2010 今シーズン最後のレース
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/43/82e953dc1baa12b8bd8f549f1663c08c.jpg)
順位8位 記録2時間16分45秒
スイム33分21秒 バイク1時間5分9秒 ラン38分16秒
4時起床
YOMEはぐっすり寝ているので起こさないように
ストレッチをして、おにぎりを3つ、オレンジジュースを一杯飲んで朝食終了
スタートが7時なので、3時間前に朝食を済ます
それでもまだ時間があったので、再び読書
『あねチャリ』を読みふける
気がつくと5時半
まずい
またアップ出来ない
昨日といい
今回のレースはホント集中力に欠けていた
このままじゃマズイ
YOMEを起こして
ウェアを着替え、荷物をまとめてレース会場へ
外は真っ暗
そして
とにかく寒い
おそらく10度は切っていると思う
トラウェアに薄いウィンドブレーカーを切るが
全くに役に立たない
ガタガタと震えて会話もままならないほど…
しっかり着込んでいるYOMEもじっと出来ないほどだ
6時にレース会場到着
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/2e/116220755124b1796b6252f43d3eb890.jpg)
ナンバリングの時間が5時から~6時だったので、
ナンバリングのコーナーには誰も居ない
自分でやるしかない
今回は水でつけるシールタイプ
肩や腿にペットボトルの水を使って貼り付ける
YOMEも私も震える手で何とか貼り付けた
アナウンスが流れ6時15分にはトランジションエリアから出るように言われた
それまでに準備を済ませろということか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/cd/eff5f869a90d953ee5041afcfe34a08d.jpg)
バイクシューズを自転車のペダルに付けて、ランシューズとバイクシューズの内側に
ワセリンを塗る
いつも通り
ヘルメットにサングラスを取り付ける
自分のカゴの一番下から
ランシューズ
ラン用キャップ
ヘルメットwithサングラス
ゼッケンwithゼッケンベルト
最後に足拭き用タオルを置いて準備完了
スイムキャップとゴーグル、ウェットスーツを持ってトランジションエリアから出る
今回の大会では珍しい顔が…
ショップライドで何度か一緒に走っているプチ超人の方が参加している
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/04/7260db5759947b2de456fd4d35eeb567.jpg)
声をかけられ
一緒にアップ
バイクではかなり速いんだろうなぁ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/0d/142263e6aa9d194e8e0b2d9cb5e0d090.jpg)
スタート間近
ここまできたらもうジタバタしない
スタートはウェーブスタート
順番は
エリート
ジュニア
エイジクラス(クラスごと100人ほどの単位で)
私のスタートは4番目
今回も前回同様、心拍計をつけるのをやめておいた
腕時計もウェットを脱ぐとき邪魔なのでつけないでおこうかと思ったが
バイクやランに移る時の目安になるかと思い
一番小さくて邪魔にならないTIMEXを左腕につけた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/9e/044f8726da5370212e1b6471ef99a744.jpg)
3番目のグループ(ブルース君やプチ超人のグループ)が出発して1分後
入水するように言われ思い切って水に飛び込む
…が、覚悟していたほど冷たくない
以前、ブルース君が水温は一ヶ月遅れだと言っていたが、海の中は残暑といったところなのか
(それでも寒いことに変わりはないが…)
ほどなくスタート合図
腕時計をスタートボタンを押し、ややアウト側(バトルを避けるため)から泳ぎ始める
750mを2ラップ
一度、陸に上がるこのレースならではのスイムパートだ
脚を故障してからバイクとランはまともなトレーニングが出来なかったが
スイムだけはやってきたつもりだった
珍しくスイムで自分を試してみたいという気持ちだった
実際、プルの回数は以前に比べかなり遅くなったが、その分、しっかりかき切るようにして
グラインドを意識するといつもよりも速くすすめているような気がした
実際、前のグループの赤いスイムキャップに追いつき、かなり良い感じの位置で進んでいる
…ような気がした
実は、後でリザルトを見ると
スイムは昨年よりも遅いことが分かった
単に他のエイジグループが遅かっただけなのだろう
もちろん、泳いでいる最中は分からなかったし、結構好位置につけているつもりでスイムを終了
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/07/f98c7def621ad90bf449edddde6521e0.jpg)
5月のレースほど寒くないが、それでも十分に冷えている
