『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

名人戦・開幕戦「後手・勝利」

2023-04-07 09:08:01 | 藤井 聡太

きのうの
『名人戦』の開幕戦。

後手番ながら、
中盤から微差を拡げる
「藤井曲線」を描いて
最終盤は相手を
時間切れにまで追い込む
余裕勝ちだった。

しかも、
AIが推奨するような手では
攻め急がずに、
「緩急」自在の指し手を見せ、
解説の森内元名人をして
「えーっ!!」
と驚かせるような
盤石の布陣で守りを鉄壁にし、
恰も「大山名人」が乗り移ったような
指し回しをも見せた。

デヴュー当時から
「着ぐるみを脱いだら、
中から大山名人が出てきそうな、
中学生とは思えない
老獪な指し回し・・・」
という解説のコメントは
しばしばあった。

ソーちゃんの部屋が
テレビ取材にあった時、
その謎は解けた。

彼の書棚には
大山康晴の『大全集』があり、
その棋譜を小学生の時に
既に完璧にマスターし、
その「負けない差し回し」や
「二枚腰」の要諦をも
身に着けているのである。

その盤石の基礎の上に、
AI将棋の奇抜・奇天烈な読み筋を
自作のフルスペック・マシンで
絶えず研究しており、
自らは詰将棋を趣味と言って
『選手権五連覇』するほどの
第一人者でもあるのである。

幼稚園生の時、
小学生の兄の「九九」を
独自の方法でマスターした
というのだから、
やはりその頭脳は「天才」の
それなのだろう。

また、彼は、
アナログな盤面図ではなく、
デジタル的な棋譜で
思考するというので、
それも次元の異なる才能である。

幼少期に夢中になったという
『キュボロ』という
立体パズルを誰よりも早く
正確に完成させ、
その無限の組み合わせに
飽きもせずに没頭していたと
母親が証言している。

それにより3D感覚が鍛えられ、
将棋のような2Dゲームをする際に、
ちょうど、巨大迷路の出口を
バーズアイ・ヴュー(鳥瞰視点)で
1次元「高次元」から
観測できるのかもしれない。

*

これで、
渡辺名人との対戦成績は、
17勝3敗となり
その勝率は82%となった。

その確率は、
彼が「名人」になる
蓋然性を表しているものである。

*

我われが目撃しているのは、
もはや、藤井聡太という
特異な「現象」である・・・(笑)。

 

母校の一中前を流れる
大森川沿いの
桜と菜の花が
目をとめる春景色を描いていた。

もう、半世紀も前に、
昼休に学校を抜け出して、
たしか『やなぎやパン店』で
メロンパンを買って、
この土手に寝転んで食べた事がある。

また、
小学2年の頃には、
好きだった順子ちゃんに
家に招待され、
この土手の左側にあった
おうちで遊んで、
『わたなべの粉末ジュース』を
出された記憶がある(笑)。

*

棋戦の昼休中に、
散歩&買い物に出た。

帰路に
いつものように
近所の八幡様の祠(ほこら)に寄り、
オシリ痛やアゴ痛の完治を
お願いしてきた。

境内に、
マスクが捨てられていたので、
拾おうかどうか迷ったが、
いつもお賽銭をいれないで
お参りしているので(笑)、
清掃奉仕をさせて頂こうと
紐をつまんでゴミ集積所まで
持って行った。

そしたら、
途中の原っぱに
早くも待望の
「アスペルジュ・ソバージュ」
(野生のアスパラ)
が、ニョキリと二本もあり、
嬉々としてポキポキして帰った。

境内清掃の御利益を
こうも早く頂くとは
望外の幸せで、
まだ見えていた祠にむかって
手を合わせ一礼した。

つい先日、
散歩に連れられていた犬が
その辺りをクンクンして
とまっていたので、
もしやシッコをしてるやも・・・
とも思い、スーパー物ではやらない
洗剤でしっかり洗ってから、
バーナーで直火焼きして頂いた。

