
【スキー場からの眺めです。雄阿寒岳と阿寒湖が美しい】
今日は成人式。市内、阿寒地区、音別地区と三か所で行われる「二十歳の集い」ですが、市長、副市長で行く先を分担して、私は阿寒地区での集いに駆けつけました。
釧路市では今年1760名の新成人が誕生しますが、阿寒地区では43人。
しかし今日の阿寒地区での「二十歳の集い」の参加者はわずかに14名でした。
ちょっと寂しかったのですが、事情を聴くと高校は釧路市内という子が多いので、市内での二十歳の集いに参加する子が多いからなのだそう。
しかし会には12年前に子供たちを送り出した小学校の担任の先生が駆け付けてお祝いをするなど、小規模校らしいほのぼのとしたエピソードに満ちていました。
なんだか市内での二十歳の集いは荒れたという噂を聞きましたが、どういうことなのでしょう。ちょっと残念です。
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阿寒本町まで行ってから次には阿寒湖畔まで車を飛ばしました。
湖畔のスキー場を訪ねてスキー場についていろいろとお話を伺ってきたのです。
札幌での生活の長い私には、この季節のスキーというのは雪はたくさんあるものの、曇っていて雪が降り、時々吹雪になる天気でのスポーツという印象を持っています。
ところが道東阿寒では連日晴天が続く、とても明るいスキーが楽しめるのです。考えてみると当たり前ですが、春スキーのような感覚がここ阿寒では楽しめます。
かなり早くからこちらでは人工降雪機を導入して経営が格段に改善しましたし、今では日本ではまだ珍しい『インジェクション』という雪面に水を注入する機械を導入して、競技用コースのレベルを劇的に改善しました。
インジェクションというのは雪の中に高い圧力で水を注入する機械で、雪の引っ掛かりが強くなり競技スキーでは圧倒的な支持を得ているのだそう。
今ではこの雪質を求めて国内の競技チームが数多く合宿に訪れるようになりましたし、この年末は全日本のチームが海外遠征からわずか1日半の練習のためにここ阿寒湖畔スキー場を訪れてきたそうです。
「競技者は練習をし続けないといけないのですが、ヨーロッパ転戦中の全日本チームにはクリスマス後の期間に満足できる練習環境がなかったんです。連中は来るといつも満足して帰りますよ」とは責任者の松岡さん。
「湖を見下ろす眺めは最高だし、寒い冬の朝なんかは雲海も出たりしてとっても綺麗ですよ。それに海外をよく知っている方からは『は~、ここはまるで北欧のようですね』と言われますよ。」
そういえばスキーなんてもう十年くらいやっていません。
今月末に妻が釧路へ来るので阿寒湖畔で泊まる予定にしているので、メニューに加えておくといたしましょう。
お話を聞いて帰る際にロッジから湖を見ると、雪で白い雄阿寒岳に夕陽がさして得も言われぬ美しさです。
晴れた天気は冬のリゾートのイメージを変えます。
これも道東ならではの素晴らしい資源ですがあまりに当たり前すぎて地元の人たちには価値が感じられないかもしれませんね。
実は阿寒湖でのワカサギ釣りやスノーモービルも楽しみにしています。
道東は冬のアクティビティメニューも豊富なのです。
【阿寒湖畔スキー場】
http://akan-ski.com/

【久しぶりにスキーがやりたくなりました】