泳いでる途中に脚を攣らなかっただけでも良しとするか
ウェットを脱ぐと、湯気が上がっている
それだけ気温差があるということだろう
久しぶりのオリンピックディスタンスのトランジションなので
ついついモタモタしてしまう
このあたりも集中力のなさが目立つなぁ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/d4/634958d674fdce561a6945a457874e7a.jpg)
バイクを用意して乗車位置へ
寒さはあるが、日が出れば徐々に体も温まるって感覚が戻ってくるだろう
バイクパートでは
昨日走ったあのアップダウンの激しいコースで
早速、筋肉隆々の猛者達がペースダウン
ここは体重の軽さとDi2を活かし、マメな変速と高回転で一気に上る
10キロも走ると体の感覚が戻ってきた
スイムの分も含め
バイクでたっぷり時間を稼いでおかなければ表彰台が遠のく
いつもどおり
“抜きはするが抜かれない”
で目の前の選手を抜いていく
途中、何度か後ろに付かれ
スリップストリーム状態で走ろうとするしたたかな連中もいたが
気にせず走った
結構選手もバラけて走っていたのでそれほどドラフティングのメリットがあるとも思えない
それにそもそもバイクパートのドラフティングは禁止だ
ペースの合わない人の後ろついて
後でタイムを見てこんなに遅かったのか…と後悔したくない
サイコンを見ると35キロほどでレース会場に近づいてきた
あれ、距離が短いぞ
降車地点前にバイクシューズを脱いでバイクを降りる
後ろから来る選手が降車ポイントを過ぎていたが、マーシャルからはおとがめなし
ドラフティングしていても何も言われないのだから
相変わらずかの地のルールはユルイところがある
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/e9/9d5ee7d5a8be85a27fce33c3304642bb.jpg)
一瞬バイクラックの場所が見つからなかったが、近くにいるYOMEが叫んで教えてくれた
本来なら前日に、場所をしっかりと確認するところなのに…
この辺も自分のこの大会にかけるモチベーションの低さを物語っている
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/fe/46ecffb7a5fb895146c1ff172d9a051a.jpg)
ランは一番不安だった
左足の故障部分が踏ん張れるかどうか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/36/4ff206a82691154052e7dc1b2f6d23ea.jpg)
しかし夢中になると痛みも忘れるのだろう
入賞とかタイムとか気にせず(実際ゴールするまで時計は見ていなかった)
最後は頭の中を空っぽにして走っていた
途中ブルース君にすれ違う
おそらく1周差だろう
気にならないと言えば嘘になるが
ふと、アイアンマンディスタンスレースで見た最後のランパートの夕焼け空と
ゴールへと続く長い坂道を思い出した
あの時思ったのが、
この道はこれから先もずっと続く
…そう、多分、
このレースを、この物語をどんなカタチであれ
終わらせるのは自分自身
今ここで走っていること、
ここまで来たこと
何のためにここまで来た
走れ!
走れ!!
頭の中で真っ白だった
ガムシャラに走った
ペースとかレース展開とか関係ない
ただ全力で走りたかった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/79/5578135268804007b7eab467ac66a6e3.jpg)
ゴール
しばらく息が出来ない
こんな苦しい思いは何時ぶりだろう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/ec/6907708c15b4ac958bbea73485d48185.jpg)
ブルース君は既にゴールしていた
後からプチ超人もゴール
何だみんな同じだ
全力で自分の持てるモノ全てぶつけてここにいる
何だかそのことがとても嬉しく思えた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/e8/b936db66403fab4579203d9a19baca09.jpg)
入賞とか記録更新とか
何にこだわっていたんだ俺は…
いつのまにかトレーニングそのものもルーティンワークになっていた
仲間がいて
レースでは何百人の本気がぶつかる
それぞれに物語があって、
自分が感じたようにそれぞれの道を皆走っている
何をしていたんだ俺
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/73/d9a192104f93b5938a3bcfe7f36f0bc4.jpg)
同じトライアスロンクラブの方が女性エイジグループで入賞
自分が入賞に絡めなかったのは分かっていたが、
ブルース君が入賞したとの知らせを聞いて表彰式まで残っていた
何とブルー君のエイジグループの1位は日本人らしい!?
エリートで一人出るのは知っていたが、
どんな方なのだろう
ブルース君クラスの表彰式が始まった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/d1/168e9e2531ccc88f6c73923a48386166.jpg)
1位の日本人の方
記録が1時間57分と驚異的なタイム!
凄い!!!
自分が2時間10分とか15分とかで気にしているのがまるで可笑しくなってくるくらいだ
これがトップの記録なんだ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/1a/20a25483adde3d6b2c1ad0d10a83658a.jpg)
3位のブルース君と一緒に
ブルース君はこの日のために本当に地道な努力をしていた
それが分かっていただけに今回の入賞は自分のことように嬉しかった
おめでとう!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/d9/8a67168470f2e2dbd74395f2d166f6a1.jpg)
1位の日本人の方に
「おめでとうございます!」
と声をかけると穏やかな笑顔で話を聞いてくれた
かの地在住の方ではなく、日本から招待選手ということでした
プロではなく私と同じように働きながらトレーニングをしている方でした
かの地流のトライアスロンレースに少々驚いた様子
日本のレースの状況など話してくれました
「かの地で活躍されているんですね」
と言われたので、
私はてっきりレースで活躍という意味だと思い
「とんでもない!今のわたしのタイムでは全然ダメですよ!」
と返すと
「いや、かの地(という外国)で日本人の方が(仕事で)活躍されていると知って嬉しいです」
と言われ、驚いた
自分が、ココにいること
それ自体が人に影響を与えというのか…
何だかレースやトレーニングのことばかり考えているようで
実は、何も考えていなかったこと
自分に出来ること
今、自分が出来ること
本当の強さの意味を俺は勘違いしていたのかもしれない
本当に大事なこと
今というこの瞬間を大事に生きること
“今”を生きていない人間の未来に変化が起きるわけがない
ブルース君のがんばり
かの地に来て活躍された日本の方
今をしっかり生きている人は眩しいくらい輝いている
俺は…
“今”どころか自分の足元すら見えていなかった
自分がココにいる
何かが変わるのではない、
自分が動くから周りが変わっていくのだ
結果は散々でもキテヨカッタ
大切なコトに気づけました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/43/82e953dc1baa12b8bd8f549f1663c08c.jpg)
順位8位 記録2時間16分45秒
スイム33分21秒 バイク1時間5分9秒 ラン38分16秒
4時起床
YOMEはぐっすり寝ているので起こさないように
ストレッチをして、おにぎりを3つ、オレンジジュースを一杯飲んで朝食終了
スタートが7時なので、3時間前に朝食を済ます
それでもまだ時間があったので、再び読書
『あねチャリ』を読みふける
気がつくと5時半
まずい
またアップ出来ない
昨日といい
今回のレースはホント集中力に欠けていた
このままじゃマズイ
YOMEを起こして
ウェアを着替え、荷物をまとめてレース会場へ
外は真っ暗
そして
とにかく寒い
おそらく10度は切っていると思う
トラウェアに薄いウィンドブレーカーを切るが
全くに役に立たない
ガタガタと震えて会話もままならないほど…
しっかり着込んでいるYOMEもじっと出来ないほどだ
6時にレース会場到着
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/2e/116220755124b1796b6252f43d3eb890.jpg)
ナンバリングの時間が5時から~6時だったので、
ナンバリングのコーナーには誰も居ない
自分でやるしかない
今回は水でつけるシールタイプ
肩や腿にペットボトルの水を使って貼り付ける
YOMEも私も震える手で何とか貼り付けた
アナウンスが流れ6時15分にはトランジションエリアから出るように言われた
それまでに準備を済ませろということか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/cd/eff5f869a90d953ee5041afcfe34a08d.jpg)
バイクシューズを自転車のペダルに付けて、ランシューズとバイクシューズの内側に
ワセリンを塗る
いつも通り
ヘルメットにサングラスを取り付ける
自分のカゴの一番下から
ランシューズ
ラン用キャップ
ヘルメットwithサングラス
ゼッケンwithゼッケンベルト
最後に足拭き用タオルを置いて準備完了
スイムキャップとゴーグル、ウェットスーツを持ってトランジションエリアから出る
今回の大会では珍しい顔が…
ショップライドで何度か一緒に走っているプチ超人の方が参加している
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/04/7260db5759947b2de456fd4d35eeb567.jpg)
声をかけられ
一緒にアップ
バイクではかなり速いんだろうなぁ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/0d/142263e6aa9d194e8e0b2d9cb5e0d090.jpg)
