市内のハーフマラソンに出場
2位 or 4位 記録 1時間18分26秒
レース数日前には、黄砂も吹き荒れ、まったく外で走れませんでした
迎えた日曜日
レース当日、寒くもなく風もいつもの強烈な海風ではなく気持ちよい程度
絶好のマラソン日和
今日は、長距離バスに乗ることも、前泊することもない
市内でのレース
ただし、市内最大のレースでスポンサーもかの地の大手の新聞会社
かの地では大きな大会では珍しくないのですが、1~5位まで賞金が出ます
昨年の5月。かの地に来て1ヶ月弱で
同じ会場でレースに出た時は
まれに見るバッドコンディションで1時間23分34秒…不甲斐ないタイムでした
しかも終わったあと、まともに歩くこともできないぐらいで…う~思い出したくないです
今回は、シーズン最後のトライアスロンが終わって1ヶ月
あまりランで追い込んだ練習もしていなかったのが返って良かったのかもしれません
気負うことがなくレースを迎えることができました
レース2日前には
完全休養
レース前日には、
jog40分 + RP走2km
レース前に疲労を残すことなく、ちょっと物足りないぐらいで調整終了
日曜日、当日朝は5時起床
5時半には朝食(ご飯、味噌汁、玉子焼き、ヨーグルト)を食べ9時のスタートに備えた
7時には、ブルース君が車でアパートまで迎えに来てくれた
もう一人、ブルース君のトライアスロン仲間を拾って、レース会場へ
40分前にレース会場到着
市内南部の河口と海がぶつかる三角州となっている場所が会場
市内でも有名な海水浴場となっていて、最近では近くの干潟を保護し、
白鳥も渡ってくるようになってきた場所だ
ここに新しくできた高速道路を走れるのが今回のコースの目玉
このマラソンの一番の美味しいとこ取りは、ハーフコース
この橋と眺めの良いところをたっぷり堪能して戻ってくるコース設定になっている
10キロとフルもあるが、参加者のほとんどがこのハーフにエントリーしている
会場到着後、トイレで最後の軽量化を済ませ
着替えてアップの準備
この段階でスタート20分前
本当はアップには40~60分はほしいところだが、
かなり気温も上がってきたので、走りだせば体も温まるだろうということで
ハーフというスピードレースに備えてストレッチを入念にする
スタート5分前となり位置取りのためスタート地点に
すでにかなりの数の人で道路が埋め尽くされている
11月15日付けの新聞
(後で分かったのだが、レース翌日の新聞によると8000人以上のランナーが出走したらしい)
スタート付近には1000人前後?のフルの先取、その後ろ、ボランティアのバリケードの後に
待機しているのがハーフの集団
遥か後方に10キロのグループの旗が何とか見える
9時スタートだったが、
あいかわらずのかの地のまったりMCで時間を守ることなく
9時過ぎにフルがスタート
9時5分の出発予定のハーフですが、
熱いMCの語りによりこちらもやや遅れてスタート
スタートしてから数分はかなりごった返してしていた
スタート時の様子、一番左端にいるのが私
集団後方でYOMEも走り始めます
とにかく集団が長くて前に出れなかったので、始めの数分は地道に前へ前へと前方へ移動
数分後には集団の先頭へ
ようやく先頭集団が見えてきました
経験上、トップ集団についていって早々に潰れているのがいつものパターンなので
トップ集団の最後尾について速度をニラメッコしながら無理なら離脱ぐらいの気持ちでついていきました
10分ほど走って集団だんだんとにペースアップ
速度は、3分40秒/kmぐらいまであがり、
だんだんと人数が絞られてきます
私も少しきつかったのですが、海風がかなりキツク
ここから一人旅だとかなり体力を消耗してしまうので、もう少し我慢してついていくことにした
20分ほど経過した頃には
5人の集団(私を含め)になりました
大体速度は、4分00秒/km前後
これでフルならもたないかもしれないが、ハーフなら問題ないスピード
三角州にかかる高速道路を上るあたりからさらに風が強くなってきた
このあたりで集団のスピードも落ちてきて
4分10秒/km前後のスローペースに
フルのスピードと変わらないほどになってきた
皆、様子見なのかな…と思い
周りの息づかいを意識して聞いてみると
結構、荒くなってきている
お見合い状態ではなくて
単に他の人たちが疲れてきているのかもしれない
実際、集団のあまりのスローペースに
前に走っているひとの足を踏んでしまいそうになるくらいだった
このままのペースならどこかでしかけないと
ダラダラレースが続くかな
なんて思っていたら折り返し地点に到着
小さな立て看板を折り返す
この時は、集団後方で走っていて良かったと思った
一人で走っていたら見逃していたかもしれない
(かの地の言葉表記だけでしたし)
折り返すと役員の方がブルーのゴムを手渡してくれた
これが折り返し点を通過して証らしい
折り返しポイントを過ぎてまもなく
さらに速度が落ちて4分20秒/km前後になり
先頭をずっと走っていたランナー二人が何度も私の方をふり返ってくる
前に出て引け
ということか
さすがにこのスローペースは耐えられなかったので
泳がされるのを承知で前に出る
後ろから白バイもやってきて、先導してくれるようになった
生まれて初めて、トップを走って白バイに先導されました
勝ちや入賞は意識してませんでしたが、これはちょっと気分が良かったです
同じ頃、反対車線では後続部隊が折り返しポイント目指して走ってきました
白バイ付きでトップを走っていたせいか、すれ違う人がこぞって応援してくれる
こんな経験も始めて
テレビで先頭を走るランナーってこんな気分なんだ…とどこか他人の出来事のような気もしました
後ろはまったく意識してませんでしたが、気がつくと私とその後ろをぴったりついて走るランナーのみ
他は完全に千切れたようだ
私の後ろに付いている人も、私同様先頭集団後方に居た人だ(決して前には出なかった)
この時の速度が4分00秒/km前後
私と彼のゴール勝負になるだろう
そうこうしているうちにラスト6キロ
さすがに勝ちを意識してしまった
このままゴールして最後にかわされても2位
こんな大きな大会で上位入賞なんてとても信じられない
早い選手が出ていないのか?
