Go The Distance!

地球が、自然が、人が、好き
走ること(Swim, Bike, Run)が大好き
ウッドキャビンの部屋にようこそ!

大弛峠 再び

2010-07-31 01:13:08 | 


大弛峠に行ってきました



2008年ニャロメ氏のお誘いで登ったのが始めて

当時、ヤビツしか登ったことのない私にとってこの峠は
とてつもなく高く、壁のような勾配、水も食料も使い切り、心もくじくそんな峠でした

あまりの苦しさに途中何度も意識が飛びそうになり
蛇行しながら何とか足をつかず登った

そんな苦い思い出のある峠でしたが、
時間がたつにつれ、可笑しなことに

登りたい

という気持ちが自分の中から湧き上がってきました

その後は私は海外へ
登る機会を失ってしまい2年が過ぎました

金曜日
大弛峠 二度目の挑戦



…の前に腹ごしらえ
ずっと食べたかった日本の牛丼
サラダと豆腐とミニカレーもつけて
満腹!

この日も昨日に続き朝から雨だったのですが、昼近くになってようやく小降りになり
甲府方面は晴れているとの情報から車で道の駅「まきおか」に向かう途中の昼食でした



午後4時近くなって、ようやく
道の駅まきおかに到着

夕立が今にも降ってきそうだったので
水によわいパワータップに簡易防水?を施す



これでヨシと
すぐに自転車のセッティングをして
ボトル2本、カーボショッツジェル3本、パワーバープロテイン1本、エナジーバー1本
を背中のポッケに入れる
2年前の二の舞にならないように



ここがスタート地点
2年前と同じだ

アイアンマンに向けて、ロングの練習…特にバイクは平地中心の練習で
ヒルクライムはここ1年やっていない
走りきれるかどうか心配ではあったが、超人たちの鍛えてもらった自分を信じて
目標タイムは2年前の自分(2時間19分)を越えること



夕日になっても日差しが暑い
スタート

YOMEは今回大弛はパスで車で撮影係



最初から勾配がややきつかったが、アップもしていなかったので、
アップ代わりに心拍を150前後まで上げられるように
あくまでもリズムを意識し、身体の動き、ペダリング、ケイデンス(70~90)を
把握しながら走る



汗をかいて、アップも十分だ
ヒルクライムはリズムが大事だ
自分の身体の状態にあった
丁度良いテンポで
下腹部に力を入れ、足の付け根から持ち上げるように
身体の変な力が入って力まないように



2年前登った時に一緒に登ったお二人の方は
私などまるで眼中になく飛ぶように登っていった
あとで秘訣を聞いたところ

ハンドルを握らない(手を添えるだけ)

腹筋を意識して(体幹がぶれないように)

この二人の言葉こだまのように頭に響いていた



30分ほどすると
坂にも慣れてきた
15分おきに水を飲むこと、40分おきにジェルを飲むこと
身体が欲していなくても胃の中に流し込むようにした



ダム付近
唯一アウターでかっ飛ばせるところ
下りの勢いを殺さないようにギアチェンジをマメにしながら再び登っていく



時折、ダンシングを入れてリフレッシュ
基本的にシッティングで登れるようにギアをこまめに変えた



残り10キロ過ぎたあたりから
この道標?がエールを送ってくれる



残り数キロ
まだ意識はしっかりしている
カメラを向けられ思わずポーズ
っていうかそれだけ余裕があるなら走り活かせ自分



まもなく山頂
力の配分がよく出来ないまま来てしまった



ゴール
確かにキツカッタけど
2年前感じたような絶望的な苦しみはなかった



タイムは
1時間56分58秒



2年前はこの階段を登る気力すらなかった
向かう先は…



夢の庭園
幻想的な雲海にしばし見とれていました



雲海が晴れてここまでの道のりが見えました
空と地と…両方がここにある



YOMEもご満悦

時刻は午後6時を過ぎていたのですが、
結構明るかったので、そのまま自走で道の駅まで下っていこう

…と思ってましたが、10キロほど下ったあたりであたりは真っ暗

地面のギャップも側溝も見えなくなり途中で後ろから来るYOMEの車に
乗っかり下山

あれほど恐れていた峠も
すこし距離の長い坂…そんな印象だった

ちょっとは坂にも強くなったのかな

雨…バイク封印

2010-07-30 11:14:54 | Weblog
木曜日



朝、5時起きでヤビツに登ってこようかと思ったら
外は凄い雨、風…

残念

バイクは乗れませんでした

という訳で予定変更

来年も帰国できるかどうか分からないので
更新期限が近づいているため
二俣川の免許センターへ



海外生活等、特別な理由がある場合は
特例扱いで更新期限前に更新ができるのでした

…が、書類&講習なので午前中すべて使ってしまいました

丁度お昼の時間だったので
かの地では食べれなかった



ラーメン

ここのもやしラーメン
とても美味しい

そして



かの地にはない

焼き餃子

美味しかった
本当に

至福の時間でした



その後、雨の中、自宅近くのレンタカー屋さんへ



この車、自転車2台が軽々入ります



天気が心配なので、ホイールもワンペア一緒に持って行きます



久しぶりに見る江ノ電



向かうは、富士山

リベンジ大弛峠

天気予報は、今日も明日も雨
今日は一日、バイクに乗れなかった
(ランもスイムも…)
明日は晴れ間を見つけて乗りたいところだ

帰ってきました!

2010-07-29 05:33:36 | バイク
木曜日
12時50分


成田、到着
気温32度

懐かしい蒸し暑さ

帰ってきました日本

成田から大荷物を担いで自転車二台引っ張って
家に着いたのが夕方5時過ぎ



まだ日がある!

すぐに着替えて出発



久しぶりの左側通行

ボーっとしていると、つい右側を走ってしまいそうになる
あぶない あぶない

Edge705を日本で使うのは初めて
詳細の地図が表示されるのにはビックリ!
(今まではワールドマップを入れて使っていたので非常にアバウトな地図でした)

向かう先は自宅からすぐ近くの自転車屋さん

飛行機に乗せるためはずしていた
CO2ボンベと補給食を買いにいきました

道路の状態が良いこと
車も自転車もちゃんと赤信号で止まること

あぁやはり日本はいいですね!

