今日はある会合の送別会。
会には今回参加の人がいて、入る人がいれば一方で去る人がいるわけで、これもまた人生なり。
会では一度しか顔を合せなかった人同士もいるのですが、かの有名な森信三さんはこう言っています。
「人は一生のうち、出会うべき人に必ず出会える。しかも一瞬遅すぎず、一瞬早すぎず。内に求める心なくんば、ついにその縁は生じざるべし」
いかがでしょう。一瞬たりとはいえ確かに会えた人はその縁を感じることでしょう。
また、「この人との出会いが運命だった」ということを感じるのは自分自身の内なる感性です。
「会いたいと思った人はこの人だったのだ」という、内に求める心がなければ、いくら会えたところで縁を感じることはないでしょう。
そのためにも人は自分の内なる感性を養っておくべきで、それには多くの優れた先人の物語を読むのが一番。
人は人の物語によって人格が磨かれるのです。
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【ちょろっと釣り人が顔を出している(笑)】
本のタイトルが決まりました。
「釧路のマチのコトがたり」で、サブタイトルに「~北の心の開拓記【釧路編】」としました。
敢えて「モノ語り」とせずに、人々が日々営む日常の中の出来「ゴト」を語ることで、心に何かを感じてもらいたいという希望を込めたものです。
表紙もできてきて、全体に緑っぽくて湿原に鶴やエゾシカが遊ぶイラストがかわいらしいものにしてもらいました。
本当に最後の最後の校正をしています。今日の作業でいよいよ印刷に送り込みます。
この丘を越えたら頂上が見えるはずです。