スタート間近
ここまできたらもうジタバタしない
スタートはウェーブスタート
順番は
エリート
ジュニア
エイジクラス(クラスごと100人ほどの単位で)
私のスタートは4番目
今回も前回同様、心拍計をつけるのをやめておいた
腕時計もウェットを脱ぐとき邪魔なのでつけないでおこうかと思ったが
バイクやランに移る時の目安になるかと思い
一番小さくて邪魔にならないTIMEXを左腕につけた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/9e/044f8726da5370212e1b6471ef99a744.jpg)
3番目のグループ(ブルース君やプチ超人のグループ)が出発して1分後
入水するように言われ思い切って水に飛び込む
…が、覚悟していたほど冷たくない
以前、ブルース君が水温は一ヶ月遅れだと言っていたが、海の中は残暑といったところなのか
(それでも寒いことに変わりはないが…)
ほどなくスタート合図
腕時計をスタートボタンを押し、ややアウト側(バトルを避けるため)から泳ぎ始める
750mを2ラップ
一度、陸に上がるこのレースならではのスイムパートだ
脚を故障してからバイクとランはまともなトレーニングが出来なかったが
スイムだけはやってきたつもりだった
珍しくスイムで自分を試してみたいという気持ちだった
実際、プルの回数は以前に比べかなり遅くなったが、その分、しっかりかき切るようにして
グラインドを意識するといつもよりも速くすすめているような気がした
実際、前のグループの赤いスイムキャップに追いつき、かなり良い感じの位置で進んでいる
…ような気がした
実は、後でリザルトを見ると
スイムは昨年よりも遅いことが分かった
単に他のエイジグループが遅かっただけなのだろう
もちろん、泳いでいる最中は分からなかったし、結構好位置につけているつもりでスイムを終了
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/07/f98c7def621ad90bf449edddde6521e0.jpg)
5月のレースほど寒くないが、それでも十分に冷えている
泳いでる途中に脚を攣らなかっただけでも良しとするか
ウェットを脱ぐと、湯気が上がっている
それだけ気温差があるということだろう
久しぶりのオリンピックディスタンスのトランジションなので
ついついモタモタしてしまう
このあたりも集中力のなさが目立つなぁ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/d4/634958d674fdce561a6945a457874e7a.jpg)
バイクを用意して乗車位置へ
寒さはあるが、日が出れば徐々に体も温まるって感覚が戻ってくるだろう
バイクパートでは
昨日走ったあのアップダウンの激しいコースで
早速、筋肉隆々の猛者達がペースダウン
ここは体重の軽さとDi2を活かし、マメな変速と高回転で一気に上る
10キロも走ると体の感覚が戻ってきた
スイムの分も含め
バイクでたっぷり時間を稼いでおかなければ表彰台が遠のく
いつもどおり
“抜きはするが抜かれない”
で目の前の選手を抜いていく
途中、何度か後ろに付かれ
スリップストリーム状態で走ろうとするしたたかな連中もいたが
気にせず走った
結構選手もバラけて走っていたのでそれほどドラフティングのメリットがあるとも思えない
それにそもそもバイクパートのドラフティングは禁止だ
ペースの合わない人の後ろついて
後でタイムを見てこんなに遅かったのか…と後悔したくない
サイコンを見ると35キロほどでレース会場に近づいてきた
あれ、距離が短いぞ
降車地点前にバイクシューズを脱いでバイクを降りる
後ろから来る選手が降車ポイントを過ぎていたが、マーシャルからはおとがめなし
ドラフティングしていても何も言われないのだから
相変わらずかの地のルールはユルイところがある
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/e9/9d5ee7d5a8be85a27fce33c3304642bb.jpg)
一瞬バイクラックの場所が見つからなかったが、近くにいるYOMEが叫んで教えてくれた
本来なら前日に、場所をしっかりと確認するところなのに…
この辺も自分のこの大会にかけるモチベーションの低さを物語っている
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/fe/46ecffb7a5fb895146c1ff172d9a051a.jpg)
ランは一番不安だった
左足の故障部分が踏ん張れるかどうか
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/36/4ff206a82691154052e7dc1b2f6d23ea.jpg)
しかし夢中になると痛みも忘れるのだろう
入賞とかタイムとか気にせず(実際ゴールするまで時計は見ていなかった)
最後は頭の中を空っぽにして走っていた
途中ブルース君にすれ違う
おそらく1周差だろう
気にならないと言えば嘘になるが
ふと、アイアンマンディスタンスレースで見た最後のランパートの夕焼け空と
ゴールへと続く長い坂道を思い出した
あの時思ったのが、
この道はこれから先もずっと続く
…そう、多分、
このレースを、この物語をどんなカタチであれ
終わらせるのは自分自身
今ここで走っていること、
ここまで来たこと
何のためにここまで来た
走れ!