などとついつい色気を出してしまいそうになる自分を戒めレースに集中…
しようとするが、後続集団が見えない今、どうしても結果を気にしてしまう
距離表示があまりなかったので、
SUUNTO t6dの表示のみを頼りにしていた
残り4キロ
ずっと後ろについていたランナーが前に出る
キタナ
速度は3分30~40秒/km
かなりキツイ
ついていけなくもないが
このままだとゴール前に潰れて後続に飲み込まれるかもしれない
残り2キロでスパートをかける
前に20メートルほど先行させて最後に抜くつもりで
付かず離れずペースと距離を保ってはしった
1000のインターバル並みのペース
シンドクなってきた
前方のランナーも少しフォームが崩れるのが見て分かった
アイツも同じだ
残り3キロ
前のランナーが速度を上げた
まだ早いだろ!
と思いつつ、同じ速度でいったらもたないと
少し距離をあける
ここで
工場ばかりの町並みから少しずつ信号が増え建物が見え始めてきた
まさか…と思っていたら、人だかりが増えてきた
ヤバイ…と思った時には遅かった
ゴールのすぐ手前
完全に距離を見間違えていた
フットポッドの距離がいつも練習よりも歩幅が広かったせいか、距離が少なめに表示(-1.5キロほど)されていた
急いでダッシュして追いかける
あと20、10メートル
もう少しで抜かせる…
結局、前方のランナーに追いつくことが出来ず2位でゴール
ゴール後は、役員に連れられ、タイムと順位の確認
前を走っていたランナーと握手してお互いの健闘を称えます
ゴール後もこれだけ余裕があるなら、もっと前から飛び出せば良かった…
今までハーフは、ゴール後、息も絶え絶えでまともに歩くこともできなかったのに
今回はまったくの余裕
う~ん、不完全燃焼である
…と、ここで役員が血相を変えて走ってきた
何とゴールの計測チップにはその4分前にゴールした人が2人いたらしい
え?前に走っていた人??
そんな人いたのかな???
このお二人
折り返し地点でも役員がノーチェック
つまり折り返し地点手前でUターンしたかもしれない…とのこと
う~ん、そんなことってあるの???
後でゴールしたブルース君に聞いたところ、
このマラソン大会、実際かなりの人がきちんと折り返しポイントまで走らずに折り返して(ショートカットして)しまうことで
毎回、問題になっているらしい
後でYOMEも怒っていたが、結構の方々が折り返しポイントの遥か手前で折り返していたそうだ
どうやら計測チップに反応する機械も置かれていなかったせいで
不心得ものはそのあたりを利用してタイムをかせいでいたそうだ
う~ん、これもかの地流なのだろうか
…という訳でグレーリザルトのまま
一応、4位
ということになった
1位~5位まで賞金が出るので、
2位の賞金を渡しておいて、後で4位だったので返してくれ!
というのも面倒なので、2位だったら振込みする
…とのことでした
4位の賞金10万Wとトロフィーを頂きました
ブルース君もゴール後、この話を聞いてずいぶん憤慨して役員の方に抗議してくれました
ただ、私の方は、2位でも4位でもあまり気にしていませんでした
これほどの大会で、ランシーズンの始まりを気持ちよく迎えることが出来ただけで満足
というわけで、なんだか釈然としない表彰式なら出なくてもいいだろうと
表彰式前にみんなで記念撮影しようということになりました
ちょうどその頃、YOMEもゴール
2時間40分ほどだったかな
ブルース君とYOMEと3人で
YOMEもほとんど走ってなかった割にはしっかり完走できました
これだけ楽に走れたのだから
ハーフのターゲットタイムは1時間15分といったところでしょうか
これからしっかり走りこんで
3月か4月にはフルマラソンにも出場してみたいな