聞く者は生きる

 「まことに、まことに、あなたがたに告げます。わたしのことばを聞いて、わたしを遣わした方を信じる者は、永遠のいのちを持ち、さばきに会うことがなく、死からいのちに移っているのです。
 まことに、まことに、あなたがたに告げます。死人が神の子の声を聞く時が来ます。今がその時です。そして、聞く者は生きるのです。」(ヨハネ5:24-25)

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 イエスのおことば。「死からいのちに」移る。
 ここに言う死とは、死体のことではなく、生身でありながら罪のために死んでいる人と解する方が自然。
(聖書は生身の人間を救うためのメッセージなので。)

 アダムの肉は、その肉ゆえに律法を遵守できない罪人であり、その罪のために死んだ状態にある。
 しかしイエスの言葉によって御父を受け入れるとき、十字架のイエスはその人の罪を赦して「いのち」を与える。
 罪赦されたので「さばきに会うことがな」く、その人は神によって生かされる。
 律法によって死んでいた者が、復活のイエスによって死からいのちへと移る。

 そのためには、「わたしのことばを聞いて、わたしを遣わした方を信じる」というプロセスが必要になる。
 イエスだけが御父への門である(「わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません」ヨハネ14:6)。
 だから、イエスからイエスの言葉を聞く以外の方法では御父を受け入れることはできない。
 このブログもまた、読んで直接どうなるということはなく、イエスから聞く(それも直接)以外には、「いのち」への道はないのである。

 「死人が神の子の声を聞く」。
 聖書を通して、復活のイエスが私たちに「ことば」を与えてくださるのである。
 それは恵みによる。行ないではない。
 その恵みを待ち望むならば、その人はイエスの約束通り救われる。
 「求めなさい。そうすれば受けるのです。それはあなたがたの喜びが満ち満ちたものとなるためです」(ヨハネ16:24)。

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