃな気持ちのままそれでも前に進んでいた

メルボルンに出るって決めて…
職場の皆さんにも応援してもらって、
YOMEもサポートしてくれて、
それで…
こんな結果で
正直、Mドットのアイアンマークも見たくないぐらい、
アスリートだなんて言っていた自分が恥ずかしかった
でも、
今の自分を、
今までの自分を
諦めたら、
今まで歩んできた道も続かなくなる

まずは、迎えに来てくれるYOMEに笑顔で報告しよう



顔を上げて

ゴールを探して

2012-03-25 00:37:08 | アイアンマン
3月25日
2012Ironman Asia-Pacific Championship Melbourne



3時起床
不思議と眠さはない

緊張しているからだろうか

昨晩コンビニ買っておいた、
海苔巻き、ヨーグルト、マフィン、バナナで朝食を済ませる

どうも腹の調子が良くない。正露丸は持ってきているが、レース会場に着いてから酔い止めと一緒に飲むつもりだった

トライアスロンウェアの上にフリースとトレラン用のジャージを着る
それでも寒いくらいだ
予報では6℃まで下がっているらしい

水温は一体何度なのだろう?

3時45分、全ての用意を持ち、EXPO会場向かいの選手バス乗り場へと向かう



4時発の大型バスが数台止まっていた
そのうちに一台に乗り込む
偶然、日本人グループの方と一緒になった
いくつか言葉をかわしているうちにバスは出発
1時間ほどでフランクストンへと到着

途中何度か眠くなりそうになったが、
ここで寝ると、身体が固くなってしまうのでiPodシャッフルで少しだけ気分を高めておく



5時会場到着
6時半にはトラジションエリアを封鎖する
それまでの準備ということだが、1時間半あれば問題ないだろう



まずは、バイクに行き、補給食をセッティング
水用のボトルに水を入れる
タイヤの空気は昨日7気圧チョイまで入れておいたので、抜けてなければ丁度7気圧ぐらいなっているだろう
案の定、タイヤは昨日同様パンパンだったので、そのままにしておく

この時点で6時少し前
もう一度トイレに行き、再度軽量化

酔い止めと正露丸を飲み、少し早かったが、ウェットに着替える
水温の冷たさは周囲も噂していた
おそらく16度前後だろうか…

唯一悔やまれるのが、
まさか入らないだろうと思って持ってこなかったブルーセブンティーの防寒水泳グッズ(キャップ、手袋、靴下)のこと
しかもEXPO会場でも販売していたのだから、これだけ気温が寒ければ当然水温も低いだろうと考え、買っておくべきだった

今更言ってもしょうがないのでせめてもの対策で、
普段は気持ちが悪くなるのでやらないスイムキャップ耳隠しをしてみる
肌を出す部分を少しでも減らしておきたい唯一の抵抗

用意を全て終えて、着替えを大会側が用意したリュック入れて預ける
まだスタートまで20分以上ある

そうこうしているうちに選手の波が海沿いに向かって動き始めた
どうしたのかなと思い、私もそちらに向かってみる

理由はすぐに分かった人垣で前は見えなかったが、後5分ほどでプロがスタートするので、その様子を見に集まってきたのと、
その後のエイジグループでの場所取りも兼ねての移動だった

日本からは西内選手が出ている
オージーでは、昨年のアイアンマンの覇者クレッグ・アレキサンダーと一昨年の覇者、ミリンダ・カーフレーが出場している
地元が盛り上がらないわけがない

まだ空は暗く、ブイがまったく見えない状態で7時プロがスタート

同時にエイジグループも動き出す

桟橋近くのフローティングスタートということで、私も選手と一緒に海の中へ入っていくが…

冷たい!!!!!

とっても冷たい!!!!!!

氷水です

それでもウェットに中に入ってきた水が体温で暖まってくると少しずつ慣れてきた

この温度で脚を攣るのだけはイヤだなぁと思っていると、集団がだんだん前に泳いでいく、
フローティングスタート故にラインが引いてある訳でもないので、我慢出来ない選手が少しずつ前に出てしまうためだ

こちらとしては、立ち泳ぎであまり動き過ぎると冷たい水が入ってくるので、
少しでも動かないようにしてスタートを迎えたいのだが、まだ時間まで10分ほどある

まいったな

少しだけ空が明るくなって来た頃に、スイムスタート

やや後方からのスタートだったので、それほどバトルに巻き込まれることもなかった

スイムは反時計回りの1ラップ
それだけターンまでの距離も長い

周りからどんどん遅れて泳いでいくうちにいつのまにか最後尾グループになっていた
結構、スイムトレは力を入れてきたつもりだったが、(まわりから見ればとても遅かったと思いますが本人は必死です…)まったく歯が立たない

しばらくすると周りの選手が見えなくなってきた…完全に置いていかれた

まだ空は薄暗くブイはよく見えなかったが、
それでも周りの選手の水しぶきだけを便りに泳いできたのに、それすら出来なくなった

何度か平泳ぎで進行を方向を確認しながら泳ぎ、周りにまばらになったきた選手達と一緒にブイらしきところに向かう
白いブイらしきものが見えてきて、やったぁとばかりに泳いでいくと通過の目印のためのブイ…まだまだ先らしい
果たして真っ直ぐ泳げているかも分からない

ずいぶん長く泳いでたような気がした
そのうち再び選手の水しぶきが見えてきた
ようやく最初のコーナーとなるブイの場所だ

ここを左に曲がり、しばらく進みまた左に曲がる
最初のスタート地点側を目指して泳ぐようになる

ここで波が右側からやってくるようになり、私は右でしか息継ぎが出来ないので、結構、塩水を飲んでしまった

さきほど、距離の長さをイヤというほど感じたが、
今度はその倍の長さを泳ぐのだからゾッとする
なるべく距離の長さや冷たさ、波酔いことは考えないようにしてとにかく腕を回した

不思議なことに距離の長さも冷たさも感覚が麻痺してきた成果(とくに寒さは)だんだん気にならなくなってきた

永遠かと思うほど泳ぎ、先ほどぬか喜びしたブイを過ぎて、ようやくターンのブイへ、左へ左へと2つのブイを抜けて最後の直線となった
ここまで来ると、少しだけ気持ちも楽になる
自分の身体の状態を考えてみると、腕はまだ回る
それにいつも気になる脚を攣ることもなさそうだ

スイムの疲れはバイクやランに影響することは少ない
だったら全部出し切ろうとプルの伸びとかき、慣れないキックと少しだけ早くスイムアップ出来るようにと奮闘する
最後は桟橋に上がるのかと思ったら、どうやら周りの選手はさらに先のビーチまで泳いでいくので私もついていく

このビーチまでがまた長い
なかなか脚がつくところまで行けない
ようやく脚がつくところまで着たと思っても、寒さのせいか思うように脚が動かない
身体の大きいオージーはわっしわっしと途中から歩いてビーチに向かっていたが、私はドルフィンジャンプで極力水中移動
何とかままビーチへと上がり、シャワーを通り抜けて、T1へと通じるテントへと向かう





テント内のバイクバックはほとんど残っていなかった…
つまりほとんどの選手がバイクへと移動してしまったということだ

自分のスイムアップタイムは見ていなかった…
ショックでもあったがバイクで挽回すればいいと返って吹っ切れました

自分のバイクバックを取り、その先の男女に分けられた仕切りの中でバイクの用意をする

椅子に座って初めて自分の身体がガタガタと震えていることに気付いた

自分でもどうしようもないくらい身体が震え、椅子がガタガタと動くほどだ

思うようにウェットが脱げずにいると、
ボランティアがやってきて
「大丈夫か?」
と声をかけながらウェットを脱がしてくれた

バイク用のレースベルトも付けようにもバックルが震える手ではめられない
見かねたボランティアがベルトをつけ、
念のためと入れておいたウィンドブレーカーのベスト(これがなかったら走り出すことは出来なかったと思う)を着せてくれた

アームカバー、靴下、靴も手伝ってもらいながら何とか履き終えた

礼を言いたくても口がうまく動かない

ボランティアの「Keep Going!」の声でバイクラック側へと背中を押される

バイクもほとんどない状態だったので、自分のバイクを見つけるのは簡単だった



バイクをラックから下ろし、乗車位置へバイクと共に走る

この寒さで走り出して大丈夫なのか…一瞬考えてしまいそうなったが、
「考えるな!」自分を叱りバイクに乗車

身体が借り物みたいで、どう動かしていいか分からないくらい冷え切っている

長丁場のバイク、チェジュの二の舞(前半飛ばし過ぎて後半バテる)だけは避けたい

身体の感覚はなくても、とりつけたGarminセンサーはしっかりと自分の状態を表示してくれている
今はこれが便りだ

昨年、8月のアイアンマンディスタンスレースのバイクと同様、
心拍を150前後、ケイデンス80~90、パワー180~200W(パワー計はつけてないので目安)ぐらいを維持して走り出す

今回のバイクコースは
T1から市街地を少し走りすぐに高速道路(EastLink)へと続くコースだ

今回のレースのために、道路は封鎖したというのだから選手としては嬉しいかぎりだ
この高速道路を北へ45㎞走り折り返して市街地に戻ってくるコースを2ラップとなっている

スイムの遅れを取り戻したい気持ちもあったが、
今回のコースはまったく試走できていなかった(自転車では走れなかったので)ので、
1ラップ目はセーブして走ろうと思っていた

スイムでは私より早かったであろう、体つきの多いオージーたちを抜いていく
※後日、IronmanLiveをネットで見ていたYOMEから1ラップ目の前半で150人ほど抜いていたと聞かされた

高速道路ということで、
一昨日からの風の影響を心配していたが(周りに何もないので)それほど気になるほどでもなかった
また、見渡す限りの直線道路なので走りやすいことこの上ない

ところが、ここで大きな誤算が…
寝不足という訳ではなかったが、あまりにも単調すぎる道路で走行中にボーとしてきた

信じられないことだが、気を張っていないとだんだん蛇行して気が遠くなってくるのだ

この日のためにトレーニングを積んできたのに何をやっている!
と頭では自分を叱りつけるが、身体が言うことを聞かない…レース中なのに

自分がなぜこのような状態になってしまうのかまったく不思議だった

それでも高速道路のおかでそれなりのスピードで何とか最初の折り返し(45㎞)ポイントまで着た
(1ラップ目の)復路はシャキッとしないと!と自分の頬をたたきながらペダルをまわす

復路になると身体もかなり動くようになり、ようやくバイクで走っている実感も沸いてきた
気温が低く日も出ていないので、エイドで水を取る必要もなく、用意していた補給食と水、ジェルだけど充分だった

60㎞を過ぎたあたりから
古傷の左膝が少しずつ痛みだしてき

レース前しばらくバイクに乗れなかったから膝が驚いているのだろう…
などと思い気にせずそのまま走っていると、
痛みが膝からふくらはぎへと広がり、それをかばうようにしていた左足首がきしむような痛みに変わってきた

マズイなぁ…

今まであまり感じたことのないような痛みだ

そのうちに
痛みは刺すような痛みへと変わり、
左脚での引き脚は使えなくなってしまった

左脚はペダルに添えて、右足のみでペダルをまわしている感じだった

以前、膝を痛めた時は、3ヶ月自転車に乗ることが出来なかった

ふとそんなことを思ったが、今は前に進むしかない



再び市街地に入る

鈴なりの応援とはこういうことか…と言わんばかりの大歓声
凄い…ただ、その歓声に応えられるような走りには遠く及ばない自分がいることに歯がゆい思いがした

市内中心部あたりでUターン



再びもう1ラップ走り出す

もう左膝は少し引き上げようとするだけでもズキッと激痛がはしる

正直あと90㎞走る気がしなかった

 だからと言って、ここですごすごリタイア出来るか!

再び高速道路へと走る

ところがもう膝に力が入らないので、速度はほとんど出なくなっていた

唯一出来るのが、ダンシング

体重を乗せて、膝を落とすように走れば痛みはかなりマシになる

ダンシングしてスピードが落ちてくると再びダンシング…この繰り返し

こんな走り方、ママチャリ乗っている中高生でもしないだろう

でも今はこれが精一杯

周りの選手が自分をどんどん抜いていく
イヤなものだ…この感覚

チェジュで二度感じた、どうしようもない無力感
前に進みたくても力が出ない

下を向き、必死にあえぐ…
止まりそうなぐらいスピードが落ちる、再び痛みをこらえてダンシング

しかし、今思えば、それもまだマシだったのかもしれない

先ほどの永遠と続く真っ直ぐな道路で、今度は痛みのせいで頭がボーッとしてきた
思考力が停止しそうだ、気がつくとガードレール寄りだったら、中央線に寄っていたり…
落車しなかっただけでも良かったかもしれないが、朦朧とした頭で目に映る白線だけを見つめ走っている

痛みがずっと続くと現実を受け入れるのが難しくなってくるのか、痛みが身体を支配しているせいか、
だんだんと今走っているこの現実が夢にも思えてきた
速度はほとんど出ていなかったのだろう
自分の前後も誰もいない

