『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

師匠敗れる・・・

2019-06-24 05:34:00 | 風景
SC(スクール・カウンセラー)業は
第五週目が休みなので、
今週は丸々ミドル・バケーションである。

来月の三週目からは、
本格サマー・バケーションの
ロンバケである。

なので、
このプレ・バケを、
さーて・・・どう過ごそうかと、
トイレに座しながら
ロダンチックに『考える人』してた(笑)。

来週の土曜に、幸いにして、
棚倉の幼稚園でPTA講演会があるので、
その頒布会用の「子育て物」冊子でも
造本すべーか・・・とも、考えた。

ネタは
ワゴン・セールにするほどある。

レジュメは
ファイル二冊分ある過去もんを
チョコチョコっといじって、
仕上げた。

ガキの頃のあだ名が
“オシャベリおさむちゃん”
だったから(笑)、
レジュメなんてなくっても
口から出任せで1時間くらいの
“べシャリ”はなんのことはない。

それに、
教師歴18年の
1万5千時間の教壇という
舞台芸で磨かれ、
さらに1万5千時間以上も
落語を聴いてきたから、
プロとしてスキル・アップもしてきた。

電卓で試算した数字が
奇しくも15.000時間と
シンクロしたのには
ちっと、おでれーた。

(˙◊˙) ホ~

フライト時間15.000時間なら
立派なベテラン機長である(笑)。

***

昨年、園児たちに
30分のミニコンサートをやったので、
それが受けてのご依頼で、
女性教頭先生から
「楽しい子育てのお話
   &
 ミニミニ・コンサート」
という、
いささか課題チックな
リクエストではあった。

「レクチャー&ミニコン」
というのは
これまで幾度も
ご依頼をこなしてきたが、
アタマん中でのスイッチング切り替えが
案外に負荷なのである。

講師からギタリストへと
脳内ペルソナ(仮面)を
取り換えなきゃ、
スンナリとはシフトできないのだ。

でも、
“歌って踊れるカウンセラー”
がウリでもあるので、
営業では、ピン芸人として
これをこなさなくてはならない。

なにしろ、
おタロ(ギャラ/寄席符牒)を
頂戴するプロなんだから・・・。

「わかる・おもろい・ためんなる」ハナシと
「すげー・すてき・すんばらしー」の3Sギターを
聴衆に提供できてこその
プロである。

午前のイベントなので、
お昼は、自分へのご褒美として、
久しぶりに、
三ツ星の「小判寿司」で
“ひとり打ち上げ”をしようと
思っている。

「平成」最後の三月に、
当地を辞して来、
3ケ月ぶりに棚倉を訪うのが、
新時代の「令和」というのも
なんだか感慨深いものがある。

御地での6年間の
お礼奉公でもあるので、
実意丁寧に「講義・公演」を
させて頂こうと
準備を進めている。






ライヴ戦ではないので、
いつもは録画で見てるNHK杯だが、
きのうに限っては、
ソーちゃんのお師匠さんが対局するので、
リアルタイムで観戦した。

杉本八段の棋戦視聴は、
「師弟対決」来、
二度目である。

同じAブロックなので、
師匠、ソーちゃん共に2勝したら、
再度、夢の「師弟対決」が
地上波「初」の実現をするので、
期待もし、応援もしたが、
惜しくも同じ八段の行方さんに
負かされてしまった。

前期、
弟子のソーちゃん(16歳)に
同じくC級、七段と追いつかれ、
師匠(50歳)として
意地と頑張りを見せ、
先んじてB級、八段に
昇級・昇段したのは
見上げたお師匠様である。

二大棋戦の「竜王戦」においても、
新人の6組から3年連続優勝して
3組までヒタヒタと追いかけてくる
ソーちゃんに対して、
師匠は最高位の1組に
通算7期も在籍しているから
立派である。

「藤井、早く、ここまで来い!」
と、言わんばかりである。

Good teacher explains,
Superior teacher demonstrates,
Excellent teacher inspires.

