『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

傑作読了

2019-06-25 06:43:00 | マンガ
第五週目の
“6連休”真っ最中である。

週末には、
自宅カウンセリングと
宗教臨床セミナーはある。

日々(にちにち)が更(さら)なりで、
今日用(教養)と
今日行く(教育)処とを
心してプランニングしている。

中でも、
夕餉の買出しと下拵えを
一日のメイン・アクトとしている。

買い物と料理が好きなダンナで、
カミさんもよかったろう。

むかしは
「ダンナがナンダ」
という回文で
文句言われたが・・・(笑)。

買いもんは、
ひと処には決めてなく、
「コープ」「ヨーク」「いちい」
「ビッグ」「イオン」・・・と、
あちこち経巡るのを常としている。

晴れた日なぞは、
リュックを背負い、
戦時中みたいに買出しに出向き、
フーフー言いながら
負荷散歩としている。

こんな時は、
昭和的に「背嚢」を
背負ってる気分になる。

ちなみに、
ザック(独: Sack)、
バックパック(米: backpack)、
ナップサック(英: knapsack)、
と呼び名が異なるが、
リュックサックは
(独: Rucksack/英: Rucksack)
のようである。

へぇ~、ってなもんだぁ・・・。

(・̆○・̆)

“バックパッカー”っては言うけんど、
“ナップサッカー”は聞かへんねぇ(笑)。






買いもん時は、
きょうは、オッカさまに
何喰わすべーか、
とも考える。

わりと素直な人なので、
「うん。おいしい、これ・・・」
とか
「きれいだこと・・・」
と素直に口にするので、
それが聞けると
心ん中で小さく
ガッツポーズをする(笑)。

イェーイ (^o^)ーV

そのためには、
不断の努力が必要で、
ひとりランチ用の
パックすしなぞを買ってきても
きちんと皿に盛って
体裁を整える練習を欠かさない。

これを造語略語で
“ドレトレ”(ドレッセ・トレーニング)
と称している。

きのうも、
お昼はパック売りの
「メソ(小穴子)」の
丸付け握り二貫を
30秒レンチンして人肌に戻し、
バーナーで表面を炙って
清水焼にドレッセしてみた。

画像をチェックして、
(しまったァ・・・。
もちっと、山葵を鋭く山盛りにして、
穴子と「入り飾り」(入という字の形)に
するんだった・・・)
と、独り言ちた。

〔元祖・おうち大好き少年〕は、
長じても、ひとり遊びができるので、
ボンビー年金暮らしには
向いてるのかもしれん(笑)。

お昼のドレトレの反省点を生かし、
夕餉には〔パックもん〆鯖〕を
プラ・ド・ノワール(黒皿)に
ドレッセしてみた。

自作ソース・スプーンを用いて
キュウリ&キーウイ・ソースと
クーリー・ド・トマトを
雲の如く棚引かせ、
あたかも鯖が空を群れなして
泳ぐが如くに描いてみた。

ニンジンのジュリエンヌは、
刺身のツマである。

これ見て、カーチャン、
「おお。キレー・・・」

フフ...(´-`).。oO ← ドヤガオ

昼間っから
夕餉の仕込みを
プロ並みに時間をかけている。

なんせ、暇だかんね(笑)。

味噌汁の出汁を昆布・鰹節で取り、
飛龍頭(がんも)の湯通し油抜きをし、
牛筋を下茹でした後
トロ火で1時間煮込み
甘辛味噌に漬け込む。

ブロッコリー、玉葱、大蒜を
塩茹でしてからミキサーにかけ
シノワゼ(漉し作業)して
レモン・オリーヴ、生クリームと合わせ
冷蔵庫で休ませる。

手抜きガスパッチョだが、
仕上げにレモンの酸味を利かせ
歯に沁みるほどキリリと冷やさないと、
“介護流動食”みたような按配になる(笑)。






ツタヤ・ブラウジングで
試し読みしてみたレンタルの
『ばらかもん』が面白くって、
4日間で全18巻を読了した。

作者の出身地である
長崎の五島列島が舞台なので、
ふんだんに方言が使われているのも
異世界感があってよかった。

『ばらかもん』とは、
「元気者」という意味だそうな。

アニメ化もされたようなので、
リアルタイムでは
人気があったのだろう。

23才のプチ変人の書道家
「先生」と
7才の天真爛漫少女
「なる」との心の交流により、
どちらも成長するという
ビルドゥング・ロマンでもあり
ハートウォーミングな秀作であった。

ユング心理学的には、
なるチャンは先生にとっての
アニマだったのだなぁ・・・というのが、
全巻を読了して思わされた。

アニマとは、
男性の無意識にある異性像で、
夢には様々な女性像として登場するが、
それは外界にも投影され、
機能的には男性に「弱さ」を体験させ、
代償として「関係性」の力量が増す。

都会育ちで世間知らずの先生が
純朴でストレートな島民や子どもたちから
時には馬鹿にされ、時には尊敬され、
しだいにコミュニティに溶け込んでいく。

その“橋渡し”となるのが
「なる」という少女の存在なのである。

「アニマ」はラテン語であり、
ギリシア語の「プシケ/魂」が
変じたものであるが、
「心理学」は独語で「プシコロジー」
英語で「サイコロジー」となった。

かつて、
看護科で2年間、
教えたことがあるが、
「プシ/Psy」は
精神科や精神病患者さんの
意味で使われていた。
(略してPとも言う)






足の踏み場もない
古楽器工房に、
Y中の壊れたチェロを復元すべく
治具類を取りに入ったら、
書棚に買ったことも忘れていた
『ヴァイオリン/チェロの名曲名演奏』
というガイドブックを見つけて、
久しぶりに読みふけった。

中古もん20パー・オフ・セールで
400円で買ったイザイの
『無伴奏ソナタ集』が気に入って、
もう十回以上リピートして
聴き続けている。

シュミットのえぐる様な
彫塑的な音の造型と、
ストラドの掠(かす)れや
ピチカート、余韻嫋嫋たる鳴きが
身に染み入った。

400円で10時間以上もの
十分なヒーリング効果も得られたので、
“魂のマッサージ”としては
超お得だったかもしれない(笑)。

ヨウツベ(YouTube)には
楽譜と実演もアップされており、
ヴィジュアルにも曲構成が
アナリーゼできて勉強になった。

そしたら、
ガイドブックとイザイの合わせ技で、
無性に『無伴奏もの』が聴きたくなり、
密林(アマゾン)と
ヤフオクを検索してみた。

そして・・・

ライナー・モーク/
レーガーとヒンデミットの
『無伴奏ヴィオラ・ソナタ』(668円)

ナクソス盤/バルトークの
『無伴奏ヴァイオリン・ソナタ』(576円)

ヨーヨー・マ/コダーイの
『無伴奏チェロ・ソナタ』(431円)

ウィスペルウェイ/ブリテンの
『無伴奏チェロ組曲』(780円)

・・・を衝動買いしてしまった。

およそ2.500円の出費だが、
新品一枚分ほどなので、
ま、いっか・・・である。

これで、
弦楽器系の無伴奏物は
全部買い集めた。

400円のイザイが発火点となって、
『無伴奏』の世界観を
拡げてくれた。


(๑˃̵ᴗ˂̵)و ウーン、イイ…!







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