自分の前にも後ろにもどこまでも続くこの道で自分一人がいるような錯覚(おそらく本当にそれに近い状況だったと思うが)で、リアリティがなさすぎる

 夢なら止めてしまおうか

何度も思った

 脚をついてもいいんじゃないか

息をするのと同じくらい自然にそう思えてきた

直前のところで踏みとどまることが出来たのは、
15㎞ごとにあるエイドでのボランティアの呼びかけのおかげ

そのたびに自分がここに何をしに来たのかを思い出しハッとする

 まだ身体が動くなら行こう

ぼんやりした意識の中でようやく2ラップ目の折り返し地点を過ぎた

この先にエイドがある

補給が必要だったわけじゃいが、膝の具合を見たかった

これだけ痛むとランにも影響するだろう

膝の痛みが立っていられることすら出来ないようなら棄権しよう

そう思い次のエイドで自転車を止める

クリートを外すのに足首に痛みがはしる

ふらつきながら何とか自転車を降りるが、その場でドスンと腰が落ちる

自転車がすぐに支えたが、膝に力が入らない

 ランどころじゃないなぁ

さすがに焦りと諦めに似た気持ちで一杯になる

しばらく座り込んだままストレッチをする
痛みが脚から頭にまで響く感じだ

20分ほどすると、膝を曲げてどうにか立ち上がることが出来るようになった

 棄権しよう

もう笑うしかない
こんな状態で走ってもしょうがない

分かっていても…
心のずっと奥の方で何か引っかかっていた

 ランは無理だが、バイクだけでも終わらせたい

 まだ時間はある、止まらなければどんなに遅くでもバイクだけなら足切りにならないはず

 どうせ止めるならやれるところまで行こう

こんな状態でどうしてそう思えたのか正直自分でも分からないが、
エイドに止まること30分、再びバイクにまたがりペダルに足をのせていた

皮肉にも風は海からの向かい風になり、ただでさえ遅くなっていたスピードはさらに遅くなる

 およそ40㎞、ダンシングで乗り切りしかない

そう思うと、周りから何人抜かれようと気にならなくなった

 抜くなら抜け!俺のゴールはこの数十㎞先だ

 バイクだけ何としてでも走りきる

 そこでこのレースは終わりだ
 
 それでいい、それでいいだ

風がようしゃなく吹き付ける…



この時の表情をカメラマンが撮っていたが、生気のない顔とはこういうものかと思うように顔は疲れ、口はだらしなく開き、ペダルを回す脚には力を感じなかった

メーターの数字が少しずつ180に近づく度にゴールが近づいていると信じ、永遠と思える1㎞、1㎞を進む

メーターの距離が1㎞進む度にあと何㎞と自分に言い聞かせる

もう惰性で走れるところは少しでも前に進むように身体をかがめ
とてもなく長く感じる最後の10㎞ほどを走った



町が見えてきたあたりで応援の声が聞こえてきてた

 あと少し、あと少し、それで終わりだ

トランジション近くの降車エリア手前でシューズのダイヤル(スペシャのBOA)をゆるめ靴を脱いでおく

ボランティアが手を差し出し、バイクを預ける手前でバイクを降りる

まっすぐ歩くことが出来ないがそれでも何とかテントの中へと早足で駆け込む

ランに行く気はなかったのに…
反射的にフックにかかっているランバックを取り、トラジション内の着替え用の椅子に座る

 ああ、終わった

本当にそう思った

ボランティアの方がさっと私の側に着て、靴を履かせようとしてくれる

別の方がゼッケンベルト(ラン用)を出してバイク用と付け替えてくれる

 いや…もう、いいんだよ

まわりがてきぱきと動いてくれる中、ぼんやりした思考で思った

 本当に…それでいいのか

少しだけはっきりしてきた

 やり尽くしたのか
 ここがオマエのゴールなのか

走ろうとか…そんな思いがあったわけじゃない
ただボランティアに促されるまま、ラングッズにチェンジしてランスタートに送り出された

多分、誰かが
「もういいんだよ」
「よくやったね」
と、言ってくれたら止めていたと思う

でも、まわりは
「All done!」
「Keep going!」
「You can do it!」
私の完走を疑わず応援してくれる

 何で…???

分からない

でも応援に後押しされて、脚を引きずりながら身体を左右に振りながら…
歩き出していた

 間違っている、こんなことしたら、しばらくトレーニング出来なくなる

 いや、レースに参加出来ないことになるんだぞ

分からない

ただ一つハッキリしていること…歓声の中、思ったことが一つある

 ゴールはここじゃない

 俺のゴールはここじゃない

歩いていた

すごく無様だったと思う

苦痛に顔をゆがめ、歩いては止まり、歩いては止まり
周りの人がどんどん抜いていく

エイドのたびに補給を取る…どういう訳か異常に腹が減る

何度かエイドのテントで休ませてもらいアイシング
膝の痛みは頭の先まで響く感じだ



42㎞…長い

いつものランならそれほど苦も無く走れる距離が…今日は永遠に感じる

それでも、前に進めば少しずつゴール近づく



 這ってでもゴールラインを越えてやる

ボランティアだけではない、
市街地を走る沿道、海岸沿いの芝生から、
惜しみない声援…誰かにこんなにもパワーをもらったのは初めてかもしれない
そして、無償のエールはどんなものよりも力を分けてもらえる



20㎞を過ぎて時点で痛みは全身を覆ってきた

夕日がだんだんと海に吸い込まれていく

時々、自分が何をしているのか分からなくなるほどボーッとしていた
痛みで麻痺してきたのか

残り15㎞

夕闇が迫ってきた

膝の感覚がない

不思議なことに
痛みに慣れてきたのか膝を動かすことに抵抗がなくなってきた

 脚が動くぞ

少しスピードを上げてみた

 イケル

アドレナリンでも出ているのか、眠っていたような脚が急に動き出した
一気にスピードが上がる

 ススメ!ススメ!

インターバルトレーニングのようだダッシュで残り10㎞通過

また、次に痛みがきて脚が動くなるのも怖かった

いや、そんなこと考えたのは一瞬でただ走っていた

痛みとか完走とか…そんなこと吹っ飛んでいた

暗闇が港を多い残り5㎞過ぎから蛍光スティックみたいなものが配られる
受けとるように言われた気もするが、今はただ前へ進みたかった

残り1㎞

もう真っ暗だ
それでもゲートの左右に溢れんばかりの人が手を差し出す
その中、ハイタッチする間もなくダッシュでゴールへ

身体がとっくに限界に達している



ゴールゲート見えた

観客声援もアナウンサーの声も大音響の音楽も全部消えた

頭が真っ白だ

一瞬だった

そして頭上にゴールゲートがあった



 見てたか?
 やりきったぞ

頭上に指を指す

次の瞬間、
身体がガクンと崩れた
ゲートの坂道を転げ落ちそうになったところを医療ボランティアに抱きかかえられた

何か言っているがよく聞こえなかった

そのまま車いすでメディカルテントに運ばれる

…………………………………………………………………………………………………………………

ふと気がつくとベッドに寝かされていた

全身がベッドに張り付いたようで動かない

身体が鉛のようだ…しかも激痛が走る

医者がやってきて一通りの検査をする

どうやら
骨に異常はなさそうだ
痛み止めをもらい、再び寝込んでしまった

何時間寝ていたのか分からない
冷気で目が覚める

夜は10℃を着る寒さだ

勝手に出ていっかどうか分からなかったが、
ここにいても風邪をひきそうだったのでタオルを身体にまいて脚を引きずりながらホテルに戻る

シャワーを浴びて、着替えをして…
これだけでも恐ろしく時間がかかった

そのまま眠ってしまいたかったが、トラジションに預けたスイム、バイクバックを受けとり、バイクを受けとらなければ…



バイクは段ボールに梱包されゴール地点まで配送されていた


参加者全てのバイクが一台一台梱包されているのだから、そのサポートにも驚かされる


自分のバイクも見つけました…中身はこんな感じです


日付は変わっていましたが、まだまだ選手が自分の相棒を取りに来ていました

ホテルに戻るころには、夜中の1時を過ぎていた
部屋に戻るとそのままベッドに倒れ込んで眠っていた



 終わったよ…



2012Ironman Asia-Pacific Championship Melbourne
スイム 1時間29分43秒
バイク 6時間34分07秒
ラン 4時間29分59秒
トータル 12時間46分19秒

