北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

子供たちの病院に壁画を ~ 芸術家の友人のお仕事

2020-09-01 22:33:14 | フライフィッシング

 

 僕の友人のなかにはいわゆる「芸術家」として芸術活動で身を立てている人が何人かいます。

 そんな友人たちの中で、絵を描くことを生業としているのがサカイ君。

 絵の芸術家というと、絵を描いてそれを売るか、絵を教えるかするくらいしか報酬を得る手段が思いつかないのですが、サカイ君が携わっているのが建物の内部に絵を描くという仕事です。

 コロナ禍で芸術家の皆さんの多くが困っているでしょうけれど、サカイ君もコロナ自粛中にしていたことは、絵を描くことと各種の協力助成金の申請だけだったとか。

 そんななか、東京都の「アートにエールを!」というプロジェクトでは『動画を作って提出せよ』という条件がついていたそう。

 で、「それなら、後々のプレゼン資料にもなるか」と考えて、これまでの病院・療育関係の壁画仕事の10年分を5分ほどにまとめた動画を公開したという報せがありました。

 病院の壁なんてただ白いだけ、と思っていたけれど、実は気がつかないだけで落ち込んだ気分を和ませる病院側の気遣いもあったのかもしれません。

 動画のタイトルは「こどもたちの病院に壁画を…」。

 病と闘う子供たちの中には天に召される子供たちもいますが、そんな子たちが最後に通るある病院の廊下は「お見送りの廊下」と呼ばれて動物や鳥たちが見送りに加わってくれています。

 芸術家の皆さんの仕事はこんな風に気がつかないことの方が多いことでしょう。

 でも誰かに見守られている雰囲気を感じたら、そこには芸術家の皆さんの才能と時間をかけた作品があるかもしれません。

 芸術は心のオアシスですね。できれば大きな画面で見てあげてください。

 サカイ君に最後に運ばれてゆくのは同級生の「坪ちゃん」でした。

 ◆「子供たちの病院に壁画を」 by サカイトシノリ×原田和香

  https://cheerforart.jp/detail/3707

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