採り立てのアスパラは
まだ、その切り口の水分が
ポタポタ落ちるほど
新鮮この上なく、
雑草の中で育っているが、
味のエッセンスが濃いのなんの・・・(笑)。

まさに、
“春の鮮烈な命”を
頂いた気がした。

きっと、八幡様が
神経痛の“喰いクスリ”として
振舞ってくだすったのだ、
と有難く受領させて頂いた。

*

以前にも創った、
『馬刺しと生ハムの卵黄ソース』を
再現してみた。

レストランでは
とんと見ない組み合わせだが、
生ハムの塩気と
生クリームと卵黄のソースが
馬刺しをまろやかに包み、
イチゴの甘酸っぱさが
いいアクセントになってくれた。

緑のガルニは、
レタスの切れっ端を
水耕栽培してるうちの
新芽である。

*

わざわざカルチャースクールや
料理学校に行かずとも、
美味しい店を食べ歩き、
その味を分析したり再現する
という作業を長年やっていると、
料理の腕前は自ずと上がるものである。

先月は
フレンチでは最高級の
『オーベルニュのビジョン・エトフェ』
(窒息鳩)を頂いたので、
今月はカイユ(鶉)の
クィズィーヌ(料理)をお願いした。

そしたら、昨日、
シェフからフランスから届いた
素材の画像が送られてきた。

部分的に見れば、
スーパーのパックにある
鶏肉のような見栄えだが、
全体像を見ると
まだ毛の生えた頭・顔や
するどい嘴(くちばし)、
爪先があって、いかにも
フランスの食肉といった感じだった。

きょうは、その一級の素材を
三ツ星シェフの超絶技巧で
頂いてくる。

“顎関節痛”は、
大口・軽口・悪口・
大食・美食
・・・を、控えよ、
という内なる魂からの
身体言語的メッセージとは
了解しているが、
「これは、勉強で、
素晴らしい体験だ・・・」
という自己欺瞞と
詭弁を弄している(笑)。

そのせいか、
ゆんべから
ズクズクと右耳が疼いている(笑)。

鎮痛剤飲んででも
カイユのフレンチに
行こうというんだから、
“持ったが病”というか
つくづく業が深いのだろう(笑)。

・・・だって、
終戦後12年して生まれた
まだ一億総ビンボー時代の
「昭和」の申し子だから、
ンマイもんなんか
喰えなかったんだもん・・・(笑)。

まずいスイトンも喰わされたし・・・。

いつか、
豪華なご馳走喰いたいなぁ・・・と、
少年時代に夢見たんだもん・・・。

半隠居のジジイ世代になったら、
ちったぁ手銭で
ンマイもん喰っても
バチはあたらんよなぁ・・・(笑)。

・・・って、
一生懸命に自我防衛機制である
「合理化」をしている(笑)。

・・・あ゛~
・・・にしても、
ビビ(耳)が、痛てぇ~・・・。

ほんでも、
ワシは負けずに、喰う!!・・・(笑)。
 
*

口腔外科で処方された
口内炎の塗り薬の
院外処方での薬価料をみたら
3割負担の490円のうち
クスリ代は「63円」で
あとの「437円」は
調剤技術料と薬学管理科だという。

クスリを処方する資格は
医師にあるのに、
薬剤師に87%も
ぼったくられているのは、
これって何なんだろう・・・と、
思ってしまった。

製薬会社で既に創られている薬を
「調剤」なんてしようがないし、
「薬学」の知識がなくても、
処方箋どおりの薬を窓口で出すのは
事務員でも出来る。

『おくすり手帳』を持参しても、
過去のクスリとの飲み合わせや
「禁忌」をチェックしてる風でもない。

「口内炎ですか?
たいへんですねぇ・・・。
これ塗ったあと
呑み込んでも大丈夫ですから・・・」
という
“薬学的”助言はあった(笑)。

JCやJKの中にも
薬剤師になりたい・・・
という子がいるから、
あからさまに悪し様にも
言えないが・・・。

医師や看護師が
本来の医療業務に専念できるため、
医療サービスの質を高めたり、
複数の病院から処方された薬の
飲み合わせチェック機能ができる、
というメリットがあるというが・・・
「クスリ代<人件費」という内訳を見ると
いつもシックリこない・・・。