決戦前日

2012-03-24 00:03:33 | アイアンマン
Melbourne3日目


通りにカフェにはローディたちが
豪州の仲間からの話だと、週末ライドの後、こうやってカフェでたむろするのが常らしい

朝日と共に目が覚めた
緊張しているのか少し疲れが取れてないような気がした

昨日と比べ風が収まったきたが、まだまだ強風レベルだ

午前中に、YOMEへのお土産をEXPOで購入


こちらがYOMEへの土産

あわせて、レースブリーフィングビデオを見る
ちなみにこのビデオ視聴も任意
自己責任…といったところか

大体は事前に読んでいたパンフと同じことを言っているだけだったが、
細かい点で何点か新しい情報もあり、貧弱なリスニング力では聞き取れないと思ったので、デジカメの動画でも撮影しておいた



部屋に戻ると、バイクにゼッケンシールを貼り、ボトルの準備をする

ボトルの1つには、カーボショッツジェルを10本分入れて少し水を入れておく
残り3本は全て水

この気温だと2本でも充分だと思うが、サドル後ろのボトルは落ちやすいので、
途中で落としてしまっても困らないように4本セットでいくことにした

バイク中の補給食は、パワーバー2本分を短冊状に切り、キッチンペーパーでくるむ
グミ状のジェルとビタミンタブレットを一緒にくるみこれもキッチンパーパーで包む、同様に干し梅を包んでおく


こちらレースグッズ
青(Blue)はバイクバック、赤(Red)はランバック
同様にスペシャルフード(エイドでもらえる)も青がバイク、赤がラン

バイクのスペシャルフードには一口羊羹とジェル2つ、カーボショッツとCCDクエン酸を溶かしたミニボトル2本を用意

ランスペシャルフードも同じ内容で羊羹はなし(最後は固形物を食べられなくことが多いので)

ゼッケンが2枚入っていて間違いかと思ったら、
スポンサーがそれぞれ違うので、バイク(高速道路のスポンサー)とラン(ランシューズのスポンサー)でそれぞれ付け替えないといけないらしい
買ってきたばかりのゼッケンベルトを使いそれぞれのバックにいれる

バイクのバックには、使わないだろうと思ったが、ウィンドブレーカーのベストを入れておいた

スイムのウェットはスイムスキン(TYRのトルクプロ)やノースリーブも持ってきていたが、
とてもじゃないけど使う気になれない


梱包完了

全ての準備が終わったのが、お昼前あたり
バイクを預けられるのが2時からなのでそろそろ出発したほうがいい

車に自転車のホイールを取っていれて、
ランバックとバイクバック、一応スイムの用品等を入れる
バイクが揺れないように昨日同様スイム会場となっているフランクストンへ向かった



会場到着する少し前に雨がぱらぱらと降ったようだが、バイクを預けるころには止んでいた



バイクをラックには、ゼッケン番号と自分の名前が書いてあった
たったそれだけだが、何だが嬉しい



バイクラックはかなり余裕を持って番号がつけられていて、
定番のサドル引っかけではなく、おおくの選手がハンドルをラックに引っかけていた



私もそちらの方がバイクが取りやすそうだったの、ハンドルひっかけにしてみた




念のため、雨対策でビニールをかぶせてみた

バイクを預けると、今度はテント内に入り、ランバックを自分の番号のフックにひっかける



その後、タイミングチップをもらい体重測定を行う
(レース後、著しく体重が減っている人は医療班行きとなる)



その後、バイクバックを自分の番号のフックにかけてテントを出る


会場も少しずつお祭ムードに



海沿いは昨日とは打って変わって大人しくなっていた。(まだ充分波はあったが)


ブイも浮かべてあるが、ちょっと見にくいような…


明日、ここをくぐってバイクへと向かうんだな


風が収まってくれるといいのだが



再び車でフランクストンまで戻る

6時前にはホテルに着いた

明日は朝3時起きなので少しでも早く寝た方がいいが…

レース前日、ランのコースをちょこっと走ってきました

メルボルンに来てトレ出来たのが、初日のバイク10キロ、今日のラン10キロだけ

走りながら、だんだんと不安で一杯だった気持ちがほぐれてきた

2年前、
初めてのアイアンマンディスタンス…
最後のランで見た夕日の沈む先に続くゴールへと続く道

あの道と明日走る道はきっとつながっていると思う

韓国で走ってきた3年間、
明日のレースのために手を貸してくれた人たち、
明日の道はそうやってつながってきているんだ

あとは、目の前の道を自分の力で進むのに

自分の成すべきことをするためにここまで来たんだから

大荒れMelbourne

2012-03-23 00:18:38 | アイアンマン
朝からかなり冷え込んでいます


やばいかなり寒いです…部屋には暖房入れています(゜Д゜)



今日は雨の予報…とのこと



そして、
風はかつて経験したことがないくらいの強風…かの地でもこれほどの風はなかったのではないでしょうか



朝食を済ませて温かくなったら走りに行こうかと思いましたが、
手持ちのトラウェアではトレーニング(冬装備が必要なくらい…)どころではなかったので、IronmanEXPOにてウェアを物色することにしました

Ironmanシリーズは今回が2度目
昨年の島レースしか知らないのであまり比較にならないかもしれませんが、今回のEXPOかなり良いです(^o^)

黒テントの中は、パーティー会場のようにライトが照らされ、
アイアンマンならどれもじっくり眺めたくなるようなブース(トラグッズやバイク、シューズなどなど)ばかり
至福に一時でした

その中でもお目当ては、IronmanOfficalグッズ

ここでしか買えないグッズが一杯\(^O^)/

少々後先考えずに買い込んでしまいました(^^ゞ


※後でホテルに帰って買った物を並べてみると…こんなに

その中でもフューエルボトルは
レースでも使いたくてネットでも買えなかった商品だったので、ここで入手できて良かった

会場周辺では、そんな強風の中でも黙々と設営作業を進めていました



と写真を撮ってもらったところ
「オマエも出るのか?」
「初めてか?」
「一緒に写真撮ろうぜ」
と陽気なオージーと一緒に



この会場はゴールになるので、ここで泳ぐ訳ではありませが、
海を見ると…



恐ろしく強い寒い風の中、EXPO近くの海沿いに入ってみると、海が荒れ狂っています(;゜ロ゜)

今日レースだったら死人が出たでしょう

本当に大丈夫だろうか…

さすがにこれだけ風が強い、ランも出来ません(バイクもですが)
近くに屋内プールもないようだし、今日はOFFです

ホテルに戻る道中…
人が群がっているので、何だろうと見てみると



お!サーベロP5だ!!



