北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

弟子屈町と、松前・上ノ国・江差の観光を支援する

2007-01-24 23:06:31 | Weblog
 今日もちらほら雪が降りました。…といっても例年よりは遙かに少ない積雪量。
 大通りでは雪まつりの雪像のための作業が始まっていますよ。
 
【観光素材で旅行商品を】
 今年度の観光関係の事業として、運輸局と開発局では「観光アドバイザリー会議」というものを作っています。

 これは、観光に関する有識者や旅行業者、それに運輸局と開発局が加わって、道内の市町村や地域に対して地元の観光素材についてレポートを出してもらい、有力なところを対象にして新しい旅行商品を造成して、観光の新しい流れを作って行こうという事業です。

 今年は多くのところから応募がありましたが、当選したのは弟子屈町と、松前・上ノ国・江差による道南の地域の二カ所でした。

 弟子屈町には摩周湖、屈斜路湖、硫黄山、そして強酸性で(実は)有名な川湯温泉という有力な資源があるのですが、なかなかこれが活かされていない、ということから、これを支援しようというもの。

 また松前・上ノ国・江差については、松前のお城や桜、上ノ国の海産物、江差では北海道最古の歴史と伝統を誇る姥神(うばがみ)大神宮渡御祭、江差追分、戊辰戦争と開陽丸、北前船による江差文化、また、トンチ話で有名な繁次郎物語などが有力な素材とする広域観光推進協議会を支援しようというものです。

 今日はそれらの各自治体からも担当の皆さんに出席して頂き、打ち合わせと懇親会を行いました。

 これらの町に通じるものは、飽くなき積極性です。

 弟子屈町の担当課長さんは「最近は道庁へ行っても、『また弟子屈町さんかい!』と言われるんですよ」といたって嬉しそう。

 不景気だ、人口減少だ、とうらぶれた気持ちに陥るだけではなく、このようなあがきもがき続けるような積極的な姿勢がなぜ出せないのか。問題はこのあたりにありそうです。

    *   *   *   * 

 道南の三つの町の広域連携も面白そうです。

 なかでも江差にはやはり北海道という新しい歴史の島にあって、15世紀後半に創立したという言い伝えがある姥神神社は別格の歴史を持っています。

 この神社のお祭りで登場するのが四輪の牛車タイプの山車で、こちらでは山と言うそう。

 お話を伺うと、祭りの間は家々が開放されて、だれがどの家に入り込んでも酒や料理が振る舞われるとのこと。

 聞いていて、掛川と合併をした旧大須賀町のお祭りを思い出しました。まさに内地の祭りそのものの風情が今でも息づいているのです。

 神社フリークの私としては何としてもお参りしたい神社の一つなのです。

 江差にはお寺もたくさんあって、かつて栄えた文化を彷彿とさせてくれるでしょう。

 今年は行けるでしょうか。観光の仕事で、改めて北海道の観光地の素晴らしさを知ることになりました。逆に言えば、よほどこうして関わらないと簡単には地域の良さが分からないと言うことでもあります。

 反省しつつ、これをこれからに活かさなくてはね。

 弟子屈に道南3町の皆さん、待っててね~。 
コメント (7)
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