マイティマン 市内観光

2010-07-28 00:26:42 | トライアスロン
アイアンマンディスタンスの
バイクコースの下見が終わった翌日



日曜日

朝6時起床

YOMEはぐっすり眠っているので
起こさないようにバイクの用意をして
外に出ます



昨日の豪雨がウソのように気持ちよく晴れています



バイク、ラン、スイムと大体場所の様子はつかめたので
市街地(市の中心部)まで走ってみることにした

埋立地の工業地帯をひたらす北にまっすぐ走ること10キロ
ようやく信号と市内へと通じる橋のところまで来た



市内へと標識が変わりました



昨日利用した(この日も帰りに利用するが)市外バスターミナルを過ぎ、
もう少しで駅がある市の中心部というところでYOMEから電話が

朝食(ブッフェ)のサービス券が無駄になるから
9時までに帰ってくるように
とのこと

ここまで20キロ弱
時間は1時間半かかっている
時刻は8時半
9時までには間に合いそうにもないが
ここに来て、まだ一度も追い込んだ練習をしていないので
ホテルまでTTのつもりでダッシュ



信号待ちにパシャリ

結構、いろいろなイベントをやっているらしい



急いではいながらも、ついついカメラを構えてしまのは
ブロガーの悲しいところ

この町は川が多いのでこうした水門をあちこちで見かける



無事ホテル着
30分で到着しました
いいトレーニングです

9時を10分ほど過ぎていましたが
ブッフェもありがたくいただきました
※手前の皿はYOME完食の図



午後のバスに乗るまでの間
レースではまず出来ない市内観光に出発

バイクはオーストリッチのOS-500トラベルバッグに輪行
これで輪行するとそのままタクシーにバイクを載せることができます



ホテルに自転車&自転車グッズを置かせてもらいました



ホテル自体は申し分なかったが、自転車を部屋に持っていこうとするたびに
「自転車はダメ!」と目を丸くして注意される
そのたびに事情を話すのが面倒だった

9月のレースでも多くのトライアスリートが来るだろうに
大丈夫なのだろうか…



こちらは
国立海洋文化財研究所



海中の沈んだ文化財(水中文化財)の発掘、展示をしています



道を挟んで反対側にあるのが
自然史博物館



恐竜三昧でした



神戸ではありませんが
こちらも
ルミナリエ
夜は綺麗なんでしょうね



名物のタコ料理も食べてきました
プリプリして美味しかったです



まだまだ歩きます



日本式の建物が目立ちますがこちらは保存対象



この地
日本とかかわりが深いんです



防空壕です



何キロも続いているとか



確かに固そうな岩盤でした





見物人は私たち二人ぐらいでした





この国の首都まで続いている国道の起点



この国に住む日本人として見ておかなくてはいけないかなと思い
この建物にも向いました



現在は資料館になっています

全て見終わった後はYOMEも私も無言

知らないでは済まされないことだけど史実を中立的な立場で正確に伝えるのは難しいですね



市内が一望できるということで
二人で山を登りました

こちらまだ中腹



ようやく山頂
40分ほどかかったかな
写真を撮ってくれた人の指が写ってしまった!



タクシーでホテルに戻る途中
こちらにも立ち寄ってもらった



知らなくてはいけないことがある

それを知る機会を得たのであれば
見て知って考えるべきなのであろう

レースの下見がメインの旅でしたが
海外のいる外国人の一人として
考えさせられることの多い旅でもありました


マイティマン バイクコース試走

2010-07-26 20:06:18 | トライアスロン
9月5日に行われるアイアンマン(ディスタンス)のレースの下見のため
高速バスで揺られること5時間ほどにある
この国の南西部にあたる場所に向かった



毎度のことだが、
車がないことがこれほど不便だと思うことはない

オリンピックディスタンスでもそうなのだが
会場となる場所は、海(または泳げる川や湖)があり、かなりの距離の道路を
通行規制できる場所であるため、この国でも出来る場所は限られている

近場でそうしたところがあればいいのだが、
どうしても大都市ではそれだけの交通規制が難しい(のだろう)
埋立地や海岸沿いの交通の便が悪い場所が多い
特に私たちのように公共交通機関でのみ移動が制限される場合
現地に向かうまでの移動手段がいつも問題になる

大概、レースは土曜日受付で、日曜日早朝のスタートとなる
アイアンマンの場合は、レース終了後どうやって帰るかが問題なのだ
だから私の場合は、出たい大会にエントリーするのではなく
月曜日(出勤日)の朝8時までに戻れる場所かどうかが一番重要となる

今回の下見の一番の理由は、
9月レース終了後、予定している移動手段できちんと戻れるかどうかが
一番知りたいことだった

前置きが長くなったが
それでは、バイクコース試走編についてお伝えします

土曜日

4時半起床
5時半出発

まずはタクシーで高速バス乗り場へ

そこからレース会場まで一番近くにある大きな町まで
高速バスで移動



こちらお値段高めの「優」がつくバス
ご覧の通り、ゆったり3列座席で幅もゆったりで足も伸ばすことができます



このバスでおよそ3時間半
二人とも朝早かったので到着までぐっすり寝てました



ここで乗り換え
チケットを買って、レース会場近くの町まで行くバスに乗ります



今度は、普通の高速バス
このバスでおよそ1時間ほどでレース会場に一番近い町に向かう



私たちの住んでいるところから乗り換えなしで行けるバスもあるのだか
本数も少なく、下道を通るので時間もかかるので
レース当日実際使うであろう本数の多いバスを利用することにした



レース会場近くの町に到着
バス乗り場には早速F1の宣伝が

ここから今度はタクシーでF1会場近くのホテルまで移動
私たちにとって最後の移動手段はタクシーしかない
その点、この国のタクシー料金が安くて本当に助かる
初乗りが3000Wくらい(日本円で280円くらい)
ホテルまでおよそ25キロくらい
20000W(1800円くらい)で到着



特級ホテルということなので、
この国のホテルとしてはトップクラスということになる
決して私たちは贅沢したいわけではなかったのだが、
F1会場近くにあるホテルはここだけなので選択の余地はなかった



ホテルでもしっかり宣伝しています



部屋はこんな感じ
ちょうどホテルからはF1会場(建設中)が見えます

お昼も過ぎていたので
ホテルのブッフェで食事
しっかり腹ごしらえしてからこちらも出発

天気が微妙だったが、日が落ちるまでたっぷりあったので
濡れてもいいようにトライアスロンウェアに着替え出発

当日のバイクコースはF1コースを何周かして外に出て、
公道をある程度の距離走るコースを何ラップか重ね、
再びF1会場に戻ってくるらしい

…が、あくまで『らしい』がつく
というのも、このF1会場がそもそも間に合うかも疑わしいそうだ
レース開催日が伸びたり、未だにコースを発表できなていなかったり
また、交通の便も悪いので
こちらのネットや掲示板では非難ゴウゴウらしい

それでも、私の場合は今シーズンこの国でエントリーできる
アイアンマンはこのレースしかないのだから
文句言うよりも今自分ができることをするしかない



大まかであるが
このレースで分かっている情報は…

このF1会場をメインに使うこと

F1会場に隣接している湖でスイムを行うこと

ランもF1会場周辺で行うこと

(バイクに関しては前述の通り)



F1会場に近づくほどに不安がつのってくる
工事の遅れはしょうがないとしても
周辺の道路はひび割れたり陥没したりと
いい状態とは言い難い



見事なまでのサラチ



道路も状態もレース当日までには改善されるのだろうか



おそらくメインゲートになるであろう場所に到着



こんな感じ



ところが、このあたりから急に道路の状態がよくなる
どうやらバイクコースはこのメインゲート?からこちらの4車線ある道路の方を使うようだ



どこまでもまっすぐ伸びる道路
確かに180キロのバイクコースにはピッタリだ

でも似たような景色が続くから選手としてはつらいかもしれない



途中から国道2号線に入り、東へ進みます



速度制限が80キロの国道は
スピードメーターがあるところ以外、車は100キロ以上で走っています
あおられない様に気をつけながら進みます



道路わきには、日本と同じような田園風景



F1会場から走り始めて20キロ
予定ではそろそろ折り返し地点になるはず
これ以上進むと中央分離帯に挟まれて横断出来なくなりそうなので
ここでUターン

この後は、地図を見る必要もないので
今、来た道をDHバーを持って黙々と走ります

国道2号から県道に入ったあたりで
ポツポツと
雨が降ってきた

暑かったので調度イイや
何て思っていたら、痛いほどの大粒の雨が全身にあたる
これはマイッタ

少し速度をゆるめて
サングラスをはずして
落車しないように進む

服はトラアスロンウェアなので
濡れても構わないのだが
バイクはあとでふき取る手間を考えるとちょっと嫌になってくる



ホテルまであと少し
というところで雨が止んできた

雨宿りしていればよかった

せっかくなのですぐに戻らず
スイム会場になっている湖を見ることにした



決してキレイとは言えないが
泳ぐのは問題ないだろう
ウェットは持ってきたが
泳ぐのは辞めておいた



バイクも私もびしょ濡れでした

バイクコースは
埋立地の工場関係者しか通らないような
呆れるほど真っ直ぐで単調なコースを走る…

ということだけは分かった

必要なのは精神力
ということか

マイティマン 会場下見

2010-07-24 19:37:48 | トライアスロン
朝、5時半出発


高速バスで5時間
向かう先は



9月5日にアイアンマン(ディスタンス)が行われる会場
ここは、私たちが住んでいる場所と似た港町
もともとはそれほど大きな町ではなかったのですが、
この国初のF1コースを建設中で盛り上がっています

今回のレース(名前がマイティマン…それってどうよ?)も
このF1コースを中心にコースが組まれる予定

昼過ぎには現地に到着
F1コース会場の一番近くのホテルにチェックイン
窓から眺めてみると



全然、完成していないじゃん

9月のレースまでに間に合うのか?!

F1のことはよくわかっていないのですが、
ホテルでもらったパンフには世界中をコースを順繰りに使用し
16番目の日本(鈴鹿)10月8日~10日に続き
17番目にこの国の今いる場所で10月22日~24日に行われるらしい

お昼を食べてから早速、自転車でF1会場周りと
スイムの会場の湖、ランパートの部分を見に行った

天気が微妙だったので、とにかくF1会場周辺とバイクコースを中心にまわることにした

写真は私のデジカメのカードがホテルでは読めないので後日

平坦基調のTTバイクがほしくなるコースでした
何周回かするということなので
およそ折り返し地点であろう20キロほど走ったコースでUターン
ホテルまであと数キロというところで

バケツをひっくり返したような豪雨

トライアスロンウェアだったので雨は全然問題なかったのですが
バイクはドロドロ…
ホテルに戻り部屋に入ったら自転車も一緒にシャワーを浴びて
ウェアもシューズもバイクもゴシゴシ

明日、お天気が良ければランパートもスイムエリアも含めて見に行こう

バイクコースについては後日アップします

写真がないので、
市内観光をしていたYOMEの写真をアップします


カッパウィ
二人が笠をかぶって立っている岩
チュンバウィとサッガッバウィとそれぞれ名前があるらしい



産業陶磁展示館
これらすべてキムチをつける鍋です



同じ場所で
味噌や醤油なんかもつける鍋もある…そうだ

梅雨明け夕方練

2010-07-22 23:35:46 | バイク


日が長くなりました

そのおかげで、退勤してからでも十分走りに行けるようになりました



今日は、休養日だったので、
アクティブレストのライド

楽にペダリングすることを意識して



日曜日に走ったコースと同じところを走りました

気温32度
湿度82%

日曜日よりも気温は高いのですが、
走っていてとても快適

日曜日は、ちょっと走っただけでも
汗がじっとり、サングラスはすぐに曇る…だったけど
今日は風が心地良い
海沿いでは風がひんやりするくらい

梅雨明け

ということでしょうか



いつもの灯台まで
40キロ
時間にして1時間16分
時刻は5時半
まだ充分明るい



帰りは向かい風がきつく
風車もグワングワン回るほど

スピードは出ませんが、無理せず淡々と進む

本日のデータ
平均心拍139。エネルギー消費2386kcal。
AV 27.4km/h 68rpm 142w MX 58.6km/h 570w

家に着いたのが午後7時それでもまだ明るい
夕日の染まるこの時間帯のライドもいいですね
何だが、部活の頃を思い出します

ダメダメな週末練

2010-07-18 21:07:07 | トレーニング
週末練
とにかく蒸し暑かった


この土日で
何リットル分水分補給しただろうか



土曜日

ラン

持久走30キロ
1キロ4分30秒前後で走りきれるように



外は28度、湿度97%
ぬるま湯の中を走っているようだ

天気も微妙で
雨がザーっと降ったかと思うと

急に晴れて
強烈な日差しが顔を出す



先週、20キロの途中でハンガーノックを起こしたので
今日はリベンジの30キロ
最後までペースを守って走りきれれば、ランの脚は少しは出来上がっている証拠だ



この日のデータは…

平均心拍169。最高177。エネルギー消費1908kcal。トレーニング効果5。

Lap01:47'43" 11.19km 4'16"/km
Lap02:49'00" 10.77km 4'33"/km
Lap03:49'40" 10.77km 4'37"/km

後半になるほど、遅くなっている
2周目ぐらいから楽に走れていたんだけど
後半は、脱水症状気味だったか…
ウエストベルトにつけていたミニボトル3本
YOMEが持ってきてくれたボトル1.5本分くらいは飲んだかな

翌日
日曜日

ショップライドに行く前にランに行っておきたかったので
5時起きで
川沿い平坦500mフラットコースへ


RP走 2km×5本

RP(レースペース)なので1キロ4分10~15秒ぐらいで
500Mのランニングコース2周

朝から湿度が高めだ
汗が噴出してくる

平均心拍155。最高182。エネルギー消費757kcal。
2km…8'38", 8'41",8'34", 8'34", 8'37"

正直あまりいいタイムとは言えないが何とかこなせた

これでランの方は、1週間予定していたメニューをこなせた

家に帰り、シャワーを浴びて
今度はレーパンに着替えてショップライドの準備



いつものピナレロかと思ったら、
ドグマ+Di2+ライトウェイト
誰だ、この贅沢三昧のバイクは!?

…と思ったら、
バルベルデモデルのピナレロで
この間、タクシーにぶつけられた方でした

今まで一緒に走ったことがないので
実力のほどは知りませんでしたが、結構速かったです



この日もとても蒸し暑い
汗が止まらない

加えて朝ランで水分が不足しがち
1本目のボトルはすぐに空になった

この日は先頭交代はおろか
ツキイチでも何とか…という感じ

本当は100キロ前後走る予定だったが
あまりの熱さにルート変更

海沿いの80キロ前後のコースとなった

店長がさかんに前に出るように言うが
シンドイ シンドイ
折り返し地点手前1キロほどで
一旦、チギレルが
最後の上りでキッチリ追いついて山岳賞を取りに行ったが
最後に刺されました



超人ライドでは珍しく
2回も給水した
(写真は1回目の給水でアイスを欲しがっていた犬にあげるところ)
というか止まってくれないと困る
すぐにボトルが空になるのだ

2本ボトルを持っていったが、2回給水するもすぐに空になった



このショップライドは自分のバイクのバロメーターでもある
最後まで先頭集団についていければ
それなりにバイクが乗れる脚になっているということ
ついていけないときは黄色信号だ

結局
復路はまったくついていけず
散々な結果だった



昼は久しぶりのサムゲタン



今日は朝、気分が悪くて食べれなかったので
昼食はしっかり完食!
ドグマの彼が、全員分おごってくれました
コマッスミダ!



この日のライドのデータは


平均心拍144。最高185。エネルギー消費2695kcal。
AV 27.0km/h 77rpm 140w MX 63.6km/h 660w 84.56km

データもグチャグチャです
外だとデータも安定しない

ちなみに先週のローラーデータは



平均心拍159。最高187。エネルギー消費1189kcal。トレーニング効果4.9。
AV 24.8km/h 88rpm 155w MX 37.6km/h 320w 46.10km
メディオ:10分×3 片足ペダリング:左右1分×2 ソリア:2分×2
アップ 10分
メディオ 10分 198W 92rpm 
レスト 5分
メディオ 10分 207W 96rpm 
レスト 5分
メディオ 10分 202W 95rpm
レスト 8分
片足ペダリング 左右1分
レスト 1分
片足ペダリング 左右1分
レスト 3分
ソリア 2分 272w 100rpm
レスト 12分
ソリア 2分 261w 98rpm
レスト 6分
ダウン 15分

綺麗なデータが取れる
きっちりメニューをこなすならやはりローラー

でも外で走るのも
暑さになれることや
仲間とのかけ合いもあるから
こちらももちろん良さがあるし、必要だ

バイクに関してはローラー&実走含め
まだまだ走り込みが足りない
炎天下の中でも200キロ以上走れるようにならないと

7月のバイク雑記

2010-07-17 08:28:17 | バイク
最近、パンを食べることが多い

1年以上住んでいるのだが、未だに辛いものが得意でない

この国チェーン店のパン屋さん
Tous Les Jours


YUNAベーグルなるものを見つけた
もしやと思ったら
国民的アイドルのあの方の名前をとったものらしい

別にファンという訳ではないが、ベーグルは腹持ちがいいので好きだ
お味の方は、比較的プレーンな味

パンの話ではなく
バイクの話を



こちらも週末雨がちで
なかなか外に走りにいけない

最近は、もっぱら固定ローラー

3本ローラーも持っているが、
朝一番にやると眠くて固定ローラーでも落車しそうになるので…
それにアップの時、本を読んだり、DVDの操作をしたりするので固定ローラーでないと
そういったことも出来ない
負荷をかけてまわすのも適している

そんな乗り方が多いからリアタイヤの減りが早い

固定ローラー用のホイールとタイヤも持っているのだが
パワー計測したいので、最近は、パーワータップ付きホイールの方を使っているので出番なし

リアタイヤの表面(接地部分)がすっかりフラットになり
キュッキュッ
と滑るようになってきたのでタイヤを交換

PRO3の黄色が映えている

タイヤは
ミシュラン PRO3 RACE 700x23c ロードクリンチャータイヤ
が好きだ
地面をしっかり掴む感じと
転がりの良さがイイ

パンクしやすいと聞くが
(このタイヤは)およそ1年間ノートラブルだった
とはいっても、パンクする時は新品でもその日のうちに穴があくことがあるので
どのタイヤでも同じなのだろう



ペダルを再びTIMEのICLICにしてみた
以前の島レースで脚の甲の部分とくるぶしの痛みを感じたの
可動域の多いこちらの方がロングの方で効果が大きいかと思っての交換

まだローラーでも2時間前後しか走ってないので、
正直、良し悪しの判断はできない
5~6時間ぐらい乗って、ある程度負荷をかけてみないと
本当に自分に合っているかは分からないだろう



ボトルホルダーを交換

昨年10月のレースの際、ボトルホルダーの一つが(ボトルの受けの部分)割れた
バイク購入と同時に付けていたから1年半使っていたことになる
それほど他のメーカーのことは分からないが、
ボントレガーのボトルホルダーはボトルをしっかりホールドしてくれるので好きだ
ボトルホルダーが折れた時は、代用品としてその場のブースで売っていた
シマノプロのカーボンのボトルホルダーを使っていたが、
これがどうにもホールド感が弱くて、段差の際に何度かボトルが落ちた
今回新作のボントレガーのボトルホルダーが手に入ったので
早速、シマノプロはお蔵入りにして、一番使うダウンチューブ側に新作のボントレガーを
シートチューブ側に旧作のボントレガーに付け替えた

これで新旧のボントレガーホルダーが並んだ
使い勝手はこれから乗っていくうちに試してみたいと思う



空輸の際にもうワンペアホイールを持っていくことがあるので
(レース用+雨用、レース用+練習用など)
WiggleにてZIPPのホイールバックを購入
値段は高いが、一番作りがしっかりしてそうだったので



中身はこんな感じです
ホイール付属のバックでは、ここまで厚いパッドはついていない



左右にずらすような形で2つ入ります



こんな感じでしょうか

ZIPPはおろか、カーボンホイールも持っていませんが
構造上は、カーボンホイールを想定して作られていると思うので
これで安心して、預け荷物にできるかな


走り始める

2010-07-10 16:45:49 | トレーニング


6月
いろんな出来事が一度に起こった

正直
トレーニングどころではなかった

島レースで高まったパフォーマンスもほぼゼロに落ちた

走ること
それ自体が苦痛だったのだ

7月に入り
忙しかった仕事もようやくヒトヤマ越えた

仕事と言えば
私はどちらと言うと
『長い物には巻かれろ』
タイプだった
争うぐらいなら従ったほうがいい
それで波風たたないなら、そっちのほうがいい
もともと言葉で説明するのが苦手だったせいもあると思う

でも
故人の話を葬儀の際聞いた時
あきれるほど強い意志と仕事に対する奮闘ぶりを聞いて
ほんの少し羨ましいと思った反面
自分はどうなんだろうと考えてしまった

このままでいいのかな

自分を抑えて我慢して
「あの時ああ言えば良かったのかな…」
とか思いながら日々を過ごして
それが自分にとっても周りにとっても
本当に最良の方法なのだろうか
多分…違う
人とのかかわりの中で生きている以上そこから逃れることができない
だったら、言葉を交わし、思いを伝えることをしていったほうがいいのではないかと

もちろん
大人な社会で
賢く生きなくてはいけないのだろうが
それでも何かを我慢して耐えて
そのストレスをトレーニングにぶつけて

そんな生き方をこれから先も続けていくのは
どうよ

だから
少し変えていきたいと思う
些細なことから少しでも

我を通す訳ではないが
あきらめることを続けるのはもう辞めたいと思う




走り始めることにした

しかし
落ちてしまったパフォーマンスを上げるのは易しいことではない

7月
ジョグ60分すらマトモに出来なかった

軽くWS(ウインドスプリント)したら
足首を痛めてしまった

これは本格的に
身体作りからしていかないとダメだ

本来は9月5日(当初8月29日だったが、レース会場の設営が遅れているため1週ずれた)に向けて
追い込むトレーニングを3週間サイクル(間1週間リカバリー)を2本入れるつもりだったが
こんな身体の状態では無理

そこで
7月の第1週を思い切ってリカバリー期間にして回復と軽めの負荷にして翌週に備えることにした
第2周に入り、痛めた右足首のせいで走ることができないので
プールとバイクで徐々にスタミナをつけるようにする



アップ 10分
メディオ 10分 194W 84rpm 
レスト 5分
メディオ 10分 188W 84rpm 
レスト 8分
ソリア 2分 290w 93rpm
ダウン10分

7月8日の夜バイクトレの内容だが
とんでもなく低い数値だ…
せめてメディオで200Wは越えるようにしないといけないのだが
今は数字にこだわらず身体の状態を少しずつ上げていけるようにしていきたい

また、
以前から取り組んでいるウェイト&セラバンドトレーニングの負荷を
少しずつあげるようにして
筋肉量を増やすようにした

そして、本日
土曜日
前日のジョグで足首の痛みがなかったので
身体の状態を知るために
持久走20キロ
目標ペースが1キロ4分30秒



15キロ過ぎあたりまで順調だった
右足首も痛まない

ラスト5キロというあたりで
身体に力が入らなくなった

マズイなぁ

ハンガーノックだ

残り3キロ切った時点で頭がボーっとしてきた
ヤバイ

補給に来てくれたYOMEに菓子パンをもらう



5分ほどしてようやく集中できるようになってきた



ラスト1キロは持ち直して、再び1キロ4分30秒ペースで

スタミナは心配だが、とりあえず走りきることは出来た

明日あたりバイクで走りたいなぁと思うが
あいにくお天気が崩れるようだ

明日は、ローラー台&バイクとスイム中心かな

目標は9月5日
それまでにベストの状態まで持っていければいい

スーパーマン大会 ラン編 備忘録

2010-07-03 22:08:14 | トライアスロン


ここから30キロの長旅だ
もうココまで来ると
自分の体がどこまでもつかさっぱり分からない

だんだんとペースがあがり
バイクでの遅れを取り戻すかのように
前の人をどんどん抜かしていく

それでもトップに比べれば何周回も遅れている

ランは3ラップしてゴール会場へと向う

水分を欲しているのに
喉のあたりまでムカムカしているものがたまっている感じがする

気分が悪い

でも水分をとらないと走れない

後半になると固形物を取れないと聞いていたが
本当だ

ランの途中で道端にこらえきれず胃の中のものを吐き出している人が少なくない

1周目前半、ブルース君とすれ違う
スイム、バイクとずいぶん差をつけられた
1周の周回遅れだ(自分が)



とにかく一人ずつ抜いていくしかない
目の前の一人を抜くとその先の一人を目指して抜く
これの繰り返し

100人以上抜いて2周目折り返しに入ったあたりで尿意がしたので
コース脇の茂みにはいり処理
この時間が思ったよりも長かった
水分しかとっていないとこんなにも出るものか
と変なところで感心してしまった

いそいでコースに戻り再び抜いていく

2周目を終えたあたりで折り返し点を曲がらずに走り抜ける選手を見る
すでに3周終えた選手がゴールエリアに向っているのだ

自分は自分のレースをしよう



3周目に入った
限界を超えているのは分かった
でも体はまだ動く
体が動くなら
気力があるなら
前に進もう

まだ全て出し尽くした訳ではない
動けるのなら
前に進め



3周目を終えて
ゴール会場に向けて走った

途中ブルース君をかわした
ランで思うように走れていないようだ
周回遅れを取り戻した

山が見える
もうすぐゴール会場が
市街に入る
前に3人
まだ抜ける
まだ走っていられる
あきらめるな

前の3人をかわしたところで
ゴール会場に入った

苦しいとか
辞めたいとか

もうそんな思いどこかに吹き飛んだ

まだ終わっていない
まだ戦っていられる
その一瞬を

その一瞬を
体のどこかが楽しんでいるようだった



ゴールテープが見えてきた
頭の中がぼんやりする
終わりなのか
終わろうとしているのか



ゴール直後
終わった
終わったのか

やり切れたのか

頭の中が混乱している



YOMEが見えた

あぁ
終わったんだ

もう座っていいんだ

力が抜ける

止まってイイんだ…



時間にして数分だと思うが
芝生に倒れこみ数分
再び意識が飛ぶ

これほど苦しいと思ったレースはない

間違いなく
完走したヤツは
スーパーマンだ



ブルース君もゴールした
エアーサロンパスのようなスプレーを関節部にかけてもらった
ようやくこちらの世界に返ってこれた



時間は3時半を過ぎたところ

総合計時間 8時間19分8秒
スイム(3キロ):1:16'39"
バイク(140キロ):4:30'56"
ラン(30キロ):2:31'31"

全体では9位

トップが7時間代を考えれば決して喜べるタイムではない

…が、今日はここまでやれたこと
ここまでやらせてもらった周りの仲間、YOMEに感謝
みんな、ありがとう



表彰式など見る暇も無く
すぐに空港へ出発

体がボロボロだ

明日、歩けるかどうかも分からない

でも
この高揚感、充実感は何なんだろう



7時半のフライト前に少し時間があったので、
ロッテリアでプルコギバーガー(多分、日本にはないと思うが)を頬張る
塩分が足りない
レース後は、空腹感よりも気持ち悪さの方が強かったが
レースから4時間近く経つとさすがに腹も減る



長かった一日だ
今は次のレースとか
アイアンマンとか
考えられないし
考えなくてもいいと思う

多分、
毎日が戦いだから

レースに出てる自分も
仕事している自分も

大切なトコロは何一つ変わらないのだろう

心と体が
走りたいと
思えるようになったら…

今はただゆっくり休みたい

スーパーマン大会 バイク編 備忘録

2010-07-03 22:05:41 | トライアスロン


しっかり片足ずつはめてからバイクスタート
(後からYOMEに聞いたところ、ここで結構立ちゴケしていた人がいたらしい)

バイクは前日の試走で4ラップかと思ったら
折り返し点を手前に設定された為
5ラップとなった

あの平坦路を5周とは気が滅入りそうだ

最も走り始めはそんなことを考えている余裕もなく
ギアをインナーに入れ
ケイデンスを上げて体を温めようとした

DHバー先端に突き刺しておいたスキンズのパワースリーブを着けようとするが
手先が思うように動かない
加えて走行中ということもありなかなかうまくいかない
両手離しで着ければいいのだろうが、身体がガチガチなのでそれも難しい

それでも必死にやれば何でも出来るもんです
パワースリーブ装着、ヘルメットに差し込んでおいたサングラスも装着すると
身体のスイッチも入ったような気がしてギアをアウターに入れて飛ばします





1周目、2周目と順調に順位を上げ
いつもの“抜かしはしたが抜かれなかった”で走った

補給食も計画的に口に入れた
1周目に、パワーバー + 塩飴
2周目も、パワーバー + 塩飴

固形物はなるべく早い段階で胃の中に入れておきたかった
これが後半になって功を奏す

(4周目、5周目でそれぞれジェルを一本ずつ摂取)