 

 


*** 『魂理学』試論ノート6 ***

 

この身は「アバター」なのでは・・・
ある種の「着ぐるみ」なのでは・・・
と、時々、思うことがある。

でも、つねれば痛い(笑)。

「痛覚」というのは
「視覚・聴覚・臭覚・触覚」
と同じように、
損傷部位での「活動電位」であり、
けっきょくは電気信号を
脳内で「いたみ」として
感覚させられている。

ファントム・ペイン(幻痛)
という現象があるが、
これは、例えば、
事故で左腕を失った場合に
無くなったその手の指先に
痛みを感じる・・・
というような現象である。

これは、
脳が「幻の痛み」を作り上げている
という病理的な現象である。

脳内の記憶を司る
「海馬」という小器官は
トラウマティックな出来事により
物理的に可視的な萎縮や皺が
微細に起こるという。

それであれば、
当然、脳内の化学物質の分泌や
脳神経間の電気信号の伝播に
物理的な異変が起こることは
有り得る。

*

今朝も起きがけに「夢」を見た。

眼は瞑っているのに、
ありありとした光景が見え、
はっきりした人物と
日常と同じ会話をしている。

よくよく考えると、
夢は不思議な現象である。

視覚だけでなく、
聴覚、味覚、触覚まで
かなりリアルに感ずることができる。

「匂い」を夢で感じたことは
記憶にないが、
「いい匂いがした」
という臭覚も
きっと感覚できるのだろう。

これらの「体験感」も
すべてが脳内の電気信号により
行われている。

そこにはエネルギーが使われているが、
それは、太陽の光エネルギーに
由来しているとも言える。

独立栄養生物である植物が
光合成を営み、
「H₂O」を光の波動エネルギーで
「HとO」に「光分解」し、
葉っぱの気孔から吸入した
「CO₂」の「C」と合成して
「C₆H₁₂O₆」を合成する。

これは、「ブドウ糖」(有機物)で、
その集合体は「でんぷん」である。

我われ従属栄養生物であるヒトは、
この「C₆H₁₂O₆」を食物として取り入れ、
細胞内のミトコンドリアという工場で
「解糖系」という複雑な化学的サイクルで
食物として取り入れたタンパク質や脂肪の
「N」や「P」とを合成させて
「C₁₀H₁₆N₅O₁₃P₃」という物質を
最終的に作り上げる。

これは、「ATP」
(アデノシン三リン酸)という
すべての生物に共通する
化学エネルギーである。

このエネルギーによって
細胞内外で「ナトリウム・ポンプ」の
働きが起こり、細胞膜の内外で
電位差が生じる、ということは、
高校生物で誰もが教わる。

そこに物理的・化学的な
刺激が加わると、
膜電位は反転して
「興奮」として伝播し
「電流」を発生し、
抹消器官(体の様々な部位)から
中枢の脳に「電気的興奮」が送られる。

今、窓の外の青空を見ているが、
これとて、青い光の波長が
眼球内のスクリーンである網膜に達し、
そこにある視細胞を興奮させ、
視神経という電線を通じて
脳内にその「電位変化」が
伝えられているのである。

その電気信号を脳が翻訳し、
周囲の風景との関係性から
「青空」という認識が起こる。

トイレットペーパーの芯を覗いて、
単に、青空の一部だけを見せられたら、
それは「青」としか認識できないが、
チラリと雲の一部でも見せれば、
すぐに関係性から「空」という概念と
マッチングさせる。

それは、脳の
「リファレンス(参照)」や
「意味付け」という
機能の一つでもある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« グランドスラム+六冠 | トップ | カイユ・ド・ボージュ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

藤井 聡太」カテゴリの最新記事