北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

リモート宅飲み会の練習

2020-05-02 23:40:08 | フライフィッシング

 

 外出自粛が求められ、どこにも行けない感じの土曜日。

 娘の旦那さんである婿さんから、「いつもなら集まって食事をするこどもの日ですが、今年はこんな感じなので"リモート宅飲み会"をしませんか」という誘いが来ました。

「リモートの通話ってどうやってやるの?」
「お互いLINEをやっていますから、この中の『グループビデオ通話』という機能を使ってみましょう。僕の母も入れて3家族のグループを作りますね」

 そう言って婿さんはちゃっちゃっと三家族のグループを作成。

「できました。参加のお誘いをしますから了承してくださいね」

 いちおうLINE上の準備は完了したところで、「一回練習をしておきましょうよ」ということで、今日の夕食の時間に皆で参加して会話の練習をしました。

 ところが婿さんと娘の家族では孫がおだってしまって、カメラの前でギャースカ叫びまくっています。

 うるさくて全然会話にはならなくて皆苦笑い。

 でも子どもってこういう新しいことには興奮するものですよね。

 コロナのお陰、というのはポジティブに言い過ぎですが、新しい時代の到来を感じます。


     ◆


 もう50年以上も前のこと。

 私は小学校2、3年生を稚内で過ごしたのですが、その当時の父の職場には月に一度職員が泊りがけで庁舎を巡回する『宿直』という仕事がありました。

 今でも覚えているのは、泊りがけの日の夕方に弟と二人で誰もいない休日の庁舎に遊びに連れられて行った時の事。

 当時はまだ家庭に電話などない頃で、オフィスの中にある内線電話が珍しくて仕方がありません。

 父は「そこから〇〇版にかけると向こうの電話が鳴るよ」と教えてくれて、弟と二人で顔の見える距離で「もしもしお兄ちゃんですか」と電話をし合ってとても興奮したのでした。

 多分さっきの孫たちは、新しいメディアを目の当たりにしてあのときの私と同じように興奮したことでしょう。

 孫たちよ、その興奮を思い出として覚えておくといいよ。

 そしてそれを思い出す時代にはどんなことが当たり前になっているのだろうねえ。

 ポジティブな変化とは何か考えてしまいます。

 

 

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