男の料理指南

知人がくれたレシピを紹介します。
アレンジも含めた男の料理です。
じーじが娘と孫に残したいレシピ

にゅうめん・・しっぽく風

2015年03月02日 | パスタ・麺類・粉もん・ふ

2月も下旬にさしかかると、陽ざしが春めいてきます。数日前は穏やかな一日でしたが、今日
は風が強く・・それも実に冷たい風でした。レシピはこんな寒い日に作って欲しい「にゅうめん」
二題・・しっぽく風とけんちん風・・です。二つとも具材を作るテマがかかり、レシピを読んだだ
けで敬遠されそうですが、おつき合い下さい。

にゅうめんは漢字で「煮麺」と書き、文字通りそうめんを煮た料理で、冬は温かく夏は冷たく
して具材を乗せて食べます。奈良が発祥の郷土料理と聞きます。そうめんは奈良の三輪三山
が発生の地と言われ、三輪素麺は今も高級素麺として有名です。そうめんの産地は全国に
分布しますがその源流のほとんどが、三輪素麺につながると言います。

しっぽく・・と言えば椎茸の旨煮が必須で、出汁巻卵もエビの旨煮も欲しい・・全部で七福を模し
七つの具材を別々に作る・・少人数分作るには抵抗があります。そんな時は、スーパーの惣菜
売り場で少人数用の惣菜を探し、好みのものをpickupすれば、容易にできます。出汁巻玉子や
椎茸や油揚げの旨煮など、手ごろな値段で並んでいてそれを利用するとテマはかかりません。

けんちん・・は中国由来の精進料理で、漢字で書くと「券繊・巻煎・巻蒸」などと書くようです。
具材には豆腐と根菜類が主役で、魚や肉などは原則使いません。これも七種類程の具材を
別々に味つけして煮たものを使いますが、作るテマを省くには、スーパーの総菜売り場で好み
の煮物を探します。里芋や、人参・ごぼうの煮染めなどを求めれば簡単にできます。

このほか、贅沢料理の鯛素麺・・冷やした素麺に鯛の煮たのを添える・・と言うのがあり、焼き
サバ素麺という若狭地方の素麺料理があります。焼きサバをほぐして素麺と和えサバの煮汁
で煮たもので・・魚が苦手な方はともかく・・美味しいそうめんと思います。手ごろにできる「素
麺の清ましつゆ」や味噌汁にしてもおいしい・・寒い日の一品に楽しんで欲しいと思います。

しっぽくうどん・・別々に味つけした具材を7~8種類トッピングしたうどん・・そばもあります。これを
知ったのは関西に来てから、山口の田舎では見かけないうどんでした。見た目が豪勢なだけあって
値段も高い・・一つ一つの具材をまじめに作れば高いのもうなずける・・それをにゅうめんにしました。


材 料
そうめん 2束 100g ・・アルデンテに茹で、冷水にとって揉み洗いする
出汁巻き玉子 卵1こ分 60g ・・出汁大さじ1と味塩少々加え、フライパンで巻き焼きする
鶏肉 2切れ 60g ・・日本酒大さじ3、みりん大さじ2、砂糖少々の煮汁で煮る
椎茸の旨煮 2枚 40g ・・鶏肉の煮汁で生椎茸を煮る
油揚の含め煮 1/2枚 30g ・・熱湯で油抜きして3cm角に切り、椎茸の煮汁で煮る
えびの旨煮 2尾 40g ・・塩茹でして皮をとり油揚げの煮汁に浸す
かまぼこ 2切れ 20g ・・1㎝巾のぶつ切り
ほうれんそう 3本 30g ・・塩ゆでして絞り、4cm巾に切る

調味料
昆布出汁 3カップ 540cc
鰹まる 大さじ 1 10cc
日本酒 大さじ 3 30cc
淡口 大さじ 1 10cc

作り方
具材の作り方は上記の通り・・巻き焼きした玉子焼き
は、横3~4cmに切る。
あとの具材は、レシピ通りに一つずつ・・煮汁は変え
ないで、前の味を含ませながら煮る・・最後はエビ・・
火を通し過ぎないようサッと煮る。
一つずつ煮るのが面倒なら、全部をまとめて煮る。

そうめんの茹で方
そうめんは熱湯に入れると直ぐに茹ってしまう。
硬めに茹でて、冷水でもみ洗いし、水気を切る。

盛りつけ
調味料を合わせて煮立て、水切りしたそうめん
をくぐらせ、温めた器に盛り具材をトッピングして
麺つゆをたっぷり張る。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 牡蠣のホワイトシチュー | トップ | にゅうめん・けんちん風 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

パスタ・麺類・粉もん・ふ」カテゴリの最新記事