心配していた風の影響だがそれほどでもなかった
往路が追い風で復路が向かい風だったが
それほど強烈でもなかった

ドラフティングはしたくもなかったので
一人旅でもいいというつもりで走行

しかし
結構集団で走っている集団も多かった
ルールでは禁止されているが
それも駆け引きではあるので
うまく利用すれば体力も温存できるであろう

自分はそんな走り方をして後で
もっと走れたのに前に出れば良かったと後悔したくないので
しなかっただけ

割とそのあたりはこの国のレースではルーズなのだが、
今回は審判勢が結構頑張っていた
バイクで集団が出来てないかチェックし
警告しても辞めない場合は自転車を止めて
ペナルティ(合図があるまで走り出す事ができない)を取られていた







日も高くなって気温も上がってきた

苦しくなってきたのが3周目

同じギアで踏めなくなってきた
すでに一周目からアウターに入っているが、
このあたりからギア(リア)を頻繁にチェンジして足に負担のかからないようにしていた

ふと気がつくとサドル側取り付けていた2本のボトルのうち
一本がなくなっている
衝撃でホルダーの締め付けがあまくなっている
重みで下にずれていた
段差を乗り越えるときに一本落としてしまったのだろう
幸い、後輪にふれるほどホルダーも落ちていないので走行は問題ない
このまま走ることに

ボトルはこれで合計3本
水は1本半残っている

首筋から背中にかけてキリキリ痛む
DHバーを握り2時間以上慣れないポーズで首だけヒョコっと上げるいる状態だ
首を下に下げ上げるの繰り返しをしていたが
このポーズも限界に近づいていた

ジェルは残り2本
飴も舐めてしまった

固形の補給食は喉を通りそうもない





4周目に入った
足首が痛くなってきた
腰も首も痛い

大腿四頭筋が悲鳴をあげてきた
足が売り切れそうになっているのがよくわかる

「なぜこんなことしているのだろう」

頭の中ではネガティブことばかり

「ミドル(バイク90キロ)ならもうとっくに終わっている」

「俺にはアイアンマンは無理だ」

「向いてないんだ」

「早く終われ」

「こんな苦しいことはもうしない」

延々と繰り返される自分自身の声が頭のなかでコダマする

DHバーをもつことが出来なくなってきた
背骨が折れそうだ
ブラケット部分を握りエイドステーションでコーラを走りながら受け取る
カフェイ絶ちをしていたせいか
コーラを一気に流し込むと
ほんの少し正気に戻れた

だか10分もすると再び心の声がやかましくなる

苦しい
クルシイ
辞めよう
ヤメテシマオウ



5周目



もうYOMEがカメラを向けても
意識が集中できない

何をしているのか
自分でもよく分からない

途中
頭の中が真っ白になった

ココはドコだ

日本か…?
あぁ
いつもの地元かぁ
地元のどのあたりか
ショップライドか…
違うなぁ
いつもの海沿いの道かな



違うぞ

そうだ
島だ

今、レース中だ

我にかえる

この精神状態はヤバイ
残った一本のボトルの水を頭にかける

前だけ見て
真っ直ぐ走れ

ただ真っ直ぐ
真っ直ぐ

4周目からの失速で何人にも抜かれていく
こんなの初めてだ





5周目後半

既にバイクを終えた人が反対車線で走り始めている

オリンピックディスタンスでは考えられない

後半は、意識を保つことが精一杯
転ばないように
真っ直ぐ走ること
それだけに集中した

何とかトランジットエリアまで走りきると
降車エリア手前で自転車を止めて足をつく
140キロ走って始めて地面に足をつけるとそのまま膝がカクっと折れた
あぶなくバランスを崩しそうになった
力の入らない足首でもたつきながらもシューズをペダルからはずす

自分の足でバイクを押して歩こうとすると膝がガクガクして力が入らない
バイクにもたれかかるようにしてようやく前に進む

自分のバイクラックが遠く感じた

自転車を置き、シューズを履き替え
帽子をかぶりなおす

走るどころか塀につかまりながら足をひきずるように
ランのスタートポイントへ

最初は走ることはおろか
まっすぐ歩くこともできない

自分の体じゃないような違和感

なんじゃこりゃ

しかし
体の適応力はすごい

5分も歩いていると
まっすぐ歩けるようになり

徐々に早足から走れるようになった
といっても、いつものLSDペース並みだと思う

ラン編につづく

スーパーマン大会 スイム編 備忘録

2010-07-03 12:10:11 | トライアスロン
今回のレースで使用したバイクについて



2008 TREK Madone 5.2 パフォーマンスフィット

フレーム: OCLVブラックカーボン 520mm

ホイール: レーシングゼロ 2-ウェイ・フィット

タイヤ: HUTCHINSON フュージョン2チューブレス

ギア:  SHIMANO DURA-ACE クランクセット FC-7900(52x39T)
     / SHIMANO DURA-ACE カセットスプロケット CS-7900 11-23

ぺダル: SHIMANO PD-7810 SPD-SLペダル

パーツ: X-Lab CarbonWing/カーボンウイング

DHバー: PROFILE DESIGN (プロファイルデザイン) T2 + DL バー

コンポ: Dura-Ace Di2

いつもならバイクパートで使うシューズは裸足にトライアスロン専用のシューズをはくが
今回は距離が長いので、靴下を履いていつものマビックシューズで走ることにした

ランも同様、マラソンレース用のアシックスオーダーメイドシューズで

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朝4時
目覚ましの音で目を覚ます

結局昨晩はモロモロの準備をしていたら11時を過ぎてしまった

睡眠時間も5時間を切るとまだ身体が重く感じる
まだ身体のあちこちに疲れが残っていることを感じたが
今更慌ててもしょうがない
と気持ちを切り替える

ゆっくりとストレッチして身体をほぐす

前夜買っておいたおにぎりを冷蔵庫から出して食べる
どうも朝一番の冷たいご飯は身体が受け付けない…
食欲はなかったがここで食べておかないと長丁場をこなせない

会場はホテルから自転車で10分ほどの場所だった
5時半からナンバリングが始まるはずだったので
5時20分ごろホテルを出る



スタート会場は、ゴールから3キロほど離れた湾内の入り口に設置されていた
会場に着いたときは、バイク置くラックしかなくて場所を間違えたかと思った
6時を過ぎてようやく人が集まってきた
音響設備も整い派手な大音響が鳴り響く