実物を見るのは初めて
それを今回のレースで使う人がいるんですね



持ち主のお姉さんの立ち居振る舞いもカッチョイイ
プロの方でしょうかね



せっかくですので、部屋に戻ると、スイムスタートでのフランクストンまで車で行って会場を見てみることにしました

向かう先のフランクストンはスイムの会場(T1)でもあり、バイクのトランジション(T2)でもあります
ランはここから宿泊しているホテル側(セントキルダ)までワンウェイで向かいます

車で走らせても40キロ弱の道のはずですが、途中どうにも睡魔が我慢出来なくて少しだけ車を止めて仮眠



雨音で目が覚めました

スコールみたいな雨

ザーっと降って止みましたが、その後も曇り空



昼過ぎには、フランクストンに到着



まずはトランジションエリアへ



明日にはここもバイクで埋まるはずです



レース当日お世話になるブイたち


顔は笑顔ですが…

車で出発する前に地元の方が、
「海が荒れているのはここ(セントキルダ)だけだよ。フランクストンはいつも穏やかなもんさ」
なんて言っていましたが…



ちっとも変わっていません(;゜ロ゜)



大荒れです…



私のようなヘナチョコスイマーでは絶対溺れます





ぶるぶる

トランジションエリアはバイクラック側はほぼ出来上がっていましたが、
ランとバイクのバックを置く場所や着替えの場所のテントは未だ出来上がっていないようでした

これだけの強風なら仕方がないだろう



海を見ている時に地元の方に声をかけられた



「日曜日、ここで泳ぐのかい?」
「ええ…ここは普段からこんなに荒れるのですか?」
「ここ10数年見たことないねぇ…きっと日曜日は大丈夫だよ」



そうか、こちらでもこんなに荒れるのは珍しいということか


こちらが借りているレンタカー

場所の確認と駐車場の確認をして、フランクストンを離れることに

1時間ほど車を走らせセントキルダに向かう途中、丁度、小腹が空いてきた

信号待ちの先頭にいると、左手にショッピングモールの案内板が見えたのでそこを左折

ところが、モールというより寂れた商店街といった感じ
店が数軒駅前に並んでいるだけだった

車をとめ、店を何軒かのぞいてみると一軒だけ客がひっきりなしに入っている店があった

看板から察すると魚屋さん?



中に入って納得しました、フィッシュ&チップスのお店でした

ボリュームたっぷりな盛りつけに食欲をそそられ、私もセットを頼むことにした



長いこと待ってようやくありついたセットを車の中でたいらげる
たまにはイイかもしれないけど、こんな食事ばかりしていたら病気になるか太るだろうなぁ


ここ、どう見てもホテルというよりバーだよね


明日の朝食を買いにコンビニへ
夜になっても賑やかな通りです

午後6時近くあたりも日が落ちる頃にようやくホテルに到着

FBをチェックすると、カーボパーティーがあったことに気付くがとっくに終了していた…
チェックしていたはずなのに完全に忘れていた

ただでさえ、まともな食事をしていなかったのに…残念

夜に大会側からメールが届き、
明日、土曜日のアクティビティは全て中止とのこと

地元でもこれだけ天候が荒れるのはやはり珍しかったようだ
バイクを預ける時間も大幅に変更(11時~3時から2時~5時)

明日も波乱含みの展開になりそうだ

豪州へ

2012-03-22 00:44:03 | アイアンマン
7時(日本時間5時)シドニー到着


国際線から国内線への乗り継ぎの場所が分からない
バスに乗って移動するらしいが、これには5ドルちょいかかるらしい
1本目のバスは止まっていたが、ガイドブックで乗り継ぎの仕方を確認している途中に行ってしまった(涙)



2本目のバスがなかなかこない

ようやく着いた…と乗り込む

手持ちのお金は、100AUD札と50AUD札

100AUD札渡すと、
「ここは銀行じゃないだ。コーヒーショップでも行ってくずしてきてくれ」
と言われる

さすがに100ドル札じゃだめか
50ドル札で渋々おつりをくれた

国内線の場所で下ろされて、ターミナル内に入るが、肝心のカンタス航空がない!?
2本目のバスが到着したのが遅かったこともあり、搭乗時間が迫っている

タクシーに乗ろうにもタクシーが来ない(;゜ロ゜)

近くのオージーに聞くと、こことは違う建物らしい?!

目の前の建物を2つ抜けたところにあるとか

!急がないと、ダッシュで移動!



ギリギリ国内線で間に合う

もしバイクケースと一緒に移動だったら間に合わなかっただろう



1時間ほどでメルボルンに到着

ドコモの携帯を手動で電話会社を切り替え(OPTAS)
どうやらデータ通信ができないらしい
せっかくインストした、「ライン」も「050」も使えない(T-T)

※海外でもパケホーダイの設定でデータ通信をONにしてもよかったらしい…後で知りました

レンタカーの予約をしていたので、受付窓口に移動するが、いくらまっても誰も来ない

携帯は普通に国際電話をかけたら恐ろしい金額を請求されるので、それも出来ず…
公衆電話を探すが見あたらない

しばらく待っても人が来る気配もないので、近くの空港作業員の方に訪ねると…
ここの建物ではなく、2つ先の建物とか(どっかで聞いたような)

2つ先の建物にレンタカー会社を発見

ようやく手続きに入れるぞ
…と思ったら、受け付けのお姉さんの英語が早口でさっぱり分からない

どうやら追加徴収するらしい

事情聞いても早口でまくし立てるだけなので、簡単にメモを書いてもらう

どうやら追加の保険に入れというらしい。
(日本で入っていたのだが)

これに入らないと、万が一事故に合った時に3000ドル払わないといけないとか…
ここであれこれ言ってもしょうがないと支払うことに

追加で頼んだGPSの取り扱いと車の場所を、さらにまくし立てて言うもんだから、こちらは混乱するばかり

結局、車は、私の後で車を借りたオージーに付いていくことにした



私の乗る車も発見!(左の赤い車です)

ふと返す場所が不安になり、近くで今しがた車を借りたオージーに返す場所を訪ねると、ここではない別の場所らしい

何となく場所を聞き、車に乗り込む

車の運転なんて、何年ぶりだろう

かの地では、右側通行でしたが、こちらは左側通行
道路表紙も久しぶり(2000~2001年シドニーで運転免許取得)

ナビで市街地までは設定してもらっていたので言われるがまま走らす


市内では路面電車とご対面

市内に入ると、ホテルまでのナビを再設定

このナビがまた使いづらい
ナビ上の地図でどうにかホテルの場所をみつけ、そこまでのナビを設定

一度は通りすぎるもどうにかお目当てのホテルらしい場所を見つける

しかし、この建物どう見ても、パブ(ハリウッド映画に出てくるようなバー&ビリヤード台で薄暗い)
オーストラリアは歴史上、ホテルと名乗っていても実際はパブというのがよくある
(以前、夜に酒を飲むことが禁止されていた際、ホテルなら24時間飲酒OKだったため、名前だけホテルとつけて実際はただのパブということがあった)

