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『人生を遊ぶ』

毎日、「今・ここ」を味わいながら、「あぁ、面白かった~ッ!!」と言いながら、いつか死んでいきたい。

  

新潟土産

2022-03-31 04:34:00 | 食物・飲物
きのうは予報通り、
日中は20℃を超し、
陽当りのいい二階は
寝室で25℃の夏日になった。

網戸にしようにも
花粉量が最大の警戒日で、
事実、玄関を開けて
一歩出て郵便物をとるだけでも
クシャミを連発し、
目が痒くなるほどだった。

コロナもリバウンド傾向で、
全国的に漸増してきて、
市内もまた例外でない。

「まん防」解除後に
なるべくしてなったような
ものである。




先日の震度6の大地震で
粉々になった
ヴィーナスを修復したら、
なんだか、剥げ具合が
リアルな像っぽく
見えないでもない(笑)。

風呂上りの夕方まで
ずっと、25℃から下がらず、
さすがに汗ばんできたので、
今季初のクーラーの試運転をした。

そしたら、
案の定、シーズン最初は
ややカビ臭いような
異臭を伴う冷風が噴き出し、
しばし我慢した。







庭のサクランボの花も
五分咲きになり、
二階の窓から
花見ができている。






樹勢の強いレンギョウも
勢い咲きだした。









カミさんが
新潟に泊りがけで
遊びに行ったので、
昼も夜も
"ぼっちフレンチ"で過ごした。

ここの処、
高騰が著しい
オーストラリア産の
アニョー(ラム)だが、
2割引きで700円だったので、
二食分創るのに買ってきた。

コワントロー
(オレンジ・リキュール)
とコニャック(ブランデー)を
煮詰めて、照り焼き風に
まとわせてみた。

フキノトウの天婦羅や
バプール(蒸し)た
カボチャとサツマイモを
ガルニにした。











もう一品は、
ブロッコリーを
フードプロセッサーで
サツマイモと生クリームと
共に撹拌して
ソースとした。

自家栽培のレモンの
ゼスト(皮)が
見た目と味の
いいアクセントになってくれた。







ワインラックに
3年寝かせてあった
2018年のアキテーヌ品評会で
「メダイユ・ドール(金賞)」の
『シャトー・ベルヴュー』を
合わせてみたが、
なかなかの
ヴィアン・マリアージュだった。







晩になると
カミさんが帰って来て、
新潟土産の
銘酒類や笹団子・チマキやらを
戦利品のようにして
段ボール箱に入れたまんま
寝室でゴロ寝してる処に
嬉々として見せに来た(笑)。

春休みのしばらくは、
大量の笹団子とチマキで
お昼になりそうだなぁ・・・(笑)。







癒しのフレンチ創り

2022-03-25 07:04:00 | 食物・飲物
春先の三寒四温で
気候が目まぐるしく変動するが、
日中15℃、朝方2℃、
なんていう日内差も激しいので、
体調維持に神経をつかう。

そうでなくとも、
花粉症で鼻水、鼻づまり、
眼の痒み、倦怠感が
毎日ある。

アレグラで
ある程度は緩和しているが、
それでも、症状皆無とは
ならない。

なので、
できるだけ、晴れた日は
散歩にでかけ、
日光浴、軽運動を心掛け、
そして、補液、温浴、
食事バランス、睡眠と
生活習慣に気を遣っている。





白梅が
あちこちで開花し
青空をバックに
春の訪れを
寿ぐかのようである。

福高の校歌の出だしが・・・
 
 ♪ 徽章は香りの
    いみじき梅花 ♪

・・・というのだった。

新入生の頃、
応援団に散々歌わされたので、
今でも最後まで覚えている(笑)。





冬限定の
ヘーゼルナッツ・コーヒーが
スーパーの棚から無くなったので、
『やまや』で
その風味がする
リキュールとシロップを
買ってきてコーヒーの
フレーバー・アイテムとしてる。

ヘーゼルナッツは、
フレンチだと
「ノワゼット」となる。

和名は「ハシバミ」だが、
世界的に流通している
ヘーゼルナッツは
同属異種の「セイヨウハシバミ」
だそうだ。

ウィキに拠れば、
日本の「ハシバミ/榛」の学名は、
「Corylus heterophylla var.thunbergii」
(コリラス・ヘテロフィラ・ヴァリアント・サンベルギィ)。

