神融心酔 

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茶馬古道

2005-01-29 | 茶にまつわる文化・芸術
1月26日NHKハイビジョンで再放送された『天空への道~茶馬古道の人々~』を観ました。

西安を基点として中央アジアを抜け、ローマへと続く東西交易路「シルクロード(絲綢之路)」は一般的に有名ですが、歴史上同じように重要な役割を果たしていたのが「茶馬古道」。
中国雲南省と四川省からチベットに入り、東南アジア、インドへと続く対外貿易の道です。
馬の背に茶や塩、食料を積み、標高3000メートルの険しい山道を往来していました。
その道に幹線道路建設計画が進められており、昔ながらの姿が消えてしまうことが懸念されていました。
そこで、田壮壮監督(中国第五世代の旗手の一人で、同期に陳凱歌・張芸謀)が1999年から準備に取り掛かり、撮影に5年をかけ作り上げたドキュメンリーがこの『天空への道』です。

雲南省の丙中洛からチベット自治区の察瓦龍までの道をキャラバン隊は進んでいきます。
ナレーションも脚本もなく、ただただ雄大な自然とそこに暮らす人々を見つめるカメラ。
交流する15人の人々のインタビューを通して、彼らの宗教観、死生観、過酷な生活環境の中での喜びと悲哀を感じ取ることができる、素晴らしいドキュメンタリー作品でした。

中国茶(特に黒茶)好きで中国の歴史や文化に興味がある人なら一度は思いを馳せるのがこの「茶馬古道」ではないでしょうか。
喫茶習慣の歴史にも大きく関わる地域であり、西域の人々にとって栄養素の補給に無くてはならないお茶を運び続けた道でもあります。

近年、お茶の故郷である雲南省の各地では急速に観光地化が進んでいるそうですが、一方で古くから息づいてきた「茶馬古道」もその姿を変えつつあるようです。
幹線道路ができたとしたら、人々の生活はどのように変わっていくのでしょう・・。
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