薄暗い店内に入り、定員らしき人にここが"宿泊できるホテル”かどうか尋ねると、同じ建物内だが、入り口が違うとのこと

路地を曲がり、入り口を探すと…

立派な入り口を発見

室内の独特なアートで飾られた受付らしいところに出た
受付に男性が一人、ブッキングしてあることを話すと、
「ああ、君か!分かってるよ」
とのこと

私もようやく気がついた

バイクを事前にホテルに送っておいたのだが、通関で止められて、なかなか先に進まなかった
その際、通関とホテル再度と何度か連絡を取ったのだが、そのときのホテル側の対応が彼だった

車を駐車場に入れて、チェックインを済ませ部屋に入る

こちらもちょっと洒落たアート感覚溢れる部屋だった
(あいにくその辺りの感覚に乏しいのだが(^_^;)



預かってもらったバイクを受け取りに再度ロビーへ

久しぶりに再会…スピードコンセプト



もう会えないかと思っていたので、(最悪、現地でバイクを購入するつもりだった)本当に嬉しかった



部屋に戻ると、YOMEに連絡、無事についたことを伝える



その後、部屋でバイクを組み立てる
慣れた作業とはいえそれでも時間はかかる



今日(水曜日)の選手登録は午後5時までなっていた

時刻は4時を回っていた

4時半には徒歩5分ほどの会場となっているEXPOへ


市内にはアイアンマンのポスターが


EXPOに近づくと、アイアンマン一色に


何だかドキドキしてきました


会場周辺は肌寒い曇り空
日本で言えば秋の気候だしな



テント内にバイクを持ち込む


「Good Luck!」
と声をかけてもらう

レジストレーション(登録)を済ませる

選手には、黒いトラジションバックを渡される。結構しっかりした作りのバックだ。中身もかなりつまっている感じだ。
どうやら、今回は人数が多いせいか、バイクチェックもメットのチェックもなし。自己責任ということか



登録を済ませると、選手全員の名前が書いてあるボードを見つける



受付を済ませた選手が、自分の名前を見つけチェック



何だかツールの選手みたいでモチベーションが上がる



その後、EXPO内を少しだけ見学


Trekブース


同じバイクには見えないぞぉぉぉ(;゜ロ゜)


う~ん見応えたっぷり


お!ISMのサドルだ


物欲が~~~



ほどなく午後6時EXPO終了時間だったので、他のお客(選手?)と一緒に出口まで誘導される



この場所をレース当日、どんな思いで通るのだろうか



会場周辺ではレース準備と設営が続いていた


自転車専用レーン


自転車乗りには優しい街だね



部屋にもどり、バイクの準備をして、組み上がったバイクの様子を見るために少しだけバイクに乗ることにした
まもなく日が落ちるので、10㎞ほど軽く市内を流してみる



交通量も多く、市内を路面電車が走るため、お世辞にも走りやすい環境ではなかったが、
バイクの調子をみるぐらいなら問題ない
変速が少し渋いが問題ないレベルだ


スペシャのお店を発見


オークリーショップにはこんな横断幕も

ホテルに戻るも…
旅の疲れか、ストレスのせいか、すこし頭痛がする

近くで夕食を…と思ったのだが、まわりはパブだらけ、大音量で飲んだり踊ったり…
その中で一人黙々と食事するのもイヤだったので、食堂らしきところさがすがこれがちっともない

ベーカリーを見つけ入ると、懐かしのミートパイが並べられていた
懐かしさのあまり、端からほぼ全種類頼んでしまった

部屋に戻り、夕食
といっても、ミートパイだが

食後、
受付でもらったバックをチェック




名前入り
またまたモチベが上がる!


こんなにも入ってました!


細かいチェックは明日に

FB、メールチェックを終えて就寝
長い一日だった

再び出国

2012-03-21 00:34:15 | トレーニング
目まぐるしい一日だった…


朝は、8時起床
当初の予定は、午前中にラン(ビルドアップ走10㎞)と荷物のパッキング、午後2時空港に向けて出発
…だったのですが

9時過ぎにランの準備をして出発

コースは2.5キロほど市街地を抜けてビーチに出る
その後はビーチにそってビルドアップ走開始

かの地のように自宅の目の前から5キロ以上ノンストップで走れる場所などそうそうない
ビーチに出て3キロほどは歩道があるが、その後は、歩道もなく狭い車道の端を走らなければならない

Lap01:1km 4'10"/km
Lap02:2km 4'10"/km
Lap03:3km 4'06"/km
Lap04:4km 4'04"/km
Lap05:5km 4'01"/km
Lap06:6km 3'59"/km
Lap07:7km 3'56"/km
Lap08:8km 4'00"/km
Lap09:9km 3'56"/km
Lap10:10km 3'51"/km
Total AV: 4'02"/km

BU走とはお世辞にも言えないタイムだが、どうも日本は信号が多くて思うようにスピードが出せない
そういうものだと思って走ればいいのだろうが、イマイチペースも上がらず終了

自宅に戻り風呂に入る

風呂から上がりメールチェック

知人から至急連絡ほしいとメールが入っている!?
大至急の要件があるとのこと

飛行機に乗るにはあと数時間のうちに出発しないといけない…!!

まずい…!!!

すぐにスーツに着替え、合わせて豪州への荷物をパッキングしてYOMEと出発

何とか電車を乗り継ぎ30分以内に待ち合わせ場所に到着

無事
事なきを得ました…ふぅ

終了後、駅でYOMEと合流、空港へ



手続きを済ませ、二人で天ぷらを食べる



何とも
バタバタな出国



席が狭く、うるさくてなかなか眠れない

う~ん
前途多難だな…

つかの間の日本

2012-03-20 11:15:23 | トレーニング
やっぱり日本の和菓子は美味い!


本当はずっと寝ていたかったのだけど、やるべきことは山ほどある

今日は一日フリーな日

レース前の準備は今日しかない



7時の目覚ましで起きる

身体が重い…眠い…

8時過ぎぐらいまでは荷物を少しずつ片付けたりなんだりして、
9時過ぎに外の気温も6℃くらいまであがってきたので、ランに行ってきました



日本に届いていたGarminForerunner910XTと310XTを両手につけ、ポッケにSUUNTOに入れてのランスタート

風もそれほどなくとても走りやすい

ロングタイツにズボン、ハイネックのロングスリープにウィンドブレーカーと、
もう少し薄着で走りたいところだったが、ウェアのほとんどが引っ越し荷物(船便)の中なのでしょうがない