ブナ目カバノキ科ハシバミ属。






先日の震度6の大地震で、
石油タンクの給湯器用の
配管が破損し、
きのう業者が修理に来た。

真新しいドレーンの
交換費用は3300円だったが、
この程度の損害では
「家屋半壊」のような
補助はまったくもらえないのが
恨めしい。

去年は、
オーヴンが吹っ飛んで
買い直した。






火入れしたフォアグラの
黄色い脂が固まったので、
作りたてのテリーヌを
フレンチ・ドレッセして
カミさんと味わった。

しつかり、
フォアグラの味がしたが、
あと二日ほど
熟成させた方が
味が馴染むような気がした。

マリネ液を裏漉しして、
蜂蜜とレモン果汁を加えて煮詰め
ブールモンデ(バターつなぎ)して
ソースにしたら、
カミさんが、
「このソース、美味しいねぇ・・・」
と感心していた。

フォアグラの小片が入り、
高級品の
ヴィンテージ・ポルトー(10年物)と
コニャック(VSOP)を
煮詰めたんだから、
美味いに決まっている。





フォアグラ・ド・キャナール(鴨)
だったので、
鴨肉とも合わせてみたら、
ピッタリだった。

って、当たり前か・・・(笑)。









最近、
鮮魚コーナーに
鮮度のいい「カスベ」が
入るようになったので、
好んでムニエルにしている。

ひと昔の「エイ」なんて
アンモニア臭がして
喰えたもんじゃなかったが、
きょう日のものは
流通の発達のせいか
煮ても、焼いてもオイシイ。

ソーモン・フュメ
(スモーク・サーモン)
と組み合わせてみた。






サンルームで
育てているレモンが
完熟したので、
そのゼスト(果皮)を
飾りに用いたら、
カミさんが
「うちのレモンだねぇ・・・」
と嬉しそうにしていた。




味の記憶・・・

2022-02-15 07:28:00 | 食物・飲物
きのうは
バレンタインデーだったのを
忘れていたが、
カミさんが毎年
何かしらプレゼントしてくれるので、
あ、今日なんだ・・・と、
思い出した。

息子たち三人にも
家にいる頃は、
毎年、チョコをあげていたので、
今年も東京で同居してる
アキとナッちゃんにも
荷物とついでに送ったのかもしれない。





フレンチの三國シェフの
監修したチョコクッキーだったが、
彼がまだ30代の頃、
大阪の『ジャンティー・アルエット』
というフレンチ店で
フェアをやった時に
カミさんと出向いて、
テーブルに挨拶に廻ってきた時、
言葉を交わしたことがある。

