ある日の日経のコラムに、次のようなことが書いてありました。
「日本で学ぶ外国人留学生は約175千人、その支援体制はまだまだ
不十分と聞く。日本に興味を持って来日する留学生は未来の架け橋。
もっと大事にして行きたい。」・・・けだしその通りと思います。
レオはフランス・マルセイユの生まれ、今年22才になります。
日本が好きで、17才のとき京都の高校に1年間留学しました。
そのとき、長岡京の娘の家にステイしたのが縁になりました。
’07年2月4日、日本を離れますが、’08年7月に再来日します。
彼が来る予定の日、娘は原因不明の腹痛で入院中でした。
事情を聞いてレオは「お母さん=ホストマザーの代わりに手伝って
あげる」と言い、娘の入院中にやってきます。滞在中は二人の子の
お昼ごはんの用意や片付けをして、家事の手伝いをしてくれました。
そして今回が3回目、W市の大学に勉強に来ました。5年前は
ユーロが高かったのに今回は安い・・・生活はラクでありません。
娘夫婦も私たち夫婦も彼がほんとうにかわいい。寮で自炊しながら
頑張るレオに、安くておいしい「あぶたま丼」のレシピを教えました。
そのレオは3月20日、フランスに帰りました。原発事故のあと
本国から帰国勧告をうけたのでした。「すぐに戻る・・」と言い残し、
あわただしく発ちました。5月には男組で嵐山のホテルに泊まりに
行こうと言っていたのに、戻ってくるのが待ち遠しいのであります。
油揚げと玉ねぎを出汁で煮て、甘からく味つけしてたまごを流しいれたどんぶり・・・油揚げの代わりに
牛肉にしたのが牛どんです。・・・安い材料費(1食150円ほど)で、簡単にでき(作り始めてから30分)、
しかもおいしいです。このレシピはフランス・マルセイユから来た留学生レオのために書きました。
材料
油揚げ 2枚 60g 5~6ミリの細切りにする
たまねぎ 1こ 180g たて半分にして5ミリの薄切り
たまご 2こ 60g
青ねぎ 1本 あれば ・・4センチ長さに切る
調味料
水 1カップ 180cc
鰹まる 小さじ 1 4cc
日本酒 大さじ 2 20cc
みりん 大さじ 2 20cc
さとう 大さじ 1 10g
しょうゆ 大さじ 3 30cc
作り方
なべに水と鰹まるを入れて火にかける。
ふっとうしたら細切りした油揚げを入れて煮る
・・・火は中火で、3~4分煮る・・・
次に玉ねぎを入れて煮る・・・時間は5~6分、
玉ねぎがすき通ったら、日本酒以下の調味料
全部を入れ・・青ねぎはこのとき入れる・・煮る。
・・・ここで味をみて、足りないあじを加える・・・
卵を溶いて流しいれ、弱火にして1~2分煮る。
・・・卵を入れたら煮すぎない・・レアっぽくしあげる・・・
どんぶりにごはんを半分ほど入れる。
その上に、できあがりのあぶ玉の具と
つゆをのせる。
・・・フライパンならなべを傾けて流しいれる・・・