ほどなく海に沿いに出ると、湘南の海が目の前に広がる

決して、綺麗とは言えないこの海も、今は最高に懐かしい

しばらく歩道を江ノ島方面に走り、歩道が切れるところで折り返して材木座方面に向かう
ランナーとローディーの多さに驚く

景色も良く、身体も快調なので、もっともっと走りたい
…という気持ちが押さえきれないでいたが、ここで頑張りすぎてもしょがないので、ペースは巡航速度で

材木座からOSJを横切り市街へ
これまたスゴイ人だ…平日だというのになんで???と思うくらい

およそ14㎞で家に到着

帰宅して分かったのだが、今日は春分の日、祝日だったんですね(^^ゞ

汗を流し、軽い昼食をとってから…

その後は、PCとにらめっこ…

最大の懸案事項だったバイクの配送は最終手続きに入り、どうやら無事にメルボルンまで配送されるらしい

良かったぁ

慣れないiPhone4Sの設定をYOMEと済ませて、メルでも通話料がかからないようにFacetimeとLINEの設定をする

引っ越しのどさくさで忘れ物があった…80リットルのグレゴリーのザックに全部入れて持って行くつもりだったが、これを船便に入れてしまったようだ

最大の失敗は、GarminEdge800用に購入したオーストラリアマップソースまでも船便に入れてしまったことだ
結構高い出費だったのに…残念



夕方、地元の港南プールで軽く泳ぐ
帰国後、初スイムだ



水温が高くて驚いたが、これはかの地で水温が低くて驚いたのを考えれば、日本のプールが水温が高いだけなのかもしれない
25mプールはすぐに折り返さなくてはならないので、ラップを覚えているのが大変だ

かの地と違って、腕時計もiPodもつけてはいけないので、サークルタイムもよくわからなかったが、少なくとも遅れては以内と思う



帰りにコンビニ立ち寄る

日本のコンビニは面白い!本当に何でも揃う



雑誌は手にとって中身を見てから買うことが出来るし、大好物のプリンも選り取り見取り!!

明日は午後3時前には出発

その前に軽くランしてパッキングを済ませないとな

かの地からの帰国

2012-03-19 08:31:16 | Weblog
3年間お世話になったかの地とも今日でお別れ



朝4時起床
泊まっているホテルに同僚が手配してくれたバスに3家族の帰国職員が乗り込む
そのまま全職員を空港までの道でピックアップ
5時40分過ぎには空港到着

6時、手続きを終える



余った現地通貨(Wウォン)を円に交換
早朝から営業している空港の銀行に感謝

そして、
現地に残る職員と最後の別れ

この日が来ることは分かってはいたものの…思わずもらい泣きしてしまった

後はまかせたぞ!



飛行機は超過荷物を考慮してビジネスにしたのだが、私とYOMEは手荷物のみで預け荷物が一つもなかったので、エコノミーでも良かった…と少し後悔

でも、帰国する職員と一緒に過ごせる最後の時間なので、これも良しってことで

我々は、帰国してすぐにやるべきことがある

豪州出発までに日本で過ごせる時間は一日だけ
帰国日の今日も無駄には出来ない

12時までに公用旅券を官公庁に返還
(これが空港からの最短時間で、11時50分に到着予定。12時を過ぎると次の業務開始は午後2時)

次に、免許書センターで国際免許証を取得

最後に、ドコモショップでSimフリーiPhone4SをXiで契約…

という3つのTo Doリストがあった

とくに最初の2つはかなり時間がタイトだ

飛行機が日本に近づくと眼下に見慣れた景色が…
久しぶりに日本

素直になつかしい!
と思った

着陸すると、次々と人が降り出し、3年間お世話になった職員に挨拶ができないまま押されるように私たちも出口に流されていった

こうなったら戻ってもしょうがないので、YOMEと二人、空港内を猛ダッシュ!

10分後には、入国ロビーを抜けて、ペーパーワークを終えて、スカイライナーに乗り、上野へ
ここの車内が唯一落ち着けた場所かもしれない

車内でかの地で買っておいたベーグルを缶コーヒーで流し込む

上野から地下鉄を乗り継ぎ、官公庁へ
11時50分弱でギリギリパスポートを返還完了

その後、YOMEと免許書センターへ
平日なのにもの凄い人人人…!?
こちらもペパーワークを済ませ待つこと1時間
ようやく名前を呼ばれ、諸注意を聞き、国際免許証をゲット

一端、中心部に戻り、横浜そごう内のドコモショップへ
最初は、新規の申し込みなので、ただで携帯をYOMEと1台ずつプレゼントする
とか、プレステ3、又は、パソコン&ルーター、又は、DS3Dを2台をお一人様ずつプレゼントするとか…
夢のような話が続きましたが、結局、受付のお姉さんの勘違いで、ただで頂いたのはXiのルーター2台でした(これでもスゴイと思うけど)
無事iPhone4SにSimを入れ、アクティベートも完了



自宅に戻る前に横浜の「まりも」のもやしラーメンを食べる



帰国してから初日本食、メッチャうまかった♪

自宅にもどったのが、8時過ぎ

荷物を出来るだけ整理して、あとは爆睡でした

何とも慌ただしい帰国だ

かの地 Last Day

2012-03-18 08:44:59 | Weblog
身分不相応のホテルに泊まり朝がきた



予報では雨だったが、時折、日がさすぐらいで雨の気配はない

釜山でゆったり過ごす最後の1日(明日は朝4時に日本へ出発)

まずは、20㎞ラン!

昼前までは、メールでレース関係のやり取りをしてタクシーに乗り、旧自宅?前まで

部屋は荷物は運びだしましたが、今月いっぱいは家賃を払っているので、使わせていただきました

上着、携帯、小銭等を部屋に置いて、
水のボトルをスタート地点に起き、軽くアップしてからランスタート

ちなみに…
昨晩もたまっていてメールと、レース用のバイクが税関に止められているので、その辺のやりとりをしていたら、午前2時を回っていた

睡眠5時間とここ数日に比べたらかなり寝られたほうだが、それでも疲れが完全に抜けた訳ではない

ペースは遅く感じたが、最初のラップが4分05秒とまずまずの入りだったので、そのまま身体がほぐれてくるまで待つことにした

肩回りの筋肉がどうも固くなっていて動きが悪い

何度か腕を脱力

丹田への力みを意識するとふっと肩の力が抜ける瞬間があったが、長くは続かなかった

それでも、だんだんと楽に走れるようになり肩甲骨と骨盤が連動して前へ前へと身体が動くようになってきた

ペースは4分前後と悪くはない

決して飛ばしている訳でもなく、このままフルを走れるくらいかな…という巡航速度での走り

10㎞の折り返しで最初のスタート地点に戻ってきた

その少し手前からカーボショッツジェルをアイアンマン対策で胃に流し込む(そろそろこの味にも慣れておかないといけないので)

ほどなくスタート地点へ、ボトルをつかむと少しだけスピードを落として水を飲む
50mほど走り、再びスタート地点に戻り、ボトルを置いて2ラップ目へ

あれだけの激務が続いていたのが嘘みたいに快調な走り

仕事と引っ越しは忙しかったが、トレも出来ていなかったので、身体はフレッシュだったのかもしれない

ラスト3㎞はがっつりスパートかけようかとも思いましたが、
ここでどこか筋肉を痛めるのもイヤだったので、楽に自然に少しずつペースを上げてゴール。
アベ3分57秒とまずますの走り