・・・という名言を
数学者の秋山 仁から聞いて
ナルホロッ!…と、
感心したことがある。

まさしく、
杉本師匠こそ、
稀代の天才ソータを
インスパイアしてきた
名伯楽である。

彼は、
その天才性を早くから見抜き、
具体的なことはあえて教えずに
伸び伸び育ててきたという。

ソータがまだ、
奨励会二段の頃には、
「彼がもし棋士になれなかったら、
自分は責任をとって引退しよう」
という覚悟を抱いていたという。

やはり、
名伯楽というのは、
「修己治人」なのであるなぁ・・・と、
思わされた。

これは、
自分の命名元の典籍である
儒教の『大学』にある
「己れを修めて人を治む」
というものである。

修養によって自らを高め、
その学徳・諸行会得により、
自ずと人を感化する、
あるいは治す、
という意味なので、
「名は体を顕わす」
ではないが、
自分の自己実現とは
ここに尽きるのかもしれない。

狐狸庵先生は
「言霊」と同じように
「名前霊」というのも
あるんじゃないかと思う、
と河合先生との
『人間を超えるもの』
というテレビ対談で語っておられた。

現代の【老賢者】でもあられた
お二人の対談を録音したテープは、
擦り切れるほどに何十回聞いたか
わからない。

それは、後に、
『河合隼雄 全対話集』(全10巻)に
所収されてテキスト化された。

余談だが、
孔孟のみ教えでもあり
理想とされる
「徳治国家」とは
まったく逆ベクトルにあるのが
現・中国共産党の独裁体制である。

その破廉恥ぶりを見るにつけ、
漢民族の覇権争いを好む「血」と
「治」「知」「値」「地」「痴」
「稚」「恥」「魑」などの
多くの「ち」が連想された。

***

余談ついでに、
アベマ聞き手にもよく登場する
女流棋士の「アキちゃん」は、
小柄で博多人形みたような顔で
チャイルディッシュで可愛い。

ネット雀の間では
「美人女流棋士10選」なんて
しょむないことをアップする
輩(やから)も少なくないが、
ついつい、見るともなく
見てしまう自分もイヤラシイ…(笑)。

室谷 由紀ちゃんは、
将棋講座で見て
切れ長目で
キレイだなぁ…と思った。

香川 愛生(まなお)ちゃんは、
薬師丸ひろ子似の
正統派美人である。

最近のオキニは、
タヌキ顔グラマーで
キャラ声の
カトモモちゃんである。

なにをぬかしとる、
キモ親爺…

ε= (+_+)

***

あ、そ、そ…。

師匠ぉ~!
真剣になると、
おちょぼ口の
ひょっとこ面になるよぉ…(笑)。






ケチで、シミッタレなんで、
いっぺんに散在すると、
あとで後悔するから、
毎日、散歩のたんびに
1枚ずつツタヤに寄っては
2割引セール中の中古CDから
何かしら背取り(タイトル買い)
してくる。

きのうは、
412円でイザイの
『無伴奏バイオリン・ソナタ全集』を
買ってきて、読書のBGMに
繰り返し聴いていた。

アマクラギストなので、
(アマチュア・クラシック・ギタリスト)
無伴奏の弦楽器物はよく聴く。

バッハの
『無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータ』や
『無伴奏チェロ組曲』は、
ギターでもよく弾かれている。

しかし、さすがに
イザイ((Eugene Ysaye 1858-1931)
ともなると、いささか現代曲風でもあり、
バッハほどメジャーではないので、
ギターのレパートリーとしては
取り上げられていない。

イザイの2番には、
バッハへのオマージュとして、
かの有名なE-Durのプレリュードの
冒頭部を引用している。

これは、
かつて何度も練習したので、
あの曲が、イザイにかかると
こうも変化するか・・・と、
不思議な気分だった。

ベンヤミン・シュミットは
初めての演奏家だが、
ウィーン出身で
名のあるコンクールのウィナーで、
ジャズのシュテファン・グラペッリらとも
共演しているので、
チェロのヨーヨー・マみたいな
ヴァイオリニストなのかもしれない。