慌てることなく淡々とアップ
途中ブルース君と一緒にジョグをしながら話をした

前回のソウルで行われたレースの国内トップが出場するらしい
ランでは私が20分だったのに対し、彼は18分だったとか
また外国からの招待選手も結構いるらしい

自分の体調を客観的に考えて
入賞争いにくい込めるとは思えない
ならば完走狙いで、トップアスリート達の動きも見れるのであれば
これは良い機会だ



6時半
スタート30分前
そろそろ入水が可能なり試しの泳ぎが出来る時間だ
ウェットをレースウェアの上から着る
いくらこの国の南の楽園とは言えまだ6月
水温は結構低いだろう
今日は上も長袖のウエットを選択



スタート15分前
身体の震えが止まらない

泳いでみた感じだが
水温はかなり低い
おかげでクラゲの姿をみることはなかったが
これは途中で足を攣ったりしたらヤッカイだ
また湾内ということもあり
波もほとんどない
今回失敗したとおもったのは酔い止めを持ってこなかったこと
トライアスロン仲間に3キロを泳ぐ時は事前に飲んでおく良いと言われていたが
荷物に入れるのを忘れていた
幸い、今回は酔い止めの力を借りなくても大丈夫そうだ



トライアスロン仲間とスタート前に
一人顔が引きつっています…



3キロ
海で泳ぎきれるだろうか…
足を攣ってしまったら…

不安がよぎる
心臓のドキドキが止まらない

ふと腕時計の心拍を見ると

100

おいおい
緊張しすぎだろ
アップのときでも80前後だったのに



スタート3分前
ブルース君(202番)と一緒にいよいよ入水



スタート1分前
今回はフローティングスタートなので
スタートポイントまで泳いで移動
(中央の腕の付けなら腕にかけて青のラインが入ったウェットがウッディ)

立ち泳ぎは苦手なのでブイにしがみつきたいところだが
必死な形相でブイに群がる人を見ると数年前の自分を見るようで
彼らにブイを譲ることにして
不恰好ながらウェットスーツの力を借りて何とか浮いてスタートの号砲を待つ



7時
一斉スタート
ここで慌ててもスイムでは抜かれるだけなので腕時計のスタートボタンをしっかり押して
グループ中盤あたりのグループで泳ぎ始める



泳いでいれば身体も温まるのだろうか
1.5キロのコースを2周回する

正直、1周目は体がガチガチに固くなっていた
周りも自分のペースにあった集団を見つけるまではバトルモードで
蹴り合い、殴り合いなので
そのあたりの血の気の多いグループ(大体、イン側の最短コースあたり)を避けて
泳いでいたつもりだが、
今回一番の痛手は
前を泳いでいる人の足が鼻先に当たったこと
鼻が折れるかと思いました…



順位として半分ほどにあたるグループの固まりで1周目を終える(YOME談)
私のスイムの弱さから考えれば上出来だ



2周目に入るとようやく体の固さが抜けてきた
肩甲骨から指先にかけて腕を前に前に
ピッチは上がらなくてもしっかりと水をかけるように意識した

ところがだんだんと集団から離れ、
その内まわりから誰もいなくなってしまった

コースを間違えたのか

ヘッドアップして確認すると一応先には目印のブイが見えている

蛇行しているのかもしれないと思い
イン側のコースロープ沿いに沿って泳ぐ

コースを二回ターンして
後はスイムフニッシュに向けて直線のみ
距離して500m前後か

このあたりからふくらはぎと足の裏がピキピキと攣りそうなる
極力キックを抑えてプル全力で進む

ここから先は、腕はどんなに疲れても関係ない
バイクとランだ



水中へと続く陸への橋…スイムの終わりまであと少し
それが見えているのだが、少しも前に進んでいないような錯覚を受ける
体が一向に温まらない



ようやく橋のたもとまで来たが、
水中から陸上へと体をあげることができない!?
手に力が入らない
寒くて足腰に力が入らないのだ

スタッフが手を差し出し、何とか陸まで引っ張ってくれた

階段の一段一段がとても高く感じる
思うように体が動かない



何とか階段を登り終えた
体の震えが止まらない



トランジットエリア前のシャワー
皆ここでウェットを脱いでいるが、そんな時間もったいないことは出来ない
脱ぎつつ走りながらバイクのところへ向う



だが、手がかじかんで思うように動かない
ゴーグルを取るのがやっと



オリンピックディスンタスならとっくにウェットを脱ぎ終わっているところだが
冷えた体で動きが鈍くなっている



まだそれほど気温が上がっていない
15度ほどといったところか
寒さ対策で
DHバーの突き出た2本の“角”部分にスキンズのパワースリーブを左右交互に差し込んでおいた
日が出てスイムから上がってきて暑かったら置いていこうかと思ったが
これの出番となりそうだ



ランのことを考え、フルマラソン用の靴下にマビックのシューズを履き
補給食のパワーバーを2本背中のポケットに
汗で塩分が足りなくなるといけないので、塩飴なるものもそれぞれ1個ずつ背中のポケットに押し込む
これ以上は入らない
そこで、昨晩ゼッケンベルトに輪ゴムを通してジェルを左右に1本ずつしばりつけておいた

パワーバー2本、ジェル2本、塩飴2個、ボトル4本(それぞれ、水、CCD、クエン酸、マルトデキストリンが入っている)
これが140キロを共にする補給食及び水分

乗車エリアに行く前にYOMEが温かいお茶を差し出してくれた
受け取る手がまだ震えている
でも、体の中からほんの少し温まったような気がした
時間にして数秒だが
これがとても助かった



オリピックディスタンスように裸足でシューズをペダルにつけたままで
一秒でも早く…

という感じではなく、スイムで冷え切った体では立ちゴケしないでバイクスタートすることが優先だったので
ここはしっかり乗車エリアを過ぎるまでシューズを履いた状態で自転車を押していった

バイク編につづく