なかなかイイ感じで仕上がってきたぞ(ランは…)
雨の日も風の日も、ハンガーノックの日も…
この道を数えきれないほど走った。
ありがとうかの地

その後、旧自宅に戻り、上着と携帯、小銭をもってタクシーでホテルへ



風呂で汗を流してから、かの地での最後のプール

6時に親友のトラ仲間ブルース君と会う予定だったので、時間40分ほど

テーパー期でガンガンやってもしょうがないので、
500アップの1分10秒サークル1000を1本
時間あればダウン500

のつもりでスイムスタート

アップの段階から、いつもとは何か違う感じ
気持ちいいくらいよく進む

ランで結構疲れていたのでどうかなぁ…なんて思っていたけど、
スイムもここ数日泳げなかったからフレッシュな状態で泳げたのかな

500のアップが11分ほどで終了

メインの1000スタート

いつもなら50を折り返してすぐにタイメックスのリピートタイマー(1分10秒に設定)が鳴るはずなのに、
今日は一向に聞こえてこない

スタートボタンを押し忘れたかな…と思ったぐらい

1000も最後まで崩れることなく、泳ぎ終えた
終わってみると1分ほど余裕があった

1分弱で50を泳いでたということだろう
時計を見ると、5時58分!?

急いで上がり、シャワーを浴びる
ラストスイムのなかなかイイ感じで終えることができた

5分ほど遅れて、プールの受付に出ると、
トラ仲間のブルース君と奥様、娘さん、お知り合いの4人とYOMEが待っていた



ホテル1階のロビーで1時間ほどお茶
話題はもちろん、トラ関係

いつの日かハワイで再会することを約束して分かれました
最後に会うことが出来てよかった



素敵なメッセージもありがとう

かの地の最後の晩餐は、パジョン(ネギチヂミ)!



お腹いっぱい頂きました

今日のPC作業でETAの登録も終わり、バイクは手続き待ちの状態…
焦ってもしょうがないので、今は出来る事を一つ一つやっていきたい

かの地の引っ越し

2012-03-17 20:31:23 | Weblog


引っ越し作業が追いつかない…

残務処理にけりがついて家に帰ったのが、午前1時



その後、
朝4時近くまで荷物整理



マドンとYOMEのバイクも梱包終了

1時間だけ寝て、朝ランしようかと思ったけど、とてもじゃないけど無理でした

今日は職場の勤務最後の日

離任の式では、不覚にも涙が

かの地での3年間を思い出しました

夜は、最後の送別会



送別会前に時間があったので、立ち寄ったかの地で一番大きいアップルのお店

引っ越し作業でそれどころではなかったのだが、お得意様なのでしょうがない

22時頃には戻ってきましたが、もうへろへろ…

明日の朝8時がデッドライン

8時から引っ越しが始まってしまうので、ここからが荷造りラストスポート

ほぼ徹夜で引越し作業

ちょっとだけ寝たような気がする…よく覚えていない

5時半、外は雨が止んでいた

チャンス
とばかりに身体は鉛のように重たかったが
今日の引っ越し作業を考えると夕方に走る体力も気力も時間もないだろう

ということで走り出す

水たまりをよけながら走るだけでも寝不足でフラフラなのに、春の嵐のような強風が吹いてそのたびにスローダウン

週末は雨の予報なので、
ひょっとしたら、これがかの地で走るラストランかもしれない

感慨もひとしお…
と言いたいところだが、頭が朦朧としてフラフラしながら走っていると、
身体が習慣として動いている動作を無意識で行っているような感じだ

きっとヒドイタイムだろうと思ったら、いつも通りのタイムだったので、ちょっと意外だった

8時、引っ越し作業開始



業者がやってきた



マドンが入ったバイクケースを段ボールの上に置いて横にする
華麗な手さばきでカッターで周りを切って…



あっという間に梱包完了!



BD-1やYOMEの小径車も



ケースがなくてもがっつり梱包してくれます



器用にに段ボールを組み合わせて…



チャリボックス完了



マックディスプレイもこの通り

華麗な手さばきで荷物を運び、規格外のモノ(小径車、ホイール、自転車を立て掛ける台など)を梱包していく

およそ1時間で97箱の荷物をトラックに詰め込む
予定した数よりも段ボールの数がかなり増えた…



ふぅ…

今日明日とホテル暮らしです

自転車は送ってしまってありませんが、
ランシューズとスイムグッズは持参♪

Madone かの地ラストライド

2012-03-14 20:06:38 | トレーニング


目覚ましで起きるが…まだ外が暗いので、勝手に夜だと思い込み二度寝しそうになった

YOMEはすでに起きていて、
ビ~~ッ
とガムテープをはり、次々と引越しの準備

こちらはすぐに起きて、プールの準備、明日までしか天気はもたないそうだ
今日は出来れば3種目こなしたい

昨日の様子から、朝の体調でプールも決めようかと思ったが、意外と楽にプールのメニューをこなせた



かの地での最後のローラー 1時間半 40㎞



引っ越しまであと2日、帰国まで5日。荷物の中でのローラーでした

明日ロードバイクも梱包。
次にバイクに乗れるのはメルボルン!

…のはずです

自転車が空港の税関で引っかかっているらしい…UPSさん、頑張れ!

Speed Concept かの地ラストライド 3.11編

2012-03-11 11:47:05 | トレーニング
日曜日
まずは、朝ラン11㎞終了



そして、スピードコンセプトラストライド最終日となった
今日は平地巡航コース



ところが…
風速8mとのことでしたが、とんでもない北風に笑っちゃうくらいでした

TTポジションをとると、風で1車線分、飛ばされます(;゜ロ゜)

下りで止まっちゃうくらいの向かい風…
スピードコンセプトと共に走る最後のライドは「試練」のライドでした…



アベ26とあまりの遅さに家でローラーでもしようかと思ったぐらいでしたが、
最後のライドで心が折れたままで終わるのは嫌だったのでムキになって半泣きでペダルを踏みました



180㎞ライドの予定が予定した時間でついたのは、いつものバス停(57㎞)



ちょうど時刻は、午後2時40分
補給食を食べしばし待つ



3月11日
午後2時46分

黙祷

何かができる訳でもないし、何が起こったのかもよくわかっていない
できることいったら、忘れないこと
そして、
生あるものは、生きて自分の為すべきことをすること

復路も風と格闘しながらの帰路

生きることは…
楽なことばかりではないかもしれない

苦しんだり、悩んだり

でも、
生きているからこそ
つかの間の喜びに感謝し希望を持つことができるのだろう
限りある生…存分に生きてやる!



…が、当の本人はグロッキー寸前で帰宅(^0^;)

この後はSpeed Conceptのパッキングが待っている



まずはペダル外し



続いてシートポストを引き抜きます



ここまで出来れば後はハンドルを外すだけ



メットとフロアーポンプを入れて第一段階終了
これだけでもバイクの梱包としては問題ないのだが
どうせ豪州まで送る荷物
なるべく荷物を詰め込みます
(重さではなく面積で値段が決まるので)



UPSさん、よろしくね



相棒よ、メルボルンで会おう!