人生三度目のe-taxの挑戦。
昨年もインプラントによる歯の治療費が高額になり、10万円を超えたので確定申告をして医療費還付を受けようというのです。
昨年もずいぶん苦労したのですが、何度もトライを繰り返していると難しい事でもやり慣れてくるものです。
サラリーマンの場合用意するものは、この時期に配られる「給与所得の源泉徴収票」と、昨年一年分の医療費に関する領収書など。
一年間の給与所得がわかるこの紙の名前が「源泉徴収票」ということは、事前の税金を仮に取っていますということ証。
想定で納めすぎている税金はちゃんと清算するのが基本なのです。
医療費の申請は、病院にかかるためのタクシー代も計上してよいので、ちゃんと領収書はとっておかなくてはなりません。
さて、残る問題は毎回のことですが、ネットでのアクセスと本人確認の手段。
まずは事前準備として必要なソフトをインストールします。
パソコンが古いとどうしても不安ですが、今回はそうした心配はありません。
住基カードによる本人確認には、事前に設定してあるパスワードを二つも入れないあたりは相変わらず手間がかかりますが、昨年e-taxを行った時の個人番号を正確に記入すると手続きもスムースです。
こうした自分に関係するパスワードや個人IDなどはしっかりと記録しておかなくてはいけませんが、「マイナンバー」共通番号法案、いわゆる国民総背番号制を閣議決定したとの報道が流れましたが、まさに個人IDが確立すればそんな心配がいらなくなるでしょう。
私自身はこうした認証制度も立派な社会のインフラだと考えるので、今日なお様々な反対の声があるとしたら、しっかりと議論をしてその必要性を説明してほしいものです。
ちなみに、今なら住基カードとカードリーダーを手に入れて個人認証を行えば、源泉徴収票の中身をそのまま書き写して手続きをするだけで、3千円の控除が受けられます。
つまり、まずはやってみたことがある人を増やしたいという政策の一端というわけ。
私の場合、今回の医療費控除でウン万円の還付が得られることになりました。一度払ったお金が少しでも戻ってくるのは嬉しいですが、これが正しい税との関わり方といえるでしょう。
住基カードさえ取れば、カードリーダーは誰かから借りてもよいので医療控除などなくてもやってみてはいかがでしょうか。