料理も人柄も
ものすごくアグレッシヴだったが、
その彼も70近くなり、
YouTubeで見ると
雪ダルマみたいに
パンパンに丸くなったものである(笑)。








1月の閉門蟄居中に、
まだオミクロンの
"マンボー"が出る前に、
チームYAMAKIYAでの
新年会を「多可橋」で催した。

ちょうど
ひと月前ほどだが、
画像ファイルに残ってたのを
呼び出してはみたものの、
だいぶんとその印象は
薄れている。

どれほど、
覚えているのか、
記憶をリトリーブ(想起)させてみたい。

◎笑(しょう)…4,000円
◎和(なごみ)…6,000円
◎豊(ゆたか)…8,500円
◎匠(たくみ)…12,000円
◎極(きわみ)…17,500円

・・・という5つのコースがあり、
「なごみ」とした。

「突き出し」は
胡麻豆腐にキャビアが
添えられていた。






「八寸」は、
小袖玉子にノドグロの揚げ物
牡蠣のしぐれ煮、
タケノコ。

出汁巻きは
はんなりした上品な味。

揚げたてのカリリとした
ノドグロは滋味深かった。

甘辛く炊いた牡蠣も
絶品であった。





ここから
懐石の華となる
「椀刺し」・・・
つまり、「煮物椀」と
「お造り(刺身)」となる。

たしか、
「湯葉豆腐のすり流し」
だったような気がする。

その出汁かげんは
ピタリと決まっており、
飲み干した時に
ちょうどよい加減になる
塩梅だった。

吸い切った時に、
思わず、ほぉ~と、
美味しい息が漏れた。

ε= (•̀ .̫ •̀ ) ホ~ッ






「お造り」は、
紋甲イカのウニ巻きが
口中でとろけるような食感で
甘味も十分に拡がった。

〆鯖では、
キリリと引き締まり、
仕舞いは中トロが
ズンと舌先に旨味を直撃してくれた。







「小椀」は、
屑を張った
京風の野菜の"炊いたん"。

冬の路地物の
滋味が感じられた。








「強肴(しいざかな)」は
生湯葉の衣で揚げた才巻海老。

ずんだ餡を被ったのは
穴子だったか忘れてしまった。





京人参のご飯に
汁に香の物。





甘味は
「白玉汁粉」。

そして、〆のお薄が供された。

まさに、この一碗を頂くための
茶懐石であったわけだ。

一同、満足至極であったことは
言うまでもない。

コロナ禍で
鬱屈した日々を
市中の山居のような小座敷で
気の置けない仲間たちと
目と舌の美味を堪能し、
身も心も癒しを得た。



**************

**************


『鉄人の思ひ出』5

 在学中に、『短期療法』の学界が福島大学で開催された。
 当然ながら、小野先生が誘致された責任者であられたが、実際の事務局の運営は助教授の先生方が手分けして当たられていた。
 懇親会のパーティーのスピーチで
「私は何もしなくも、ちゃーんと心理教室の皆さんでしっかりやって下さり、ありがたいものです」
 と、酒杯を片手に、お茶目な笑顔を見せられていたのが印象的だった。

 そうは言いながらも、ご自身が翻訳出版されたド・シェーザー博士も学界にお招きされて、そのホスト役を買って出ておられた。
 我われ下々の院生が(笑)、ゼミで一年間、輪読学習したド・シェーザー氏「本家本元」の謦咳に接することが出来たのも、小野先生のご尽力の賜物であった。
 
 学界では、先生は主催者であるにも関わらず、すこしも本部でじっとしてはおられず、様々な研究発表が行われている各教室を順繰りに巡っては、若い研究者の発表に聴き入って挙手までされて質問をされていた。
 その姿にも、やはり、研究者、心理学者として、真摯に向き合う模範を示されていた。

 先生は、自分が修論を書き上げたM2(修士課程2年生)の時に、定年退官を迎えられた。 
 修論は、ほとんどが副査のK先生がご指導下さったが、仕上がりに目を通された小野先生からは、ただ一言、
「いい論文だから、ぜひ『学会誌』に投稿してみたらいいよ」
 と仰って頂いた。
 
 そして、最終稿も念入りにチェックして頂き、査読も済んで掲載されると、逸早く、お葉書を下さり、
「巻頭を飾るに相応しい立派な論文です。おめでとう」
 と祝辞を頂戴した。

 思えば、M1の入りたての頃、第一回目の中間発表会で、けちょんけちょんに先生方にやられて、目がテンになって、学食で
「学問は、キビシイねぇ・・・」
 と、笑顔で仰られた事が、今にして思えば、研究者としての矜持をお教え頂いたような気もするのである。





閉門蟄居中・・・

2022-02-09 09:13:00 | 食物・飲物
昨年の暮れに
孫たち家族が帰省してくるので
玄関室礼に白いアルストロメリアを
活けて出迎えた。

厳寒の日々が続き、
戸外に近い玄関のため
2月となった今も
凛としてその色形を
保っているので、
驚いている。




いっ時、
お客様のおもてなしに
茶室にも移して
ナンテンの赤い実とともに
活けた。





今また、
節分飾りの玄関室礼に
移されているが、
シャンとしている。

なんだか、
段々と愛しくなって、
小まめに水を替えてあげている。

師である
碧水先生のお歌を
思い起こした。

  
とりかふる得ざる世界に
ただひとつの賜びしいのちを
こめて咲く花


笑み交わす花のいのちとわがいのち
生涯に一度の
この出逢ひなり


水ありて緑のありて
いのちあり
いのちの水と緑を思ふ


生涯に一度のみなるいのちの今
正念場の今の
いのちがつづく


わがいのち
今あらしめ給ふことかしこみ
冬の大空仰ぐ









閉門蟄居中に、
まだオミクロンが隆盛になる前、
マイナーテニスクラブの
新年会があり、
カミさん共々、
楽しく参加させて頂いた。

CKD(慢性腎臓病)のステージⅢで、
熱中症体質なので、
もう、激しい運動はできなくなり、
無理してやると、決まって
VVR(血管迷走神経反射)の発作を起こして
死ぬような苦しみを味わう。

