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北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

あなたは山登り派?それとも川下り派?

2012-02-15 23:45:12 | Weblog
 明後日の美唄市での講演会の用意をしていて、昔のパワーポイントを参考にしていたら、「二つの生き方」というスライドが出てきました。

 人生を歩むうえでの二つの生き方とは、「山登り型の人生」と「川下り型」の人生の二つのこと。

 「山登り型」とは、目標を定めて、計画を立てて目標へ向かって一歩ずつ歩みを進め、目の前に障害があってもそれを避けながら頂上へと目指す積極的な生き方。


   【鳩の森神社の富士塚】


 スポーツ選手などは、その道の頂点を目指して才能に練習で磨きをかけて目標へと向かってゆくのでしょう。

 それに対して「川下り型」とは、流れに身を任せて、障害にあっては行く道を変えながら、常に変化しつつ最終のゴールは必ずしも明確ではない生き方。

 川を下りながら、新しい出会いを楽しみ、変化の結果は自分自身で責任を取る覚悟が必要な生き方なのです。


   【カヌーは釧路川でどうぞ】


 あえて言えば、結果として後者の川下り型の人生を歩む人の方が多いのではないでしょうか。


 しかし学校や社会における価値観は、「常に目標を持ってそれに向かって戦略を立てて邁進せよ」というところに重きを置いていて、どちらかというと「山登り型」の生き方を奨励しているように見えます。

 そういう山登り型の生き方ができれば確かに良いかもしれませんが、私のようにそういう生き方が出来ない者にとっては、別な価値観を提示してもらわなくてはいたたまれなくなってしまいます。

 だから運命を素直に受け止めて、自分自身が変化してゆくことを楽しむような川下り型の人生の価値もぜひ教えてほしいもの。

 川下り型とはいえ、決して消極的で他人任せの弱い生き方ではなく、船が沈没してしまわないように気を付けながら、常に出会いに応じて自分の行く道を変化させることに強い意志を働かせる必要があります。

 これはこれで、変化を受容する柔軟で積極的な生き方と言えるのだと思います。


    ※     ※     ※     ※     ※


 私などは完全に後者の川下り型の人生を歩んで来たような気がしますが、それでも出会った人たちの影響を受けながら、変化する自分を楽しんでもいます。

 山登り型と川下り型の二つのタイプの人生。

 皆さんはどちらで行きますか? 
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