使用楽器は、
ストラド「ex-Brustlein」(1707年)
だというので、
その音をも心して聴いている。

ストラドに魂を奪われた
リューティエ(製作家)
陳 昌鉉の伝記コミック
『天上の弦』を再読了したばかりなので、
その音色を聴くのも
なんだか因縁めいている。

シュミットは、
バッハの『ソナタ&パルティータ』も
リリースしているので、
楽曲に対するアナリーゼ(分析)が深く、
一音一音に説得力がある。

ストラドの音も
よく鳴っており、
煌きと暗鬱とが
佳く表現されている。

無伴奏物としては、
パガニーニの『カプリース』を
思わすような
超絶技巧のパッセージも
随所に聴くことができる。

***

名器ストラドの音を鑑賞しながら、
密林(アマゾン)から届いた
『絶頂美術館』で
ジェロームの<奴隷市場>を鑑賞し、
プチ・デジュネ(ランチ)をこしらえて
自作フレンチを賞味した。
(生ハム/リゾット/ハーブとコンフィチュール)

感覚器の違いはあれど、
どれもこれも、
「味わう」というものなので、
またしても、
上田三四二(みよじ)の佳句が浮かんだ。

 おしなへて
  味わひ深き人の生(よ)を
   歩まむとす
    けふより君は






カミさんが、
新潟のナツに
授業料関連書類の
速達を出してといて、
というので預かった。

久しぶりに、
その直筆の手書き文字をみたら、
あら?
なんだか、昔っより
下手になってない?
…と、怪訝に思った。

カミさんは、
書道歴、ペン字歴があるので、
手書き文字がキレイだから
結婚したのだが・・・(笑)、
パソコンに切り替わってから
堕落したんかしら・・・(笑)。

自分は、
元祖・不登校児で
重症の喘息ダルマ(叔母の命名…笑)
だったので、
ろくすっぽ小学校に通わず、
いまだに「小学半年生」
(1年生に満たない…笑)の、
金釘文字、ヒジキをこぼした様な
のたくり字だったので、
一念発起して還暦の手習いで
「ペン字」を始めたばかりだ。

なので、
ご芳名帖などにも
最近では臆することもなくなった。

そんでも、まだまだ、
発展途上国なみの“カラッぺた”字だが、
それでも、どうして、どーして、
あの能筆家のカミさんの字と
遜色ないではねーですか(笑)。

敵が下手になり、
我が昇り調子なので、
ちょうど対等になってきた、ってか(笑)。

ε=ヾ(◎θ◎)ノ゛ウホ~イ

***

昨晩、
老母のホーム長から
電話が来て、ドキリとした。

先日、転倒して頭部打撲してから、
食欲が低下し、臥床が増えたという
行動変容を報告してくだすった。

そして、
直後のレントゲンでは
異常なしだったようだが、
主治医からは
「慢性膜下血腫」の危惧もあるので、
来月末に一度CT撮影を奨められたという。

その病態には不案内なので、
ググッてみたら、
頭部外傷の後に、
通常3週間~3ヶ月で
硬膜下に血液が貯留してくるものらしい。

60代以上の男性に多いというので、
自分も転倒・頭部打撲には
くれぐれも気をつけなくてはならないが、
老母の場合、さらなる発症因子として、
脳の萎縮、脳梗塞の予防薬(抗凝固剤)があり、
主治医の懸念も首肯される。

症状は出血部位により、
頭痛、意欲低下、認知機能の低下、
片麻痺、失語、尿失禁などが
見られるというが、
今の処、それらはない。

通常、症状は徐々に進行するらしく、
稀には、血腫腔内に出血が起こり、
脳卒中のような突然麻痺や
意識障害が起こることもあるそうな。

もっとも、
無症状に経過し、
自然吸収される例も少なくというので、
そうなってほしいと、
昨晩からご神前で
ご祈念している。

万一、発症した場合は、
穿頭術(頭に穴あける)で
血腫腔内にドレーンを残す
オペになるらしい。

ただ、87歳と高齢なので、
その適応となるかどうかである。

その侵襲性のリスクを鑑みて、
内科的に漢方薬の「五苓散」を処方して
改善に至るケースも少なくないと
某クリニックの症例報告があったので、
さっそく、ホーム長宛に、
主治医殿に発症予防として
その処方を試してもらえないか、
と依頼メールを打電した。

在宅なら、
カワチかツルハででも入手できる
「五苓散」をじゃんじゃん呑ませただろう。

なにせ、
家族のメディケーションを
一手に担っている
家庭医トーチャン、
薬剤師トーチャンでもあるのだから・・・。


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