これまで、
幾度、コートで倒れて、
みなさんに心配やら
ご迷惑をおかけしたことか・・・。

老齢だけでなく、
持病で運動の出来なくなった
カラダになってしまったことが
恨めしくもあるが、
これも未練と思うことにしている。

 いつまでも
  あると思ふな
   金と健康

・・・である(笑)。

あと、
「若さ」もかな・・・(笑)。







きのうは
仕事の帰りに
久しぶりにツタヤに寄ってきて、
レンタル・コミックを返却し、
ついでに110円のCDワゴンから
フラメンコ・ギタリストの
トマティーノの1枚と、
手持ちにないブラームスの
『セレナーデ』曲集を買ってきた。

新刊コーナーには
『鬼平』の最新刊があったので
買ってきた。

さいとうたかを氏は
亡くなったが、
未だに新刊が出るのは
なんだか不思議な気が
しないでもなかった。


歓迎ディナー

2021-12-31 07:40:00 | 食物・飲物
ゆんべは
ナッちゃんの彼女さんを
歓迎してのディナーを
こしらえた。

朝いちのスーパーの開店時に
出向いたものの、
駐車場は満杯で
お正月の買い出しの人々と
溢れかえっていた。

そんでも、
買う物をリストアップしてたので
パッパと済ませて
ロング・ステイしないように
いつものように防疫生活を慣行した。





今回は
4人分のフルコースなので、
いつものワンプレートの
"ぼっちランチ"とは桁違いの
20皿分を作らなくてならなかった。

趣味の一つとは言え、
カトラリーやアシェット(皿)、
グラス類を全部
お酢で磨き上げる
クリーンアップだけでも
ひと苦労である。

それでも
食卓の白熱灯の下で
一心に磨き上げていると
曇っていた皿面が
鏡面のようになって、
頭上の電燈がハッキリと
映る瞬間がくる。

これは、
古楽器製作の仕上げで
ニス面を水研ぎして
仕上げに
コンパウンド処理した時にも
起こる感動の瞬間に似ている。

でも、この磨き作業は
どちらも汗の出る
肉体労働なので、
事実、下着を途中で
着替えたほどである。

普段の運動不足の解消にはなったが、
おかげで今朝の寝起きに
腕まわりと背中に
強張りが残っていた。









オードヴルは、
『ムース・ド・トマト』。

最近、何度も創ってる
自信作である。

裏漉しした
フルーツ・トマトの
酸味と風味をライムで強調し、
硬めに立てた
クレームシャンティ
(ホイップクリーム)
と合わせると、
口溶けのよいテクスチュアになる。










『ポタージュ・ド・レギューム』も
最近の定番で、
前日の鍋物で残った根菜類と
トロトロの出汁昆布を
その汁と共に
フードプロセッサーにかけ、
トマトペーストで旨味を付けたし、
アルコールを飛ばした
ブランデーと白ワインを入れて
仕上げに生クリームとバターで
コクを出す。

隠し味として、
トロピカルフルーツを
ふんだんに用いた激辛の
『スコーピオン』(タバスコ)で
ほんのすこーし辛みの
アクセントをつける。










コースのポワソン(魚料理)は、
今回初めて試作してみた
『モリュ・エ・レタンス・アンクルート』
(鱈と白子のパイ包み焼き)
である。

鱈身と白子を
フードプロセッサーにかけ、
玉子と混ぜ合わせ
塩胡椒してから
それをフィリングにして
パイで包み込んだ。

生臭くならないか心配したが、
ケイジャンスパイスを
混ぜ合わせ火入れしたので、
エスニカルな香りに仕上がった。












ヴィアンド(肉料理)は
『グリル・ダニョー』
(仔羊のグリル)。

ガルニチュール(付け合せ)には
ゴボウのピスタッチオ風味と
大豆の柚子味噌風味を添えた。











デセールは手抜きで(笑)、
先日、S先生から頂戴した
『文明堂』の「焼きプリン」。

それに、
カミさんが
冷凍保存していた
ピオーネを添えた。









レストランなら
デセールの甘味が
口中に残っている処を
エスプレッソを喫して
ホーッとなるとこだが、
我が家では
食卓から茶室に場所変えして
お薄で清めていただく。











自筆の『舞』と
博多人形と
ナンテンの取り合わせは、
前回のS先生の祝賀会でも
使わせた頂いた室礼である。

きょうは、
正月用に改めようかと
思っていたら、
これからフミ一家が
孫を連れて帰省してくるので、
ここが起居する部屋に
使われるのを思い出した。