議会は本会議が開かれて、先に議決を行う「先議分」についての審議が行われ、原案通り可決されました。
議事に先立って、釧路市議会として「TPPに反対する」という請願が提出され、全会一致で採択。釧路市議会としてTPP交渉への参加について反対の意思が示されました。
夕方には安倍総理から、日本としてTPP交渉に参加するという意思が表明されて、経済からは歓迎の声が多いとのこと。
農林水産業は、高い関税で守られているところがあるので、これが撤廃されて安い海外の米や麦などが入ってきたら売れ行きはどうなるのか心配です。
「ちょっとくらい値段の差がついても、米は日本の米を買うでしょ。残留農薬がわからない海外のお米なんて食べる気がしないよ」という声もありますが、問題は外食産業の方。
家庭で食べる分はスーパーで国内産にこだわって買う人も、一たび外食となると、どこの国からの材料でできた料理かを気にする人はあまりいないでしょう。
そもそも気にしていたら外食なんてできません。
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また惣菜などの中食も、原産国が気になるところ。
どうせならちゃんと中身まで書いてほしいところですが、あまりにそこを複雑にすると、規制緩和の流れにも逆行しそうです。
どこの国の物か分からない外食を不安に思う人が増えるかどうかが、日本の農業の存亡を決めるかもしれません。
食育って、安全・安心な材料を自分が作るというだけではなく、国際貿易からくる外国食材と外食をどう考え、も一緒に取り上げなくてはいけない時代が近づいているようです。
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本の印刷のお願いをしている藤プリントさんが頑張ってくれて、第四校があがってきました。
いよいよゴミ拾いのような、ほぼ最後のチェックに入ります。
この週末が残された余裕の時間ですが、久々の休みなので、明日はどうしても釣りに行こうと思います。
すこし西方面に向かって、川の様子を見てきます。
魚たちは目覚めているのかな。