走れ!!
頭の中で真っ白だった
ガムシャラに走った
ペースとかレース展開とか関係ない
ただ全力で走りたかった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/79/5578135268804007b7eab467ac66a6e3.jpg)
ゴール
しばらく息が出来ない
こんな苦しい思いは何時ぶりだろう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/ec/6907708c15b4ac958bbea73485d48185.jpg)
ブルース君は既にゴールしていた
後からプチ超人もゴール
何だみんな同じだ
全力で自分の持てるモノ全てぶつけてここにいる
何だかそのことがとても嬉しく思えた
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/e8/b936db66403fab4579203d9a19baca09.jpg)
入賞とか記録更新とか
何にこだわっていたんだ俺は…
いつのまにかトレーニングそのものもルーティンワークになっていた
仲間がいて
レースでは何百人の本気がぶつかる
それぞれに物語があって、
自分が感じたようにそれぞれの道を皆走っている
何をしていたんだ俺
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/73/d9a192104f93b5938a3bcfe7f36f0bc4.jpg)
同じトライアスロンクラブの方が女性エイジグループで入賞
自分が入賞に絡めなかったのは分かっていたが、
ブルース君が入賞したとの知らせを聞いて表彰式まで残っていた
何とブルー君のエイジグループの1位は日本人らしい!?
エリートで一人出るのは知っていたが、
どんな方なのだろう
ブルース君クラスの表彰式が始まった
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/d1/168e9e2531ccc88f6c73923a48386166.jpg)
1位の日本人の方
記録が1時間57分と驚異的なタイム!
凄い!!!
自分が2時間10分とか15分とかで気にしているのがまるで可笑しくなってくるくらいだ
これがトップの記録なんだ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/1a/20a25483adde3d6b2c1ad0d10a83658a.jpg)
3位のブルース君と一緒に
ブルース君はこの日のために本当に地道な努力をしていた
それが分かっていただけに今回の入賞は自分のことように嬉しかった
おめでとう!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/d9/8a67168470f2e2dbd74395f2d166f6a1.jpg)
1位の日本人の方に
「おめでとうございます!」
と声をかけると穏やかな笑顔で話を聞いてくれた
かの地在住の方ではなく、日本から招待選手ということでした
プロではなく私と同じように働きながらトレーニングをしている方でした
かの地流のトライアスロンレースに少々驚いた様子
日本のレースの状況など話してくれました
「かの地で活躍されているんですね」
と言われたので、
私はてっきりレースで活躍という意味だと思い
「とんでもない!今のわたしのタイムでは全然ダメですよ!」
と返すと
「いや、かの地(という外国)で日本人の方が(仕事で)活躍されていると知って嬉しいです」
と言われ、驚いた
自分が、ココにいること
それ自体が人に影響を与えというのか…
何だかレースやトレーニングのことばかり考えているようで
実は、何も考えていなかったこと
自分に出来ること
今、自分が出来ること
本当の強さの意味を俺は勘違いしていたのかもしれない
本当に大事なこと
今というこの瞬間を大事に生きること
“今”を生きていない人間の未来に変化が起きるわけがない
ブルース君のがんばり
かの地に来て活躍された日本の方
今をしっかり生きている人は眩しいくらい輝いている
俺は…
“今”どころか自分の足元すら見えていなかった
自分がココにいる
何かが変わるのではない、
自分が動くから周りが変わっていくのだ
結果は散々でもキテヨカッタ
大切なコトに気づけました