goo blog サービス終了のお知らせ 

北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

台北駐日経済文化代表處の馮代表ご来釧

2012-02-05 23:45:53 | Weblog
 昨日から台北駐日経済文化代表處の馮奇台代表が釧路入りし、阿寒地区や丹頂鶴自然公園などを訪問し台湾と釧路の交流がさらに深まりました。

 今回の馮代表の釧路訪問のきっかけは、昨年末に市長が東京の代表處を訪ねて、馮代表にタンチョウ寄贈などでいろいろとお世話になったお礼を述べた時に遡ります。

 このときに馮代表からは、年明けに札幌の雪まつりを訪ねる予定があると伺いました。その際に、「それならばぜひその前後で釧路を訪れて丹頂を群れでご覧になってください」とお誘いをしたところ、「あ、そうか。予定は取れるのか?」と秘書の方に訊ねて、何とかなりそうだということになったのでした。

 もちろんお忙しい方なので、その場での約束は確実なものではありませんでしたが、年が明けて1月半ば頃に釧路へ来られそうだ、という連絡があり準備を進めることになったものです。

 最初は馮代表が来られる、とのことでしたが、そのうちに「奥さまとお嬢様が一緒に来られる」という情報が入り、最後には「台湾マスコミの東京特派員も大挙して同行してくるらしい」ということになりました。

 そしてその度におもてなしの対応を調整する必要があります。

 どこを案内するか、ということ一つとっても、案内先との調整やそれでどうか、ということの台湾側との調整も必要です。

 要人訪問の準備は、目に見えない調整ごとが実に多く、しかも失礼があっては大変なのでとても気を遣います。


    ※     ※     ※     ※     ※


 しかし、ようやく到着という日になってからも現場では予定外の緊急事態が続きました。

 予定が急きょ都合がつかなくなって参加予定者全員に連絡をしたりそのほかにも様々な予定外があったりして、そのたびに判断と連絡調整が発生。まさに現場力が試される場面の連続でした。

 
 今日の昼は市内のホテルで台湾一行を迎えて市主催の立食昼食会が開催され、馮代表からは市側のもてなしへの丁寧なお礼と、今後の台湾と釧路の友好関係の発展を期待するという挨拶をいただきました。

 関係者一同報われた思いです。


   【馮代表からのご挨拶】


    ※     ※     ※     ※     ※


 昼食会のアトラクションは釧路蝦夷太鼓保存会による太鼓の演奏。

 演目は、「サルルンカムイ」で、湿原の神つまりタンチョウツルをテーマにした40年以上前につくられた曲で、ムックリを使ったりアイヌ文様の衣装などでアイヌのイメージをふんだんに盛り込んでいます。

 私も初めて聞く珍しい曲で、悪霊とタンチョウの神の戦いの様子が表現されているとのことですが、ムックリの響きと力強い太鼓が感動を誘います。


   【蝦夷太鼓の演奏】


 今回の馮代表来釧では、多くの台湾報道陣も多かったことから、釧路市内や阿寒湖畔での様々なシーンが台湾で放映されて釧路の魅力がさらに広く伝わるように願うばかりです。

 関係者の皆様、お疲れ様でした。



   【皆で記念写真】 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする